アンドレ・ロッテラー
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アンドレ・ロッテラー(André Lotterer, 1981年11月19日 - )はドイツ人レーシングドライバー。
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[編集] プロフィール
- 身長:184cm
- 体重:75kg
- 血液型:RH+B
16才で4輪レースデビュー。1998年・1999年には、ドイツ BMW/ADAC フォーミュラジュニア チャンピオン・ドイツ BMW/ADAC フォーミュラ チャンピオンを獲得。2000年よりドイツF3に参戦。同年よりジャガーのF1テストドライバーを務め、2002年にはリザーブドライバーとなる。なお途中の2001年シーズンはイギリスF3選手権に参戦している。
2003年に来日。以後、2005年まで中嶋悟率いるNAKAJIMA RACINGから、全日本GT選手権・SUPER GTやフォーミュラ・ニッポンに参戦している。フォーミュラ・ニッポンでは、2003年の開幕戦においていきなり2位表彰台を獲得し能力の高さを発揮した。当該年度は優勝こそ逃したもののシリーズ4位と好成績を残した。初勝利は、翌2004年の第3戦もてぎラウンド、第7戦のセパンラウンドでも勝利しシリーズ2位と躍進した。2005年も2勝しており、シリーズチャンピオン争いの常連となっている。全日本GT選手権には、2003年の第4戦富士ラウンドから小暮卓史に変わって松田次生のパートナーとして参戦している。初勝利は2004年の第5戦のもてぎラウンド。GTにおいては手堅いドライビングを行い安定感を見せていたが、成績面では今ひとつ目立たなかった。
2006年はフォーミュラ・ニッポン・SUPER GTともに、トヨタ陣営であるTOM'Sに移籍した。フォーミュラ・ニッポンでは、このカテゴリーに初挑戦であったTOM'Sからのエントリーにもかかわらす2勝し、フォーミュラにおける能力の高さを周囲に再認識させた。SUPER GTでは脇阪寿一とコンビを組んで参戦、開幕戦で優勝を飾った。その後、優勝こそなかったものの全戦でポイントを挙げる等、安定した成績を収め、トヨタSC430のデビューイヤーをシリーズチャンピオンで飾った。また、ロッテラー自身にとっても、日本での初タイトルの獲得であった。2007年及び2008年も前年に引き続き同じ体制で両シリーズに参戦している。
そのアグレッシブなドライビングスタイルのため、コンディションの悪い場面での高いポテンシャルが光るものの、他車との接触が多いことが惜しまれる。
[編集] エピソード
- 父がペルー出身、母がドイツ人で、自身がベルギーにて教育を受けてきたため、数カ国語を操る事が出来る国際派である。
- 父がレーシングチームのマネージャーをしていた事もあって、幼少よりカートを始めた。
- ブノワ・トレルイエとは大親友である。
[編集] レース戦績
- 1998年 - BMW/ADACフォーミュラジュニア(シリーズチャンピオン)
- 1999年 - BMW/ADACフォーミュラ(シリーズチャンピオン)
- 2000年 - ドイツF3選手権(シリーズ4位)
- 2001年
- イギリスF3選手権
- F1ジャガーチームテストドライバー
- 2002年
- F1ジャガーチームテストドライバー&リザーブドライバー
- スパフランコルシャン24時間(3位)
- チャンプカー(シリーズ22位)
- 2003年
- 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン(NAKAJIMA RACING #2 PIAA NAKAJIMA/ローラ B351 MF308)(シリーズ4位)
- 全日本GT選手権・GT500クラス<Rd.4~>(Mobil 1 NAKAJMA RACING #64 Mobil 1 NSX/HONDA NA2 C32B)(シリーズ16位)
- 2004年
- 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン(NAKAJIMA RACING #2 PIAA NAKAJIMA/ローラ B351 MF308)(シリーズ2位・2勝)
- 全日本GT選手権・GT500クラス(EPSON NAKAJMA RACING #64 EPSON NSX/HONDA NA2 C30A)(シリーズ8位・1勝)
- 2005年
- 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン(NAKAJIMA RACING #2 PIAA NAKAJIMA/ローラ B351 MF308)(シリーズ4位・2勝)
- SUPER GT・GT500クラス(EPSON NAKAJMA RACING #64 EPSON NSX/HONDA NA2 C32B)(シリーズ9位)
- 2006年
- 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン(TOM'S #5 DHG TOM'S RACING/FN06 RV8J)(シリーズ3位・2勝)
- SUPER GT・GT500クラス(TOYOTA TEAM TOM'S #36 OPENINTERFACE TOM'S SC430/LEXUS SC430 UZZ40 3UZ-FE)(シリーズチャンピオン・1勝)
- 2007年
- 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン(TOM'S #36 DHG TOM'S RACING/FN06 RV8J)(シリーズ5位)
- SUPER GT・GT500クラス(TOYOTA TEAM TOM'S #1 宝山 TOM'S SC430/LEXUS SC43U ZZ40 3UZ-FE)(シリーズ6位)
- 2008年
- 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン(TOM'S #36 PETRONAS TEAM TOM'S/FN06 RV8J)
- SUPER GT・GT500クラス(PETRONAS TOYOTA TEAM TOM'S #36 PETRONAS TOM'S SC430/LEXUS 430 UZZ40 3UZ-FE)
[編集] 外部リンク
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代表取締役:角屋愛美 | |
所属タレント(女子) | 花清真由子・三苫千景・稲垣慶子・ロペス貴子・平山愛子・山崎友華・星河ユカリ・南香織・高橋麻美・山本里奈・水城さと子・原ともえ・白河なおみ・藍川美聖・浅見美鈴・青木未央・古澤恵・天野由加里・葵ゆりか・天海あむる・藤原明子・小澤美歩・神谷美来・柑谷亜由美・坂本麻衣・早坂ゆか・鈴木あさ美・竹下由希・仲野絵美・沼尾加奈絵・春奈・エリナ・あつこ・真彩・藤田ちひろ・松本麻実・奥野静香・疋田英美・中沢結・川瀬まりあ・勝呂玲羅 |
所属タレント(男子) | 保阪尚希 |
所属スポーツ選手 | アンドレ・ロッテラー・脇阪寿一・脇阪薫一・星野一樹・金子柱憲・矢野東・藤島豊和・吉川練・新田明臣 |
友好関係のある事務所 | プラチナムプロダクション・ハイタイド・トータルベネフィット・K-point |
関連項目 | プラチカ(関連子会社)・SUPER GTイメージガール・A-class・ZENT sweeties |
関連人物 | ヒロミ・松本伊代・早見優・堀ちえみ・丹野友美・榎並さち・吉川ひとみ・米山理恵子・若菜香里・国本真子・須藤寛子・村上麻里恵・吉川はるな・大谷ゆり・実川幸・大野恵子・星野智世・白雪 |
2007年のフォーミュラ・ニッポンを戦うチームと出走ドライバー | |||||||||||||
mobilecastIMPUL | CARCHSKONDO RACING | SG5ZIGEN | Team LeMans | RECKLESS CERUMO | Arabian Oasis IMPUL | ||||||||
1 | トレルイエ | 3 | 柳田 | 5 | 平中 | 7 | 片岡 | 11 | 立川 | 19 | 本山 | ||
2 | 松田 | 4 | オリベイラ | 6 | 吉本 | 8 | 高木 | 12 | 佐々木 | 20 | クルム | ||
PIAANAKAJIMA | BOSS INGING | DHG TOM'S | DoCoMoDANDELION | ARTA | |||||||||
31 | デュバル | 33 | クインタレッリ | 36 | ロッテラー | 40 | ビルドハイム | 55 | 井出 | ||||
32 | 小暮 | 34 | 横溝 | 37 | 荒 | 41 | カルボーン | 56 | 金石 |
2008年度 TOYOTA・SUPER GT 参戦リスト |
GT500 |
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6:ENEOS TOYOTA Team LeMans(伊藤大輔/ビヨン・ビルドハイム) |
25:TOYOTA TEAM TSUCHIYA(土屋武士/石浦宏明) |
35:TOYOTA TEAM KRAFT(ピーター・ダンブレック/片岡龍也) |
36:PETRONAS TOYOTA TEAM TOM'S(脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー) |
38:TOYOTA TEAM CERUMO(立川祐路/リチャード・ライアン) |
39:TOYOTA TEAM SARD(高木虎之介/アンドレ・クート) |
GT300 |
19:RACING PROJECT BANDOH(織戸学/阿部翼) |
31:apr(峰尾恭輔/坂本雄也) |
52:TEAM TAKEUCHI with SHIFT(黒澤琢弥/井口卓人) |
95:apr(平手晃平/国本京佑) |