レロン・リー

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レロン・リー（Leron Lee,1948年 3月4日 - ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ベーカーズフィールド出身のプロ野球選手（指名打者・外野手）。右投げ左打ち。日本での登録名は「リー」。

同時期に活躍したレオン・リーは実弟で、またレオンの息子で、甥にあたるデレク・リーはMLBのシカゴ・カブスで活躍している。

[編集] 来歴・人物

グランドユニオン高等学校からセントルイス・カージナルスに入団。1969年にメジャー初昇格。打撃は平凡、守備もあまり上手くないとあって出番は少なく、サンディエゴ・パドレス、クリーブランド・インディアンス、ロサンゼルス・ドジャースとチームを転々とする。メジャー時代の自己最高は、パドレスに在籍していた1972年の打率.300、本塁打12本、打点47。

活躍の場を求めて1977年にロッテオリオンズへ入団（以前ロッテに在籍していたジム・ラフィーバーの仲介による。ちなみにラフィーバーは現在中国の野球チーム監督）。来日時にラジコン飛行機を持参して、ロッテ関係者から失笑を買ったという逸話がある。来日1年目から活躍し、本塁打王と打点王の二冠に輝く。翌1978年には弟のレオン・リーを呼び、強力クリーンアップを形成した。1987年退団・帰国。

通算打率（4000打数以上）では、日本プロ野球歴代1位の3割2分の成績を残している。日本球界に11シーズン在籍した中で、3割を超える打率を残した回数は9回。1982年にも規定打席不足ながら.326の打率を残しており、これを含めるとすれば、3割を切ったのは退団した1987年のみである。

通算安打1579本は外国人選手としては歴代最多である。

NU SKINビジネスを日本で展開した時期があった。

ラジコン飛行機をレオンと飛ばすオフの休日のシーンが、当時テレビでよく出てきた。また1983年には日本人女性との結婚も話題になった。

ワンポイントで登板してくる左腕の下手投げの永射保（西武ライオンズ）を大の苦手としていた。ある時、窮余の一策として右バッターボックスに立ち、見事に安打を放った事もある。

1981年川崎球場で大宮龍男に殴りかかり大乱闘が起きた事もあり、トニー・ソレイタも参戦した。

[編集] メジャーでの打撃成績

通算試合　614試合
通算打率　.250
通算安打　404本
通算本塁打　31本
通算打点　152打点
通算盗塁　19盗塁
通算犠打　3個
通算犠飛　10本
通算四球　133個
通算死球　6個
通算三振　315三振
通算併殺打　37個

[編集] 日本での年度別打撃成績

表中の太字はリーグ最多数字

年度	チーム	背番号	試合	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	犠打	犠飛	四死球	三振	打率（順位）
1977年	ロッテ	5	124	467	74	148	30	3	34	286	109	9	0	6	39	106	.317（4）
1978年			126	461	76	146	22	0	30	258	88	3	1	3	49	86	.317（4）
1979年			126	471	79	157	28	3	28	275	95	2	0	2	43	61	.333（4）
1980年			127	489	88	175	15	1	33	291	90	1	0	5	36	58	.358（1）
1981年			125	447	58	135	11	2	19	207	71	5	0	3	51	57	.302（9）
1982年			84	322	53	105	11	0	15	161	60	1	0	1	39	37	.326
1983年			126	479	71	152	26	1	25	255	82	2	0	3	42	63	.317（4）
1984年			129	485	84	150	23	2	31	270	88	5	1	2	65	62	.309（7）
1985年			115	451	87	148	21	1	28	255	94	1	1	4	54	53	.328（3）
1986年			129	483	75	160	18	0	31	271	94	1	0	3	55	55	.331（4）
1987年			104	379	41	103	15	0	9	145	41	3	0	2	41	52	.272（12）
通算成績			1315	4934	786	1579	220	13	283	2674	912	33	3	34	514	690	.320