フリーズ
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フリーズ(英:freeze)は、ハングアップ(英:hang)とも言い、コンピュータまたはソフトウェアが何らかの原因によって応答しなくなる状態を示す。日本語では「固まる」という言い換え方もある。
ユーザーからの入力に対して、コンピュータが何らかの反応はするがそれが期待されたものではない(間違っている)ときは、「誤動作」というのが普通であり、「フリーズする」とは言わない。(タスクマネージャが起動できるような状態では、フリーズとは言わずハングと言う。フリーズは、電源を切るしかない状態のことを表す。) また、Windows XPなどではアプリケーションがフリーズすると、ウィンドウ部分の先端に「(応答なし)」と表示され、アプリケーションのアイコンがウィンドウの形に変わることがある。
フリーズの原因はさまざまである。例えばソフトウェアやデバイスドライバのバグ、熱暴走などの物理的な問題が挙げられる。
オペレーティングシステムによっては、任意のアプリケーションを強制終了する機能を備えている。この機能を用いることで、フリーズしたアプリケーションを強制終了することができる。MS-DOSやWindows 3.1などの古いオペレーティングシステムではこの機能を備えていないために、アプリケーションがフリーズした場合、コンピュータの再起動が必要となる。
LinuxカーネルやMac OS Xにおけるカーネルパニックもフリーズの一種である。