雲仙温泉
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雲仙温泉(うんぜんおんせん)は、長崎県雲仙市小浜町(旧国肥前国)にある、キリシタン殉教悲史の舞台で世界的に有名な温泉。日本初の国立公園(雲仙天草国立公園)に指定された温泉保養地である。
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[編集] アクセス
長崎市内より車で80分のところに位置する。
[編集] 泉質
[編集] 効能
- 血行促進、疲労回復、リウマチ、慢性皮膚疾患など。
※ 効能は万人に対してその効果を保障するものではない。
[編集] 温泉街
1990年(平成2年)に噴火した雲仙普賢岳を近くに眺め、春はウンゼンツツジ(ミヤマキリシマ)を楽しむことができる。その他地獄めぐりなどでも知られている。
共同浴場は、湯の里共同浴場、新湯温泉共同浴場、古湯地区に湯の里温泉共同浴場、小地獄温泉地区に小地獄温泉館などが存在する。
[編集] 歴史
開湯は701年(大宝元年)に、行基によって温泉山満明寺が建立されたことに始まる。同時に四面神を祀る温泉神社も建立されたとされる。
温泉地として開発が始まったのは約350年前、松平忠房の命により湯守を勤めた加藤善右衛門が湯宿(現在の湯元ホテル)を設置したことによるとされる。
幕末には吉田松陰が当地を訪れた。またシーボルトらにより海外へも紹介された。
明治・大正期には上海租界の欧米人の保養地として繁栄した。当時、長崎は上海の蒸気船などに対する石炭供給地であり、雲仙温泉及びふもとの小浜温泉とともに上海租界の後背地を形成していたのである。長崎から雲仙・小浜両温泉への交通路は、諫早までの鉄道から先は最初は船による航路が開かれ、次いで島原鉄道、雲仙鉄道、小浜鉄道が整備された。しかし雲仙鉄道と小浜鉄道はバスにシェアを奪われ、ほどなく廃線となった。
1934年(昭和9年)に国立公園に指定されるまでは、「温泉」と書いて「うんぜん」と呼ばれていたが、指定の際に雲仙と改められた。
[編集] 関連項目
- 温泉、温泉街、外湯、温泉番付
- 日本の温泉地一覧 - 日本の温泉画像一覧
- 松竹映画『君の名は』(1953年~1954年、全三部)のロケ地として、雲仙地獄が撮影され、その際、氏家真知子役の岸恵子があまりの寒さにショールで耳や頭をくるんだことから、「真知子巻き」の流行が生まれた。