道上龍
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道上龍(みちがみ りょう、1973年3月1日 - )は、日本のレーシングドライバー。奈良県出身。
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[編集] プロフィール
- 身長:168cm
- 体重:58kg
- 血液型:Rh+A型
- 愛車:ホンダ・インスパイア
実家がカートショップであることもあり、比較的幼少時よりカートには慣れ親しんでいた。1991年にフォーミュラ・ミラージュで4輪レースにデビューする。1993年はF4を戦い、1994年にはナウ・モータースポーツから全日本F3選手権にステップアップした。この年の開幕戦ではいきなり優勝し、道上龍の名前を一躍有名にした。その後は、ホンダ・シビックレースやN1耐久シリーズ(後のスーパー耐久シリーズ)、全日本ツーリングカー選手権等に活躍の場を拡げて行った。特に1996年には、ホンダのツーリングカー開発のためのテストドライバーを務めることになり、一気に才能が開花し、ホンダ陣営の中心ドライバーとして育って行くことになった。
1998年からは、全日本選手権フォーミュラ・ニッポンや全日本GT選手権に参戦の舞台を移して行き、2000年には、全日本GT選手権のGT500クラスで未勝利ながらシリーズ・チャンピオンを獲得し、名実ともにホンダのエースドライバーを襲名した。
順調にキャリアを重ねていた2002年に突然悲劇が襲う。フォーミュラ・ニッポン第2戦(富士)で大クラッシュし、腰椎を骨折するなどの大怪我を負った。しかし必死のリハビリの結果、驚異的な速さで回復。GTにはシーズン後半から復帰し、優勝している。またこの時のクラッシュによりHANSの有効性を身を持って体験したことから、日本のモータースポーツ界におけるHANSの普及にも積極的に取り組み、道上の呼びかけで多くのドライバーがHANSを装着するようになった。
2005年は、SUPER GT・GT500クラスに専念しTAKATA童夢NSXのドライバーとして小暮卓史とコンビを組むが未勝利に終わった。翌2006年は、第2戦(岡山国際ラウンド)で優勝するなどNSX使いの本領を発揮しシリーズ3位と健闘した。またこの年は、フォーミュラ・ニッポンへの復帰を果たすもノーポイントに終わっている。2007年は、SUPER GTに引き続きTAKATA童夢NSXで参戦し、シーズン序盤にトラブルやアクシデントに見回れ成績が振るわず、第7戦(もてぎラウンド)で優勝したもののシリーズ4位に終わっている。
2008年は、前年に引き続き同様の体制でSUPER GT・500クラスに参戦している。
なお、ホンダではマシン開発を行うなどエース的存在だが、フォーミュラ・ニッポンでは未勝利である。また、2004年及び2005年には、以前からの念願であったル・マン24時間レースへの参戦を果たしている。
[編集] レース戦績
- 1986年 - カートナショナルASクラス(シリーズチャンピオン)
- 1987年 - カートナショナルA2クラス(シリーズチャンピオン)
- 1990年 - 全日本カート選手権FAクラス
- 1991年 - フォーミュラ・ミラージュ(#99 RYO-VD90)
- 1992年
- フォーミュラ・ミラージュ(#99 NPSM ミラージュ)
- シビック西日本・東日本シリーズ(#20 レーシングスパルコシビック EG-6)
- SWC鈴鹿1000km・シビックレース(#80 TOKICO CIVIC EG-6)(決勝7位)
- 第9回SUGO 500km耐久レース(#80 TOKICO CIVIC EG-6)(決勝23位)
- 1993年
- F4選手権・鈴鹿/TIシリーズ(#27 トレンタ クワトロ936/WEST936 SR18)(シリーズチャンピオン・8勝)
- FUJI TELEVISON JAPANESE GRAND PRIX SUZUKA・F3レース(#27 狭山観光BC-2Y/ボウマンBC-2Y MF204)(決勝13位)
- N1耐久シリーズ(#80 SPARCO CIVIC)
- インターナショナル鈴鹿1000kmレース(#80 SPARCO CIVIC EG-6)(総合16位)
- 鈴鹿300km&FJトーナメント・シビックレース(#20 SPARCO CIVIC EG-6)(優勝)
- ミリオンカードカップレース ラウンド1鈴鹿・シビックレース(#19 SPARCO CIVIC EG-6)(決勝11位)
- 1994年
- 全日本F3選手権(NOW MOTOR SPORTS #33 TOM'sダラーラF394/ダラーラF394 3S-G)(シリーズ5位・1勝)
- F3マカオGP(NOW MOTOR SPORTS #28 ダラーラF394 3S-G)(決勝DNF)
- N1耐久シリーズ(#74 SPARCO CIVIC)
- インターナショナル鈴鹿500kmレース(#74 SPARCO CIVIC EG-6)(総合10位)
- 第1回NICOS CUP 十勝24時間レース(#73 SPARCO CIVIC EG-6)(総合16位)
- JAFトロフィー インターナショナル ポッカ1000km耐久レース(#75 ADVANサムライシビック EG-6)(総合24位)
- 第11回SUGO 300km耐久レース(#74 ADVANトラストシビック EG-6)(総合32位)
- 1995年
- 全日本F3選手権(NOW MOTOR SPORTS #33 ダイイチF395 TOM'S/ダラーラF395 3S-G)(シリーズ4位)
- F3マカオGP(決勝20位)
- 全日本GT選手権・GT1クラス<Rd.4以降>(チーム国光 #99 KANEKO PORSCHE/911 964A M64)(シリーズ25位)
- 第2回NICOS CUP 十勝24時間レース(#73 Castrol CIVIC EG-6)(総合13位)
- ソーラーカーレース鈴鹿95'(#94 PNO Chan 1gcu)(決勝2位)
- SUGO爆走500km N1耐久レース(#16 カストロール無限インテグラR)(総合7位)
- 1996年
- N1耐久シリーズ(#73 カストロール アスティRS/ミラージュRS CJ4A)
- 全日本ツーリングカー選手権<Rd.13&14 スポット参戦>(無限ホンダ #33 Castrol無限ACCORD)
- 第3回NICOS CUP 十勝24時間レース(#73 カストロール アスティRS/ミラージュRS CJ4A)(総合22位)
- POKKAインターナショナル1000km耐久レース(チーム国光 #100 RAYBRIG NSX/NSX NA1 RX-306E5)(決勝DNF)
- COSMO OIL SOLAR CAR RACE SUZUKA96'(#83 RT'PIYO PIYO')(決勝7位)
- 1997年
- 全日本ツーリングカー選手権(MOONCRAFT #14 ジャックスMC アコード)(シリーズ5位)
- 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン<Rd.10 スポット参戦>(SUPER AGURI RACING TEAM #56 FUNAI SUPERAGURI/レイナード97D MF308)(決勝DNF)
- 1998年
- 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン(MOONCRAFT #14 JACCS MOONCRAFT/レイナード 96D MF308)(シリーズ9位)
- 全日本GT選手権・GT500クラス(Castrol無限 #16 Castrol無限NSX/NSX NA2 C32B)(シリーズ4位・2勝)
- 98' FIA Grand Touring Chanpionsip Round6 SUZUKA 1000km(Team Kunimitsu Moon Craft #100 RAYBRIG NSX/NSX NA2 C32B)(決勝DNF)
- 1999年
- 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン(MOONCRAFT #14 SPEEDMASTER MOONCRAFT/ローラ B99-51 MF308)(シリーズ10位)
- 全日本GT選手権・GT500クラス(無限×童夢プロジェクト #16 Castrol無限NSX/NSX NA2 C32B)(シリーズ9位)
- 鈴鹿1000km・GT500クラス(無限×童夢プロジェクト #16 Castrol無限NSX/NSX NA2 C32B)(総合優勝)
- 2000年
- 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン(#68 DoCoMo DANDELION/レイナード 2KL MF308)
- 全日本GT選手権・GT500クラス(無限×童夢プロジェクト #16 Castrol無限NSX/NSX NA2 C32B)(シリーズチャンピオン)
- 第29回インターナショナルPokka1000km・GT500クラス(無限×童夢プロジェクト #16 Castrol無限NSX/NSX NA2 C32B)(決勝DNF)
- 2001年
- 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン<Rd.1欠場>(MOONCRAFT #14 MOONCRAFT レイナード99L MF308)(シリーズ6位)
- 全日本GT選手権・GT500クラス(無限×童夢プロジェクト #1 ロックタイト無限NSX/NSX NA2 C32B)(シリーズ3位・1勝)
- 第8回十勝24時間レース(#16 BEAMS INTEGRA)(総合4位・クラス優勝)
- 2001鈴鹿クラブマンレースRound3・Endurance Stage・フォーミュラ・ドリームレース(MOONCRAFT #20 MOONCRAFT FD/FD99 MF224)(決勝DNF)
- 第30回インターナショナルPokka1000km・GT500クラス(無限×童夢プロジェクト #16 Castrol無限NSX/NSX NA2 C32B)(決勝2位)
- マツダ ロードスターフェスタ イン 筑波(#5 ロードスター)(決勝2位)
- 2002年
- 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン<Rd.2~4を欠場>(Team 5ZIGEN #6 5ZIGEN/レイナード01L MF308)(シリーズ6位)
- 全日本GT選手権・GT500クラス<Rd.1~4を欠場>(無限×童夢プロジェクト #16 無限NSX/NSX NA2 C32B)(シリーズ18位・1勝)
- 第31回インターナショナルPokka1000km・GT500クラス(無限×童夢プロジェクト #16 Castrol無限NSX/NSX NA2 C32B)(決勝2位)
- スーパー耐久・グループNプラス<Rd.6~8に参戦>(Team 5ZIGEN 5ZIGEN #5 5ZIGEN INTEGRA)
- 2003年
- 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン(Team 5ZIGEN #5 5ZIGEN/ローラB351 MF308)(シリーズ9位)
- 全日本GT選手権・GT500クラス(童夢レーシングチーム #18 TAKATA童夢NSX/NSX NA2 C32B)(シリーズ7位・1勝)
- スーパー耐久・グループNプラス(Team 5ZIGEN #5 5ZIGEN INTEGRA)(シリーズ4位・1勝)
- 第10回十勝24時間レース(Team 5ZIGEN #5 5ZIGEN INTEGRA)(総合10位・クラス優勝)
- 第32回インターナショナルPokka1000km・GT500クラス(童夢レーシングチーム #18 Regain童夢NSX/NSX NA2 C32B)(総合優勝)
- 2004年
- 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン(KONDO RACING #3 Yellow Hat KONDO/ローラB351 MF308)(シリーズ10位)
- 全日本GT選手権・GT500クラス(童夢レーシングチーム #18 TAKATA童夢NSX/NSX NA2 C30A)(シリーズ14位)
- 第33回インターナショナルPokka1000km・GT500クラス(童夢レーシングチーム #18 TAKATA童夢NSX/NSX NA2 C30A)(総合優勝)
- ル・マン24時間レース・LMP1クラス(ADVAN KONDO RACING #9 童夢・無限)
- 2005年
- SUPER GT・GT500クラス(Team Honda Racing #18 TAKATA童夢NSX/NSX NA2 C32B)(シリーズ10位)
- 第34回インターナショナルPokka1000km・GT500クラス(Team Honda Racing #18 TAKATA童夢NSX/NSX NA2 C32B)(総合2位)
- ル・マン24時間レース・LMP1クラス(Jim Gainer童夢)
- 2006年
- 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン(Team 5ZIGEN #5 TEAM RECKLESS 5ZIGEN/FN06 HF386E)
- SUPER GT・GT500クラス(Team Honda Racing #18 TAKATA童夢NSX/NSX NA2 C32B)(シリーズ3位・1勝)
- 2007年 - SUPER GT・GT500クラス(DOME RACING TEAM #18 TAKATA童夢NSX/NSX NA2 C32B)(シリーズ4位・1勝)
- 2008年 - SUPER GT・GT500クラス(童夢レーシングチーム #18 TAKATA童夢NSX/NSX NA2 C32B)
[編集] エピソード
脇阪寿一とは同学年・同郷で、父親同士の仲が良く、本人同士も幼いころから親交があった。道上が脇阪をカートに誘い、レースの世界へ導いたという。
[編集] 外部リンク
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GT500 |
1: AUTOBACS RACING TEAM AGURI(ラルフ・ファーマン/伊沢拓也) |
17: Real Racing with LEON(金石勝智/金石年弘) |
18: 童夢 RACING TEAM(道上龍/小暮卓史) |
32: NAKAJIMA RACING(ロイック・デュバル/平中克幸) |
100: TEAM KUNIMITSU(井出有治/細川慎弥) |