積水ハウス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
種類 | 株式会社 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
市場情報 |
|
||||||
本社所在地 | 531-0076 大阪府大阪市北区大淀中1-1-88 梅田スカイビルタワーイースト |
||||||
電話番号 | 06-6440-3111 | ||||||
設立 | 1960年8月1日 | ||||||
業種 | 建設業 | ||||||
事業内容 | 住宅、不動産、樹木、コンサルティング | ||||||
代表者 | 和田勇(代表取締役社長) | ||||||
資本金 | 1,865億5,419万円 (2008年1月期) |
||||||
売上高 | 単体:1兆1,952億45百万円 連結:1兆5,978億07百万円 (2008年1月期) |
||||||
総資産 | 単体:1兆2,386億22百万円 連結:1兆3,494億41百万円 (2008年1月期) |
||||||
従業員数 | 単体:15,209名、連結22,508名 (2007年7月31日現在) |
||||||
決算期 | 1月31日 | ||||||
主要株主 | 積水化学工業(10.17%) 他 | ||||||
主要子会社 | 積和不動産株式会社 積和建設株式会社 他 |
||||||
関係する人物 | 田鍋健、奥井功、和田勇 | ||||||
外部リンク | www.sekisuihouse.co.jp/ | ||||||
1963年に積水化学工業の住宅事業部が別社化した。現在は積水化学の連結対象からは外れている。積水化学の現在の住宅部門(ハイム・ツーユーホーム)とは完全に別体である。住宅業界で日本国内首位。子会社には積和不動産や積和建設などがある。社団法人プレハブ建築協会に加盟。
目次 |
[編集] 主な商品
ダインズシリーズ(鉄骨系2階建て住宅)、シャーウッド(木造2、3階建て住宅)、Gio・ビエナ(鉄骨系3階建て住宅)、グランドメゾン(分譲マンション)、シャーメゾン(賃貸住宅)
国土交通大臣認定の制震システム「シーカス」を開発。これまでの一般的な耐震システムでは躯体自体に損壊は見られないものの、内装部への損傷が大きかったためできるだけ揺れを抑える構造が求められていた。
ちなみに、同社の調査によれば、これまでの構造でも、阪神大震災ではブレースは数センチ伸びて揺れを吸収し、それ自体の損傷もほとんどみられなかったという(自社調査による発表)。
[編集] 関連会社
[編集] 子会社など
- アルメタックス株式会社
- 株式会社エスイーエー
- エスジーエム・オペレーション株式会社
- グリーンテクノ積和株式会社
- グリーンテクノ積和関西株式会社
- グリーンテクノ積和中部株式会社
- 株式会社ケイ・アール・エム
- 新西宮ヨットハーバー株式会社
- スカイレールサービス株式会社
- 株式会社住まいの図書館
- 積水ハウス梅田オペレーション株式会社
- 積水ハウス木造(旧トーヨド建設を買収・社名変更後、1995年に吸収合併)
- 積水ハウスリフォーム株式会社
- セキハ株式会社
- 積和管理株式会社
- 積和管理中部株式会社
- 積和建設株式会社
- 積和サポートシステム株式会社
- 積和不動産株式会社
- 積和不動産関西株式会社
- 積和不動産九州株式会社
- 積和不動産札幌株式会社
- 積和不動産中国株式会社
- 積和不動産中部株式会社
- 積和不動産東北株式会社
- 積和レント株式会社
- 日本住宅ローン株式会社
- ランドテック積和株式会社
- ランドテック積和中部株式会社
- 六甲アイランドエネルギーサービス株式会社
- MASTクリーンサービス株式会社
- MAST賃貸センター株式会社
- 株式会社MASTプラザ
- PFI水と緑の健康都市株式会社
[編集] その他
- 筆頭株主である積水化学工業を時価総額で上回っている。
[編集] 事件
[編集] 顧客提訴事件
2006年(平成18年)7月31日、同社に勤務する在日韓国人社員が、人種に基づく差別的発言を受けたとして、同社の顧客に対して300万円の慰謝料と謝罪広告の掲載を求める訴えを大阪地方裁判所に提起した。
なお、同社は事件の訴訟費用を負担し、なお且つこの社員が裁判に出席する時間を勤務時間とみなすなど、この訴訟を全面的に支援する方針であることを表明している。一方、顧客側は同社の欠陥工事(排水の逆勾配工事)を隠蔽した不当請求が事件の原因であると主張している(外部リンク参照)。
2007年4月に裁判所が和解を提案。積水ハウスが提示した和解案を、顧客側は受け入れなかったが、日本人男性が在日韓国人社員に対し、発言そのものではなく結果として名誉感情を傷付けた事への謝罪と、慰謝料ではなく解決金として30万円を支払うことで8月31日に和解が成立した。
民団の機関紙によると、訴訟を起こした在日韓国人社員は、裁判が始まって間もなく、アフターメンテナンスの勤務から外されたため、和解を受けて会社側に元職復帰を願い出た。しかし、会社側の結論は出ていない(07年9月12日)。
[編集] 営業停止事件
2007年8月27日、国土交通省近畿地方整備局は、マンションの新築工事で義務付けられている監理技術者を置かなかったことなどを理由に、岐阜・静岡・愛知・三重の東海4県で、積水ハウスに15日間の一部営業停止を命じた[1]。これに伴い9月11日~9月25日まで下記のテレビ・ラジオ提供番組のCMが自粛している。
さらに、同年9月11日、宮城は積水ハウスに対し、県発注の公共工事について5ヶ月間の指名停止処分を決定。横浜市・静岡県・三重県・大阪府・長野県・滋賀県・香川県・福岡市・熊本県も同社を指名停止処分とした。
[編集] 建築中の住宅に対する損害賠償訴訟
2007年9月21日、名古屋地方裁判所は、名古屋市の男性らが自らが発注し積水ハウスが建築していた住宅と車庫に欠陥があるとし、既に払った建築代金と建築途上の建物の撤去を積水ハウスに対して求めた裁判において、請求をほぼ認容し、既払金400万円と建築途中の建物の撤去を命じる判決を下した[2]。
[編集] 構造計算書の偽造
2007年10月15日、国土交通省は、横浜市の調査などによって、積水ハウスが計画した分譲マンションの構造計算書の偽造が発覚したと発表。
その後の調査により、構造設計を下請けしていた設計事務所の建築士によって 偽造されていたことが分かった。
[編集] CM
- 1970年代に放送され、後にオムニバスCDにも収録された「積水ハウスの歌」を何度かアレンジしている。現在は、メロディーのみで、サビの最後の部分を流している程度である(2006年現在「トリプル・キッチン」や「全日本大学駅伝」の放送内でグループ会社を紹介する1分間のCMが流れたが、ここでは南佳孝が歌っている)。また、「積水ハウスの歌」を、同社のサウンドロゴと考えがちな意見も多い。作曲は小林亜星、作詞は羽柴秀彦。
- CMのナレーターには長い期間、森本レオを起用していた。かつては積水ハウスといえば森本の声がイメージできるほどであった。
- CMは建設業界では珍しく、いち早くハイビジョン撮影を採用している。
- 2007年10月現在のCMナレーションは下條アトムなどが担当している。
[編集] CMタレント
[編集] スポンサード番組
[編集] テレビ(現在)
- 60秒(30秒×2)
- 金曜プレステージ(フジテレビ系・金曜21:00~22:54)
- ブロードキャスター(TBS系・土曜22:00~23:24 隔週前後半入れ替え)*「わくわく動物ランド」終了から提供。
- 金曜ロードショー(日本テレビ系・金曜21:03~22:54 隔週前後半入れ替え)*「土曜ドラマ」の降板を受けて2006年4月7日~提供。※作品内容によっては、提クレ自粛の場合有り。
- 世界一受けたい授業(日本テレビ系・土曜19:57~20:54)*2006年4月1日~新規。
- 日曜洋画劇場(テレビ朝日系・日曜21:00~22:54 隔週前後半入れ替え)
- 情報プレゼンター とくダネ!(フジテレビ系・月~金曜8:00~9:55)*毎週木曜日8時30分頃から9時30分頃
- 水曜ミステリー9(テレビ東京系・水曜21:00~22:48 隔週前後半入れ替え)など
- 30秒
- その他
- 積水ハウス スポーツスペシャル 全日本大学駅伝対校選手権大会(テレビ朝日系・毎年11月)2003年~
- サッポロビール新春スポーツスペシャル 箱根駅伝(日本テレビ系・毎年1月2日・3日)2005年~
※「日曜洋画劇場」の休止振り替えで入る場合が多い。
[編集] テレビ(過去)
- 60秒(30秒×2)
- わくわく動物ランド(TBS系)
- 特命リサーチ200X(日本テレビ系)
- 土曜ドラマ(日本テレビ系)
- 金曜エンタテイメント(フジテレビ系) など
[編集] 脚注
- ^ 「積水ハウス、15日間の一部営業停止、マンション工事で建設業法違反」、日経BP、2007年8月27日。
- ^ 「積水ハウスに400万円の賠償命令 住宅と車庫に欠陥」、 朝日新聞、2007年9月21日。