ダイハツ・ロッキー
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ダイハツ・ロッキーとは、ダイハツ工業が造っていたクロスカントリー(SUV)タイプの乗用車である。
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[編集] 概要
本格的なラダーフレームの上に、排気量1600ccのエンジン、3ドア・レジントップのボディーを載せる。レジントップは取り外しができ、簡単にオープンとすることも可能である。ガソリンの挿入口は右側となっている。
当時は数少ないコンパクトサイズのクロカンであったが、スズキ・エスクード(1988年)に発売が先行されたこと、当初からAT車の設定がなかったこと、直線を基調とした武骨で地味な外見などが災いし、販売面は芳しいものではなかった。更に後年、親元であるトヨタから、乗用車感覚のクロスオーバーSUV、RAV4の登場により、国内での競争力不足は決定的となった。
海外向けは、同社のラガーがロッキーとすでに名乗っていた為、フェローザの名前で販売されていた。
エンジンはHD-E型1600cc直列4気筒SOHC。アプローズに搭載されていた物を縦置き化。最高出力は105馬力。
トランスミッションは5速フロアMTと4速フロアATの2タイプ。
駆動方式はトランスファーを用いたパートタイム4WDと、センターデフ方式フルタイム4WDの2タイプ。
フルタイム4WD車にはリヤアンチスピンブレーキ(ASB)が装着されていた。
部品の種類を少なくするため、当初、オーバーフェンダーはグレーメタリック一色のみであった。そのため全てのボディーカラーで、下半がグレーメタリックのツートーンとなっていた。
[編集] 歴史
- 1990年6月 発表。
- 1992年3月 AT車の追加。フルタイム4WD車の廃止。
- 1993年8月 マイナーチェンジ。灯火類やフロントグリルの変更。新グレードの追加など。
- 1997年4月 RAV4との調整や、一回り大きいサイズのラガーとロッキーを統合し、テリオスが引き継ぐこととなり、生産を終了した。
[編集] CM
[編集] CMキャラクター
- 相原勇(発売当初)