?マジっすか!
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?マジっすか!は、毎日放送(MBSテレビ)で、2001年4月から2003年3月まで放送されていたバラエティ番組。(ステレオ放送)
関西ローカル番組であったが、数ヶ月遅れでCS放送GAORAでも放送されていた。また、2004年12月30日にはMBSテレビで「?マジっすか!リターンズ」として特別版が放送された。
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[編集] レギュラー放送概要
大まかなものとしては吉本興業所属の若手芸人がロケをしてVTRを作り、それを審査するものだが、審査する人物・方法・番組の意義・放送時間などが度重なるリニューアルによってまちまちであった。 ※以下放送データについては地上波で放送されたものを基本とする。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
[編集] 第一章
2001年4月15日に日曜日のお昼1時からの55分番組として放送スタート。baseよしもとからの公開生放送だった(第二章の途中までこのスタイル。)
毎週10組の若手芸人がそれぞれロケVTRを作り、事前に様々な年代の審査員に見せて審査をさせ、得点別に2位からVTRを放送(VTRが放送されていない司会陣以外の芸人は控え室で待機させられていた。また、生放送のため下位の芸人のVTRはあまり放送されなかった)。そして、オンエア時間が残りVTR1本分となった時点でチャイムが鳴り、最後に1位と最下位の芸人を同時に発表するというシステムであった。1位の芸人は次週のタイトルに自らの名が載り(例:陣内智則がその週の1位だった場合、次週のラテ欄などに「陣内智則?マジっすか!」と載ることとなる、この制度は第一章のみ)、10位の芸人はレギュラー落ちするというルールだった。司会はFUJIWARA・陣内智則・シャンプーハット。2001年9月16日まで。
なお、この番組の兄弟番組として、「マジやってん!」がある。?マジっすか!でオンエアされなかった下位のVTRが放送された。こちらは夜中に放映された。
- 第一章におけるエピソード
- 第一章の半年間において、FUJIWARAただ1組だけが出演したVTRのすべてが放送され、最も多く1位を獲得した(20回のうち6回優勝、そのなかでも4週連続制覇という離れ技をみせた)。ロケVTRは、放送時間の都合上通常6、7位のVTRまでは放送されるが、それ以下の順位は放送時間の都合で放送されないことが多く、8位以下はまず放送されることがなかった。FUJIWARAは一度7位までランクを落としたことがあるが、このときは運良く放送された。
- FUJIWARAの他に、全20回で一度もレギュラー落ちしなかったのは陣内智則、ハリガネロック、ランディーズ、キングコングの4組である。
- シャンプーハットは司会進行であるにもかかわらず2度も最下位となり、レギュラー落ちしたことがある。最初にレギュラー落ちした回は順位未発表の芸人に陣内智則とシャンプーハットの両司会が残り、会場は騒然となった。ただし復帰までの約2ヶ月、何かしら理由をつけて毎週顔を出していた(当然この期間はロケVTRなし)。
- 司会陣以外で優勝回数が最も多かった芸人はケンドーコバヤシ。(3回で、シャンプーハットと同じ第2位、この番組で初めて連覇を達成した男でもあり、初登場1位も達成した。ちなみに、番組初の初登場1位は野性爆弾)。マニアックな芸人らしく、上位の回と下位の回との差が激しく「ホームランか三振」を地で行っていたが、レギュラー出演8回目で最下位となり、あえなくレギュラー落ちした。
- 2005年のM-1グランプリ覇者、ブラックマヨネーズは2度レギュラー入りに挑戦しているが、2回とも最下位となり、半年間一度もレギュラーになることはできなかった。また、2003年のM-1覇者であるフットボールアワーも9位、10位、復帰後も9位で第一章終了と、両コンビとも「?マジっすか!」のロケVTRの成績は振るわなかった。
[編集] 第二章
2001年10月7日からチーム対抗戦となり、毎週ある一つの漢字に基づいたテーマでロケをして来るというルールに。また、審査方式をゲスト審査員持ち点50点+観客持ち点50点の100点満点で、その場で採点するという方式に変更。また、2002年1月8日より放送時間を火曜深夜11時55分~0時55分に移動し、録画放送に(収録は引き続きbaseよしもと)。以降、番組終了まで総合司会は陣内智則。2002年3月5日まで。
- ※これとは別に、バッファロー吾郎を中心にフットボールアワー、ブラックマヨネーズ、青空、ビッキーズ、NON STYLEのチーム(チーム爆笑戸塚水産)も存在したが、あくまで正規のレギュラーとしての扱いではなかった。「WE WILL ROCK YOU」のBGMと共に会場に乱入しショートコントを繰り広げていた。しかし、第二章において最高得点(98点)を叩き出したのはこのチームである。
[編集] 第三章
センバツ高校野球による約一ヶ月の休止を経て、2002年4月9日に、各コンビらが四文字の造語の漢字一文字に対するテーマでロケをするトーナメント戦となる。審査は会場の客100人。2002年8月20日まで。
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- 参考:各ラウンドのテーマと優勝コンビ
- ラウンド1「山本勝三(やまもとかつぞう)」…シャンプーハット
- ラウンド2「火場夜期(かばやき→蒲焼き)」…サバンナ
- ラウンド3「発十取工(はっととりく→ハットトリック)」…サバンナ
- ラウンド4「名間日流(なまびいる→生ビール)」…ロザン
- 参考:各ラウンドのテーマと優勝コンビ
[編集] 第四章
2002年10月1日放送分から大幅なリニューアルがなされる。まず、収録は「MBSスタジオinUSJ」で行われ、出演者も陣内智則・シャンプーハット・サバンナ・$10・チュートリアル・フットボールアワー・キングコング・ケンドーコバヤシの8組14人に絞り、毎週レギュラーメンバーがロケをしてくる(※審査やレギュラー落ちは無し)という内容になるが、ABCなど他局との視聴率競争に敗れ、2003年3月18日に放送終了。
[編集] 裏番組問題
「?マジっすか!」の深夜枠放送時代、既にこの枠には深夜0時40分から関西テレビにおいてFUJIWARAとランディーズが出演するスポーツ番組「すぽーつアミーゴ!」が裏番組として放送されていた。このため、「?マジっすか!」の枠移動後は、地上波放送ではタブーとなっている「同一タレントの表裏番組同時出演状態」が1年近く続き、そのためか、深夜枠移動後の「?マジっすか!」では、放送時間が「すぽーつアミーゴ!」と重なる後半15分間は出来る限りFUJIWARAとランディーズの姿を映さないよう編集するという異常事態が続いていた。2002年10月に出演メンバーを整理したのはこの問題を解消するための処置だったとも考えられるが、結局両番組とも2003年3月に終了、共倒れとなってしまった。
同年4月からは陣内智則・ケンドーコバヤシ司会の「オ・サ・ム」という番組にリニューアルしたが、わずか3ヶ月(1クール)で打ち切られた。
[編集] スペシャル版
- マジやってん!
- マジねた!
- マジやぞ!
- 大?マジっすか!
- ?マジっすか!Z
- ?マジっすか!リターンズ
[編集] 出演者一覧
- 陣内智則
- シャンプーハット
- FUJIWARA
- バッファロー吾郎
- ケンドーコバヤシ
- ハリガネロック
- サバンナ
- $10
- ランディーズ
- 野性爆弾
- フットボールアワー
- ビッキーズ
- ロザン
- チュートリアル
- ブラックマヨネーズ
- キングコング
- 次長課長
- 麒麟
- レギュラー
- 青空
- NON STYLE
- ルート33
<?マジっすか!リターンズに出演の出演者>
<顧問>(1~2章まで週変わりで出演)
[編集] スタッフ
- 作・構成 : かわら長介、前野弘光、八木晴彦、武輪真人、根宜利彰、野々村有紀子、オパヤン、寺本覚、小松加奈
- タイトル : 原田専門家
- 技術 : 波多間博(MBS)
- SW (スイッチャー) : 前田昌彦
- CAM (カメラマン) : 林謙一郎
- 音声 : 上野太
- VE (ビデオエンジニア) : 四藤史郎
- 照明 : 南島和博、上田和博
- 音効 : 久坂恵紹、三木直彦
- VTR編集 : 柴田展子
- 美術 : 内田公幸(MBS)
- 美術進行 : 天津知恵
- スタイリスト : スタジオセルズ
- メイク : MORE
- マルチモニター : インターナショナルクリエイティブ
- HP制作 : 菊池崇、松川和代
- AD (アシスタントディレクター) : 前田大助、住永恭子、古賀俊之、竹口晶子、松本真樹
- ディレクター : 渥美昌泰・新堂裕彦・長富剛・坂井佳史・小野智也(MBS)、大城哲也(東通企画)、坂口好史(Jワークス)、坂本丈一(アイ・ティ・エス)、中本圭(ブリッジ)、塩見直久(デラックスキッズ)、西谷公太(FUNS)
- AP (アシスタントプロデューサー) : 大木里織・鈴木悌之・小林弘依(吉本興業)
- 演出 : 田中将徳〔初期〕・岸本孝博〔第2期以降〕(MBS)
- プロデューサー : 浜田尊弘(MBS)、新田敦生(吉本興業)
- チーフプロデューサー : 増谷勝己(MBS)
- 技術協力 : ウエルカム⇒Trash、アーチェリー、イングス、戯音工房
- ロケ技術協力 : アルチザン、光学堂、フォレスト
- 美術協力 : つむら工芸
- 制作協力 : 東通企画、Jワークス、アイ・ティ・エス、ブリッジ、ファンズプロダクション、MBS企画、ドゥエンタープライズ、デラックスキッズ
- 製作著作 : 毎日放送、吉本興業