スクール (バンプレストオリジナル)
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スクールとはスーパーロボット大戦シリーズに登場する架空の組織である。
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[編集] 概要
アードラー・コッホが主催していたパーソナルトルーパーの優秀なパイロットを輩出するための特殊教育機関。だがその実態は子供達に薬物等を使用した強化措置を受けさせる人体実験研究所の意味合いが強かったようだ。実験や強化による被験者の死亡や精神崩壊などを多数起こし、様々な方面からの非難を受けて、機関は解散している。
被験者の「性能」や目的に合わせて、クラスが分けられており、アウルム(金)、アルジャン(銀)、ブロンゾ(青銅)、イエロ(鉄)、ラトゥーニ(真鍮)のクラスがあり、内、ブロンゾクラスはコンビネーション戦闘を重点に置いたクラスだとされている。ここの出身者で現在わかっている者にアラド(ブロンゾクラス28号)、ゼオラ(ブロンゾクラス27号)、ラトゥーニ(ラトゥーニクラス11号)、オウカ(アウルムクラス1号)の4名がいる。
第2次αではさらに、マシンナリーチルドレンを産み出す為に作られた施設だったらしい事をカミーユが言及している。
[編集] ブーステッド・チルドレン
アードラー・コッホが主宰していたパイロット養成機関『スクール』内において、催眠術、薬物等における記憶の削除や同じく薬物による肉体強化措置を受けたパイロットのこと。オウカ・ナギサ（アウルム1）、ゼオラ・シュヴァイツァー（ブロンゾ27）、アラド・バランガ（ブロンゾ28）、ラトゥーニ・スゥポータ（ラトゥーニ11）が生存。そのうちラトゥーニ以外の3人はスクール解散後アギラとクエルボが引き取り、DCで訓練と調整を続けていた。
[編集] アラド・バランガ
声：鶏内一也
初出は『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION』で、エンディングに名前のみ登場。実質的な初登場は『第2次スーパーロボット大戦α』のリアル系男主人公として。年齢は推定15歳。DCのパイロット養成機関であるスクールの生徒。クラス番号はブロンゾ28（ブロンゾクラス28号）。階級は曹長。ゼオラとコンビを組む。『OG2』後は新生特殊戦技教導隊に所属。
前向きな明るい性格で、ゼオラに度々冗談や軽口を叩いては怒りを買っている（他の女性に対してそういった言動は取らない）。また、自身が作った言葉を著名なパイロットの言葉として言う事が多い。好みのタイプは「おしとやかな人」であると発言している（ただし、ゼオラの前で発言しているので軽口の可能性もある）。ブーステッドチルドレンとして肉体の強化措置と記憶操作を受けており、スクール以前の記憶を持っていないが、本人はそれを深刻に捉えていない(本人曰く「スクールなんかにいれられたくらいだからロクな過去じゃない」。ただし、その事を全く疑問に思っていなかったゼオラとは違い、何故自分達に記憶がないのかを疑問視していた)。スクールにおける地位は「落ちこぼれ」であったが、これはアラドが自身の特性に適合する機体に恵まれなかった事も影響しており、追い詰められた状況下やゼオラの窮地には、他のエースパイロット達が一目置くほどの操縦センスが発揮される。『第2次α』ではヤザンが、『OG2』ではアーチボルドが「スイッチが入れば化けるタイプ」と評していた。生身でもかなりの身体能力を持っているが本人がどこか抜けているために、敵の人質になった子供を解放しておきながら自分が人質になってしまったりもしている。また、肉体強化措置のためか非常に頑丈でもあり、傷の治癒能力も常人より遥かに高い。アギラ・セトメには欠陥品とされていたが、イーグレット・フェフは彼の身体能力や肉体の頑健さを高く評価しており、マシンナリー・チルドレンの基本素体としてアラドの遺伝子情報を使用していた（そのため、多少容姿が似ている）。
必要以上に接近戦を行う傾向にあり、ランドグリーズのシミュレーションでは接近戦を行ってゼオラに怒られ、カイの戦闘に関する講義でも無謀な突撃論を語ってカイとラトゥーニに呆れられた事もある。しかし、その一方で砲撃戦用のビルトファルケンで、OSが未調整だったにも関わらず接近戦を行い、ある程度使いこなすという荒業を披露したこともあり、このような命知らずの突撃戦法がきっかけでマリオン博士に気に入られ、後にビルトビルガーを託される。キョウスケに匹敵する強運の持ち主で、実力の不足分を運でカバーしている面もある。ただし、キョウスケがシャトル事故を素の運だけで生き残った事に関しては「負け」を述べている。突撃戦法という点でキョウスケと戦い方が似てるため、本人から戦闘データを渡されている。
最低でも3人前は食べる大食漢で、『OG2』ではクスハの栄養ドリンクをおいしく飲む驚異の味覚と胃の持ち主。但し、『第3次α』では事前に情報を知っていたせいか激しく拒否していた。ゼオラの料理だけは駄目だったが、レーツェルに鍛えられた後の彼女の料理は問題ない模様。『OGS』ではアインストとの戦闘台詞で「食ったらうまいかな」とプレイヤーの度肝を抜く発言もしている。
乗機はヒュッケバインMk-III・タイプR（トロニウムエンジンオミット）、ビルトビルガー・タイプR、ビルトファルケン・タイプLなど。また、第2次αの第1話では機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORYのザクIIF2型に搭乗した。専用BGMは『ACE ATTACKER Ver.W』、『WILD FLUG』(合体攻撃時)。
[編集] ゼオラ・シュバイツァー
声：かかずゆみ
初出は『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION』のエンディング（名前のみ）。推定17歳。実質的には『第2次スーパーロボット大戦α』から登場。DCのパイロット養成機関であるスクールの生徒。クラス番号はブロンゾ27（ブロンゾクラス27号）。階級は曹長。アラドとコンビを組む。『OG2』以降は新生特殊戦技教導隊に所属。
アラドと同じくブーステッド・チルドレンとして肉体強化措置と記憶操作を施されている（スクール以前の記憶がない事に関しては全く疑問に思っていなかったようである）。短気で怒りっぽく、よく自分の大きな胸についてからかうアラドを怒鳴ったり殴ったりしており、普段からアラドの姉のように振舞っているが、内心では彼のことを大切に思っており、アラドが戦死したと信じた時には、ショックのあまり泣き崩れ、『OG2』ではラトゥーニに責任を押し付けてその殺害を口に出すなど、むしろ自身がアラドに依存している部分が大きい。『OG2』においては、アギラ・セトメに記憶を操作され、連邦側に回ったアラドがラトゥーニを連れ去った敵だと思いこまされ幾度となく戦いを挑んだが、アラドが絶体絶命の窮地に瀕した際の精神的ショックから、本来の記憶を取り戻す。典型的なツンデレキャラ[1]。ビアン・ゾルダーク（『第2次α』ではジャミトフ・ハイマン）の思想に対して盲目的に心酔していた。
料理に関しては、好き嫌いのないアラドですら拒否するほどの腕前だった（ただ『第3次α』においてアラドはなんだかんだで全部食べてくれていたと言っている）が、『OG2』以降はレーツェルによって矯正されている。そのため、同じく料理を不得意とするレオナとは違い、置かれた環境の問題で料理が下手だったものと思われる。
『OGS』中断メッセージで誤って風呂を覗きそうになったアラドをさん付けするが、これはかかずゆみが某キャラを演じている事からのパロディである。その他、「Gアゲイン」（『第3次α』）や「。!」（『OGS』）と中断メッセージで締めくくる事がある。
『第3次α』では、クォヴレーの人格の形成に大きな役割を果たした。
乗機はビルトファルケン・タイプR、ランドグリーズなど。第2次αの序盤では機動戦士Ζガンダムのバーザムに搭乗したことも。専用BGMは『ACE ATTACKER Ver.W』、『WILD FLUG』(合体攻撃時)。
[編集] ラトゥーニ・スゥボータ
声：平井理子
『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION』から登場。14歳。階級は曹長→少尉。連邦のパイロット養成機関であるスクールの元生徒。愛称はラト。『OG2』後は新生特殊戦技教導隊に所属。『α』シリーズにおいては、設定は存在しているものの未登場。
ラトゥーニという名前は、スクール時代にラトゥーニクラスの11号であったことに由来している。これはOG2で追加された設定であるため、OGではアードラーが知らないはずのフルネームで彼女を呼ぶシーンがあるのだが、後にOGsでは修正され「ラトゥーニ11」と呼ばれていた。ちなみに、ラトゥーニとはロシア語で真鍮の事を指す。スクールの仲間達からは「ラト」という愛称で呼ばれている。姓のスゥボータは、ジャーダ・ベネルディとガーネット・サンデイが付けたもので、ロシア語で「土曜日」の意味。「ベネルディ」がイタリア語で金曜日、「サンデイ」が英語で日曜日の意味であることから、その間の土曜日からとった名前である。
スクールでの苛烈な訓練や実験によって極度の対人恐怖症になってしまい、戦えなくなって捨てられた後、ジャーダとガーネットに助け出された当初も他人に心を開こうとはしなかった。しかし様々な経験を通じて、無口だが強い意志を持った少女へと成長する。リュウセイのことを慕っており、彼の精神的な支えとなる場面も見られたが、リュウセイが鈍感なこともあって関係はなかなか進展していない。リクセント公国のシャイン王女とは立場を超えた友人であり、相棒。マイとは恋敵の間柄だが、ラト自身はマイの境遇に同情しており、仲は悪くない（ドラマCDではマイもラトを心配している）。とはいえ、リュウセイがマイとの合体攻撃のモーションを相談したときには嫉妬したりもした(その後自己嫌悪に陥っていたが)。以前はメガネ型の情報解析ツールをかけていたが、「かけていない方がいい」というシャインの意見とショーンの「命令」で外すことになる。その後、ガーネットの手により服装もフリルのついたゴスロリ系のものになった（OVAドラマCDでは軍の宣伝の一環でもあるようだ）。『DW』以降の設定ではDC残党との決戦からシャインにプレゼントされた眼鏡を着用しており、ゴスロリファッションでの戦闘は殆ど行っていない。パイロットとして天性の才能を持っており、バーニングPT（ゲーム）で全国大会準優勝者であるリュウセイと対戦し、10戦して6勝4敗の勝ち越しで勝利を収めている。スクールで受けた肉体強化措置と訓練のためか生身でも高い戦闘能力を持ち、ガーネット曰くSP数人分の働きをこなせるとのこと。
『OGS』以降ではリュウセイの影響で一部の武器の台詞で「リュウセイみたいにやってみる」とリュウセイ風に叫ぶようになり、「リュウセイの悪影響を受けた人物その1」として認知されている（各メディア攻略記事より））[要出典]。
乗機はフェアリオン・タイプS、量産型ヒュッケバインMK-II、F-28メッサー、ビルトラプターなど。専用BGMは『Fairy Dang-Sing』(フェアリオン)、『真鍮の真心』。
[編集] オウカ・ナギサ
桜花 凪沙
声：根谷美智子
初出は『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION』のエンディング（名前のみ）。実質的には『スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION2』から登場。『α』シリーズにおいては、ラトゥーニ同様設定は存在しているものの未登場。
スクール最古参の生徒であり、クラス番号はアウルム1（アウルムクラス1号）。実力もスクール中ナンバー1。スクールの生徒達の姉のような存在で、特にラトゥーニのことを実の妹のように可愛がり、皆から「姉様」（アラドからは「姉さん」）と呼ばれ慕われていた。強化措置により、ゲイムシステムに長時間適応することが可能になっている。ゼオラと同じくアギラ・セトメに記憶操作を受けており、アースクレイドルでの決戦においては人格を消去されてラピエサージュに搭乗させられていたが、クエルボ・セロによって人格を取り戻し、最期はアギラを道連れに地の底に沈んだ。
乗機はエルアインス、ラピエサージュ。専用BGMは『桜花幻影』。
なお、公式設定の名前の漢字表記「桜花 凪沙」ではオウカという名前は姓という事になってしまうのだが、『OG2』以来この設定は修正されていない（名前を付けたのはクエルボであるため、彼が日本人の名前の付け方を理解していなかったと解釈する事も出来る）。
名前はゲーマガの連載[要出典]での寺田プロデューサーのコメントによると第2次世界大戦末期の日本の特攻兵器『桜花』から。
[編集] 人物
[編集] アードラー･コッホ
スクールの創設者。ディバイン・クルセイダーズ#人物を参照。
[編集] アギラ・セトメ
声：真山亜子
スクールの生徒に記憶操作をした張本人。初登場は『スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION2』。アードラーと共に兵士養成機関スクールを設立した一人で、数々の問題（生徒の死亡率が高い、コストの割に使える兵士ができない等）からスクールが閉鎖された後も残った生徒たちを引き取り、実験を続けていた。「人間の感情が戦闘に及ぼす影響」をテーマとする実験は狂気以外の何者でもなく、スクールの生徒たちに数々の非道な処置や実験を行っていた。かつては特脳研でアヤやマイを被験体として扱っていた過去を持ち、他人に偽りの記憶を植え付けることを躊躇しない。正気を取り戻したオウカの攻撃によって死亡したが、イーグレット・フェフの手で暴走したマシンセルの力で復活する。しかし、オウカがラピエサージュを自爆させたことで爆散し、完全に死亡した。自分の研究が予想通りの結果を出す事のみに腐心しており、地球や他人がどうなろうと全く気にしないなど、エルデと共通する部分が多々ある（自分の利益しか考えないという点で、エルデやミツコと並ぶ悪女とも言える）。
[編集] クエルボ・セロ
声：遊佐浩二
アギラの部下の研究者。初登場は『スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION2』。かつて特脳研に所属し、満足な研究が出来なかったためEOTI機関へ去り、その後スクールの生徒に記憶操作の処置を行っていた。マオ社のラーダ・バイラバンとは特脳研時代の知り合いで、彼女を研究対象としていた過去がある。アギラと違い、被験体に対して非人道的な行為を行う事を厭っており、ラーダを被験体としての立場から救ったり、スクールの生徒たちがクラス名で呼ばれることを憂い、名前を付けたりしていた（ラトゥーニはクエルボが名前を付ける前にアードラーに捨てられたため、クラス名が名前になっている）。そのためスクールのメンバー達も彼に対しては好意的であった。アースクレイドル内での決戦ではラーズアングリフに搭乗し、自ら出撃。オウカをアギラの呪縛から救うべく、ラトゥーニ達に協力するが、マシンセルによって変質したアースクレイドルに取り込まれて死亡した。
[編集] 脚注
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|---|---|
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| 携帯機種シリーズ | A/i-mode/ポータブル - R/i-mode - D - J - W |
| 単発 | 初代 - 新 - 64/LB - MX/ポータブル - GC/XO- Z |
| Scramble Commander | Scramble Commander - SC2nd |
| ORIGINAL GENERATION | OG1 - OG2 - OGS - OG外伝 - 無限のフロンティア/コミック版 |
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