ハンピ (都市)
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ハンピーの都市遺跡 |
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ハンピーの都市遺跡 | |
(英名) | Group of Monuments at Hampi |
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(仏名) | Ensemble monumental de Hampi |
登録区分 | 文化遺産 |
登録基準 | 文化遺産(1)、(3)、(4) |
登録年 | 1986年 |
拡張年 | |
備考 | |
公式サイト | ユネスコ本部(英語) |
ハンピー(Hampi, カンナダ語:ಹಂಪೆ)はインド南部カルナータカ州の村で、かつてのヴィジャヤナガル朝の首都であった。古名はヴィジャヤナガル(Vijayanagara、「勝利の都」)。現在は遺跡北側を流れる川の旧名で呼ばれる。
目次 |
[編集] ハンピの都市遺跡
ハンピの都市遺跡(Group of Monuments at Hampi)は1986年、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産の文化遺産に登録された。
ハンピは14世紀から16世紀にかけて南インドのヒンドゥー教勢力が結束して成立したヴィジャヤナガル朝の王都であり、数多くの宮殿やヒンドゥー教寺院が造営されたが、16世紀半ばにイスラム勢力の略奪を受け廃墟と化した。現在は40ほどの遺跡が残っており、さまざまな神祠や望楼、柱廊や浴場、要塞なども散在している。
ハンピ北東端に所在するヴィッタラ寺院は最大規模をほこり、56本の石柱があり、広い列柱ホールの礼拝堂(マンタバ)をそなえている。
トゥンガバトラ川沿いにあるヴィルパークシャ寺院はシヴァ神に献じられたもので、規模が大きく、南インドに特徴的な寺院建築を伝える現役の寺院である。
1999年以降、遺跡保存に緊急性および特段の配慮を必要とするため、ユネスコの「危機にさらされている世界遺産」に指定されている。
[編集] 世界遺産登録基準
この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた。
- (1) 人類の創造的才能を表現する傑作。
- (3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。
- (4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
[編集] ギャラリー
[編集] 関連項目
[編集] 参考文献
- 小学館編『地球紀行 世界遺産の旅』小学館<GREEN Mook>1999.10、ISBN 4-09-102051-8
[編集] 外部リンク
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