ジェフ・クレメント
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ジェフ・クレメント(Jeffrey B. Clement,1983年8月21日-)はアメリカ合衆国MLB・シアトル・マリナーズの捕手。右投げ左打ち。身長6フィート1インチ、体重210ポンド。シアトル・マリナーズに2005年のドラフト1位、全体での3番目で指名され、入団。
[編集] キャリア
アイオワ州マーシャルタウン高校在学中は全米高校記録となる75本塁打を放ち、進学先の南カリフォルニア大学在学中には2005年に大学リーグ最優秀捕手に送られるジョニー・ベンチ賞を受賞、有力スポーツ誌「ベースボールアメリカ」やNCBWA(National Collegiate Baseball Writer Association)の全米選抜に選出されたうえ、3年連続でパシフィック・テン・カンファレンスのオールスターに選抜。大学野球歴代2位の46本の本塁打(1位はマーク・マグワイアの54本)、歴代7位タイの150打点、歴代8位タイの長打率.596、歴代10位となる114の四球を記録した。在学最終年の成績は、ほとんどすべての攻撃部門でチーム1位(打率: .348、ヒット: 80、本塁打: 15、打点: 54、四球: 44、出塁率: .472)である。
マリナーズと契約後、2005年シーズンは同球団傘下AAのサンアントニオでプレー。2006年はAAのサンアントニオで開幕を迎える。学生時代に故障をした経験が全くなかったが、この年に左肘遊離軟骨除去と左肘靱帯損傷修復手術を受け5月2日から6月21日まで故障者リスト入り。復帰後にAAAタコマへ昇格し、成績は67試合に出場して打率.257、本塁打4、32打点だった。2006年オフにはハワイのウィンターリーグ、ワイキキ・ビーチボーイズに参加するも結果は21試合53打席で、打率わずかに.189と散々だった。2007年春季キャンプには招待選手として参加している。
打撃に関しては既にメジャーレベルとの声もあるが、守備に関してはまだ問題があると言われている。現在マリナーズが最も期待する新人であり、城島健司は彼が成長するまでのつなぎ役とされている。その城島健司は2008年4月にマリナーズと2011年まで契約を延長したが、マリナーズのビル・バベシGMは「もしジェフが先発するなら、(城島は)他のポジションも視野に入れなければならない」と発言している[1]。
[編集] 関連項目
[編集] 脚注
- ^ 城島、マリナーズと契約延長 3年総額24億円、中日スポーツ、2008年4月27日
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投手 | 43 ミゲル・バティスタ / 45 エリック・ベダード / 48 ロイ・コーコラン / 41 R.A.ディッキー / 31 ライアン・フィラーベンド / 65 アンダーソン・ガルシア / 54 ショーン・グリーン / 34 フェリックス・ヘルナンデス / 38 ジョン・フーバー / 62 シーザー・ヒメネス / 57 マーク・ロウ / 35 ブランドン・モロー / 59 エリック・オフラハティ / 20 J.J.プッツ / 53 アーサー・ローズ / 18 ライアン・ローランドスミス / 52 カルロス・シルバ / -- トレーシー・ソープ / 56 ジャロッド・ウォッシュバーン / -- ジャレッド・ウェルズ / 46 ショーン・ホワイト / 60 ジョセフ・ウォアマン |
捕手 | 15 ジェイミー・バーク / 2 城島健司 / 32 ロブ・ジョンソン |
内野手 | 29 エイドリアン・ベルトレ / 5 ユニエスキー・ベタンコート / 13 ミゲル・カイロ / 17 陳鏞基 / 39 ブライアン・ラヘアー / 4 ホセ・ロペス / 12 マイク・モース / 44 リッチー・セクソン |
外野手 | 50 ウラディミール・バレンティン / 16 ウィリー・ブルームクイスト / 28 ラウル・イバニェス / 8 ジェレミー・リード / 51 イチロー |
指名打者 | 9 ジェフ・クレメント / 3 ホセ・ビドロ |
監督・コーチ | 47 ジム・リグルマン(監督) / -- ホセ・カストロ(打撃コーチ) / 37 ノーム・チャールトン(ブルペンコーチ) / 22 サム・パラーゾ(三塁コーチ)/ 55 リー・エリア(ベンチコーチ) / 1 エディ・ロドリゲス(一塁コーチ) / 30 メル・ストットルマイヤー(投手コーチ) |
公式サイト(英語)より 40人ロースター 監督・コーチ一覧 2008年6月19日更新 |