エリック・ベダード
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エリック・ベダード Érik Bédard シアトル・マリナーズ No.45 |
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基本情報 | |
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国籍 | カナダ |
出身地 | オンタリオ州ナヴァン |
生年月日 | 1979年3月6日(29歳) |
身長 体重 |
6' 1"=約185.4cm 190lb=約86.2kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
守備位置 | 投手 |
プロ入り | 1999年 ドラフト6巡目 |
初出場 | 2002年4月17日(MLB) |
年俸 | $7,000,000[1](2008年) |
経歴 | |
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■Template ■ウィキプロジェクト 野球選手 |
エリック・ベダード(Érik Joseph Bédard , 1979年3月6日 - )は、MLBシアトル・マリナーズ所属の投手。カナダのオンタリオ州ナヴァン出身。左投左打。
目次 |
[編集] 略歴
1999年に、ドラフト6巡目でボルチモア・オリオールズから指名を受け、プロ入り。入団4年目の2002年4月17日にメジャーデビューを果たしたが、2試合に登板して13.50という防御率を記録し、マイナー落ち。同年オフに肘の手術を受けている。2003年は1年間、手術の影響もあってメジャーに昇格することはなかった。
2004年にメジャーに再昇格すると、27試合のうち26試合に先発投手として登板した。防御率4.59、6勝10敗と負け越したが、121奪三振は新人資格を持つ選手の中でリーグ1位だった[1]。その後、ローテーションを守り続け、2006年に自己最多の15勝を記録し、6月16日以降、7戦7勝を記録するなどで10勝5敗を記録し、防御率2.58はメジャー全体でロジャー・クレメンスの2.30に次いで2位となった[2]。シーズン中盤以降ピッチングが良くなったのは、レオ・マゾーニー投手コーチは「緩急のつけ方がこれまでとは違うレベルになったのと、シーズン中盤から一球一球にガッツを込めて投げるようになったことが大きい」と評価している[3]。
左打者に対しては被打率が.200で被本塁打が1であった一方、右打者被打率は.272で被本塁打が15だった[4]。好投しているときは、右打者のカッターがひざ元に決まって効果を上げるが、それが決まらないと甘く入った速球やカーブを痛打された[3]。
2007年は5月以降完璧な投球を見せた。投球をシンプルにし、大半はムーヴィング・ファストボールとカーブのみで、チェンジアップは時々交える程度になった[5]。緩急をつけ両サイドに投げ分け、右打者の被安打率は.208で左打者よりも低くなった[6]。
7月2日のレンジャーズ戦で先発投手として通算102試合の登板で初完投を記録した。9月9日に故障者リスト入りしてシーズンを終えたが、マイク・ムッシーナが1997年に記録した217奪三振を上回る221奪三振を記録し、オリオールズ新記録(1954年以降)を更新し、奪三振率は10.93で球団新記録となった[7]。これだけの三振を奪えるのはカーブの制球が抜群にいいからである[5]。
オリオールズはシーズンオフに2009年一杯でFAになるベダートとの契約延長交渉をしたが、ベダードが拒否。オリオールズはトレードを模索し、2008年2月8日にアダム・ジョーンズ、ジョージ・シェリル、クリス・ティルマン、トニー・バトラー、マイク・ミッコリオの計5選手との交換トレードでシアトル・マリナーズへ移籍した[8]。
投球スタイルは150キロ近いツーシームと変化量の大きいカーブを武器を武器とする本格派。
[編集] 年度別成績
年 度 |
チ 丨 ム |
勝 利 |
敗 戦 |
試 合 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
完 了 |
セ 丨 ブ |
投 球 回 |
被 安 打 |
失 点 |
自 責 点 |
被 本 塁 打 |
四 球 |
奪 三 振 |
奪 三 振 率 |
死 球 |
暴 投 |
打 者 |
敬 遠 |
ボ 丨 ク |
防 御 率 |
W H I P |
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2002 | BAL | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.2 | 2 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 13.43 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 13.50 | 3.000 |
2003 | 試合出場なし | |||||||||||||||||||||||
2004 | BAL | 6 | 10 | 27 | 26 | 0 | 0 | 0 | 0 | 137.1 | 149 | 83 | 70 | 13 | 71 | 121 | 7.93 | 7 | 7 | 633 | 1 | 2 | 4.59 | 1.602 |
2005 | BAL | 6 | 8 | 24 | 24 | 0 | 0 | 0 | 0 | 141.2 | 139 | 66 | 63 | 10 | 57 | 125 | 7.94 | 5 | 4 | 606 | 1 | 1 | 4.00 | 1.384 |
2006 | BAL | 15 | 11 | 33 | 33 | 0 | 0 | 0 | 0 | 196.1 | 196 | 92 | 82 | 16 | 69 | 171 | 7.84 | 5 | 6 | 844 | 0 | 0 | 3.76 | 1.350 |
2007 | BAL | 13 | 5 | 28 | 28 | 1 | 1 | 0 | 0 | 182.0 | 141 | 66 | 64 | 19 | 57 | 221 | 10.93 | 5 | 3 | 733 | 0 | 0 | 3.16 | 1.088 |
通算 | 5年 | 40 | 34 | 114 | 111 | 1 | 1 | 0 | 0 | 658.0 | 627 | 308 | 280 | 58 | 254 | 639 | 8.74 | 22 | 20 | 2820 | 2 | 3 | 3.83 | 1.339 |
- 数字は2007年までのもの。太字はリーグ1位。
[編集] 脚注
- ^ "Erik Bedard 2004 Career Highlights (英語)" 2008年6月14日閲覧.
- ^ "Erik Bedard 2006 Career Highlights (英語)" 2008年6月14日閲覧.
- ^ a b 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2007』 廣済堂出版、2007年、84項。ISBN 978-4-331-51213-5。
- ^ "Erik Bedard 2006 Pitching Splits - Baseball-Reference PI (英語)" 2008年6月14日閲覧.
- ^ a b 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2008』 廣済堂出版、2008年、86項。ISBN 978-4-331-51300-2。
- ^ "Erik Bedard 2007 Pitching Splits - Baseball-Reference PI (英語)" 2008年6月14日閲覧.
- ^ "Erik Bedard 2007 Career Highlights (英語)" 2008年6月14日閲覧.
- ^ Orioles trade Bedard to Mariners for five prospects (AP通信) 2月9日閲覧
[編集] 外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube
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投手 | 43 ミゲル・バティスタ / 45 エリック・ベダード / 48 ロイ・コーコラン / 41 R.A.ディッキー / 31 ライアン・フィラーベンド / 65 アンダーソン・ガルシア / 54 ショーン・グリーン / 34 フェリックス・ヘルナンデス / 38 ジョン・フーバー / 62 シーザー・ヒメネス / 57 マーク・ロウ / 35 ブランドン・モロー / 59 エリック・オフラハティ / 20 J.J.プッツ / 53 アーサー・ローズ / 18 ライアン・ローランドスミス / 52 カルロス・シルバ / -- トレーシー・ソープ / 56 ジャロッド・ウォッシュバーン / -- ジャレッド・ウェルズ / 46 ショーン・ホワイト / 60 ジョセフ・ウォアマン |
捕手 | 15 ジェイミー・バーク / 2 城島健司 / 32 ロブ・ジョンソン |
内野手 | 29 エイドリアン・ベルトレ / 5 ユニエスキー・ベタンコート / 13 ミゲル・カイロ / 17 陳鏞基 / 39 ブライアン・ラヘアー / 4 ホセ・ロペス / 12 マイク・モース / 44 リッチー・セクソン |
外野手 | 50 ウラディミール・バレンティン / 16 ウィリー・ブルームクイスト / 28 ラウル・イバニェス / 8 ジェレミー・リード / 51 イチロー |
指名打者 | 9 ジェフ・クレメント / 3 ホセ・ビドロ |
監督・コーチ | 47 ジム・リグルマン(監督) / -- ホセ・カストロ(打撃コーチ) / 37 ノーム・チャールトン(ブルペンコーチ) / 22 サム・パラーゾ(三塁コーチ)/ 55 リー・エリア(ベンチコーチ) / 1 エディ・ロドリゲス(一塁コーチ) / 30 メル・ストットルマイヤー(投手コーチ) |
公式サイト(英語)より 40人ロースター 監督・コーチ一覧 2008年6月19日更新 |