ニューイヤーコンサート
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ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサート(英:New Year's Concert、独(原語):Das Neujahrskonzert der Wiener Philharmoniker ダス・ノイヤールスコンツェルト・デア・ヴィーナー・フィルハーモニカー)とは毎年1月1日にウィーン楽友協会の大ホール(黄金のホール)で行なわれるマチネのコンサートである。おもにシュトラウス一家のワルツやポルカなどが演奏される。映像はライブで世界各国に中継され、世界中の人々がこのコンサートを楽しむ。
[編集] 歴史
1939年12月31日にクレメンス・クラウスの指揮により初めて開催され、1941年の第2回からはオーストリア初代大統領カール・レンナーが1950年12月31日に死去した影響で1月14日に延期となった1951年を除いて、1月1日の正午(現地時間)に開催されるようになった。1955年以降ヴィリー・ボスコフスキーが指揮をし、1959年各国に中継され始めた頃から人気が高まり、現在は全世界の40カ国以上に生中継されている。2002年には小澤征爾が、アジア人ではズービン・メータに続き2人目の指揮者となった。
[編集] 歴代指揮者(年)
- クレメンス・クラウス(1939, 1941~1945, 1948~1954)
- ヨーゼフ・クリップス(1946, 1947)
- ヴィリー・ボスコフスキー(1955~1979)
- ロリン・マゼール(1980~1986, 1994, 1996, 1999, 2005)
- ヘルベルト・フォン・カラヤン(1987)
- クラウディオ・アバド(1988, 1991)
- カルロス・クライバー(1989, 1992)
- ズービン・メータ(1990, 1995, 1998, 2007)
- リッカルド・ムーティ(1993, 1997, 2000, 2004)
- ニコラウス・アーノンクール(2001, 2003)
- 小澤征爾(2002)
- マリス・ヤンソンス(2006)
- ジョルジュ・プレートル(2008)
- ダニエル・バレンボイム(2009)(予定)
[編集] 演奏曲目
ニューイヤーコンサートの曲目の選定はヨハン・シュトラウス協会会長やシュトラウス研究家など「シュトラウス一家の権威」が集まって行われている。そこで決まった提案を指揮者とウィーン・フィルに送付し、この両者で検討される。この際、ポピュラーで取り上げられる回数の多い曲となじみのない曲やニューイヤーコンサート初登場の曲を出来るだけ交互に演奏するプログラムになるよう吟味される(指揮者によっては、その慣習が破られる時もある)。
この演奏会ではアンコールとして演奏される3曲のうち、2曲目に『美しく青きドナウ』(ヨハン・シュトラウス2世)を、最後の曲に『ラデツキー行進曲』(ヨハン・シュトラウス1世)を演奏するのがならわしとなっている。また『美しく青きドナウ』の冒頭が演奏されると一旦拍手が起こり演奏を中断、指揮者およびウィーン・フィルからの新年の挨拶があり、再び最初から演奏を始めるのもならわしである。新年の挨拶はその年の指揮者により色々な趣向で行なわれる。たとえば、2002年のコンサートではウィーン・フィルの楽員に縁のある国の言葉で新年の挨拶を述べるという形で行なわれた(日本語での挨拶はコンサートマスターのライナー・キュッヒル(妻が日本人)が行い、小澤は中国生まれのため中国語で挨拶した)。2007年はメータが「ルーマニアとブルガリアの欧州連合加盟を歓迎します」という挨拶を英独・現地語他で行った(この両国には、いずれもドナウ川が流れている)。
また『ラデツキー行進曲』では、ヴィリー・ボスコフスキー時代は聴衆からの自発的な手拍子であったが、マゼール時代以降指揮者が観客の手拍子にキューを出すのが恒例になってしまった。2001年のニューイヤーコンサートでは『ラデツキー行進曲』のオリジナルバージョンがプログラムのトップを飾った(指揮:アーノンクール)。2005年のニューイヤーコンサートでは直前に起きたインドネシア・スマトラ島沖の地震、津波災害への支援を進める内容の挨拶が第2部の1曲目の後に行なわれ、恒例となっているラデツキー行進曲の演奏は行われなかった(指揮:マゼール)。
なお、『美しく青きドナウ』と『ラデツキー行進曲』が演奏会のラストにアンコールで必ず演奏されるようになったのは第二次世界大戦後である。また『ラデツキー行進曲』における聴衆による手拍子や演奏者の新年の挨拶が行われるようになったのはヴィリー・ボスコフスキー時代からである。クラウス時代には『美しく青きドナウ』や『ラデツキー行進曲』など、人気曲の演奏開始早々に聴衆の拍手喝采と大歓声で演奏が中断されてしまうというハプニングがしばしばあったようである。また『ラデツキー行進曲』もそうだが短いポルカなどはアンコールにこたえて2度演奏することもあった。
ヴィリー・ボスコフスキー時代には、ウィーン・フィルの打楽器奏者であるフランツ・ブロシェクが毎年愉快な演し物を用意しており、名物となっていた。たとえば『ジプシー男爵』の入場行進曲ではブタ飼いシュパンに扮した彼が豚を抱えて登場、場内大爆笑だったり、『山賊のギャロップ』では山賊に扮して演奏中の楽員から金品を盗んで回ったり、『鍛冶屋のポルカ』では鍛冶屋の親方に扮して飲み食いしながら演奏したり、『爆発ポルカ』では工事現場の作業員の格好をして爆破装置のスイッチを押し、曲の最後に舞台上に風船を飛ばしたり紙吹雪を降らせるなどである。ブロシェク引退後も打楽器パートが中心になって毎年さまざまな趣向が凝らされている。1976年はエドゥアルト・シュトラウスのポルカでファゴット先端から花火が上がったこともあった。2006年にはエドゥアルト・シュトラウスの『電話のポルカ』の最後で、指揮者のヤンソンスの持っている携帯電話が鳴り出すという演出があった。2008年には『美しく青きドナウ』のエンディングに、ダンサーの男女を客席通路で踊らせた。
また、1987年には、『春の声』において、ソプラノのキャスリーン・バトルと共演したが、このようなゲストを招く演出はこの後見られない。
曲目は基本的にシュトラウス一家とウィーン・フィルやシュトラウス一家に縁のある作曲家(オットー・ニコライ、ヨーゼフ・ランナー、ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世、フランツ・スッペ、カール・ミヒャエル・ツィーラーなど)の曲で構成されるが、1977年のヴィリー・ボスコフスキーはシューベルトのイタリア風序曲(生誕180年)を、1991年はヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(没後200年)の『コントルダンス』第1番K.609「もう飛ぶまいぞ」、同第3番、『ドイツ舞曲』第3番K.605「そり遊び」、ジョアキーノ・ロッシーニ『どろぼうかささぎ』序曲、フランツ・シューベルト(ブルーノ・マデルナ編曲)『ポルカ』『ギャロップ』とシュトラウス一家と離れている作曲家の作品が演奏された(指揮:アバド)。2003年のニューイヤーコンサートではカール・マリア・フォン・ウェーバーの『舞踏への勧誘』とヨハネス・ブラームスの『ハンガリー舞曲』第5番・第6番が演奏された(指揮:アーノンクール)。モーツァルト生誕250周年となる2006年のニューイヤーコンサートではモーツァルト『フィガロの結婚』序曲やランナー『モーツァルト党』などが演奏された。他にはジャック・オッフェンバックの『天国と地獄』序曲なども演奏されている(指揮:マゼール)。
- ヨハン・シュトラウス1世
- ヨハン・シュトラウス2世
- ヨーゼフ・シュトラウス
- エドゥアルト・シュトラウス
- ヨーゼフ・ランナー
- カール・ミヒャエル・ツィーラー
- フランツ・スッペ
- ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世
- フランツ・シューベルト
- ジャック・オッフェンバック
- オットー・ニコライ
- ベルリオーズ
- レズニチェク
- ジョアキーノ・ロッシーニ
- モーツァルト
- カール・マリア・フォン・ウェーバー
- ヨハネス・ブラームス
[編集] 1948年
- 第1部
- ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『天体の音楽』op.235
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ「上機嫌」op.281
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ「腕を組んで」op.215
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ『騎手』 Op.278
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「愛の歌」op.114
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ『クラップフェンの森で』op.336
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「雷鳴と電光」作品324
- 第2部
- ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「我が人生は愛と喜び」作品263
- シュトラウス2世&ヨーゼフ・シュトラウス:ピチカート・ポルカ
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ「憂いもなく」作品271
- ヨハン・シュトラウス2世:皇帝円舞曲 作品437
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「観光列車」作品281
- アンコール(どちらが先に演奏されたかは不明)
- ヨハン・シュトラウス2世:常動曲 op.257
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ『美しく青きドナウ』op.314
[編集] 1954年
- 第1部
- ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『剣と琴』op.71
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ『ルドルフスハイムの人々』op.152
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ『とんぼ』op.204
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ『休暇旅行で』op.133
- 第2部
- ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『天体の音楽』op.235
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ『5月の喜び』op.182
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ『おしゃべりなかわいい口』op.245
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:ワルツ『我が家で』op.361
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:新ピチカートポルカ op.449
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:ポルカ『ハンガリー万歳!』op.332
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:ポルカ『クラップフェンの森で』op.336
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:ワルツ『春の声』op.410
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:ポルカ『狩り』op.373
- アンコール
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:常動曲 op.257
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:ワルツ『美しく青きドナウ』op.314
- ヨハン・シュトラウスⅠ世:ラデツキー行進曲 op.228
[編集] 1958年
- アンコール
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ『狩り』op.373
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ『美しく青きドナウ』 op.314
- ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲 op.228
[編集] 1959年
- 第1部
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「朝の新聞」op.279
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ「水車」 op.57
- ヨハン・シュトラウス2世:山賊のギャロップ op.378
- ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『天体の音楽』op.235
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ『とんぼ』op.204
- ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」序曲
- 第2部
- ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「我が人生は愛と喜び」op.263
- ヨハン・シュトラウス2世:アンネン・ポルカ op.117
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ『騎手』 Op.278
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「ウィーンの森の物語」op.325
- シュトラウス2世&ヨーゼフ・シュトラウス:ピチカート・ポルカ
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「観光列車」作品281
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ『ハンガリー万歳!』 Op.332
- アンコール(1曲目不明)
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ《美しく青きドナウ》 op.314
- ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲 op.228
[編集] 1963年
- アンコール
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ『ハンガリー万歳!』op.332
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ『美しく青きドナウ』 op.314
- ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲 op.228
[編集] 1964年
- アンコール
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ『休暇旅行で』op.133
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ『美しく青きドナウ』 op.314
- ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲 op.228
[編集] 1965年
- アンコール
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ『短いことづて』op.240
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ『美しく青きドナウ』 op.314
- ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲 op.228
[編集] 1966年
- アンコール
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ『休暇旅行で』op.133
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ『美しく青きドナウ』 op.314
- ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲 op.228
[編集] 1970年
- アンコール
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「観光列車」op.281
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ『美しく青きドナウ』 op.314
- ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲 op.228
[編集] 1972年
- アンコール
- ヨハン・シュトラウス2世:山賊のギャロップ op.378
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ『美しく青きドナウ』 op.314
- ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲 op.228
[編集] 1974年
- 第2部
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ『人生を楽しめ』Op.340
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ・シュネル『電光石火』Op.409
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ『女心』Op.166
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ『おしゃべりなかわいい口』Op.245
- シュトラウス2世&ヨーゼフ・シュトラウス:ピツィカート・ポルカ
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ『ウィーンの森の物語』Op.325
- ヨハン・シュトラウス1世:競馬のギャロップ Op.29a
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ『芸術家の挨拶』Op.274
- ヨハン・シュトラウス2世:トリッチ・トラッチ・ポルカ Op.214
- ヨハン・シュトラウス2世:爆発ポルカ Op.43
- アンコール
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・シュネル『憂いもなく』Op.271
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ《美しく青きドナウ》 op.314
- ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲 op.228
[編集] 1975年
- アンコール
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「観光列車」op.281
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ『美しく青きドナウ』 op.314
- ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲 op.228
[編集] 1979年
- 第1部
- ヨハン・シュトラウス1世:ワルツ《ローレライ=ラインの調べ》 作品154
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ《お気に召すまま》 作品372
- エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ《ブレーキかけずに》 作品238
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ《酒・女・歌》 作品333
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ《モダンな女》 作品282
- カール・ミヒャエル・ツィーラー:ワルツ《ヘラインシュパツィールト》 作品518
- 第2部
- スッペ:喜歌劇《美しきガラテア》 序曲
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ《わが家で》 作品361
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ《水車》 作品57
- ヨハン・シュトラウス2世:チク・タク・ポルカ 作品365
- シュトラウス2世&ヨーゼフ・シュトラウス:ピチカート・ポルカ
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ《ルドルフスハイムの人々》 作品152
- ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「天体の音楽」作品235
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ《狩り》 作品373
- アンコール
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ《浮気心》 作品319
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ《美しく青きドナウ》 作品314
- ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲 作品228
[編集] 1985年
- 第1部
- ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇「ジプシー男爵」序曲
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ《おしゃべり女》op.144
- エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ「テープは切られた」op.45
- ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「我が人生は愛と喜び」作品263
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・シュネル《大急ぎで》op.230
- 第2部
- ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」
- エドゥアルト・シュトラウス:ワルツ「素敵な感じ」op.75
- ヨハン・シュトラウス2世:新ピチカート・ポルカ op.449
- ヨハン・シュトラウス1世:ジプシー・ギャロップ op.108
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ『騎手』 Op.278
- ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「トランスアクティオン」op.184
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ・マズルカ『女性賛美』op.315
- ヨハン・シュトラウス2世:チク・タク・ポルカ 作品365
- ヨハン・シュトラウス2世:皇帝フランツ・ヨーゼフ行進曲 op.67
- アンコール
- ヨハン・シュトラウス2世:山賊のギャロップ op.378
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ『美しく青きドナウ』 op.314
- ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲 op.228
[編集] 1986年
- 第1部
- ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇『くるまば草』序曲
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ・マズルカ「町といなか」op.322
- ヨハン・シュトラウス1世:シュペール・ギャロップ op.42
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ《酒・女・歌》 作品333
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「そんなに怖くはありませんわ!」op.413
- 第2部
- スッペ:喜歌劇《美しきガラテア》 序曲
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ『とんぼ』 Op.204
- ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「オーストリアの村つばめ」op.164
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ『おしゃべりなかわいい口』 Op.245
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ『恋と踊りに熱狂』 作品393
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ『芸術家の生涯』 Op.316
- ヨハン・シュトラウス2世:エジプト行進曲op.335
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ《浮気心》 作品319
- アンコール
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ『ハンガリー万歳』 Op.332
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ《美しく青きドナウ》 作品314
- ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲 作品228
[編集] 1987年
- 第1部
- ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇「ジプシー男爵」序曲
- ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「天体の音楽」作品235
- ヨハン・シュトラウス2世:アンネン・ポルカ 作品117
- ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「うわごと」作品212
- 第2部
- ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」序曲
- ヨハン・シュトラウス1世:アンネン・ポルカ 作品137
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「観光列車」作品281
- シュトラウス2世&ヨーゼフ・シュトラウス:ピチカート・ポルカ
- ヨハン・シュトラウス2世:皇帝円舞曲 作品437
- ヨハン・シュトラウス2世:常動曲 作品257
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「雷鳴と電光」作品324
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「春の声」作品410 (ソプラノ・キャスリーン・バトルとの共演)
- アンコール
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ「憂いもなく」作品271
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「美しく青きドナウ」作品314
- ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲 作品228
[編集] 1989年
- 第1部
- ヨハン・シュトラウス2世:加速度円舞曲 Op.234
- ヨハン・シュトラウス2世:田園ポルカ Op.276
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ『わが家で』 Op.361
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ『とんぼ』 Op.204
- 第2部
- ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇『こうもり』 序曲
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ『芸術家の生涯』 Op.316
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ『水車』 Op.57
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ『ハンガリー万歳』 Op.332
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ『クラップフェンの森で』 Op.336
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ『春の声』 Op.410
- シュトラウス2世&ヨーゼフ・シュトラウス:ピチカート・ポルカ
- ヨハン・シュトラウス2世:歌劇『騎士パスマン』のチャールダーシュ Op.441
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ『おしゃべりなかわいい口』 Op.245
- アンコール
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ『騎手』 Op.278
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「美しく青きドナウ」op.314
- ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲op.228
[編集] 1990年
- 第1部
- ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇「ジブシー男爵」より入場行進曲
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ「モダンな女」op.282
- ヨハン・シュトラウス1世:インド人のギャロップ 作品111
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「ドナウの乙女」(Donauweibchen)Op.427
- ヨーゼフ・シュトラウス:スポーツ・ポルカ op.170
- 第2部
- スッペ:序曲「ウィーンの朝、昼、晩」
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ「思いやり」op.73
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ《ウィーン気質》op.354
- ヨハン・シュトラウス2世:取り壊しのポルカ op.269
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「突進!」作品348
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「ウィーンの森の物語」op.325
- ヨハン・シュトラウス2世:トリッチ・トラッチ・ポルカ(Tritsch-Tratsch-Polka) Op. 214
- ヨハン・シュトラウス2世:爆発ポルカ op.43
- アンコール
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ「短いことづて」op.240
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「美しく青きドナウ」op.314
- ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲op.228
[編集] 1991年
- 第1部
- ロッシーニ:歌劇『どろぼうかささぎ』序曲
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ『踊るミューズ』作品266
- シューベルト/マデルナ編:ポルカ
- シューベルト/マデルナ編:ギャロップ
- ヨーゼフ・ランナー:ワルツ『求婚者』作品103
- ヨハン・シュトラウス1世:ギャロップ『ため息』 作品9
- 第2部
- ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇『くるまば草』序曲
- モーツァルト:コントルダンス『もう飛ぶまいぞ』K.609より第1番、第3番
- モーツァルト:3つのドイツ舞曲 K.605より第3番『そり遊び』
- ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『水彩画』 作品258
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ『百発百中』作品326
- エドゥアルト・シュトラウス:カルメン・カドリーユ 作品134
- ヨハン・シュトラウス2世:皇帝円舞曲作品437)
- ヨハン・シュトラウス1世:ポルカ『ピーフケとプーフケ』 作品235
- ヨハン・シュトラウス2世:狂乱のポルカ作品260
- アンコール
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ『恋と踊りに熱狂』 作品393
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「美しく青きドナウ」op.314
- ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲op.228
[編集] 1992年
- 第1部
- オットー・ニコライ:歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ・マズルカ「町といなか」op.322
- ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「オーストリアの村つばめ」op.164
- ヨーゼフ・シュトラウス:鍛冶屋のポルカ op.269
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「観光列車」op.281
- 第2部
- ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇「ジプシー男爵」序曲
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「千一夜物語」op.346
- ヨハン・シュトラウス2世:新ピチカート・ポルカ op.449
- ヨハン・シュトラウス2世:ペルシア行進曲 op.289
- ヨハン・シュトラウス2世:トリッチ・トラッチ・ポルカ op.214
- ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「天体の音楽」 op.235
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「雷鳴と電光」 op.324
- アンコール
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ「騎手」op.278
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「美しく青きドナウ」op.314
- ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲op.228
[編集] 1993年
- 第1部
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「ジャーナリスト」 op.321
- ヨハン・シュトラウス2世:外交官のポルカ op.448
- ヨハン・シュトラウス2世:すみれのポルカ op.132
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「何か小さなもの」op.190
- ヨーゼフ・ランナー:シュタイル風舞曲 op.165
- ヨハン・シュトラウス1世:シュペール・ギャロップ op.42
- 第2部
- ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇「インディゴと40人の盗賊」序曲
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:ワルツ『シトロンの花咲くところ』op.364
- ヨーゼフ・ランナー:ハンス・イェルゲル・ポルカop.141
- ヨハン・シュトラウス2世:クリップ・クラップ・ギャロップ op.466
- ヨハン・シュトラウス2世:エジプト行進曲op.335
- ヨハン・シュトラウス2世:ピツィカート・ポルカ
- ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「トランスアクティオン」op.184
- ヨハン・シュトラウス2世:常動曲 op.257
- アンコール
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「狩り」op.373
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「美しく青きドナウ」op.314
- ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲op.228
[編集] 1994年
- 第1部
- ヨハン・シュトラウス2世:騎馬パレードの行進曲 0p.133
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「加速度」作品234
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ「遠方から」op.270
- ヨーゼフ・シュトラウス:鍛冶屋のポルカ op.269
- ヨハン・シュトラウス2世:愛唱歌のカドリーユ op.275
- エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ「粋に」op.221
- 第2部
- ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇「ヴェネツィアの一夜」序曲
- ヨーゼフ・ランナー:ワルツ「シェーンブルンの人々」op.200
- ヨハン・シュトラウス2世:無邪気な子供(L'Enfantillage)Op.202
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ・マズルカ「心と魂」(Ein Herz, ein Sinn)op.323
- ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」から チャルダーシュ
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「ウィーンの森の物語」op.325
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ「憂いもなく」作品271
- アンコール
- ヨハン・シュトラウス2世:暁の明星 op.266
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「美しく青きドナウ」作品314
- ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲 作品228
[編集] 1995年
- 第一部
- ヨハン・シュトラウス2世:騎士行進曲 op.428
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ「手にとって」op.215
- ヨーゼフ・ランナー:ポルカ「お気に入り」op.201
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「朝の新聞」op.279
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「訴訟」op.294
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「メフィストの地獄の叫び」op.101
- 第二部
- ヨハン・シュトラウス2世:常動曲 op.257
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ「タリヤ」op.195
- エドゥアルト・シュトラウス:「電気的」
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「パリの女」op.238
- ヨハン・シュトラウス2世:「ロシア風幻想行進曲」op.353
- ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「我が人生と愛と喜び」op.263
- エドゥアルト・シュトラウス:「射撃のカドリーュ」
- アンコール
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・シュネル「休暇旅行」op.133
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「美しく青きドナウ」op.314
- ヨハン・シュトラウス一世:「ラデツキー行進曲」op.228
[編集] 1996年
- 第1部
- ヨハン・シュトラウス2世:祝典行進曲 op.452
- カール・ミヒャエル・ツィーラー:ワルツ「ウィーンの市民」op.419
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ「ナスヴァルトの娘」op.267
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「花祭り」op.111
- ヨハン・シュトラウス2世:入り江のワルツ op.411
- エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ「喜んで」op.228
- 第2部
- ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇「くるまば草」序曲
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「フェニックスの飛翔」op.125
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ「踊るミューズ」op.266
- ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇「理性の女神」序曲
- ヨハン・シュトラウス2世:2度のポルカ op.258
- ヨハン・シュトラウス2世:皇帝円舞曲 op.437
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ「騎士」op.278
- アンコール
- ヨハン・シュトラウス2世:狂乱のポルカ op.260
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「美しく青きドナウ」op.314
- ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲op.228
[編集] 1997年
- 第1部
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「モーター」op.265
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「帝都はひとつ,ウィーンはひとつ」op.291
- ヨーゼフ・シュトラウス:キャリアのポルカ op.200
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ「女心」op.166
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「宮廷舞踏会」op.298
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「閃光」op.271
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「インドの舞姫」op.351
- 第2部
- スッペ:喜歌劇「軽騎兵」序曲
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「人生を楽しめ」op.340
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「パトロネス」op.286
- ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世:ポルカ「軽い足どり」
- ヨハン・シュトラウス2世:新ピチカート・ポルカop.449
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「蜃気楼」op.330
- ヨハン・シュトラウス2世:ロシア行進曲op.426
- ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「ディナミーデン」op.173
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ「前へ!」op.127
- アンコール
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ「短いことづて」op.240
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「美しく青きドナウ」op.314
- ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲op.228
[編集] 1998年
- 第1部
- ヨハン・シュトラウス2世:行進曲「我らの旗が翻るところ」op.473
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「蛾」op.157
- ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世:ギャロップ『小さな広告』 op.4
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ「浮遊」op.110
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ「気晴らし」op.216
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「北海の絵」op.390
- ヨハン・シュトラウス2世:トリッチ・トラッチ・ポルカop.214
- 第2部
- ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇「メトゥザレム王子」序曲
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「ウィーンのボンボン」op.307
- ヨハン・シュトラウス1世:マリアンカ・ポルカop.173
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ「故郷にて」op.231
- ヨハン・シュトラウス2世:アンネン・ポルカop.117
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ「おしゃべりなかわいい口」op.245
- ヨハン・シュトラウス2世:ニュー・メロディー・カドリーユop.254
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「南国のバラ」op.388
- エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ「テープは切られた」op.45
- アンコール
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「前進せよ」op.383
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「美しく青きドナウ」op.314
- ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲op.228
[編集] 1999年
- 第1部
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「格言詩」(Sinngedichte) Op.1
- ヨハン・シュトラウス2世:冗談ポルカ(Scherz-Polka)Op.72
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ・マズルカ「心と魂」(Ein Herz, ein Sinn)op.323
- ヨハン・シュトラウス1世:リストの主題による狂乱のギャロップ
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「ウィーンの森の物語」op.325
- ヨハン・シュトラウス2世:トリッチ・トラッチ・ポルカ(Tritsch-Tratsch-Polka) Op. 214
- 第2部
- ヨハン・シュトラウス2世:行進曲「フランツ・ヨーゼフ1世万歳」op.126
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「ドナウ河の乙女」(Donauweibchen)Op.427
- ヨハン・シュトラウス2世:ホプサー・ポルカ(Hopser-Polka)Op.28
- ヨハン・シュトラウス2世:気まぐれ(Spleen)Op.197
- ヨハン・シュトラウス1世:パガニーニ風ワルツ(Walzer a la Paganini)Op.11
- ヨハン・シュトラウス2世:こうもりカドリーユ(Fledermaus-Quadrille)Op.363
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「芸術家の生涯」(Künstlerleben) Op. 316
- ヨハン・シュトラウス2世:山賊のギャロップ(Banditen Galop)op.378
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「お気に召すまま 」op.372
- ヨハン・シュトラウス2世:雷鳴と電光 op.324
- アンコール
- ヨハン・シュトラウス2世:常動曲 op. 257
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「美しく青きドナウ」op.314
- ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲op.228
[編集] 2000年
- 第1部
- ヨハン・シュトラウス2世:入り江のワルツ(Lagunen-Walzer)op.411
- ヨハン・シュトラウス2世:ヘレーネ・ポルカ(Helenen-Polka)Op.203
- ヨハン・シュトラウス2世:アルビオン・ポルカop.102
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「愛の歌」op.114
- ヨハン・シュトラウス2世:歌劇「騎士パスマン」~チャールダーシュop.441-1
- エドゥアルト・シュトラウス:駅伝馬車でOp.259
- 第2部
- スッペ:序曲「ウィーンの朝、昼、晩」
- エドゥアルト・シュトラウス:プラハに挨拶 op.144
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「酒・女・歌」op.333
- ヨハン・シュトラウス2世:ペルシャ行進曲 op.289
- ヨーゼフ・シュトラウス:とんぼ op.204
- ヨハン・シュトラウス2世:訴訟 op.294
- ヨーゼフ・シュトラウス:芸術家の挨拶 op.274
- ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「マリアの調べ」op.214
- ヨハン・シュトラウス2世:ハンガリー万歳 op.332
- アンコール
- ヨハン・シュトラウス2世:ドナウ川の岸から op.356
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「美しく青きドナウ」op.314
- ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲op.228
[編集] 2001年
- 第1部
- ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲(オリジナル版)op.228
- ヨーゼフ・ランナー:ワルツ「シェーンブルンの人々」op.200
- ヨーゼフ・ランナー:狩人の喜び op.82
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「朝の新聞」op.279
- ヨハン・シュトラウス2世:電磁気ポルカ op.110
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「起電盆」297
- 第2部
- ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇「ヴェネツィアの一夜」序曲(ベルリン初演版)
- ヨーゼフ・シュトラウス:道化師のポルカ op.48
- ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「オーストリアの村つばめ」op.164
- ヨーゼフ・ランナー:シュタイル風舞曲 op.165
- ヨハン・シュトラウス2世:観光列車 op.281
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「もろ人手をとり」op.443
- ヨハン・シュトラウス2世:いたずらな妖精 op.226
- ヨハン・シュトラウス2世:暁の明星 op.266
- アンコール
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ「憂いもなく」op.271
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「美しく青きドナウ」op.314
- ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲 op.228
[編集] 2002年
- 第1部
- ヨハン・シュトラウス2世:行進曲「乾杯!」op.456
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ《カーニバルの使者》op.270
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ《おしゃべり女》op.144
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ《芸術家の生活》op.316
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ《アンネン・ポルカ》op.137
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・シュネル《前進》op.127
- 第2部
- ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇《こうもり》序曲
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ《腕をくんで》
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ《とんぼ》op.204
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・シュネル《おしゃべりな可愛いお口》op.245
- ヨハン・シュトラウス2世:常動曲op.257
- ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世:悪魔の踊り
- ヨハン・シュトラウス2世:エリーゼ・ポルカop.151
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ《ウィーン気質》op.354
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ・シュネル《チク・タク・ポルカ》op.365
- アンコール
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・シュネル《大急ぎで》op.230
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「美しく青きドナウ」op.314
- ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲op.228
[編集] 2003年
- 第1部
- ヨハン・シュトラウス2世:行進曲「フランツ・ヨーゼフ1世万歳」op.126
- ヨハン・シュトラウス2世:宝のワルツop.418
- ヨハン・シュトラウス2世:ニコ・ポルカop.228
- ヨハン・シュトラウス2世:冗談ポルカop.72
- ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「うわごと」op.212
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ「ごちゃまぜ」op.161
- 第2部
- カール・マリア・フォン・ウェーバー:舞踏への勧誘op.65
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「2度のポルカ」op.258
- ヨハン・シュトラウス2世:ヘレーネ・ポルカop.203
- ヨハン・シュトラウス2世:皇帝円舞曲op.437
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「田園ポルカ」op.276
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ・マズルカ「女性讃美」op.315
- ヨハン・シュトラウス1世:中国人のギャロップop.20
- ヨハネス・ブラームス:ハンガリー舞曲第5番ト短調
- ヨハネス・ブラームス:ハンガリー舞曲第6番変ロ長調
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「戴冠式の歌」op.184
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「浮気心」op.319
- アンコール
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「狂乱のポルカ」op.260
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「美しく青きドナウ」op.314
- ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲op.228
[編集] 2004年
- 第1部
- ヨハン・シュトラウス2世:行進曲「とても美しかった」作品467
- ヨハン・シュトラウス1世:シュペール・ポルカ 作品133
- ヨハン・シュトラウス1世:うぐいすのワルツ 作品82
- ヨハン・シュトラウス1世:フレデリーカ・ポルカ 作品239
- ヨハン・シュトラウス1世:カチューシャ・ギャロップ 作品97
- ヨーゼフ・ランナー:宮廷舞踏会の踊り 作品161
- ヨーゼフ・ランナー:タランテラ・ギャロップ 作品125
- 第2部
- ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇「女王のレースのハンカチーフ」序曲
- ヨハン・シュトラウス2世:ジプシー・カドリーユ 作品24
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「加速度」作品234
- ヨハン・シュトラウス2世:サタネッラ・ポルカ 作品124
- ヨーゼフ・シュトラウス:スケート・ポルカ 作品261
- ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」から チャルダーシュ
- エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ「喜んで」作品228
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ「三色すみれ」作品183
- ヨハン・シュトラウス2世:シャンパン・ポルカ 作品211
- ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「天体の音楽」作品235
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「突進!」作品348
- アンコール
- ヨハン・シュトラウス1世:インド人のギャロップ 作品111
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「美しく青きドナウ」作品314
- ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲 作品228
[編集] 2005年
- 第1部
- ヨハン・シュトラウス2世:インディゴ行進曲op.349
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「上流社会」op.155
- ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「楽しみを追う人たち」op.91
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ「冬の愉しみ」op.121
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ「モダンな女」op.282
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「千一夜物語」op.346
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「インドの舞姫」op.351
- 第2部
- スッペ:喜歌劇「美しきガラテア」序曲
- ヨハン・シュトラウス2世:クリップ・クラップ・ギャロップop.466
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「北海の絵」op.390
- ヨハン・シュトラウス2世:田園ポルカop.276
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ・マズルカ「蜃気楼」op.330
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「観光列車」op.281
- ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世:ポルカ「ウィーン式に」
- ヨハン・シュトラウス2世:ロシアの行進曲的幻想曲op.353
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ・マズルカ「心と魂」op.323
- シュトラウス2世&ヨーゼフ・シュトラウス:ピツィカート・ポルカ
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「ウィーンの森の物語」op.325
- エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ「電気的」
- アンコール
- ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「狩り」op.373
- ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「美しく青きドナウ」op.314
[編集] 2006年
- 第1部
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:行進曲「狙いをつけろ! 」op.478
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:ワルツ『春の声』op.410
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:外交官のポルカ op.448
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ『短いことづて』op.240
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:ポルカ『女性賛美』op.315
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:ワルツ『芸術家の生活』op.316
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ『憂いもなく』op.271
- 第2部
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:喜歌劇「ジブシー男爵」より入場行進曲
- モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』序曲
- ヨーゼフ・ランナー:ワルツ『モーツァルト党』op.196
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:ギャロップ『愛のメッセージ』
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:新ピチカート・ポルカ op.449
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:芸術家のカドリーユ op.201
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:スペイン行進曲 op.433
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:ワルツ『親しい仲』 op.367
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:ポルカ『クラップフェンの森にて』 op.336
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:狂乱のポルカ op.260
- エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ「電話」 op.165
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:入り江のワルツ op.411
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:ポルカ『ハンガリー万歳』op.332
- アンコール
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:山賊のギャロップ op.378
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:ワルツ『美しく青きドナウ』 op.314
- ヨハン・シュトラウスⅠ世:ラデツキー行進曲 op.228
[編集] 2007年
- 第1部
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:行進曲『乾杯!』
- ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『調子のいい男』
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ『水車』
- ヨーゼフ・ヘルメスベルガーⅡ世:妖精の踊り
- ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『うわごと』
- ヨハン・シュトラウスⅠ世:入場ギャロップ
- 第2部
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:喜歌劇『くるまば草』序曲
- ヨーゼフ・シュトラウス:イレーネ・ポルカ
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:ワルツ『シトロンの花咲くところ』
- エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ『ブレーキかけずに』
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:ポルカ・マズルカ『町といなか』
- ヨーゼフ・シュトラウス:水夫のポルカ
- ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『ディナミーデン』
- ヨハン・シュトラウスⅠ世:『エルンストの思い出』
- ヨハン・シュトラウスⅠ世:リストの主題による狂乱のギャロップ
- アンコール
- ヨーゼフ・ヘルメスベルガーⅡ世:ポルカ『軽い足取り』
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:ワルツ『美しく青きドナウ』
- ヨハン・シュトラウスⅠ世:ラデツキー行進曲
[編集] 2008年
- 第1部
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:ナポレオン行進曲 op.156
- ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『オーストリアの村つばめ』 op.164
- ヨーゼフ・シュトラウス:ラクセンブルク・ポルカ op.60
- ヨハン・シュトラウスⅠ世:ワルツ『パリ』op.101
- ヨハン・シュトラウスⅠ世:ヴェルサイユ・ギャロップ op.107
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:天国と地獄のカドリーユ op.236
- ヨーゼフ・ヘルメスベルガーⅡ世:ギャロップ『小さな広告』 op.4
- 第2部
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:喜歌劇『インディゴと40人の盗賊』序曲
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:ワルツ『人生を楽しめ』 op.340
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:ポルカ・フランセーズ『閃光』 op.271
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:トリッチ・トラッチ・ポルカ op.214
- ヨーゼフ・ランナー:宮廷舞踏会の踊り op.161
- ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ『とんぼ』 op.204
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:ロシア行進曲 op.426
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:ポルカ『パリジェンヌ』 op.238
- ヨハン・シュトラウスⅠ世:中国人のギャロップ op.20
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:皇帝円舞曲 op.437
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:ポルカ『インドの舞姫』 op.351
- アンコール
- ヨーゼフ・シュトラウス:スポーツ・ポルカ op.170
- ヨハン・シュトラウスⅡ世:ワルツ『美しく青きドナウ』op.314
- ヨハン・シュトラウスⅠ世:ラデツキー行進曲 op.228
[編集] エピソード
毎年変わる指揮者は、公式には「楽団員全員による投票によって決定されている」とされている。毎年1月2日に次年の指揮者が非公式に(新聞のリークにより)公表される。2009年のバレンボイムは楽団の公式ホームページ上で発表されている。
新年の初めであり会場の観客は正装をしているが、新年を祝う気軽で陽気なコンサートである。また、会場で飾られる美しい花々は1980年以来、イタリアのサンレーモ市(Sanremo)から贈られることが伝統となっている。
同じプログラムで12月30日はオーストリア軍のために、12月31日夜はジルベスターコンサートとして演奏され、1月1日が本番のニューイヤーコンサートとなる。
気軽な雰囲気のコンサートであるがその切符を入手するのは極めて困難で、数ある音楽会の中でも最もプレミアが付く演奏会の一つである。日本人が会場に多いのは非常に有名であるが、この高額なプレミアを支払う財力はもちろんのこと、日本企業がウィーン・フィルやオーストリアとの密接なビジネスパートナーである一つの証明でもある。
[編集] テレビ中継・レコーディング
1959年からオーストリア放送協会(ORF)と第2ドイツテレビ(ZDF)の共同制作によりテレビ中継が始まったが、当初はヨーロッパ一部の国、それも第二部だけの放送であった。日本では1973年から録画放送が一月中旬に放送されるようになった。1980年から衛星中継により世界各国で第一部、二部と全コンサートがリアルタイムに楽しむことが出来るようになった。放送はオーストリアのORF、ドイツのZDF、そして日本のNHKによる共同制作である。ブライアン・ラージが長年映像監督を務めている。
NHKのテレビ中継は1980年代までFMで全編、教育テレビで後半のみ生中継という体制が続き、1991年にBSでの全編テレビ生中継が始まった。それ以降はBS2、BSハイビジョンとFMで全編放送、教育テレビで後半のみ放送という形をとってきたが、2006年は総合テレビ、BS2、BSハイビジョンとFMで全編放送、さらに1月3日に教育テレビで再放送するという積極的な形となった。2007年は地上波中継が再び教育テレビに戻され全編放送は行なったが、再放送は1月6日(総合テレビ)と例年より遅くなった。以降この形が継続されるかは不明。
レコーディングはクレメンス・クラウス時代にデッカ・レコードに録音された1953年(これはスタジオ録音である)のものが最古であるが、翌年の1954年のものはオーパス蔵からリリースされており、現在でも聴くことができる。ヴィリー・ボスコフスキー時代は毎年LP1枚分のスタジオ録音を行い、コンサートのスーベニア(お土産)のような意味合いで年末に近い時期にリリースしており、1975年のライブ録音のリリースは画期的な出来事だった。さらにヴィリー・ボスコフスキー最後のニューイヤーである1979年のものはデッカ・レコード初のデジタルレコーディングとしてライブ録音され、当時としては異例のスピードリリースとしてヨーロッパでは4月、日本では5月に発売された。マゼール時代にもっぱらライブ録音となり、1980年から1983年までの毎年、LP1枚分の抜粋でリリースされた。1984年から1986年までリリースがなかった後、カラヤン以降、毎年ライブ録音がリリースされている。また、カラヤンが登場した1987年はレーザーディスクの普及期にあたり、ライブ映像商品としてのリリースもここから始まっている。ライブ録音は1979年のヴィリー・ボスコフスキー、1992年のクライバーを例外として、1995年のメータまではCD1枚分に抜粋した曲目でのリリースであったが、1996年(マゼール)以降は基本的に演奏曲目を全部収録したCD2枚組でのリリースになった。演奏会後、だいたい1週間後にはライヴ録音が店頭に並んでいる(日本盤は少し遅れる)。ヴィリー・ボスコフスキー時代は当時ウィーン・フィルと専属録音契約していたデッカ・レコードが録音・リリースを行い、この形は専属解消後も1979年まで続いた。その後は指揮者の契約先が録音・リリースを行うことが多く、マゼールの時代から1988年のアバドまでの録音はドイツ・グラモフォンに移り、1989年、1992年のクライバーの録音がソニー・ミュージックエンタテインメントから出た時期から様々なレーベルでリリースされるようになった。近年でもドイツ・グラモフォンでのリリースが多いが、他にフィリップス(ムーティ、小澤)、EMI(ムーティ)、ソニー・ミュージックエンタテインメント(メータ、マゼール)、RCAレコード(メータ、マゼール)、テルデック(アーノンクール)がレコーディングしている。ムーティとアーノンクールの一番最近の出演はドイツ・グラモフォンがリリースしている(移籍があったため)。2008年はCD、DVDとも29年ぶりにデッカ・レコードレーベルからのリリースとなった。
なお、テレビ中継・レコーディングともども放映拒否・発売拒否できない条項が出演契約の中に含まれている。稀代のレコーディング嫌いであり、レコーディングしても時々お蔵入りにさせていたクライバーもその条項を翻すことは出来なかった。とはいえ、契約の中に「出演キャンセルできない」という条項はなかったので、ウィーン・フィルとORFでは12月31日の収録を1月1日と同じように行ったり、代役の指揮者を用意しておく(エーリッヒ・ビンダーなど)など、相当神経を使っていた。