うたばん
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うたばん | |
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ジャンル | 音楽番組 |
放送国 | 日本 |
制作局 | TBS |
出演者 | 石橋貴明(とんねるず) 中居正広(SMAP)ほか |
字幕 | あり |
外部リンク | 公式サイト |
放送開始から1999年3月まで | |
放送時間 | 毎週火曜21:00-21:54(54分) |
放送期間 | 1996年10月16日~1999年3月?日 |
1999年4月から | |
放送時間 | 毎週木曜20:00-20:54(54分) |
放送期間 | 1999年4月15日~ |
うたばん(UTABAN)とは1996年10月15日からTBS系列で放送されている音楽番組である。名は「歌番組(うたばんぐみ)」の略からきている。スペシャルの際は番組名が「とくばん」になる(「特別番組」から採られている)。
2007年4月19日から字幕放送を実施、2008年4月10日よりハイビジョン制作になっている。
目次 |
[編集] 特徴
2007年10月に放送12年目に突入した長寿番組でありファンも多い。各方面からも賛否両論の音楽番組ではあるが、視聴者層から一定の人気を獲得し続けている番組でもある。『ザ・ベストテン』や『ヤンヤン歌うスタジオ』のようなアーティストを芸人ばりに弄る番組は昨今観られなかったため画期的な番組でもある。放送400回を記念した「ザテレビジョン」での特集では「音楽番組界の大ベテランにして異端児」と評された。
トーク部分はあまり他では見られないテイストの内容で展開されることが多い。番組中に視聴者に見える形で台本を読んだりするのもそのうちの1つであるが、上記のアーティストへの弄りはこの番組を代表する要素である。
また、出演者がこの番組で気に入った内容を他の番組に出演したときなどに使用することも多い。詳細は下記を参照。
見た目上の特徴としては数あるテレビ番組の中でも非常に凝ったCG演出を多用しており、字幕テロップにも独特の効果をつけていることが挙げられる。
歌披露部分はトーク部分との統一性はあまり見られないもののセットなどが凝っていることが多いのが特徴といえる。また、たまにCG演出や風変わりな演出方法なども用いられる。
[編集] 概説
- 司会は初回からとんねるずの石橋貴明とSMAPの中居正広が担当している。実は当初は前枠『ねる様の踏み絵』『とんねるずのカバチ!』に引き続きとんねるずの司会の予定だったが、相方の木梨憲武は以後野猿として出演する前まではTBSの番組には出演しなかった(木梨は深夜枠・単独MCで『ゲンセキ』や『10カラット』に出演していた)。
- 開始当初は火曜日21:00~21:54の放送だったが、1999年4月15日からTBSの火曜夜9時の『うたばん』枠と旧水曜夜7時枠、毎日放送の旧木曜夜8時枠の3枠が入れ替わり、木曜日20:00~20:54(TBS、TUT、RSKは19:54から)に移動した。
- 出演者の名前のテロップ、番組のロゴは当初から使用されている。
- オープニングアニメーションが当初は毎週のように出ていたが、最近では中居が「さぁ、それではゲストをご紹介しましょう」の一言で始まることが多く(場合によってはその日のゲストの歌から始まることもある)、OPアニメーションが流れる回数が少なくなった。
- 1999年9月~2005年9月の「とくばん」(放送時間は18:55~20:54)の場合、毎日放送(MBS)や中部日本放送(CBC)、RKB毎日放送(RKB)、中国放送(RCC)、山陽放送(RSK)などJNN系列局の一部では自社制作番組または他系列の番組を18:55~20:00に編成する関係上、1時間の編集版に縮小され20:00~20:54に放映されている(自社制作番組を休止して、「とくばん」を18:55から放送する場合もある)。
- 2002年2月14日の2時間スペシャルは「うたぱん」と言うタイトルだった。
- 以前は音楽制作者連盟と著作権・肖像権の問題で折り合いが付いていなかった関係で、収録はハイビジョンカメラで撮影されているものの16:9HD映像をサイドカットの上4:3SD映像へダウンコンバートした状態で放送されていたが、2008年4月10日の放送で16:9フルサイズのハイビジョン制作に切り替わった。
- ゲストライブも16:9サイズで撮影されているが以前は地上アナログ放送ではレターボックスに近い形式で(歌詞テロップなどは映像と下部黒帯との間に被って表示)、デジタル放送ではそのレターボックスをそのまま使用している関係で上下左右黒帯が入る「超額縁放送」に近い状態になっていたが、ハイビジョン化に伴いデジタル放送では16:9のフルサイズで、アナログ放送ではサイドカットして4:3サイズで放送されるようになった。
- オープニングで中居が「さっ、今週もうたばんの時間がやってまいりました」と言っている。モーニング娘。の出演が多くなり始めた2000年ごろからはあまり言わなくなってきたが、2006年2月ごろからは再び言うようになった。
- 同様にエンディングでは中居の「さようなり~」という一言が毎週あったが、最近はほぼ言わなくなった。2006年に安住紳一郎アナウンサーが中居の代理で出演した際と2007年11月に環境野郎Dチームが出演した際はエンディングで(ネタとして)これを言っていた。
- テーマ音楽として使われているのは、ナンシー・シナトラの「These Boots Were Made For Walkin'(にくい貴方)」のコーダ(後奏)部分をテープ編集したもの。
- 『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)のような「本格的音楽番組」とは一線を画しており、ゲストとのトークが中心である。ゲストの歌披露は平均3~4曲(最近の傾向としては平均2~3曲)。トーク中心であることやトークで「トータライザー」に代表される多種多様な企画が組まれること、トークで過剰なまでのCGを多用するなど、同時間帯で放送されている『ミュージックステーション』や『HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP』(フジテレビ系)との差別化を図った作りになっている。それらの特色に加えて、ゲストへの極度のイジリや次項で述べられているように最近はお笑いの色が強くなるなど独自の雰囲気を醸しだすようになってきているため、ただの歌番組とは一線を画している。
- 他の音楽番組と違う点としては、例えばフジの『HEY-』がメジャーアーティスト中心の出演なのに対して『うたばん』ではあまりテレビ音楽番組に出演しない珍しい類のアーティスト、バンドが出演することが多い。特に犬神サーカス団(中居はこのバンドに対して、「HEY!HEY!HEY!に出て欲しい」と言った事がある)や矢野絢子など当時まだメジャーデビュー前で一般的に無名のアーティストも出演したことがある。最近では、『うたばん』は「音楽業界の駆け込み寺のような存在」ともいわれている。また2003年秋頃からはお笑い芸人が出演する傾向が強く、安田大サーカス、長井秀和、劇団ひとり、友近などが出演している。また、「ねたばん」と名を変えお笑い番組として放送するという、とても音楽番組とは言いがたい内容をしたとんでもない回もある。
- 『HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP』と共に低迷が続いていた音楽番組の需要を復活させた番組でもある。さらに『ミュージックステーション』にも視聴率上昇効果を出している。この3つの音楽番組はライバル局でありながらも仲良く視聴率を分け合っている現状であったが、最近では上記の2番組とそろって低迷しつつあり酷い時は一桁を記録する回も出てきている。
- 一時期「うたまるくん」というアニメも放送されていた。キャラクターデザインは薮内省吾、アニメーション制作はタツノコプロが担当。
- 一時期は毎週のようにモーニング娘。が出演。この番組のおかげで彼女達は個人の名前と顔が有名になり、その後の隆盛につながった。
- 2003年7月3日はプロ野球中継(広島-巨人戦)が組まれていたが雨天中止となり『うたばん』を放送。冒頭で「広島-巨人」戦の中止によるお知らせ、提供クレジットのバックで広島風お好み焼きの作り方などを流した。
- 2003年には、桑田佳祐が番組のゲームに敗れた「罰ゲーム」で番組のオープニング曲『経験II』を製作。だが歌詞が午後8時(JST)の放送にはふさわしくない性的で過激な内容のため、半年ぐらいで放送されなくなった(もともと桑田はそれを狙って作ったらしい)。ちなみに、この曲はサザンオールスターズの『涙の海で抱かれたい~SEA OF LOVE~』c/wとして発売もされている。
- 最近では「うたばんスター誕生」という企画もある。
- 2004年6月24日、この放送で地方発のアーティストの発掘にも挑戦。
- 年末年始編成や春秋の改編期の「とくばん」は火曜9時枠時代は生放送が多く、東京ベイNKホールからの生放送もあった。最近では2003年12月18日の回まで通常スタイルの放送をとってたが、2004年4月8日の回から「トーク総集編」が中心の内容に変わったが、2006年あたりから通常のスタイルの放送に戻りつつあり、「トーク総集編」の回は減ってきている。また、「とくばん」で改編期や年末年始編成を中心に年に3~4回は放送されている。
- ここ最近、TOKIOは、スペシャルライブ形式のみしか登場していない(1999年7月1日放送分の出演を最後に)。
- 2006年6月22日(ゲストの森昌子登場時のみ)、6月29日OAの回では中居が流行性角結膜炎で欠席した為TBSアナウンサーの安住紳一郎がピンチヒッターとして急遽出演した(あくまでピンチヒッターのためか、出演者クレジットはMC 安住紳一郎ではなく、ただの安住紳一郎だった)。
- 2004年以降は通常のセットをあえて使わず、わざわざ専用セットを作って番組をやる時が多くなった。
- 女性ユニットや男性アイドルなどの出演時には、「トータライザー」が恒例となっている。
- 2006年2月2日の放送で400回を記念した。
- 司会の石橋貴明は1枠後の番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』(この番組でも、とんねるずとして木梨憲武と共に司会をしている)で、当番組でのネタなどを持ち込む事が多々ある。
- 司会の中居が所属するジャニーズ事務所のタレントは大概出ているが関ジャニ∞はCDデビュー後も2007年6月7日放送分まで出演がなかった(錦戸亮はNEWSとしても活動しているのでそれ以前にも出演歴あり)。ジャニーズ事務所のタレントでも曲を出せば必ず出演するというわけではなく出演回数はまちまちである。これはSMAPのメンバーであれ関係ないようで香取慎吾扮する「慎吾ママ」は歌のみの出演。同じく香取扮する「ハットリくん」に限っては一切出演しなかった。
- 視聴者プレゼントの企画を行ったことがあるが、2002年3月頃の放送で行った際は、あて先を表示し忘れたため、後日の放送で謝罪と共に改めて視聴者プレゼントの応募を募った。
- これ以外に、同年1月頃の放送で「視聴者全員プレゼント」と称し、番組内でMCの二人がポーズを取った瞬間に季節やイベントなどのCGと2か月分のカレンダーを表示した静止画を6本表示しており、「TV画面を写真に撮ればカレンダーに使える」と説明していた(ただしカレンダー部分が小さすぎる上に、TV画面を間近で撮影すると走査線がアップになり見づらくなるため、実際に利用するには無理がある)。
- 『うたばん」以外の番組名候補は「J-POP HOUR」だった。
[編集] 出演者
[編集] 司会(MC)
[編集] 準レギュラー
- 山内あゆ(TBSアナウンサー)
- 2006年4月27日放送分にて、TBS女子アナ軍団として出演した際にゲストのSMAP相手に「イカない中居」「きむ…木村、ムキムキ」「毎晩ツヨシ、よつんばい…ま!」等といった傑作回文を連発し、同年6月以降は準レギュラーとなり、クイズコーナーなどで進行役を務めているが、その出演の際には出演アーティストを題材にした回文を披露する事が恒例となっている。(例:嵐の二宮和也「ニノ、たったのに…」)。
- 2007年8月2日放送分(ゲスト:タッキー&翼)はおたふく風邪を患い出演できず、クイズコーナーの進行は同期の久保田智子アナが務めた。その際、石橋や中居からは「あの顔じゃ出られない」「謹慎?」「不倫?」などと言われたい放題だった。翌週復帰すると「久保田は非常勤」と笑いを取った。
- 2007年12月はじめは回文封印中であったが13日のIKKO出演放送で解禁した。
- 大抵『うたばん専属アナウンサー』と表記される。
[編集] その他
- 石川梨華のことが“抱きしめてチューしたい”ほど好きだという。
- うたばん元祖いじられスタッフ。Gacktが愛用のパンチングマシン「スラムマン」を持って登場した際フルヤマンとして石橋に殴られるなど、体を張った芸も多い。
- パンチ
- 新谷
- 「新谷」とは石橋がつけたあだ名で、本名は違うらしい。
- うたばんチーフディレクター。
- うたばんのプロデューサー。
- 大塚
- …ほか
[編集] 伝説
上記にも記してあるように賛否両論番組ではあるが、それ故に、この番組でしかできない企画なども数多く存在する。
- 一時期は毎週のようにモーニング娘。が出演。この番組のおかげで、彼女達は個人の名前と顔が有名になり、当時の隆盛につながった。
- 2002年、2003年の「NHK紅白歌合戦」にて中居が当時モーニング娘。だった飯田圭織に対してうたばんで生まれたあだ名「ジョンソン」と呼んでしまった。2003年は開き直って後藤真希に対しても「ごっつぁん」と呼んでいたりしたが2002年は誤って口を滑らせてしまったようであった。2002年の方については後にうたばん内でも話題となった。
- 2005年に矢口真里が諸事情によりモーニング娘。を脱退した後、初めて顔を出したのがこの番組である。
- 歴代モーニング娘。メンバーの中では保田圭との絡みが特に有名なところとして挙げられる。デビュー当時、地味なイメージだった保田をこれでもかとイジりまくり、一時期は「モーニング娘。出演企画=保田圭メイン企画」と見受けられるほどの注目を浴びせ、その過激なイジりは良くも悪くも保田が大注目されるきっかけにもなった。
- 司会の中居の所属事務所であるジャニーズ事務所と犬猿の仲であるヴィジョンファクトリー所属のDA PUMPが歌のみの出演をした事があった。また、とんねるずと不仲説が噂されるダウンタウンの浜田雅功も歌のみの出演。テレビ出演の少ない矢沢永吉が一回出演した事も。
- エルトン・ジョンや、リチャード・カーペンターも歌ゲストで出演したことがある。
- この番組にてソニンが「高知~韓国マラソン」「6万個の1人ドミノ倒し」という過酷な挑戦をした。この事はテレビ朝日系の「徹子の部屋」や「Matthew's Best Hit TV」でも紹介された。
- 2002年12月26日の「とんねるずvsSMAP」にてとんねるずチームが勝利した際、木梨憲武がカメラに賞品である照明をぶつけてしまい「オールナイトフジ」以来のカメラ倒しをしてしまった。結局カメラは無事だったが木梨はかなり動揺していたようである。このほか番組内で「一気!」が流れたときに石橋が「オールナイトフジ」のカメラ倒しのパロディを行ったことがある。
- 2002年にはロンドンブーツ1号2号の田村淳が「たむらあつし」として出演した際、当時他では見ることのできないイジられる立場に立たされていた(嫌いなエスカルゴを無理やり食べさせられたり共演者から暴露されたり…)が憧れの石橋との競演ならではの企画である。2004年の「FNS27時間テレビ」より2年も先に行っていたことはある意味伝説である。このとき淳は、前回のロンドンブーツ1号2号としての出演で「僕はとんねるず派。亮はダウンタウン派」という発言をしていたのにもかかわらず、松本人志と飲みに行っていたことを、当時極楽とんぼの山本圭一に暴露され、石橋の機嫌を損ねた(本当に石橋が不機嫌になったかは不明。ネタの可能性もある)。
- 2003年8月21日に放送300回となった回では、ある番組のパロディとして、石橋がよろけながらスタジオに入り、中居とゲストのZONEと数十人のエキストラが全員黄色いシャツを着て、ゴールテープを持ち石橋を迎え入れると言う企画を放送した。
- 近年のSMAP間のブームはこの番組によるものが多い。
- 2005年1月20日放送の「うたばんvsSMAPボウリング大会」にて助っ人としてものまねタレントの神奈月が登場し、「なんだよ!流行だよ!」と持ちネタである萩原流行のものまねを披露。それがSMAPのメンバーである香取慎吾のツボに大いにハマりそれ以降、「SMAP×SMAP」(フジテレビ)や「「ぷっ」すま」(テレビ朝日)等に香取が出演した際、萩原流行のものまねをしていた。
- 同年の8月4日放送の「ビーチバレー対決」にて助っ人として再び神奈月が登場。このときに「何で最近やってんだよ!」と香取に発言。それに対し香取は「ここで見てからオレ、他でやってるんです」とパクりを認めた。また神奈月は、石原良純のものまねをした際、稲垣吾郎に「(良純は)オレが最初に真似してたんだよ!」と言われ「オレがそれをパクったんだよ!」とも言っていた。それ以降、そのとき神奈月がやっていた武藤敬司のものまねを「SMAP×SMAP」等で稲垣等メンバーがすることが多くなった。
- 一方、この番組のMCである石橋貴明も「はねるのトびら」(フジテレビ)の「待ちに待ったゴールデンだぜSP」等に出演した時に武藤敬司のものまねをしていた。
- また、そのときうたばんで共演した助っ人の中に無名芸人だった猫ひろしもいた。そこで彼が披露した「ポーツマス!ポーツマス!」というネタをSMAPが「ミュージックステーション」に出演した時やSMAPライブ内でもするようになった。
- 『SMAP×SMAP』のコント「ダメ人間ですわ」で中居がネタにしていたムッシュかまやつネタや、なかやまきんに君ネタは石橋がこの番組でしたムッシュかまやつの話やなかやまきんに君の芸をまねした事がきっかけといえる。
- 嵐が出演すると、必ずといっていいほど大野智が中居に暴言を吐き、ブチ切れた中居が大野に襲い掛かり、嵐の他のメンバーは中居を必死で制止して大野は石橋に守られながら逃げるという流れになる。もちろん、これはコントであり、「ジャニーズ下剋上」と言う。たまに中居が大野を捕まえることがあるが、大野が中居に指示されて中居を倒したり、取り逃がすことが定番オチである。暴言は石橋が大野に指示して言わせているが、あまりの面白さに大野自身が笑ってしまうこともある。子供には好評らしい(中居の甥っ子はこのシーンが好きで楽しみにしていると、中居が発言している。)また、このネタをやると全員が疲れるらしい。大野自身は普段出来ることではないので気分は良いとのこと。
- 堺正章が歌番組に15年振りに出演した際、「今日は、僕一人だけでいいじゃないか。Hey!Say!JUMPはもういいじゃないか。」と発言した。しかし、Hey!Say!JUMPはこの日初登場だったため、出演することができた。
- うたばんにパク・ヨンハが出演したとき、パクの通訳の人の仕草が似たように見えたのか、中居が「いっくん(Every Little Thing 伊藤一朗のあだ名)」と呼び、それが石橋のツボにはまったのか『とんねるずのみなさんのおかげでした』の『新・食わず嫌い王決定戦』にてパクが出演した際に「通訳はEvery Little Thingのいっくんです」と紹介していた。
- 2006年の「NHK紅白歌合戦」にて中居がWaTのウエンツ瑛士に対しうたばんで生まれたあだ名「ホラッチョ」と呼び、その後ウエンツがソロに来たとき、ウエンツに謝罪を要求された。
- 郷ひろみの場合、必ずといっていいほど伝説が出ている。
- 2005年10月20日には郷がコンビニエンスストアで買い物をする。条件10品に当時番組のスポンサーだった日清食品の「どん兵衛」を買うはずが、「どん兵衛」もどきのライバル社のカップ麺を買ってしまったり、コンビニに行くのにタクシーに乗ったのも伝説になっている。
- 2006年9月14日には郷がスーパーマーケットで買い物をし、オムライスの材料を買うために出かけたが、その際に派手な装飾をつけた自転車(正確には三輪車)でスーパーまで出かけていった。スーパーにいた女性二人組みの代金も持とうとしたが、財布に1000円しか入っていなかった上に、中居の指令でコンビニでエロ本を買わされた(その場面を通行人に激写された)。料理は初めてといっていたが、出来たオムライスは上出来だった。
- 2007年5月17日には、郷が石橋・中居の条件を元に、立ち食いそば屋までそばを食べに2006年9月14日の放送同様、派手な自転車に乗ってそば屋まで食べに行った事もあった。その時の所持金は555円(郷にちなんで)しかなく、その際偶然居合わせた郷がCMキャラクターを務める高須クリニック院長高須克弥氏にお金を借りたこともあった。
- 2008年5月15日には、郷が初めてパチンコを体験し、さらに石原良純と回転寿司を食べに行くなどした。
- まれに、ADの大塚と中居が睨み合ったりするが、だいたい中居が根負けして謝る。また、この事でロバートが激怒したことがあった。とはいえ、この状況をレイザーラモンHGにねだられた事もあった。
- 番組中、石橋がスタジオから電話をかけていた際に(ネタで)番組名を偽って「ベルトクイズQ&Q」と言っていたことがある(2回ほど。しかもこの時ご丁寧にも「Q&Q」の初代セットの電飾アニメーションが小さく出ていた)。
- 1998年3月31日放送の「とくばん」は生放送であったが、その生放送中に、プレゼントの抽選で石橋が抽選箱から出した手紙が木梨憲武からのもので、その後石橋は直接木梨に電話して当選した事を伝えた事がある。
- ゲストがMC二人にお土産を持参するときは必ず中居のプレゼントはちょうちんかペナントである。ちょうちんの場合は「仕込まれた?」と聞くことが多い。
- 2006年8月10日の放送分でタッキー&翼とゲストを迎え「ドミソ侍」で中居が衣装ごと粉塗れになり、「僕もう(テロップでフジテレビの目玉マークを表記)26時間以外で粉に入るのをやめようって」と話した。
- 2006年5月の放送では仲間由紀恵withダウンローズの回で中居は「紅白歌合戦」で一緒に司会しようと話し、実現した(この時期に2人共司会に内定していたと言う説もある)。
- 番組スポンサーがKDDI (au) である為、木村カエラは曲(リルラ リルハ)が他社(vodafone(現:ソフトバンクモバイル))のタイアップソングだった為に出演出来なかったといわれる。一年後にアルバムを発売する際に初出演したがその時歌った曲は「リルラ リルハ」だった。
- 2006年4月20日の放送では、2002年頃からほぼ帽子orニット帽をかぶらない回がなくなっている中居が久々にかぶらずにうたばんに出演したため、「中居正広久々!帽子かぶってない日記念スペシャル!」として石橋が1996年の初回~その放送日の前週までのハイライトVTRを用意し放送したことがあった。
- 2007年9月20日放送の『とくばん』で放送1ヵ月前に司会の中居と熱愛報道があった倖田來未がゲストとして出演した。熱愛報道があった二人が(しかも報道まもない1ヶ月という早さで)共演することは非常に稀有なケースである。トークに関しても熱愛報道の話題を盛り込んだものになっていた)。
- TBSの番組でありながら、TBS以外の局の番組から誕生したユニットなどがゲスト出演することがある。テレビ朝日の『ロンドンハーツ』の企画がきっかけでCDをリリースしたバブル青田をはじめ、フジテレビの番組『うまッチ!』から生まれたチナッチャブル(2006年5月11日放送)、『クイズ!ヘキサゴンII』から生まれたPabo(2007年10月25日放送)、羞恥心(2008年4月10日放送)、ラクダとカッパ(2008年5月22日放送)、さらに既に番組が終了していた『環境野郎Dチーム』のレギュラー4名(2007年11月15日放送)が出演している。特に環境野郎DチームはTBSでありながら、番組の独特の掛け合いを披露し、中居が行っている掛け合いの全て(次週予告など)を彼らが担当した。その他、他局のドラマから生まれたユニット(特に日テレの土9ドラマ限定のユニットである、修二と彰やトリオ・ザ・シャキーンなど)の出演もあった。
- 2008年6月5日には同時期に放送されているドラマ『ROOKIES』の出演者(佐藤隆太と市原隼人らニコガク野球部員役の俳優10名)が出演した。登場のシーンでは主題歌であるGReeeeNの「キセキ」を口パクで歌いながら登場した(ただ、高岡蒼甫のみ歌えなかった)。また、コメディドラマの出演が多いものの、バラエティー番組の出演が皆無に等しい桐谷健太が司会の二人にいじられたり、高岡が妻がある女優であることを自らTV番組言う(TV番組で自身がこのような発言をしたのは実質、初めてである。)などかなり貴重な回である。
- 芸人や弄られキャラのタレントが出演すると、司会二人の目の前で歌わされ(二人とも聴く気がまったくない)歌の最中に照明が落ちるハプニングが度々起こる。(実際はTBSの労働組合との取り決めの関係で、24時に照明の電源が切られているだけなので、ハプニングというよりは演出の一環。詳しくは東京放送#概説を参照)
[編集] 歴代セット
- 初代 1996年10月 - 1997年9月(この初代セットのみ、テーブルには各出演者の前に変わった形をしたマイクが置いてあった。ただし、このセットでは現在のようにテーブルの中にLED表示機は設置されていなかった)
- 2代目 1997年10月 - 2000年3月(このセット以降、現在までテーブルの中にLED表示機が設置され、「うたばん」および「UTABAN」などとスクロール表示されている)
- 3代目 2000年4月 - 2004年3月
- 4代目 2004年4月 - 現在
[編集] トータライザー
女性ユニットや男性アイドルなどのアーティストグループ出演時には、「トータライザー」が恒例となっている。これは1998年にモーニング娘。が初めて登場した時から始まった。MC・番組サイドからの質問に当てはまるならスイッチを押すという単純なルールながらその質問が内輪暴露や仲間割れを煽るものが多く過激な内容になることが多かった。この企画は最近あまり見られなくなってしまったものの完成度が高い企画でもあり「うたばん」という番組をよく表現していたため番組ファンからは完全復活を望む声も多い。
[編集] うたばんF・N・S歌謡祭
1999年から2002年までの12月初めごろ、同時間帯の裏番組にフジテレビのFNS歌謡祭がぶつかり、大半のアーティストが出演できないことがあった。その時番組では、今後注目の若手アーティストやお笑い芸人を集め『うたばんF・N・S歌謡祭』と題し、野球推薦などの企画や、「うたばんのど自慢」という企画も行った。ここでいう『F・N・S』 とは『フレッシュ・ノーギャラ・スペシャル』のこと。
- 1999年12月9日「うたばん野球推薦」
- 人気の出ないアーティストが石橋とのノックやストラックアウトに挑戦し、成績に応じた時間だけ持ち歌を披露することが出来た。また特待生としてポルノグラフィティが出演した。
- 売り出し中のくずが出演。石橋と中居も手伝っての曲披露となるが、24時を過ぎたため照明が落ちて真っ暗になる。例年よりも少しマジメな歌番組になっていた。
- 2002年12月5日「うたばんのど自慢」
- とんねるずとFNS歌謡祭の出番が無かったSMAPがそろって出演し、それぞれがNHKのど自慢に似せたオリジナルの出し物を行った。またソロになったばかりのソニンが出演するも歌わせてもらえずじまいだった。ちなみにこの回のオープニングとエンディングは8時だョ!全員集合を基にしており、しかもバンドは本家全員集合のバンド(岡本章生とゲイスターズ)であった。企画協力をした都築浩は、「すごく反響があった」と述べており、翌2003年9月25日のSPで完全版(草彅が歌った朝鮮語の歌に訳がついていたり、中居が歌った「ザ☆ピ~ス!」の間奏が長かったもの)が放送された。
[編集] 出演ゲスト
[編集] アーティスト
- SMAP ※第1回の目玉ゲストでもある。 ※出演回数第2位(2006年9月22日放送「とくばん」より)
- モーニング娘。 ※出演回数第1位(2006年9月22日放送「とくばん」より)
- Every Little Thing ※出演回数第3位(2006年9月22日放送「とくばん」より)
- YOSHIKI ※第1回のゲストでもある。
- 松田聖子 ※石橋・中居ともに、大ファンで、聖子マニアを競う企画が多い。
- B'z
- LUNA SEA
- GLAY※HISASHIとJIROの不仲説が流れ、ものすごく気まずいムードになり、ヤバイと思った中居がお互いの肩に手を置きながらHOWEVERをヒドイ声で熱唱し、その場はなんとか持ちこたえた。そこからうたばんでは、HISASHIとJIROがよくいじられるようになった。その後二人の仲はどうなったのかは不明。
- L'Arc〜en〜Ciel ※それぞれメンバーの好きな芸能人紹介コーナーでhydeが大石恵の名前をあげ、そこに大石恵がサプライズゲストとして登場してお互いの電話番号を交換し、結婚までに至った。二人の初めての出会いがうたばんである。
- ポルノグラフィティ
- Mr.Children ※40度の酒を持って来て泥酔し、「うたばん始まって以来の最低のトークだ。」と石橋が言ったほど酷い初登場の仕方をした。(収録後、桜井は吐いてしまった)
- Gackt ※彼の登場回は目が光に弱いための配慮か、大抵照明が暗く、薔薇が置かれる、または取調室のようなセットなど、独特なものであった。
- 宇多田ヒカル ※番組最高視聴率25.0%、番組視聴率歴代2位24.5%のゲスト(2006年9月22日放送「とくばん」より)
- 安室奈美恵 ※中居との犬猿関係ネタが多い。
- 華原朋美 ※第1回のゲストでもある。
- 一青窈
- dream
- DREAMS COME TRUE
- KinKi Kids ※出演回数第4位(2006年9月22日放送「とくばん」より)
- V6 ※V6は収録に来るのが遅いためか、ときどき収録中に深夜0時になり照明が落ちることがある。(三宅談)
- 嵐 ※大野智のひと言(石橋に吹き込まれている)で、中居がキレることが十八番となっている。
- 関ジャニ∞ ※メンバーそれぞれにあだ名が石橋&中居より命名あり。石橋&中居が絡みにくいと困るのが定番。
- NEWS
- TRF
- T.M.Revolution ※番組内で堺すすむに似ていることが発覚
- ORANGE RANGE
- MAX ※番組内で初めて石橋からメンバーそれぞれに番組独自のニックネームが付けられた
- 鈴木亜美
- FIELD OF VIEW
- PAMELAH
- AIR
- DEEN
- ジョー・リノイエ
- 奥田民生
- 矢沢永吉
- 松山千春
- 布袋寅泰
- シャ乱Q
- 松浦亜弥
- ZONE
- BoA ※笑い芸人と絡む企画が多い。
- 島谷ひとみ ※出演回数第5位(2006年9月22日放送「とくばん」より)
- 中島美嘉
- 大塚愛
- タッキー&翼
- KAT-TUN
- WaT※ウエンツ瑛士は中居がつけた「ホラッチョ」というあだ名が浸透しすぎている。第57回NHK紅白歌合戦でも中居がWaTの演奏後、「徹平君、ホラッチョー、ありがとうございましたー!」と言った後にウエンツ本人が「ちょっと」と手振りをした姿がうかがえる。この事は、うたばん内でも1回だけ 検証映像が流れた。また、番組ではウエンツを徹底的ないじられ役に仕立てている。でも相方の小池がこの番組で粉を被ったりもしている。
- 渚のオールスターズ
- キグルミ
- ボン・ジョヴィ
- RIP SLYME
- KICK THE CAN CREW
- RAG FAIR
- 高橋洋子
- リチャード・カーペンター ※生前のカレン・カーペンターとCG合成で共演し、カーペンターズとして曲を披露した。
- エルトン・ジョン
など
[編集] 俳優
など
[編集] お笑い芸人・その他
- とんねるず ※野猿としてのほうが多い
- 浜田雅功(ダウンタウン) ※歌のみ
- 内村光良(ウッチャンナンチャン) ※ウルトラキャッツとして。他のメンバーはトーク部分も出演したが内村は歌のみの出演。
- 南原清隆(ウッチャンナンチャン) ※はっぱ隊として。歌はもちろんトーク部分にも出演した。
- ロンドンブーツ1号2号 ※淳はたむらあつし名義やjealkbとしても出演。
- アンガールズ
- 石田千尋 ※中居正広の金曜日のスマたちへに出演した事が縁で中居が司会を努める同番組に1回だけ出演した。
- ヒロシ
- 南海キャンディーズ
- ネプチューン
- カンニング
- ダチョウ倶楽部
- 次長課長
- 中川家
- おぎやはぎ
- キングコング
- ロバート
- 前田健
- キングオブコメディ
- 品川庄司
- レギュラー
- ふかわりょう
- 出川哲朗
- はなわ
- 波田陽区
- テツandトモ
- ダンディ坂野
- カラテカ
- 青木さやか
- 友近 ※キャサリン名義として出演する場合もあった。
- なだぎ武 ※ディラン名義として出演する場合もあった。
- 森三中
- ビジトジ
- 博多華丸・大吉
- TIM
- コージー冨田
- 原口あきまさ
- ホリ
- 松村邦洋
- 神奈月
- なかやまきんに君
- 猫ひろし
- 長州小力
- ザ・たっち
- ふじいあきら
- 清水ミチコ
- 清水アキラ
- マイケル
- 安田大サーカス
- チュートリアル
- レイザーラモンHG
- タカアンドトシ
- ハリセンボン
- アジアン
- たむらけんじ
- にしおかすみこ
- エド・はるみ
- ムッシュ・ピエール(マジシャン)
- Pabo
- TBS女子アナ軍団 有村美香、海保知里、豊田綾乃、山内あゆ(2006年7月から準レギュラー)、川田亜子、小林麻耶、青木裕子、岡村仁美(2006年4月27日、2006年5月25日)
など
[編集] にほひ玉
※(ヒットのにおいがするアーティストが登場)2006年6月1日~
- 第1回:ストロングマシン2号(当時10歳の女の子)
- 第2回:ゲビル
- 第3回:Les Frères(レ・フレール)
[編集] うたばんド天国
新人バンドを紹介していき、いろいろ発掘していこうというコーナー。通称:うた天、としている。
[編集] うたばんR-35
[編集] 主なスタッフ
[編集] 現在
- 構成:秋元康/野村正浩、小原信治、樋口弘樹、今福賢二(いまぷくけんじ)、若尾守重
- リサーチ:川上共子、播田ナオミ、矢島悦子、谷岡千江里、美濃部達宏
- タイトルディレクション:薮内省吾
- ジングルディレクション:オムニバス・ジャパン
- CG:TEAビデオセンター
- ナレーション:市川展丈
- テクニカルディレクター(TD):小林敏之
- ビデオエンジニア(VE):高松央、高橋康弘、島貫洋
- カメラ:井原公二、飯橋俊昭
- 音声:森和哉
- 照明:原昇、山下明弘(24時以降も収録することが多いので、途中で真っ暗になるハプニングは定番中の定番)
- 美術プロデューサー:中江大志
- 美術デザイナー:高松浩則、鈴木直人、中川日向子
- 美術制作:長谷川隆之
- 装置:鈴木匡人、小野寺浩
- 特殊装置:高橋出
- 装飾:篠原直樹
- 電飾:山中秀朗
- 化粧:アートメイク・トキ
- 楽器:高井啓光
- VTR編集:浦辺啓、江川賢市
- 音響効果:新谷隆生、大内藤夫
- MA:青木有希
- タイムキーパー(TK):長谷川道子、常藤直子
- 技術協力:エヌ・エス・ティー、東通、TAMCO、ティ・エル・シー、ラ・ルーチェ
- アシスタントプロデューサー(AP):久松理絵
- ディレクター:谷澤美和、千野晴己(ちのぱぁ~ん)、柴田猛司、伊藤雄介、hanako/高野正範
- プロデューサー:鈴木慎治(2008年4月まではAP)、大木真太郎(2008年4月まではディレクター)(鈴木&大木は共に3代目・2008年5月8日-)
- チーフプロデューサー:中鉢功(2008年4月まではチーフディレクター、同年5月1日~22日は演出・プロデューサー)
- 制作:TBSテレビ(旧TBSエンタテインメント)
- 製作著作:TBS
[編集] 歴代スタッフ
- 制作:田代冬彦
- プロデューサー:大崎幹(初代・1996年10月 - 2000年10月)、阿部龍二郎(2代目・2000年10月-2008年4月)
- ディレクター:遠藤環、加藤嘉一、小笠原知宏、岩村隆史、古谷英一/世良田光、伊藤秀人
- テクニカルディレクター(TD):河野志朗
- 音声:松岡武男、小澤義春、平井郁雄、菅原正巳
- 照明:杉本美智夫、サンライズアート
- 美術プロデューサー:西川光三
- 美術デザイナー:藤井豊、岡嶋正浩
- 装置:小穴健一
- 電飾:真鍋明
- 楽器:サンフォニックス
- VTR編集:山本雅英、井手和重、新井直樹、白澤淳
- 音響効果:勝見勇一
- MA:並木丈治
- CG:尾崎至晃
- 技術協力:東京舞台照明
[編集] 外部リンク
[編集] 前後番組の変遷
TBS系 火曜21時台 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
うたばん
(1996年10月 - 1999年3月) |
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TBS系 木曜20時台 | ||
うたばん
(1999年4月以降) |
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