Pabo
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Pabo | |
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基本情報 | |
出身地 | 日本 |
ジャンル | J-POP |
活動期間 | 2007年 - |
レーベル | R and C |
共同作業者 | 島田紳助、高原兄 |
メンバー | |
里田まい、スザンヌ、木下優樹菜 | |
Pabo(パボ)は、フジテレビ系列で放送されているクイズ番組『クイズ!ヘキサゴンII』から生まれた女性アイドルグループ。
ユニット名の由来は「おバカさん(馬鹿)」を意味する朝鮮語 "바보" から。
目次 |
[編集] メンバー
メンバーの詳細プロフィールはそれぞれの項を参照のこと。位置付けは年齢順に里田が長女、スザンヌ次女、木下末っ子[1]。テレビ番組発のユニットということもあり、メンバーそれぞれ事務所・本職が異なっているが、大学に進学していないという共通点がある。なお、兄弟ユニットの羞恥心では「リーダーが音楽経験者」という共通点がある。
- 里田まい(さとだ まい)アップフロントエージェンシー所属
- リーダー。上記の通りメンバーの中では唯一本職が歌手(カントリー娘。)。「ヘキサゴンII」でも「おバカさん」の筆頭格である。メンバーでただ一人女優未経験者である。
- スザンヌ(Suzanne)ケイダッシュステージ所属
- 本名は「山本紗衣(やまもと さえ)」。3人の中では唯一デビュー当初からバラエティが活動の軸。また、Paboとしてのデビュー以前にヲタクアイドルユニット中野腐女子シスターズとしての活動暦もある(2007年3月~2008年3月まで)。
- 木下優樹菜(きのした ゆきな)プラチナムプロダクション所属
- 本職はグラビアアイドル。Pabo内のポジションは自称「ツッコミ」[2]。実はリーダーに憧れていた[3]。音楽活動は特に無かったが、デビュー前の2001年に行われた「モーニング娘。LOVEオーディション21」で最終選考の9人に残ったことがある。
[編集] 概要
2006年7月12日、里田まい(カントリー娘。)はソロ活動になることが決まっており、事務所の意向でバラエティ慣れさせようと『ヘキサゴンII』に初出演したがあまりにも強烈な天然ボケと知識の無さから来る珍回答が受けて準レギュラーとなった。その後「ヘキサゴンの最下位=里田」の法則が成り立つほどに里田は最下位を繰り返したが、2007年2月21日に同じく最下位争いをしていた若槻千夏が彼女の後輩として木下優樹菜を連れ込んだ。その回こそ最下位ではなかったもの、3月28日に里田を抑え最下位になってしまった。その後、4月18日にこれまで全て最下位だった若槻を抑えて最下位になってしまうと、その流れで準レギュラーとなった。その後、5月2日にスザンヌが初出演で最下位を取ると彼女も里田・木下と同様の流れで準レギュラー化し、「お馬鹿さん」として出演している女性タレントの中で、この3人は出演の多さもあって特に目立つ様になり、3人合わせて「伝説のおバカアイドル(バカドル)トリオ」「おバカ3人娘」「三バカアイドル」などと番組内で呼ばれるようになった。2007年9月以降は最下位が上地雄輔の独壇場となり、3人とも最下位を取ることはほぼ皆無となって、最終的に里田の最多最下位記録は上地に奪われることとなった。
2007年6月頃から「ヘキサゴン3人娘」として雑誌のグラビアを飾ったりしていたが、3人とも「予選ペーパーテスト」で毎回最下位争いをし、他のクイズでも珍回答を連発するのを見かねた司会の島田紳助が「歌くらいは歌えるやろ」と発案したことから歌手デビューが決まった。リーダーは最年長で唯一本職が歌手である里田である。
デビュー曲『恋のヘキサゴン』は『ヘキサゴンII』の2007年夏のキャンペーンソングとして、7月18日からエンディングに使用されるようになった。当初は番組内での使用及び携帯サイトでの着うた配信に留める予定であったが、好評であった事から急遽CD化が決定。9月26日にシングルとして発売され、オリコンのシングル週間チャートで最高19位を記録した。
なお、Paboは里田がハロー!プロジェクトのメンバーである事以外は、現在の所ハロー!プロジェクトとは何の関係もなく、ハロープロジェクトの公式サイトでは、Paboとしての活動は里田まい(カントリー娘。)のソロ活動扱いになっている[4]。レコード会社のR and Cは『恋のヘキサゴン』発売直後の2007年10月1日に社名が「よしもとR and C 」に変更されたことから分かるように、元々は吉本興業のグループ会社である。
[編集] 経歴
[編集] 2006年
- 7月12日 - 里田まいがヘキサゴン初出演。10点で最下位。
[編集] 2007年
- 2月21日 - 木下優樹菜がヘキサゴン初出演。4点で17位。
- 5月2日 - スザンヌがヘキサゴン初出演。3点で最下位。同時に里田、スザンヌ、木下が初共演、ワースト3位を独占(現時点ではこの1回のみ)。
- 6月下旬発売の東京ニュース通信社発行の月刊テレビ情報誌「BEAUTIFUL Lady & TELEVISION」2007年8月号に「ヘキサゴン3人娘」として3人のグラビアが掲載[5]。
- 7月11日 - 『ヘキサゴンII』のエンディングにおいて7月14日の『ザ・冒険王』初日に緊急記者会見を行い、3人による「重大発表」がある事が告知され、『恋のヘキサゴン』が公の場で初披露[6]
- 7月25日 - 初めて、「おバカ6人組」が揃い3人のデビューを発表。その際、品川祐が後の「羞恥心」結成を進言、紳助も「3人が好調」ならと発言する。
- 8月1日 - 番組上で初披露を行う。
- 9月12日 - 一般公募していたユニット名が『Pabo』に決定した事が発表された。
- 9月26日 - 「恋のヘキサゴン」発売。同日付のオリコンデイリーチャートに12位で初登場。週間チャート(10月8日付)には19位で初登場(現時点ではこれが最高位)。
- 10月25日 - TBSテレビ『うたばん』に出演。フジテレビ以外では初めての出演となった。[7]
[編集] 2008年
- 1月2日 - 2曲目を出すことが決定。
- 3月25日 - 一攫千金ヤマワケQ! "責任者はお前だ!"でヘキサゴン以外の番組でPaboとしてでは無く3人が初共演。
- 3月31日 - HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMPの生放送スペシャルに兄弟ユニット羞恥心と共に出演。2曲続けて披露されることとなった(Paboが歌っている最中に、スタンバイしていた羞恥心の3人が後ろでダンスをしていた)。なお、Paboはこの番組で初めてフジテレビの音楽番組に出演。
- 4月1日 - フジテレビ深夜で初の冠番組「パボトーク」が単発放送。
- 6月4日 - この日発売の雑誌「ザ・テレビジョン」の表紙を羞恥心とともに「おバカ6人組」として初めて飾る。
- 6月11日 -羞恥心の『泣かないで』(6月25日)発売後に羞恥心と合同でCDを出すことが決定(発売日が7月30日の予定)し、6月14日付けのスザンヌ及び木下のブログに掲載されている。
- 6月14日 -お台場冒険王(7月19日~8月31日)のイメージキャラクターになる。
[編集] 衣装
フリルが何重にも重ねっているのが特徴で、各段の下縁には銀のラインが走っている。衣装の色は番組で使われている座席の色が基で、左からスザンヌが黄色、里田が緑、木下がピンクである。紳助によれば「イメージはキャンディーズ」とのこと。2007年8月1日・9月12日・9月26日の『ヘキサゴンII』には3人ともこの衣装を着て出演した。
[編集] シングル
[編集] 脚注
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- よしもとR and C公式サイト
- PaboメンバーのBlog