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VARDIA - Wikipedia

VARDIA

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

VARDIA(ヴァルディア)とは東芝から発売されているデジタルハイビジョンレコーダーのブランド名である。

目次

[編集] 概要

VARDIAという名称はValue Added Researched and Developed Intelligent Architectureの頭文字を取った略語である[1]

2006年5月下旬より発売されたRD-XD72D、RD-XD92D以降に発売されるデジタルチューナー搭載機の多くは新ブランドで発売され、いわゆるRDシリーズと呼ばれていた以前の製品からブランドの刷新を図った。なお、デジタルダブルチューナー搭載機に限定されたブランドではない。

[編集] シェア、ブランド力

2006年以降、主に薄型テレビとのリンク機能を導入したシャープ松下電器産業が大幅にシェアを伸ばし[2]、東芝はシャープにシェアを逆転された。ハイエンド機はRD-XD72D、RD-XD92Dの不具合頻発によるシェアの低下がみられたが、低価格路線のEシリーズの好調により2007年にかけてシェアは回復しつつあった。BCNの調査では3位~4位、ソニーとほぼ同じくらいのシェアとなっている。

しかし次世代DVD搭載機に限定したシェアになると唯一HD DVD陣営であったため、2007年の年末商戦以降に人気となったBlu-ray Discレコーダーの波に完全に乗り遅れる形となった。HD DVD撤退後もDVDレコーダーは継続する予定だしているが、Blu-ray Discの普及が見込まれる中でブランド力の低下は否めない。

[編集] 特徴

  • 他社製品より編集機能が充実しており、消費者がRDシリーズやVARDIAを購入する一因となっている。
    • 例えばコピーワンス録画の一部分のみをムーブすると他社製品ではタイトル全体がHDDから消去されるが、VARDIAでは該当箇所以外がHDDに残るようになっている。
    • しかし本来RDシリーズはアナログ放送の時代に録画の無劣化コピーをコンセプトの一つにしていた(そのためLAN接続を前提としたHDDレコーダーなど独特の製品文化が発展した)。それがデジタル放送のコピーワンスによって大きく魅力が損なわれたという意見もある[3]
  • 薄型テレビとのリンク機能では東芝は液晶テレビのブランドREGZAとのHDMI連携機能を搭載したREGZA Linkを搭載した。
  • 2007年10月発売のモデル以降、2008年運用開始予定の「ダビング10」にいち早く対応を表明した。ダビング10の録画タイトルの複数回ダビング(コピー9回、移動1回)が対応機種のみで可能となる予定。

[編集] HD DVD VARDIA

次世代DVD規格争いの命運を握っていたHD DVDレコーダーもVARDIAブランドで発売された。

競合するBlu-ray Disc(BD)レコーダーに比べて、HD DVDを採用するのは東芝1社しかないこともあり苦戦を強いられた。書き換え規格(HD DVD-RW)の遅れや容量の少なさもBDに対する弱点となった。特に2007年の年末商戦ではBDレコーダーが販売台数を大幅に伸ばしたのに対し東芝は新機種の投入が遅れ、シェア差の拡大を招いた[4]

2007年12月発売のRD-A301ではMPEG-4 AVC圧縮による長時間ハイビジョン録画に対応。ただし発売当初はリアルタイム記録には対応していなかった(2008年3月からアップデートで対応)。

RD-A301は10万円を切る価格を想定した下位機種であり、上位機種の投入は年末商戦を逃すこととなった。上位機種は2008年3月頃に発売する予定とみられていたがH.264エンコーダーの改良に伴ってソフトウェアに不具合が出たために延期未定となり[5]2月19日のHD DVD撤退発表によって製造中止となった。

[編集] HD DVD撤退とその後

2008年2月16日にNHKをはじめ主要マスメディアが「東芝HD DVD撤退で調整」と報じた。同19日、東芝が「HD DVD事業の終息」を正式に発表[6]。レコーダーを含むHD DVD機器の生産と新規開発は停止された。

正式発表がない段階から「規格戦争終結」が大きく報じられ、かつてのβビデオテープレコーダーのようにHD DVD購入者への今後の対応を懸念する声が出ている。製造終了後8年間の修理部品保持に加えサポート窓口の拡充、HD DVD-Rメディアの供給確保などを行うと表明した。

撤退報道が流れた直後に在庫処分のため安値で投げ売りする店が現れたり、撤退が正式発表された後にはHDD/DVDレコーダーとしてはコストパフォーマンス・機能性が高いとして一時的に人気が出るなど慌しい市場の動きがあった。3月後半には市場からほぼ姿を消した。

なおDVDプレーヤー・レコーダー事業は継続すると発表したため、VARDIAブランドは当面存続する。

社長の記者会見によるとBlu-ray Disc機器への参入は現状では全く検討していないとのこと[7]。ちなみにHD DVD撤退の動きが明らかになる前から、RD・VARDIA愛好者の間にBD搭載を望む意見が多数出ている[8]

[編集] RD間iLINKダビングHD

A600/A300/A301では、iLINKTS入力を活用し、iLINKでTS出力ができるRDシリーズ他機のHDDに記録されたTSタイトルを、同機のHDDに移動(ムーブ)させる機能。

この機能は、ハイビジョン画質ではDVDメディアに記録ができないDVDレコーダーに記録されたTSタイトルを、HD DVD-Rにハイビジョン記録するためのもの。

本来D-VHSによるハイビジョン記録用するために搭載されたS400対応のiLINK端子を活用したもので、操作時には移動元によるダビング先指定をD-VHSに選択して双方を認識させる必要がある。

注意点

  • 移動には等倍速(実時間)要する。
  • 移動時にタイトル内のチャプターがすべて結合される。
  • iLINKの特性から移動が確実に実行されない事がある。※あくまでも東芝は動作確認のみで保障はしていない。

2008年6月発売されたDVDレコーダー3機種(X7/S502/S302)にも既存のRDで記録されたTSタイトルのHD Rec化を想定して搭載されている。

[編集] RDシリーズで録画したTSタイトルのBD化

HD DVD事業の終息で、Aシリーズで録画したTSタイトルがHD DVD-Rにしか記録できないと思われがちであるが、上述のiLINK機能の応用で他社製BDレコーダーDIGAAQUOSと接続してBDメディアへの記録が可能である。

  • 編集機能に乏しいAQUOSや、それに加えデジタル放送のマジックチャプター非対応のDIGAで直接録画するのに比べ、自由に編集ができ完成度の高いタイトルが作れる。
  • SシリーズなどではiLINK認識の問題があり直接BDレコーダーと接続しても動作しない。一旦Aシリーズなど認識できる機器に移動させないといけない。

[編集] HD Rec

RD-A301ではDVDメディアにハイビジョン記録するHD Recに対応した。HD DVD-Rの存在意義を自ら否定するような機能だが、HD DVD-RはDVD-Rと同じ生産ラインで製造可能なためBD陣営に比べて悪影響は少ないと主張していた[9]。なおBD陣営の松下電器産業三菱電機も同様の規格AVCRECを採用したが、HD Recとの互換性は現在のところない。

高価な次世代DVDよりも手軽なハイビジョン記録を普及させることで次世代DVDの規格争いの決着を遅らせる目的があったようだが[10]、年末商戦では発売が12月中旬と大きく遅れたことも影響しソニーBDレコーダー(DVDへのハイビジョン記録は不可)が大幅にシェアを伸ばし、この目論見は外れた形となった。

2008年5月、東芝のHD DVD事業収束後としては初めてHD Rec対応VARDIAが発表され、HD Recの規格は継続する事が判明した[11]。ちなみに発表された3機種(X7/S502/S302)から、A301では記録に問題があったDVD-RWとDVD-RAMにも正式に対応されるようになった。

[編集] CM

2007年夏のRD-A600/A300のテレビCMコンピュータグラフィックスで空を飛ぶ帆船を描いたものだった。2008年に入ってもHD DVDプロモーショングループの公式サイトのトップページに表示されていた(3月に閉鎖)。

RD-A301のCMにはモデルの長谷川潤を起用し、ナレーションは若本規夫が担当。2007-2008年の年末年始に大量に投入された。HD DVDよりもむしろ「普通のDVDにフルハイビジョンで録れる」ことを強調していた。

[編集] 機種

[編集] XD/Sシリーズ

  • RD-XD72D
  • RD-XD92D
    • 2006年5月発売。RD-XD91/X6の後継機。当時のXD91の下位モデルXD71は2006年末まで販売継続。同社のDVDレコーダーの中でデジタル放送2番組同時録画機能を初めて備えたモデル。
    • フリーズや録画・再生の失敗などの不具合が多数報告され、修理しても再発することが珍しくない[12]
  • RD-S600
  • RD-S300
    • 2007年2月発売。RD-XD92D/RD-XD72Dの後継機。若干の機能追加とデザイン変更。安定動作を重視させたと言われている。
    • デジタル放送2番組同時録画機能を備える。E300やW300と同様に、多機能リモコンに加えシンプルリモコンが付属する。
  • RD-S601
  • RD-S301
    • 2007年11月発売。S600・S300の後継機。レグザリンク・ダビング10対応。
  • RD-S502
  • RD-S302
    • 2008年6月発売。S601・S301の後継機。レグザリンク・RD間iLINKダビングHD・ダビング10・HD Rec・DVD Burning・高速起動対応。カートリッジ付きのDVD-RAM非対応。

[編集] E/Wシリーズ

  • RD-E300
  • RD-W300
    • 2006年11月発売。RD-XD71/RD-XV81の後継機。W300はVHS対応モデル。
    • 地上アナログ放送とデジタル放送の2番組同時録画のみできる、いわゆるシングルチューナーモデル。多機能リモコンに加えシンプルリモコンを付属させた。
  • RD-E160
    • 2006年12月発売。HDMI端子非搭載。
  • RD-E301
  • RD-W301
    • 2007年10月発売。E300・W300の後継機。ダビング10対応。E301のみ、レグザリンク対応。
  • RD-E302
    • 2008年7月発売。E301の後継機。レグザリンク・ダビング10対応。カートリッジ付きのDVD-RAM非対応。

[編集] Xシリーズ

  • RD-X7
    • 2008年6月発売。レグザリンク・RD間iLINKダビングHD・ダビング10・HD Rec対応。元々はHD DVD対応機として開発が進められていたが関連は不明(後述)。

[編集] Aシリーズ

  • RD-A1
    • 2006年7月発売。世界初のHD DVDレコーダー。定価39万8000円のフラッグシップモデル。正式にはVARDIAブランドではないが筺体にVARDIAのロゴがある。
    • デジタルチューナーは1系統のみ。またHD DVDの書き換え規格にも非対応だが、結局HD DVD-RW/RAMが製品化されないままHD DVDが終焉を迎えた。
  • RD-A600
  • RD-A300
    • 2007年6月発売のHD DVD対応機。カートリッジタイプのDVD-RAMには非対応。HDMI接続した同社のハイビジョン液晶テレビ「REGZA(レグザ)」のリモコンでVARDIAの基本操作を行える「レグザリンク(REGZA LINK)」対応。ただし、バージョンアップが必要となる。
    • リモコン形状が従来の底部の丸みをおびた独特なものから、同社製液晶テレビREGZAのリモコンとの調和の採れるデザインに変更。
    • iLINKを搭載した他のRDに記録されたTSタイトルが移動できる「RD間iLINKダビングHD」対応。
  • RD-A301
    • 2007年12月発売。HD DVD対応機。MPEG-4 AVCハイビジョン記録とHD Recに初めて対応。CATV連動機能搭載(スカパー!連動機能は非搭載)。レグザリンク・RD間iLINKダビングHD・ダビング10対応。再生を停止すると表示される<つぎこれ>機能が新しく加わった。
    • HDD容量こそ少ないがコストパフォーマンスが高く、年末商戦に向けて採算を度外視した戦略的機種とみられている。当初は実売12万円前後だったが、BDレコーダーの人気に押されて値崩れが急速に進んだ。2008年2月中旬で生産終了[13]

[編集] 発売中止機種

  • RD-A502
  • RD-A302
    • A600/A301の後継機。書き換え型のHD DVD-RWに初対応。レグザリンク・ダビング10対応。
    • 2008年2月、サポートページにマニュアルが誤って公開されてしまっていたために発売、搭載機能などの情報が漏れた。H.264エンコーダーの改良に伴ってソフトウェアに不具合が出たために発売が延期され、そのままHD DVD事業終息が発表され幻の機種となった。
  • RD-X7
    • 2007年10月のCEATEC JAPANで参考展示された[14]。2005年のRD-X6以来となる「X」の型番をつけたHD DVD-R/RW搭載フラッグシップモデルとなるはずだった。A302/A502と同時期に発売されるとみられていたようである。2008年6月発売のRD-X7との関連は不明だが、筐体は流用されている。

[編集] コードネーム

XDシリーズとAシリーズにはコードネームがついている。詳細はRD-Style#コードネームを参照の事(経緯を考慮して一まとめにしているため)。

[編集] 競合他社製品

[編集] 脚注

  1. ^ HDD&DVDレコーダー新ブランド「VARDIA」の採用について
  2. ^ 大河原克行のデジタル家電 -最前線- なぜ、松下、シャープはDVDレコーダでシェアを急拡大したのか~ 「リンク」で変化したデジタル家電の新勢力図 ~(Impress AV Watch、2007年3月15日
  3. ^ 東芝VARDIAの“録画魂”は「HD DVD撤退」を乗り越えるか?、日経トレンディネット、2008年2月21日
  4. ^ 年末商戦の次世代レコーダ台数シェアはBDが98%(Impress AV Watch、2007年12月5日
  5. ^ 本田雅一のリアルタイム・アナリシス:“東芝、HD DVD撤退で調整へ”報道を読み解くITmedia2008年2月16日
  6. ^ 東芝:プレスリリース(2008.2.19) HD DVD事業の終息について
  7. ^ 東芝、HD DVD撤退を発表。「BDの予定はない」(Impress AV Watc、2008年2月19日
  8. ^ 【緊急寄稿】東芝HD DVD撤退へ! ハリウッドは「IT」を選ばず「光ディスク」を選んだ(2/2)(日経トレンディネット 増田和夫のAVCエクスプローラー、2008年2月18日
  9. ^ HD Recは「パラダイムシフト」。年内終戦は「撤回」(Impress AV Watch、2007年10月31日
  10. ^ 「DVDにハイビジョン録画」はBD陣営の自己否定――東芝・片岡氏ITmedia +D Lifestyle、2007年11月2日
  11. ^ ハードディスク&DVDレコーダー「ヴァルディア」新商品の発売について
  12. ^ 価格.com - 東芝 VARDIA(ヴァルディア) RD-XD92D クチコミ
  13. ^ 東芝、HD DVD撤退報道について声明(Impress AV Watch、2008年2月17日
  14. ^ CEATEC JAPAN 2007:東芝ブースで「RD-X7」を見た(ITmedia +D Lifestyle、2007年10月3日

[編集] 外部リンク


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