ダスティ・ベイカー

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ダスティ・ベイカー（2006年、カブス監督時代）

ダスティ・ベイカー（Johnnie B. "Dusty" Baker, Jr. , 1949年 6月15日 - ）はアメリカ・メジャーリーグで活躍した元野球選手、監督。主に外野手。右投右打。アメリカ合衆国カリフォルニア州リバーサイド出身。 1993年から2002年までサンフランシスコ・ジャイアンツ、2003年から2006年まではシカゴ・カブスの監督をつとめた。2008年からは3年契約でシンシナティ・レッズの指揮をとる^[1]。

[編集] 人物・来歴

[編集] 現役時代

1967年のドラフト26巡目でアトランタ・ブレーブスに入団。マイナーでのプレー後、1972年には139試合に出場し、打率.321、17本塁打、76打点の好成績を収めメジャーに定着する。1976年にロサンゼルス・ドジャースに移籍。翌1977年には30本塁打を放ち、一塁手のスティーブ・ガービー（33本塁打）、三塁手のロン・セイ（30本塁打）、外野手のレジー・スミス（32本塁打）と共に30本塁打カルテットの一員となり、ワールド・シリーズ進出に貢献する。翌1978年もワールド・シリーズに進出するが、いずれもニューヨーク・ヤンキースに敗れている。1984年サンフランシスコ・ジャイアンツに移籍。1985年オークランド・アスレチックスに移籍。アスレチックス移籍後は1塁手、指名打者での出場も増える。1986年引退。

[編集] 監督時代

1993年にスプリットフィンガード・ファストボールの生みの親としても知られるロジャー・クレイグの後を受け、サンフランシスコ・ジャイアンツの監督に就任。ウィル・クラーク、マット・ウィリアムズ、バリー・ボンズを擁する強力打線と2人の20勝投手に支えられ、106勝59敗の好成績を収める(ナショナルリーグ西地区2位)。 1997年、2000年には地区優勝を果たすがリーグチャンピオンシップシリーズに勝つことは出来なかった。 2002年には、ワイルドカードからナショナルリーグを制するが、ワールドシリーズでは3勝4敗でアナハイム・エンゼルスに敗れた。第5戦ではバット・ボーイを務めていた3歳の息子ダレンが、本塁上で選手と交錯しそうになったが、機転をきかせたJ.T.スノー選手が拾い上げ難を逃れた。大変危険なプレーであったため、翌2003年のシーズンから年齢制限を設け、14歳以下の子供がバットボーイとしてベンチ入りすることは禁止された。

2003年にはシカゴ・カブスの監督に就任。1年目は地区優勝を果たすが、またしてもリーグチャンピオンシップシリーズに勝つことは出来なかった。年々成績が低下し、最下位になった2006年ついに解任される。

2007年10月13日、前任のジェリー・ナロン監督の解任に伴い新監督に就任した。

監督としては、ベテランの起用を好む。また先発投手に球数を投げさせすぎる傾向にあり、批判されることも多い^[2]。

[編集] 年度別打撃成績

年度	チ丨ム	試合	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	打点	盗塁	盗塁死	四球	三振	打率	出塁率	長打率	塁打	犠打	犠飛	敬遠	死球	併殺打	O P S
1968	ATL	6	5	0	2	0	0	0	0	0	0	0	1	.400	.400	.400	2	0	0	0	0	0	0.800
1969	ATL	3	7	0	0	0	0	0	0	0	0	0	3	.000	.000	.000	0	0	0	0	0	0	0.000
1970	ATL	13	24	3	7	0	0	0	4	0	0	2	4	.292	.333	.292	7	0	1	0	0	1	0.625
1971	ATL	29	62	2	14	2	0	0	4	0	1	1	14	.226	.238	.258	16	1	0	1	0	1	0.496
1972	ATL	127	446	62	143	27	2	17	76	4	7	45	68	.321	.383	.504	225	2	6	2	4	9	0.887
1973	ATL	159	604	101	174	29	4	21	99	24	3	67	72	.288	.359	.454	274	1	9	8	5	14	0.813
1974	ATL	149	574	80	147	35	0	20	69	18	7	71	87	.256	.335	.422	242	3	7	9	1	12	0.757
1975	ATL	142	494	63	129	18	2	19	72	12	7	67	57	.261	.346	.421	208	1	5	7	0	10	0.767
1976	LAD	112	384	36	93	13	0	4	39	2	4	31	54	.242	.298	.307	118	1	4	3	1	15	0.605
1977	LAD	153	533	86	155	26	1	30	86	2	6	58	89	.291	.364	.512	273	2	5	6	6	9	0.876
1978	LAD	149	522	62	137	24	1	11	66	12	3	47	66	.262	.325	.375	196	4	3	2	3	10	0.700
1979	LAD	151	554	86	152	29	1	23	88	11	4	56	70	.274	.340	.455	252	2	3	0	1	16	0.795
1980	LAD	153	579	80	170	26	4	29	97	12	10	43	66	.294	.339	.503	291	1	12	4	3	11	0.842
1981	LAD	103	400	48	128	17	3	9	49	10	7	29	43	.320	.363	.445	178	3	5	1	1	9	0.808
1982	LAD	147	570	80	171	19	1	23	88	17	10	56	62	.300	.361	.458	261	2	9	5	3	7	0.819
1983	LAD	149	531	71	138	25	1	15	73	7	1	72	59	.260	.349	.395	210	4	7	2	2	9	0.744
1984	SF	100	243	31	71	7	2	3	32	4	1	40	27	.292	.387	.374	91	0	4	1	0	5	0.761
1985	OAK	111	343	48	92	15	1	14	52	2	1	50	47	.268	.359	.440	151	0	3	0	0	12	0.799
1986	OAK	83	242	25	58	8	0	4	19	0	1	27	37	.240	.314	.322	78	0	2	1	0	8	0.636
通算	19年	2039	7117	964	1981	320	23	242	1013	137	73	762	926	.278	.347	.432	3073	27	85	52	30	158	0.779

[編集] 年度別監督成績

年度	球団	年齢	試合	勝利	敗戦	勝率	順位	プレーオフ
1993	SFG	44	162	103	59	.636	2
1994		45	115	55	60	.478	2
1995		46	144	67	77	.465	4
1996		47	162	68	94	.420	4
1997		48	162	90	72	.556	1	NL CS敗退
1998		49	163	89	74	.546	2
1999		50	162	86	76	.531	2
2000		51	162	97	65	.599	1	NL CS敗退
2001		52	162	90	72	.556	2
2002		53	162	95	66	.590	2	NL優勝（ワイルドカード）
2003	CHC	54	162	88	74	.543	1	NL CS敗退
2004		55	162	89	73	.549	3
2005		56	162	79	83	.488	4
2006		57	162	66	96	.407	6
2008	CIN	59
通算	14年	--	2204	1162	1041	.527	--

[編集] 受賞歴・記録

ゴールドグラブ賞1回（1981年）
シルバースラッガー賞2回（1980年、1981年）
オールスター出場2回（1981年、1982年）
ナ・リーグチャンピオンシップシリーズMVP1回（1977年）
ナ・リーグ最優秀監督賞3回（1993年、1997年、2000年）

[編集] 参考資料

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^ “Reds give Dusty Baker a three-year deal”. 2007-10-14閲覧.
^ "Dusty Baker and Pitch Counts" 2006-5-26閲覧.

[編集] 外部リンク

監督の通算成績と情報 Baseball-reference.com
選手の通算成績と情報 Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube

表・話・編・歴シンシナティ・レッズロースター
投手	41 ジェレミー・アフェルト / 61 ブロンソン・アローヨ / 34 ホーマー・ベイリー / 31 マット・ベライル / 45 ビル・ブレイ / 51 ジャレッド・バートン / 56 トッド・コフィー / 48 フランシスコ・コルデロ / 47 ジョニー・クウェート / 33 ジョシュ・フォッグ / 39 アーロン・ハラング / 52 ダニー・エレーラ / 57 マイク・リンカーン / 37 ボビー・リビングストン / 38 ゲイリー・マジュースキー / 58 マーカス・マクベス / 50 ケント・マーカー / 73 タイラー・ペランド / 74 ラモン・ラミレス / 75 ダリル・トンプソン / 36 エディンソン・ボルケス / 25 デビッド・ウェザース
捕手	9 ポール・バコ /65 ライアン・ハニガン / 26 デビッド・ロス / 71 クレイグ・テイタム / 17 ハビアー・バレンティン
内野手	54 ホルベルト・カブレラ / 28 エドウィン・エンカルナシオン / 2 アレックス・ゴンザレス / 66 ポール・ヤニッシュ / 27 ジェフ・ケッピンガー / 46 アンディ・フィリップス / 4 ブランドン・フィリップス / 19 ジョーイ・ボット
外野手	32 ジェイ・ブルース / 63 クリス・ディッカーソン / 44 アダム・ダン / 6 ライアン・フリール / 3 ケン・グリフィー・ジュニア / 15 ジェリー・ヘアストン・ジュニア / 30 ノリス・ホッパー / 23 コーリー・パターソン
監督・コーチ	12 ダスティ・ベイカー（監督） / 55 マーク・ベリー（三塁コーチ） / 22 ビリー・ハッチャー（一塁コーチ） / 49 ブルック・ジャコビー（打撃コーチ） / 59 フアン・ロペス（ブルペンコーチ） / 43 ディック・ポール（投手コーチ） / 35 クリス・スパイアー（ベンチコーチ） / 72 マイク・ステファンスキー（ブルペン捕手）
公式サイト(英語)より　40人ロースター　監督・コーチ一覧　2008年 6月14日更新

表・話・編・歴

ロサンゼルス・ドジャース 1981年のワールドシリーズロースター

6 スティーブ・ガービー / 7 スティーブ・イェーガー / 8 レジー・スミス / 10 ロン・セイ / 12 ダスティ・ベイカー / 14 マイク・ソーシア / 15 デイビー・ロープス / 16 リック・マンデー / 18 ビル・ラッセル / 21 ジェイ・ジョンストン / 28 ペドロ・ゲレーロ / 30 デレル・トーマス / 34 フェルナンド・バレンズエラ / 35 ボブ・ウェルチ / 37 ボビー・カスティーヨ / 38 デイブ・ゴルツ / 41 ジェリー・ロイス / 44 ケン・ランドロー / 46 バート・フートン / 48 デイブ・スチュワート / 49 トム・ニーデンフューアー / 51 テリー・フォスター / 52 スティーブ・サックス / 57 スティーブ・ハウ
監督トミー・ラソーダ

この項目「ダスティ・ベイカー」は、野球選手に関する書きかけの項目です。加筆、訂正などをして下さる協力者を求めています（PJ野球選手）。

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