ドラゴンボールZ 超武闘伝3
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジャンル | 対戦格闘ゲーム |
---|---|
対応機種 | スーパーファミコン |
開発元 | トーセ |
発売元 | バンダイ |
人数 | 1~2人 |
メディア | カセット |
発売日 | 1994年9月29日 |
ドラゴンボールZ 超武闘伝3(-ゼット すーぱーぶとうでんスリー)は、1994年9月29日にバンダイから発売されたスーパーファミコン用対戦格闘ゲームである。『ドラゴンボールZ』のスーパーファミコン作品第4弾。
目次 |
[編集] 概要
超武闘伝シリーズの最終作。メンバーを変更する事によってシリーズのイメージチェンジをはかり、CMなどの広告展開もブウを全面に押し出した形となる。1作目から続く人造人間編から脱却し、話題の新キャラクターが使えると言う事から当時の子供達の購買意欲を満たし、またも大ヒットとなった。
しかし、原作が進行途中であり自由な脚色が出来ない事からストーリーモードが撤廃。モードが事実上、対戦だけと寂しい物になっている。またキャラクターの半数以上が超サイヤ人であり、敵キャラクターが2人だけしかいないなど面子も偏りを見せている。さらに前作では各キャラごとにあったテーマミュージックも6種類に減っている事などから、どうしてもボリュームダウンした感が否めない内容である。
[編集] システム
基本的なシステムは前作のドラゴンボールZ 超武闘伝2を踏襲。ここでは変更点について解説する。
[編集] 2からの変更点
- いつでも舞空術が使えるようになった。ただし、上空が無いステージ「バビディ宇宙船」は例外である。
- 舞空術発動の瞬間は完全無敵になった
- 超必殺技の防御コマンドや投げ受身の受付時間が短縮された。
- 超必殺技の打ち返しが最大3回まで行えるようになった。
- 超必殺技の防御中は気が自動回復しない。前作は超必殺技のモーション中も気が上がり続けた為、受け手がどうしても有利であった。超必殺技の発動モーションも簡略化され、よりスムーズに進行するようになっている。
- 近距離での超必殺技のモーションが短縮された。
- 激烈連脚に代表される打撃系乱舞技の動きが鈍化し、見切りやすくなった。ただし、この変更はほぼ全ての打撃系必殺技の性能悪化も同時に引き起こしており、前作以上に死に技や使い勝手の悪い技が増えている。
- 連続エネルギー弾は全て同じ高さで発射される。前作のように一発ごとに舞空術を使用して避ける必要がなくなった為、エネルギー弾を使った戦いにおいてはレスポンスが向上している。
- 上空から放ったエネルギー斬が地上へと落ちていくようになる(これには下段ガードが出来ない上空において、下段判定の必殺技を無効とする意味合いがある。)他の必殺技も全て中段ガードが出来るようになり、前作における「超スライディングを使ったハメ行為」などの禁じてが出来なくなっている。
- お互いがダッシュした状態で接触すると、掴み合いへと発展する。掴み合い中にコマンドを入力する事で相手を投げられるようになる。両方に入力受付がある為、より素早くコマンドを入力した方が投げ技を実行に移せる。何も入力しなかった場合は時間で掴み合いが解除される。単に攻撃ボタンを押しただけの場合は、投げ技よりも若干遅れて相手を突き落とす技へと発展する。
[編集] 裏技
- オープニングデモ中に隠しコマンドを2回入力すると隠しキャラのTRUNKSが登場。コマンド成功時に「シャッ!」とスピード音が入れば成功である。悟空が天下一武道会でかめはめ波を撃つアニメが始まるまでに入力しないといけない。
- ゲームに電源を入れて、ベジータがオープニングの台詞を呟くまでに指定されたコマンドを押しっ放しにする事でゲームスピードを任意に上昇することが出来る。2p側でXボタンを押しながらL、Rのどちらかを押す事でゲームスピードが1.2倍、加えて2P側でXとL、Rの両方を押す事でゲームスピードが1.5倍になる。尚、前作と違ってリセットしたらその効果は失われるので再度入力しなおす必要がある。
- 対戦開始前に任意のコマンドを入力する事で、攻撃力や防御力を上昇する事が出来る。キャラクターの周りにオーラが出たら成功。黄色は攻撃力、青は防御力、赤は攻撃力と防御力の両方が上がる。それぞれ、上位コマンドを入力した場合はオーラに加えて、スパークが噴出する。
[編集] ゲーム内容
- 対戦
- 一対一で対戦するモード。
- 1PVS2P
- 1PVSCP
- 観戦モード
- 天下一武道会
- 8人のトーナメント戦。スタッフロールはこのモードで流れる。
- オプション
- サウンドテストなどが行える。
[編集] 登場キャラクター
- 孫悟空
- 超武闘伝の必殺技スラッシュダウンキックなどの復活などにより、空中攻撃にバリエーションが増える。豊富な無敵時間を持った高性能技ハリケーンソバットが削除されたが、それでも強さに支障は無い。
- 孫悟飯
- 青年になり前作から頭身が伸びた。舞空脚や爆裂パンチなどお馴染みの技を持っているが、性能自体は大きく変っている。
- ベジータ
- 他のキャラクターと同様、メテオスマッシュが一新。他はこれといって変り映えしない。
- 孫悟天
- トランクス
- 18号
- ヒップアタックなど超武闘伝の技を持っている。三角蹴りなど変ったモーションの必殺技が多い。
- 界王神
- 攻撃判定の広いクレイジーラッシュと、相手の行動を一定時間封じる動き封じ。いずれも溜め技であるが使い勝手が良く、このゲームでは最強の性能となっている。
- ダーブラ
- 必殺技の始動にAボタンを絡めた物が多く、必然的に気を如何にして溜めるかが重要となるキャラクターである。
- 魔人ブウ
- 距離に関わらず力押しで攻められるキャラクターである。接近時は縦方向にバウンドするヒップクラッシュ、距離が離れたら衝撃波で牽制と柔軟に対応できる。
- TRUNKS
- 隠しキャラ。前作のトランクス。性能・グラフィックとも前作と大差はない。超スライディングがなくなり、爆拳波の使い勝手が若干向上、スラッシュダウンキックが復活した。
[編集] 関連項目
|
|
---|---|
FC | 神龍の謎 - 大魔王復活 - 悟空伝 - 強襲!サイヤ人 - 激神フリーザ!! - 烈戦人造人間 - 激闘天下一武道会 - サイヤ人絶滅計画 |
SFC | 超サイヤ伝説 - 超武闘伝 - 超武闘伝2 - 超武闘伝3 - 超悟空伝 -突激編- - 超悟空伝 -覚醒編- - HYPER DIMENSION |
Wii | Sparking! NEO - Sparking! METEOR |
PS | Ultimate Battle 22 - 偉大なるドラゴンボール伝説 - FINAL BOUT |
PS2 | Z - Z2 - Z3 - Sparking! - 超 - Sparking! NEO - Sparking! METEOR |
PS3 | バーストリミット |
Xbox 360 | バーストリミット |
SS | 真武闘伝 - 偉大なるドラゴンボール伝説 |
プレイディア | 真サイヤ人絶滅計画 -地球編- - 真サイヤ人絶滅計画 -宇宙編- |
GB/GBC | 悟空飛翔伝 - 悟空激闘伝 - 伝説の超戦士たち |
GBA | 舞空闘劇 - THE LEGACY OF GOKU( I - II - Buu - GT) - アドバンスアドベンチャー |
DS | 舞空烈戦 - 遥かなる悟空伝説 |
PSP | 真武道会 - 真武道会2 |
その他家庭用 | ドラゴン大秘境 (スーパーカセットビジョン) - 武勇烈伝 (MD) - 偉大なる孫悟空伝説 (PCE) - アニメデザイナー (ピピンアットマーク)- ドラゴンボール (WSC) - ドラゴンボールZ (GC) |
専用機器 | バトル体感かめはめ波 - バトル体感かめはめ波2 - ドラゴンレーダーモバイル |
アーケード | 対戦格闘 Z - Super Battle - V.R.V.S - 超 - データカードダス Z - データカードダス Z2 - 爆裂IMPACT |
PC | アニメデザイナー - オンライン |
クロスオーバー | ファミコンジャンプ (FC) - ファミコンジャンプII (FC) - ジャンプスーパースターズ (DS) - バトルスタジアム D.O.N (PS2/GC) - ジャンプアルティメットスターズ (DS) |