CRIMSON (中森明菜のアルバム)
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CRIMSON | ||
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中森明菜 の アルバム | ||
リリース | 1986年12月24日 1991年7月17日(再発) 1996年4月25日(再発) 2006年6月21日(再発) |
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ジャンル | ポップス | |
時間 | 44分42秒 | |
レーベル | ワーナーパイオニア | |
チャート最高順位 | ||
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ゴールド等認定 | ||
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中森明菜 年表 | ||
不思議 (1986年) |
CRIMSON (1986年) |
CD'87 (1987年) |
『CRIMSON』(クリムゾン)は、中森明菜の10枚目のオリジナルアルバム。1986年12月24日にワーナーパイオニアよりリリースされた(LP: L-12650、CT: LKF-8150、CD: 32XL-190)。
目次 |
[編集] 解説
- アルバムタイトルの『CRIMSON』とは、「深紅の」という意味。
- クリスマス・冬のニューヨーク・都会的な大人の女性・不倫…をテーマとする内容。
- 今作もシングル曲は未収録。
- LP、CT、CDで同時発売。
- 「ミック・ジャガーに微笑みを」の1曲を除く全曲を、声量をピアニシモに抑える歌唱法となった。
- 小林明子と竹内まりやからそれぞれ5曲提供を受ける。
- 1987年2月18日放送の夜のヒットスタジオDELUXE(マンスリー3週目)で「約束」を、1987年4月29日放送の夜のヒットスタジオDELUXEで「OH NO, OH YES!」を、1987年5月20日放送の夜のヒットスタジオDELUXEで「ミック・ジャガーに微笑みを」を、ワーナー離籍後の1993年3月31日放送の夜のヒットスタジオ・リターンズスペシャルで「駅」をテレビ披露した。
- 1987年のオリコン年間アルバムチャートで3位を記録。
- 第29回日本レコード大賞優秀アルバム賞を受賞した。
- このアルバムを引っさげてのツアー「A HUNDRED days」(1987年7月11日 - 10月18日、29公演)を開催した。
- 山下達郎はこのアルバムを聴き、竹内まりやの提供した楽曲の解釈に対して強い憤慨を覚え、それをきっかけに「駅」のセルフカバーをしてみたらどうか?と竹内まりやに勧めた経緯があるという(このことは、竹内まりやの代表作となったベストアルバム「IMPRESSIONS」の山下によるライナーノーツに記載されている。当該部分では個人名は伏せられているが、これが明菜の事を指しているのは明白である)。
- この件について後に山下達郎は、アレンジに納得がいかなかったと語るなどしている。しかしながら、そもそも一般に流通する作品に、提供作家サイドが、特定の歌手の批判めいた文言を載せることへの疑問も少なからずあり、この件を不快に思うファンも多く存在する。一方で、それだけ、明菜の表現方法がインパクトのある個性的なものと言うことも出来る。
- 2002年12月4日リリースのベストアルバム『Akina Nakamori〜歌姫ダブル・ディケイド』で「駅」を新録した。
[編集] 収録曲
- MIND GAME
- 駅
- 約束
- 作詞・作曲: 竹内まりや、編曲: 椎名和夫
- ビンク・シャンバン
- 作詞: 三浦徳子、作曲: 小林明子、編曲: 鷺巣詩郎
- OH NO, OH YES!
- 作詞・作曲: 竹内まりや、編曲: 椎名和夫
- エキゾティカ
- 作詞: 湯川れい子、作曲: 小林明子、編曲: 鷺巣詩郎
- モザイクの城
- 作詞: FUMIKO、作曲: 小林明子、編曲: 鷺巣詩郎
- JEALOUS CANDLE
- 作詞: 吉元由美、作曲: 小林明子、編曲: 鷺巣詩郎
- 赤のエナメル
- 作詞・作曲: 竹内まりや、編曲: 椎名和夫
- ミック・ジャガーに微笑みを
- 作詞・作曲: 竹内まりや、編曲: 椎名和夫
- 中森が自分の部屋にいて、カセットの中から流れてくる曲という設定にしている。
[編集] スタッフ
- 撮影: 渡辺達生
[編集] 再発売
- 1991年7月17日 - CD: WPCL-421(廉価盤、紙帯)
- 1996年4月25日 - CD: WPC6-8191(音泉1500シリーズ(Q盤))
- 2006年6月21日 - CD: WPCL-10287(紙ジャケット仕様完全生産限定盤)
前作 | 中森明菜のオリジナルアルバム | 次作 |
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不思議 | Cross My Palm |
オリコン週間LPチャート第1位 1987年1月5日付〜1987年1月19日付(3週連続:合算週含む) |
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前作: 安全地帯 『安全地帯V』 |
中森明菜 『CRIMSON』 |
次作: 荻野目洋子 『ノン・ストッパー』 |