baseよしもと
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baseよしもと(ベースよしもと)は、吉本興業が運営し、主に若手芸人が出演する、大阪府大阪市にあるお笑いの劇場。なんばグランド花月の向かい、YES-NANBAビル地下一階にある。
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[編集] 概要
1999年3月に閉館した心斎橋筋2丁目劇場に続く若手芸人の拠点として、同年9月に開館。
毎日放送「?マジっすか!」やテレビ大阪「べぇえす!」、GAORA「baseTVボカンッ!」、「ベリーベリー!base」、「麒麟・千鳥の二笑流TV」などの公開収録も行われた。加えてWEST SIDEなど、いわゆる「平成のお笑いブーム」の火付け役に一役買ったといっても過言ではない。
2007年から2008年3月までのトップ組(NON STYLE、千鳥、笑い飯)は3組とも、元オーディション組である(NSC卒業者がいない)という特徴的な軌跡を残していた。
レギュラー出演芸人一組ごとにロゴマーク、キャッチフレーズがある。
[編集] 所属する主な芸人
[編集] 現在
【ワラbメンバー】
- 大脇里村ゼミナール
- 鎌鼬
- 銀シャリ
- クロスバー直撃
- 極悪連合
- サイドエイト(前名・自宅出産)
- GAG少年楽団
- ジャルジャル
- スマイル(baseよしもとのリーダー(2008年現在))
- span!
- 天竺鼠
- ビーフケーキ
- 藤崎マーケット
- プラスマイナス
- モンスターエンジン
【プチbメンバー】
【オーディションtryメンバー】
[編集] かつて所属した芸人
[編集] ガンガンライブFINALにて卒業したメンバー
南海キャンディーズ、NON STYLE、とろサーモン以外は全員うめだ花月に出演中。
[編集] 東京進出
- FUJIWARA
- ハリガネロック
- たむらけんじ(東京進出失敗後うめだ花月へ)
- ルート33
- 2丁拳銃(うめだ花月にも出演)
- COWCOW(うめだ花月にも出演)
- 次長課長
- ライセンス
- イシバシハザマ
- レギュラー
- フットボールアワー
- キングコング
- ネゴシックス
- チュートリアル(うめだ花月にも出演)
- NON STYLE(うめだ花月にも出演)
- 南海キャンディーズ(ガンガンライブFINALに不参加のまま東京進出)
- 勝山梶(ガンガンライブFINALに不参加のまま東京進出)
[編集] うめだ花月に移動
- バッファロー吾郎
- 陣内智則
- ケンドーコバヤシ
- $10
- シャンプーハット
- サバンナ
- ランディーズ
- ビッキーズ(2007年9月に解散)
- ロザン
- 友近
- ザ・プラン9
- 後藤秀樹
- 野性爆弾
- 土肥ポン太
- ブラックマヨネーズ
- ストリーク(3月21日ソロライブ「baseよしもとは永遠に不滅です」で卒業)
- 千鳥
- 笑い飯
- 青空
- アジアン
- ギャロップ
- ジャンクション
- ソラシド
- ダイアン
- 天津
- 中山功太
- ヘッドライト
- ミサイルマン
[編集] 拠点地なし
[編集] 解散した芸人
- けもの道
- ジェットコースター
- 握り拳
- 日刊ナンセンス(ボケの工村友臣は現在ソロで活動中)
- にのうらご(荒牧周平が脱退した後に解散。その後新コンビモンスターエンジンを西森と大林が結成した)
- ブロンクス
- フロントストーリー(ツッコミの清水けんじは現在ソロで活動中)
- バルチック艦隊
- 西海岸's
- 金時(4月末のLIVE STAND 08を持って解散)
- ババリア・シュガーライフ(それぞれの片割れはカナリアというコンビを組んで東京進出)
他
[編集] システムの変貌
[編集] 2003年以前のシステム
開館から2004年9月までは、出演する芸人を「イチオシ組」「タレントプロデュース組」「ガブンチョライブ組」「プレステージ組」の4段階に分けていた。
- プレステージ
- 素人でも参加できるいわばオーディションのようなもので、これに合格すると毎月一回行われる「プレステージ決勝」への出場資格を得ることができるが、決勝で上位5組に入らないと次の段階である“ガブメン”にはなれない。
- ガブンチョライブ組
- 別名ガブンチョメンバー(略・ガブメン)。毎週開催されているライブ「ガブンチョライブ」への出演資格を得た10組。「プレステージ決勝」をパスすると出られるようになるが、毎月末の「ガブンチョWAR」でガブメンと「プレステージ決勝」の上位5組とで入れ替えるためかなりシビアなポジション。
- タレントプロデュース組
- 略・タレプロ組。ガブンチョから卒業するとこのポジションに。単独ライブが行えるようになるほか、定期的に行われていた「SUPER base LIVE」へ出演できるようになる。
- イチオシ組
- ピラミッドの頂点に位置し、吉本興業が優先的にテレビ等に売り込むことを約束したポジション。2003年のリニューアルで廃止された。過去にイチオシ組だったのはFUJIWARA・2丁拳銃・シャンプーハット・陣内智則のみ。
[編集] 2003年のリニューアル
- 来場客が10代の女性がほとんどという実態や、劇場周辺などでのファンのモラルの低下もしばしば叫ばれ、2003年8月にリニューアル。主力の人気芸人を20代以上の男性もターゲットにしたうめだ花月に移動させ、変わってbaseよしもとは、より若手の出演機会を増やす劇場という方針転換が図られる。また前体制のタレプロ組から唯一ダイアンが残り、1トップ体制で混迷期のベースを支えた。
[編集] 2004年のリニューアル
- 2004年10月、芸人ランク分けと公演体制をリニューアル。不動の「トップ組」に麒麟・笑い飯・千鳥が選ばれた。以下「ビーイチ組」「ビーニ組」「ビーサン組」のピラミッド構造を取り、入れ替え戦などが行われている。またオーディション(これまでのプレステージ組に相当)も行われている。その後、トップ組に関しては上記の3組に加えレギュラーも選ばれている。
[編集] 2006年のリニューアル
- 2006年2月、ピラミッド構造の体制は崩さずに「ビーニ ビーコード」を廃止。そのため「ガンガンライブ」は2月度バトルで決定されたトップ組・ビーイチ組・ビーニ組の芸人が隔たりなく出演するイベントとなった。ビーサン組については、今まで通り「ビーサンバトル」を行うが1ヶ月毎のバトルで2回1位をとらない限り「ガンガンライブ」出演者と入れ替えバトルが行えないということになり、以前よりかなりシビアになった。入れ替えバトルは「ガンガンライブ」出演者の中からランダムに選ばれたメンバーとバトルをすることになった。
- 2006年6月、「銀シャリ」が2回目の1位をとり、初めての入れ替えバトルが行われた。銀シャリは敗れたものの、ガンガンライブ組の実力があると認められ、ガンガンライブ組に昇格した。同時にビーサン組だったミサイルマンとジャンクションもテレビ出演の実績などから、ビーサンバトルの結果を考慮せずにガンガンライブ組に昇格するなど、このシステムは完成されたものとは言えなかった。
- 2006年8月、プレステージ制が再開され、ビーサンライブがコンビ数削減の上「サライヴLIVE」に名称変更された。
[編集] 2008年のリニューアル
ピラミッド構造はそのままで「ガンガンライブ」を廃止し、「ワラb」システムと改めた。
[編集] 観客動員記録
- 記録407人 「中央次課長」(2002年9月23日)※次長課長のbaseよしもと卒業ライブ
[編集] 関連商品
[編集] 本
- B面―baseよしもとOFFICIAL BOOK (03)
- B面―baseよしもとOFFICIAL BOOK
- baseよしもとオールタレント写真集
[編集] ビデオ・DVD
- baseよしもとネタトウタ2007(アール・アンド・シー)
- 新風baseよしもと ネタトウタ2004(アール・アンド・シー)
- baseよしもと2003大図鑑(ビクターエンタテイメンント)
- baseよしもと2002大図鑑(ビクターエンタテイメンント)
- baseよしもと2001大図鑑(ビクターエンタテイメンント)
- baseよしもと2000大図鑑~baseよしもと一周年 そしてさよなら2丁拳銃~ (ビクターエンタテイメンント)
[編集] CD
- SUMMER SMILE(baseオールスターズ)