インスタント食品
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インスタント食品(インスタントしょくひん)とは、簡単かつ短時間の調理で食べられるように加工され、かつ保存性を持たせた食品。「即席食品」とも言う。
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[編集] 概要
乾燥した穀物を加熱して作るはったい粉や、加熱した穀物性食品を乾燥して作る糒は、インスタント食品の走りともいうべきものである。他にも湯を加えるだけで食べられる食品としては葛湯や蕎麦掻きなども古くから存在する。
1810年にイギリスのピーター・デュランドが、金属製容器に食品を入れる方法を発明し、その後形状、開封方法、内面の保護方法などに工夫を加えて、現在の缶詰となっている[1]。レトルトパックは、缶詰の包装材料にさらに工夫を加え、プラスチックやアルミホイルなどを用いるように改良した製品である。
1950年代に生まれたインスタントラーメンは世界に広がった。またこの普及によって、粉末スープを製造する技術が生まれ、さらに、医薬品製造に用いられていた凍結乾燥(フリーズドライ)の技術が、ネギやエビなどの具にも応用され、食品に広く用いられるようになった。
インスタント食品は日常においても頻繁に使われているが、戦場や登山、災害地域などでも使われている。また戦場や登山では冷凍食品は用いないのが普通で、軽くて携行が容易なフリーズドライ食品が重宝される。
[編集] 種類
[編集] 伝統食品
[編集] 麺類
[編集] 缶詰・レトルト食品
- 米飯(白飯、赤飯、雑炊)・粥
- カレー(白飯付き、カレーのみ)
- スープ
- クリームシチュー
- 丼料理の具 - 牛丼、親子丼、中華丼
- 肉料理 - ハンバーグ、ミートボール、ミートソース
- 煮物 - おでん、煮豆、雑煮
[編集] 粉末食品
飲料
食料
[編集] 乾燥食品
[編集] フリーズドライ
- インスタントコーヒー
- 味噌汁、吸い物
- 野菜
- 果物
[編集] 冷凍食品
[編集] 宇宙食
詳細は「宇宙食」の項を参照。
[編集] 脚注
- ^ フランスでナポレオン・ボナパルトによる懸賞に応募する形で1804年にニコラ・アペールが発明した瓶詰めをルーツに持つ。