カット・ファスト・ボール
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カット・ファスト・ボールは、野球の変化球のうちの一つ。日本ではカットボール、アメリカではカッターと呼ばれることが多い。
直球とほぼ同じ握り方で、リリースの際にスライダーと直球の間のようなリリースの仕方から直球のようにボールを切って投げる。概してその変化はさほど大きくないが、むしろそのために、打者の目から見ると手元に来るまでストレートと見分けがつかないことが多い。打者にとっては、ストレートでないと判った時にはすでに振ってしまっていることになり、バットの芯を外されて凡打することが多く、実際、主にその目的で使われる。
[編集] 代表的な選手
この変化球の使い手として最も有名なのは最速95マイル(153キロ)のカットボールを投げるニューヨーク・ヤンキースの守護神、マリアノ・リベラ。日本では中日ドラゴンズの川上憲伸が有名。