INGING

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INGING（インギング）は、日本のレーシングチーム。2006年現在、フォーミュラ・ニッポンや全日本F3選手権などに参戦している。

元々はトヨタのカーディーラーであるトヨタカローラ山口が母体（その関係から卜部グループに属する）。当初は全日本ツーリングカー選手権やフォーミュラ・トヨタに参戦していたが、1998年より全日本F3選手権での活動を開始。2003年には元レーシングドライバーでトムス・アウディスポーツUKなどでチームマネージャーを務めた鮒子田寛が監督として加入するなど徐々に体制を強化した結果、2004年には同チームに所属するロニー・クインタレッリが全日本F3選手権のチャンピオンを獲得し、プライベーターながらトムスらワークス・チームを食う大活躍を見せた。

2006年からはフォーミュラ・ニッポンへの参戦も開始。エンジンはトヨタから供給を受け、ドライバーにはロニー・クインタレッリ・横溝直輝の二人を起用。メインスポンサーとしてサントリーを獲得し、チーム名は『Team BOSS・INGING Formula Nippon』となることが発表されている。また全日本F3選手権では前年に引き続きジョニー・リード、ロベルト・ストレイトの二人をドライバーに起用する。

2007年は、それまで監督であった鮒子田寛が童夢に移籍したため、フォーミュラ・ニッポンの監督にムーンクラフトの由良拓也を迎え、それに合わせてメカニックもムーンクラフトのメンバーが行なうこととなった（それ以外の体制は前年と同様）。またF3も、監督に影山正彦そしてアドバイザーに加藤寛規を迎え、FN同様にメカニックもムーンクラフトのメンバーに変更、ドライバーはロベルト・ストレイト一名のみとなった。

本拠地は当初はトヨタカローラ山口の本社がある山口県周南市に置かれていたが、2006年に本拠地の最寄サーキットだったMINEサーキットが閉鎖されたことに加え、2007年末にINGINGのオーナーである卜部治久が新たにセルモのオーナーとなったことから、今後セルモとのファクトリーの統合に向けてファクトリーを富士スピードウェイに近い静岡県御殿場市に移転する方針が明らかにされている^[1]。