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仮面ライダー555の登場人物 - Wikipedia

仮面ライダー555の登場人物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

仮面ライダー555』(かめんライダーファイズのとうじょうじんぶつ)では、特撮テレビドラマ仮面ライダー555』に登場する主要な人物について記述する。


注意以降の記述で仮面ライダー555に関する核心部分が明かされています。 [記述をスキップ]


目次

[編集] スマートブレインと戦う者たち

乾巧(いぬい たくみ)
本作の主人公。18歳(1985年生まれ)。職を転々としながらバイクで旅をしていた青年。九州で園田真理と出会い、オルフェノクに襲われた際、真理に無理矢理ファイズに変身させられる。その後も済し崩しに変身させられ、図らずも人類とオルフェノクとの戦いに身を投じていく。
根は思いやりがあり優しい性格だが、自分が人を裏切って、誰かを襲ってしまうのかという怯えや恐怖心の裏返しで、表面上は無愛想な態度を取り、他人との交流を避ける。しかし真理や菊池啓太郎との出会いをきっかけに、次第に彼らの「夢」を護る決意を固めていく。
実は子どもの頃事故で一度死亡しており、その際にウルフオルフェノクとして覚醒した。物語の中盤、オルフェノク体の姿を仲間にさらすまでは、自身の正体を隠していた。流星塾の同窓会での惨劇に偶然立ち会い、真理にも会っているが、巧は覚えておらず、真理も記憶を改変させられていた。
極端な猫舌で、熱い食べ物は冷まさないと食べられない。変身直後や戦闘中に度々手首(主に右)をスナップする癖を見せる。劇中オートバジン・サイドバッシャー・ジェットスライガーの3マシン全てを操縦した唯一の人物である。
ウルフオルフェノク
オオカミの特性を持つオルフェノク。俊敏な動きと強靭なジャンプ力をもち、夜間での奇襲攻撃を得意とする。武器は全身に生えた剣のような突起と、右手のメリケンサック。劇場版では疾走態に変化し、戦闘力・スピードがアップした。使徒再生の方法は不明。
木場勇治(きば ゆうじ)
21歳(1982年生まれ)。両親とともにドライブ中事故に遭い、2年間の植物状態を経て死亡、ホースオルフェノクとして覚醒する。入院中、親戚に親の財産を奪われた上、恋人だった森下千恵の裏切りにあい、激情の余り千恵と、千恵の現恋人の従兄弟を殺害。その罪悪感と人間でなくなったことに苦悩するも、同族である長田結花や海堂直也と出会った後は、オルフェノクと人間の共存を理想にオルフェノクから人間を守ってきた。
普段は優しく柔和だが一度、敵と認識した相手を容赦なく攻撃する。戦いの中で出会ったファイズとは最初誤解もあり何度も戦うが、強い信頼関係を築き共闘する。また、巧が戦う自信を失った際にはファイズギアを譲り受け、一時的にファイズとして戦った事もある。物語の終盤、結花が警察に(実際は影山冴子に)殺されたことをキッカケに人間に絶望。花形の推薦でスマートブレインの社長に上り詰めるも、花形の意に反して人間を滅ぼそうと画策する。カイザギアを奪い、雅人をも殺害するが、内心では人間を愛していた勇治は結局人間を滅ぼせず、巧達とともにカイザとしてオルフェノクの王と戦い、勝機を呼ぶが致命傷を負い死亡する。
ホースオルフェノク
ウマの特性を持つオリジナルのオルフェノク。ケンタウロスのような疾走態にも変化できる。また劇場版と最終話では感情の高ぶりが頂点に達することで、激情態にも変化した。オルフェノクエネルギーを放出する巨大な魔剣が専用武器。盾も持っているが、使ったのは劇場版のみ。使徒再生の時は相手の心臓を剣で突き刺す。
園田真理(そのだ まり)
16歳(1987年生まれ)。美容師を目指す少女。幼い頃に両親を亡くし、スマートブレイン社長・花形に引取られ「流星塾」に通っていた。この施設はスマートブレインの計画「人工的に人間をオルフェノクへと強制進化させる実験」の一つとして、その被験者を選定するために“九死に一生を得た”孤児ばかりを集めて設立された。物語開始の数年前、流星塾の同窓会に出席した真理は一度他の元塾生たちとともに殺害され、“オルフェノクの記号”を埋め込まれて蘇生を受けた過去を持つが、記憶を改変されていた。
その後、九州に滞在中、花形から送られたファイズギアの謎を確かめるため、東京のスマートブレイン本社に向かう途中、乾巧と出会う。東京に戻った後は菊池啓太郎の実家に居候しながら、美容院でアルバイトをして夢を追いかけている。
男勝りな性格が目立ち、いつも巧とは口ケンカをしている。しかし、いざという時は正しいことを正しいと言える正義感を持ち、精神的に脆い所の多い巧や勇治を支えた。その過程で勇治に恋心を抱く。
菊池啓太郎(きくち けいたろう)
21歳(1982年生まれ)。修行先の九州で巧・真理と出会い、以降二人と行動を共にする。「世界中の洗濯物が真っ白になるように、世界中のオルフェノクが幸せになる」ことを夢見る。実家は東京で創業百年の老舗クリーニング店「西洋洗濯舗 菊池」を営んでおり、巧と真理もここで住み込みのアルバイトをする。両親は「世界中の洗濯物を真っ白にする」ためにアフリカに渡っており、店の経営は啓太郎に任されているが、彼の方針により店は赤字続きである。
長田結花とはメル友で、本人と何度か会って想いをよせていたがお互い全く気付かなかった。終盤、得意先の「長田さん」がメル友の「結花さん」と分かり、同時に彼女がオルフェノクだという事実も知ったが、既に巧の秘密を知り、全てのオルフェノクが必ずしも敵ではないと承知していた啓太郎は、恐れることなく結花を受け入れる。
長田結花(おさだ ゆか)
17歳(1986年生まれ)。義理の家族や友人からいじめ・虐待を受けていたが、鉄橋からの転落事故により死亡。クレインオルフェノクとして覚醒。その直後に出会った木場の家に居候する。当初人間への潜在的憎悪と恐怖から木場達には知らせず密かに殺戮を繰り返すが、啓太郎や真理、巧との出会いから心が和らぎ、人を愛せるように変わろうとする。当初は海堂に好意を抱いており、いい加減な海堂のフォローに回ることが多かった。
劇場版では海堂の真意を常に見透かしている落ち着いた女性として描かれている。後半、警察庁の対オルフェノク非公然機関によって追われる身となり実験材料とされてしまう。そこで出会ったクラブオルフェノクによって救われた後、勇治の計らいで「西洋洗濯舗 菊池」に匿われ、そこでメル友が啓太郎であることを知って付き合うようになるも、組織の実験によりオルフェノクの力を失い、啓太郎とのデートを前に、ロブスターオルフェノクによって殺害される。
クレインオルフェノク
ツルの特性を持つオルフェノク。通常(人間)の状態でも高感度の聴覚や高いジャンプ力を有する。人を殺すときは大腿部からオルフェノクエネルギーを放出する光の翼を広げ、触れた者の心臓を焼き尽くす。また、口部からは超高周波を発生させることが可能。劇場版ではホースオルフェノク同様激情態へと進化しており、専用武器として猛毒を持つ弓矢を持つが未使用。
海堂直也(かいどう なおや)
23歳(1980年生まれ)。元音大生で、クラシックギターで天才的な才能を発揮していたが、彼の才能をねたんだ教授(オウルオルフェノク)によって仕組まれたバイク事故で演奏家生命を絶たれる。その後、無頼の日々を送っていた折、たまたま居合わせた喫茶店でスクィッドオルフェノクに襲われ死亡後、スネークオルフェノクとして覚醒。以後その場に居合わせた勇治・結花らと行動をともにする。
巧がスマートブレインにファイズギアを返却した際、一時的にファイズとなって、役に立たないオルフェノクの処分を担っていたこともある。三人のオルフェノクの中では最も人間臭く、木場たちを見捨てて逃げた事もある。
後半、偶然居合わせたビル火災の現場から鈴木照夫という少年を救出。照夫へと注がれた情愛はやがて人間を守ろうとする決意へと変わる。勇治の心変わりに絶望しながらも自分がかつての勇治のように人間を守ることを誓う。照夫に宿っていたオルフェノクの王を倒さんとする巧たちを側面から援助した。最終決戦後は創才児童園で働く三原・里奈を見つつも声をかけることなく鼻歌を歌いつつ、たち去る。
性格は露悪的で時に常軌を逸した振る舞い(頭が弱い)を見せるが心根は優しい。恋愛に関しては一途な面を持ち、真理に一目惚れし、幾度もプロポーズを重ねるがその恋は実ることはなかった。劇場版では結花の死の間際、密かに愛していた事を告白した。
スネークオルフェノク
ヘビの特性を持つオルフェノク。敵を失血死させる牙から放つ猛毒が武器。当初は素手で戦っていたが、TVシリーズ終盤及び劇場版では円状と直状の刃が一体となった2つの剣を武器にしていた。
草加雅人(くさか まさと)
21歳(1982年生まれ)。大学生。多方面に際立った才能を持ち、数々の運動部の部長を兼任していた。幼い頃、両親を水難事故で失っている孤児で、真理らと同じく流星塾の出身。流星塾の同窓会の夜、他の塾生とともに殺害され、オルフェノクの記号を埋め込まれて蘇生。記憶を改変される前に脱走したため、真実の記憶を持っていた。そのための処置なのか、塾生の改変された記憶で彼は欠席となっている。当時、真理に触れた手が血だらけだったというトラウマから、頻繁にウェットティッシュで手を拭く癖がある。因みに、オルフェノクの記号の影響が他の学生に比べ顕著である。カイザギアの力で体に影響が無かったため、カイザギアの主な装着者となる。全てのオルフェノクを敵と見なし、スマートブレインへの復讐を誓い戦う。
性格は一見真面目で優しく見えるが、本質は好戦的かつ排他的。自分に好意を示す者や、利をもたらす者には好意を向けるが、逆に自分に好意を示さない者は、策を弄してでも排除にかかる[1]。孤児院時代は虐められっ子で真理に度々助けられ、その過去から真理に対しては、妄執的なまでの愛情を抱く。それ故に真理が巧や勇治へ惹かれていく事を、あらゆる手段を用いて阻止しようとした。
巧を「自分を好きにならない人間」と認識、彼を排除しようと執拗に攻撃する。巧は中盤以降、何かと雅人を救おうと試みる。しかし雅人は終始巧を敵視し続け、巧の正体が判明した後は更に敵意を剥き出しにし、一時は戦闘不能な状態にまで追い込んだ。また、巧と勇治が協力しあうことを快く思っておらず、様々な方法を用いて、巧と勇治に亀裂を生じさせた。しかし巧も自分と同様にスマートブレインと戦う者であり、戦力として認識はあるようで、戦闘時にはコンビネーションを見せる。劇中ファイズ・カイザ・デルタの3ライダー全てに変身した唯一の人物。変身時や戦闘中に右手で首を触る癖がある。終盤、体内に埋め込まれたオルフェノクの記号を消耗し、次第にカイザギアに順応出来なくなり始めるが、戦う道を選び、照夫(アークオルフェノク)を抹殺しようとする。しかし行動を予見していた勇治が真理を拉致、取り戻しに来るよう仕向けられ、待ち構えていたラッキークローバーと相対、死を覚悟して変身するも副作用により戦闘中、体が灰化し始め敗北。最期は勇治の変身したカイザの手により殺される。
木村沙耶(きむら さや)
18歳(1985年生まれ)。流星塾の元塾生でデルタギアの最初の最適応者。真理によれば温厚だが芯の強い性格。巧と真理が一向にクリーニング屋の仕事を手伝わないので、啓太郎が新人バイトを募集した際やってきた。猫舌であり、同じ境遇の巧が妙な(?)仲間意識を持った。しかし彼女の本当の目的は、デルタギアの力に溺れないであろう人間=巧に近づき、彼がどういう人なのか知った上でデルタギアを渡す事だった。デルタギアを一度は塾生たちの手に委ねるが、力に溺れ塾生達の間に亀裂が生じ、澤田とともにギアを回収。だが澤田はスパイダーオルフェノクに覚醒してしまい、デルタギアの処遇に心を痛める。クリーニング屋に来てからは、アルバイトをしつつ、デルタとして巧=ファイズを影からサポートしていた。過労で倒れた際、巧に看病してもらい、巧が本当に強くて優しい人間であることを改めて実感する。そして巧にギアを託そうとするも、スパイダーオルフェノクによって殺害された[2]
三原修二(みはら しゅうじ)
流星塾の同窓生。デルタギアを託されて戦いを求められるが、生来の気弱な性格からギアを拒絶。一時は錯乱状態となっていた。しかし雅人の戦う姿や里奈の叱咤激励を受けて自身も戦う事を決意し、デルタギアの最終的な装着者となる。変身当初は巧や雅人に比べ主だった活躍ができず負け続けていたが巧や雅人そして海堂との共闘では相手を倒すための決定的な活躍を行っており、終盤では成長した心と雅人が死んだ事もあって弱音を吐くこともなくなり北崎を倒すための決定的なチャンスも作り出した。三原役・原田篤は後に「普通の人間がいきなり変身して戦えと言われても出来る訳がない。それが出来た三原は強い心を持った人間だと思う」という旨のコメントを残している。
通常は阿部里奈と共に養護施設「創才児童園」この施設はスマートブレインが“流星塾”と同様の趣旨で設立・経営する養護施設であったが、戦いが終わった後も存続している。でアルバイトの保父をしている。自分達と同じ境遇の子供達の力になりたいという理由からである。
阿部里奈(あべ りな)
流星塾の元塾生。気丈な性格で、強い意思の持ち主。一度だけデルタに変身した事もあるが、その後も精神に変調をきたす事は無かった。デルタギアが三原の手に渡ってからは彼のパートナー的存在になり、普段は三原とともに「創才児童園」のアルバイト保母をしつつ、三原を支える。

[編集] スマートブレイン社

劇中に登場する巨大コングロマリット(複合企業)。重工業電子技術を中心事業としつつ、食品から医療までと幅広い業種に進出している。劇中でも度々イメージCMが流されるなど日本有数の大企業として描かれていたが、その実態は謎に包まれていた。社員や幹部の多くがオルフェノクに覚醒した人間で占められており、オルフェノクによる一種の秘密結社(草加雅人曰く「オルフェノクの巣」)とも言うべき側面を持つ。ファイズギアを始めとする変身装置(ライダーズ・ギア)や、関連するツール・バイクを開発した。村上や花形、木場と相次いで要人が死亡した事で会社としての体を失い、最終回で本社ビル内の施設が撤去されるなど倒産をイメージさせる描写がなされた。

村上峡児(むらかみ きょうじ)
35歳(1968年生まれ)。スマートブレイン現社長。行方不明となった前社長・花形の代理として社長に就任した。感情に流されず常に実益を重んじる冷静さと、時には敵であった人物を迎えいれる度量の深さで大組織であるスマートブレインを取り纏めている。その正体はローズオルフェノクで、ラッキークローバーや澤田など上級オルフェノクを圧倒する力を持ち、ファイズ・カイザ・デルタの三者と互角に戦いを繰り広げるなど、戦闘面でも際立った能力を発揮する。オルフェノクに覚醒した後、人間から迫害を受けた過去があるらしく、オルフェノクの繁栄と人間の絶滅を願い3本のベルトの確保と「オルフェノクの王」の探索の為に暗躍する。
前述の通り普段は紳士的な物腰で他者と接するが、その分一度激情に駆られると態度が豹変する。特に澤田が勝手にデルタギアを流星塾生達に渡した際には、普段からは想像出来ない程に激昂し、オルフェノク形態で澤田を滅多打ちにしている。「上の上」「下の下」という独自基準に基づく10段階評価を下すのが口癖。
終盤、村上の思想を危ういと感じた花形の復帰とその意を受けた木場の社長就任によって失脚に追い込まれる。しかし地位を失ってもなお人間根絶の野心を棄てず、アークオルフェノク覚醒の為に直接照夫を巡って巧達に戦いを挑む。戦闘の途中にデルタギアをジェットスライガーごと強奪、カイザに変身してサイドバッシャーを駆る草加と激戦を繰り広げるが敗北。最後は自らオルフェノクの王の「糧」となる道を選び、灰となる。
劇場版では、首に機械を接続した姿で登場。なぜ首だけの姿になったかは不明(HERO SAGAのファイズを扱ったストーリー「MASKED RIDER 555 EDITION -ロスト・ワールド-」では巧の変身するファイズ・ブラスターフォームとの戦いでファイズブラスターフォトンブレイカーモードの一撃で首を斬り落とされたとされている。また、首だけになった際に助けたのは劇場版で仮面ライダーサイガに変身するレオであったとされている)。最期は最高首脳の意を受けたスマートレディによって処刑される。
ローズオルフェノク
バラの特性を持つオルフェノク。変身の仕方が他のオルフェノクと異なり、バラに包まれて変身する。額から無数の薔薇の花びらを出し切り裂き、強力な念動力で敵を吹き飛ばしたり、テレポートを使ったりと、他のオルフェノクには無い力を所有している。
デザインは『人造人間キカイダー』に登場するハカイダーのオマージュで、頭部の脳がむき出しに見える事やや全身のシルエットなどが類似している。
花形(はながた)
50歳(1953年生まれ)。名前は苗字のみ登場しており、名は不明。スマートブレイン前社長でゴートオルフェノクの正体。数年前に突如として失踪し、以降社長職は村上が代行していた。
スマートブレインに深く関わってきた人物であり、自身も含めたオルフェノクの利益を代表する立場にあった。だがオルフェノクの力に覚醒した人間が力に溺れて心を失っていく姿を目の当たりにして、オルフェノクでありながら「オルフェノクは滅ぶべき存在である」と確信、オルフェノクを滅ぼす手段を探す事に奔走する。オルフェノク種が現時点では短い寿命しか持たない不完全な存在でしかなく、「王」の復活により究極の生命体として完成する(=「王」を倒せばオルフェノクは自然消滅する)こと、そして「王」は九死に一生を得た子供に宿る事実を突き止め、王を探し出す為に孤児院「流星塾」を組織した。[3]。結局、孤児達から王を見つけ出す事は適わなかったが、代わりにスマートブレインから強奪した3つのベルトを流星塾生に託し、また地下に眠る流星塾校舎にてライオトルーパーを開発することで彼らが王を討つ様に仕向けていた。終盤に木場を自らと同じく人間の為にオルフェノクを滅ぼせる人物と信じてスマートブレインの社長に推薦し社内から村上峡児一派の放逐を目論んだが、肉体の限界によりそれを見届けることはできず、その後の木場の豹変を知ることも出来なかった。理想の為に己を父と慕う孤児達を利用したものの、その過程で人間としての愛情を抱いていたらしく、自らが託したベルトの副作用で命を落とし掛けていた草加にこれ以上戦わず、生き残るように伝えて灰となる。
ゴートオルフェノク
ヤギの特性を持つオルフェノク。時速310kmで疾走できる。共鳴振動波を角から出して巨大な建造物さえ破壊できる。
琢磨逸郎(たくま いつろう)
25歳(1978年生まれ)。ラッキークローバーの一人。センチピードオルフェノクの正体。ウィリアム・バトラー・イェイツの詩を愛す知性派で、几帳面。プライドが高く、己の知性とオルフェノクとしての実力に自信を持つが、時折冴子に甘える幼稚性と、自分より強い相手に対しては臆病になる気弱さも持っている。北崎を恐れていて、なすがままにイジメられていた。スマートブレイン社長就任後の村上の態度の変化に不信を抱き、また戦いに恐怖感を持つようにもなり、最終的にはオルフェノクの王と、不死の力を得た代わりに人間の姿を捨てた冴子を恐れ遁走。残された日々を人間として生きる道を選ぶ。最終回では工事現場で働いていた。
センチピードオルフェノク
ムカデの特性を持つオルフェノク。時速200キロで高速移動する。ムチによる攻撃を得意としている。人間体のままで光弾を放つ能力を発揮したこともある。
影山冴子(かげやま さえこ)
24歳(1979年生まれ)。ラッキークローバーの紅一点。ロブスターオルフェノクの正体。バー「クローバー」のオーナーバーテンダー。クールな性格でプライドが高い。どんな相手でも「君」「ちゃん」付けで呼ぶ。人の心を完全に捨て去っており、冷酷性を持つ。狙った標的に“末期の酒”として最高級のシャンパンを贈る趣向がある。最終話、オルフェノクの王から力を与えられ、人間の姿と引替えに不死の身体を得て、旧流星塾でアークオルフェノクの復活の手立てを模索する。
ロブスターオルフェノク
エビの特性を持つオルフェノク。武器はサーベルと両腕に装備されたシェルクラブで、フェンシングに近い剣戟が主な戦闘スタイル。また酒に自らの力を込め、それを対象にかけるだけで、人間体のオルフェノクを灰化させることもできる。
北崎(きたざき)
16歳(1987年生まれ)。花形同様名前は苗字のみ登場しており、そのため、名は不明。ラッキークローバーのメンバー中、最強とされるドラゴンオルフェノクの正体で、流星塾生を皆殺しにした張本人でもある。触れるもの全てを灰化させる特殊能力を持つ。彼が投げたダーツや紙飛行機は彼の意思と関係なく灰になってしまい、普通の人間は触っただけで灰化する。性格は飽きっぽく、自分こそ世界一強いと信じる幼児性[4]と、人の心を見透かしたような不思議な少年。当初はオルフェノクの姿ではなく、入手したデルタギアで巧たちと戦闘。その後「飽きた」という理由で手放す。
終盤で「オルフェノクの王を倒したオルフェノクが次の王」という子供じみた提案を琢磨と冴子の二人に出すが、生きる事を望んだ二人に裏切られた上、ファイズ達との戦いで重傷を負い逃亡(更にその後追跡してきたセンチピード=琢磨によってメッタ打ちにされた)。遂には、満身創痍でふらついていた所をアークオルフェノクに殺され、硬化した死体を貪り食われるという無惨な最期を迎えた。
ドラゴンオルフェノク
の特性を持つオルフェノクで、劇中唯一の架空動物をモチーフとする。パワー主体の魔人態とスピード主体の龍人態(ファイズのアクセルフォームをも凌ぐ)に変化できる。人間態でも、触れただけでその物体を灰にしてしまう能力を持つ。これは、本人の意思に関係なく発動するようである。
※『異形の花々』では木村沙耶が変化する。
ジェイ
26歳(1977年生まれ)。ラッキークローバー初期メンバーの一人。クロコダイルオルフェノクの正体。筋骨隆々を誇る黒人青年。寡黙で愛犬チャコにしか心を開かない。また、そのチャコを傷つけた者には、我を忘れて容赦なく襲い掛かる。しかし、逆にチャコと触れ合っていた倉田恵子には、優しさを見せていた。3つの命を持っておりファイズを苦戦させた。二度カイザに敗れ最後はファイズによって完全に死亡。彼の死後、チャコは恵子に引き取られた。彼の死によってできた空席が、中盤の核にもなっている。
クロコダイルオルフェノク
ワニの特性を持つオルフェノク。3つの命を持ち、格闘態、剛強態、凶暴態へと強化再生する。格闘態はワニ歯形状のバックラー、剛強態はファキールス・ホーン、凶暴態は巨大な剣を武器とする。
澤田亜希(さわだ あき)
元流星塾生。スパイダーオルフェノクの正体。ヒップホップ系の音楽を好み、よくヘッドホンで大音量で聞きながら行動している。折り紙が得意だが相手を襲う際は折り紙を燃やす。少年時代から真理に思いを寄せており、真理を殺すことによって人の心を完全に棄て、オルフェノクとして生きようとした。ラッキークローバーの補充要員として一度は加入するものの、勝手な行動により村上から追放され、再び真理を狙う。しかし人の心を完全に捨て切る事が出来ず、ラッキークローバーやカイザとの戦闘で致命傷を受け、真理と巧に看取られ、人間の心を失わずに死亡。
スパイダーオルフェノク
クモの特性を持つオルフェノク。人間にオルフェノクの記号を埋め込んだことでオルフェノク化した人造オルフェノク。巨大な八方手裏剣を武器にする。
スマートレディ
スマートブレインのスポークスウーマン。社長秘書のような立場にあるらしいが、オルフェノクになった人間の世話をしたり、スマートブレインの企業CMに出演したりと、活動の幅は広い。正体は一切不明。幼児に対するような独特の口調で喋る。何故かラッキークローバーは嫌いらしい。最後まで正体は不明であったが、劇中CM、オープニングなどでを連想させる描写がなされていた。

[編集] 流星塾関係者

花形が創立した孤児院。生徒たちは全員、九死に一生を得た子どもたちである。ごく最近に同窓会を開いたが、この時に起こった出来事が物語の謎の一つとなっている(全員記憶を改変されている)。校舎は何故かスマートブレイン社の地下に通じていて埋まっており、花形はそこに身を隠していた。

増田(ますだ)
流星塾の先生。名は不明。クロコダイルオルフェノクに襲われ、同窓会の日に起こった事を伝えようとするが絶命。
高宮航太(たかみや こうた)
花形がカイザギアを送った人物。巧=ファイズの戦いをカイザの姿で遠くから眺めてたが、その後は不明。死亡したと思われる。
西田清高(にしだ きよたか)
巧の前に現れたカイザ。クロコダイルオルフェノクを倒すも、ベルトの力に適合できず灰化。
犬飼彰司(いぬかい しょうじ)
真理にカイザギアの写真を送る。待ち合わせの場所でクロコダイルオルフェノクに襲われ灰化。
神道貴久(しんどう たかひさ)
仲間を守るためカイザに変身するが、クロコダイルオルフェノクの攻撃に敗れ、灰化。
上条晴子(かみじょう はるこ)
徳本達とカイザのベルトの正装着者を探していた。クロコダイルオルフェノクに襲われ死亡。
徳本恭輔(とくもと きょうすけ)
カイザのベルトの正装着者を探し、里奈達と行動を共にしていた。その後はデルタに変身をし、力に溺れ、澤田に殺される。
新井賢(あらい けん)
デルタの力に溺れ、徳本と共に澤田に殺される。
河内勇樹(かわち ゆうき)
デルタのベルトの力に溺れ、新井と麻美を襲う。フロッグオルフェノクに殺される。
伊藤麻美(いとう あさみ)
デルタのベルトの力に溺れた河内に殺される。
太田信吾(おおた しんご)
流星塾生達が結束し闘っていくことを一途に望んだが、呆気なく澤田に殺される。
青沼(あおぬま)
スロースオルフェノク。流星塾の同窓会の日、ドラゴンオルフェノクと共に塾生の命を奪う。ウルフオルフェノクによって倒される。

[編集] その他

添野錠二(そえの じょうじ)
仁丹が好物のベテラン刑事。上層部が「事件性はない」とする変死事件を、刑事の勘に従って追う。とある高校で起きたバスケットボール部員集団殺害事件を追ううち、長田結花に嫌疑をかけるが、南雅彦の介入によって捜査から外されてしまう。定年退職後は私立探偵になるという。一人娘・ひかるは、園田真理のアルバイト先である美容室に勤めている。
沢村(さわむら)
添野直属の部下の刑事。名は不明。終盤、警察の対オルフェノク非公然機関に拘束された長田結花の釈放に動く木場勇治と乾巧の仲立ちに入るが、南雅彦の意を受けたバットオルフェノクに銃撃され、オルフェノクとオルフェノクに対する人間側の歪んだ行動を目の当たりにする。なお、最終話で添野の一人娘であるひかると婚約したらしい。
鈴木照夫(すずき てるお)
スマートブレイン所有のビル火災で両親を失った少年。その際菊池啓太郎と海堂直也に救われるが、事故のトラウマで心を閉ざしてしまった。一旦は創才児童園に預けられるがいじめにより抜け出し、その後は海堂に懐く様になる。体内にオルフェノクの王を宿し、その覚醒によって体が崩れ死亡。
アークオルフェノク
オルフェノクの王。バッタの特性を持つオルフェノクで、海堂が保護した照夫少年から覚醒した。仲間とみなしたオルフェノクを不死身の体にする。反面、敵とみなしたオルフェノクは容赦なく命を奪う。その際にはオルフェノクを鉱物の様に固め、食らう。ファイズ達によって倒されるが、その後の死体はロブスター=影山が保護している。また、3本のベルト(ファイズ、カイザ、デルタギア)はアークオルフェノクを守護するために作られたとされている。
南雅彦(みなみ まさひこ)
警察庁の高官。オルフェノクの撲滅を企み、非公式の対オルフェノク機関を組織。付属する研究所で拉致したオルフェノクを実験材料にしていた。機動隊を率いて木場勇治や長田結花を捕獲しようとするも、結花の死に激昂した勇治=ホースオルフェノクによって殺害され、その際「お前達オルフェノクは決して人間には勝てない」との捨て台詞を残した。利用出来る者はとことん利用することを信条とし、オルフェノクに関する情報を最も多く掴んでいるとしてスマートブレインとも連携(但し、村上峡児がオルフェノクであるとは気付いていなかった様である)、自分の任務に差し障りがあると見るや沢村刑事の謀殺を図ったりもした。

[編集] 劇場版のみの登場人物

詳細は仮面ライダー555 パラダイス・ロスト#本作のみの登場を参照。


以上で仮面ライダー555に関する核心部分の記述は終わりです。


[編集] 注釈

  1. ^ 草加役・村上幸平は、雅人について「彼はヒーローだけども、普通のヒーローが言ったりやったりしてはいけないことが出来る『逆ヒーロー』」(2005年のトークイベントの際)と評している。
  2. ^ 死亡時に青い炎を発していたため、実はオルフェノクとして覚醒していたのではないかとの説もある。
  3. ^ 「流星塾」は自体を察知した村上の手で孤児全員が惨殺される結末を迎えるが、孤児たちは花形の手でオルフェノクの細胞を埋め込む事で蘇生される。この施術が図らずも孤児達に、本来オルフェノクが王を守護する為に作られた装備であるライダーズギアを用いる力を与える事になる。
  4. ^ 敗北した際には人知れず感情を剥き出しにした。


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