猪木武徳
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猪木 武徳(いのき たけのり 1945年 - )は、日本の経済学者。専門は、労働経済学・経済思想・経済史。
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[編集] 来歴・人物
滋賀県出身。洛星高等学校、京都大学経済学部卒業。米国マサチューセッツ工科大学大学院修了。大阪大学経済学部教授を経て、2002年より国際日本文化研究センター教授。2008年、同所長。日本学術会議会員。また2007年から1年間、日本経済学会会長も務めた。
父は、政治学者の猪木正道(元防衛大学校学長・京都大学名誉教授)。
[編集] 著書
[編集] 単著
- 『経済思想』(岩波書店, 1987年)
- 『新しい産業社会の条件――競争・協調・産業民主主義』(岩波書店, 1993年)
- 『20世紀の日本(7)学校と工場――日本の人的資源』(読売新聞社, 1996年)
- 『デモクラシーと市場の論理』(東洋経済新報社, 1997年)
- 『日本の近代(7)経済成長の果実 1955-1972』(中央公論社, 2000年)
- 『自由と秩序――競争社会の二つの顔』(中央公論新社, 2001年)
- 『文芸にあらわれた日本の近代――社会科学と文学のあいだ』(有斐閣, 2004年)
[編集] 共著
- (高橋進)『世界の歴史(29)冷戦と経済繁栄』(中央公論新社, 1999年)
- (宮本又郎・杉原薫・服部民夫・近藤光男・加護野忠男・竹内洋)『日本型資本主義――どうなるどうする戦略と組織と人材』(有斐閣, 2003年)
[編集] 編著
- 『戦間期日本の社会集団とネットワーク――デモクラシーと中間団体』(NTT出版, 2008年)
[編集] 共編著
- (小池和男)『人材形成の国際比較―東南アジアと日本』(東洋経済新報社, 1987年)
- (安場保吉)『日本経済史(8)高度成長』(岩波書店, 1989年)
- (鴇田忠彦・藪下史郎)『入門・経済学』(有斐閣, 1990年)
- (北岡伸一・御厨貴)『20世紀の日本(全2巻)』(読売新聞社, 1995年-1996年)
- (連合総合生活開発研究所)『「転職」の経済学――適職選択と人材育成』(東洋経済新報社, 2001年)
- (大竹文雄)『雇用政策の経済分析』(東京大学出版会, 2001年)
- (小池和男)『ホワイトカラーの人材形成――日米英独の比較』(東洋経済新報社, 2002年)
[編集] 訳書
- ケネス・E・ボールディング『社会進化の経済学』(HBJ出版局, 1987年)
- ピーター・テミン『大恐慌の教訓』(東洋経済新報社, 1994年)
[編集] 受賞歴
- 1987年、『経済思想』でサントリー学芸賞・日経・経済図書文化賞
- 2002年、『自由と秩序』で読売・吉野作造賞
- 2002年、紫綬褒章受章
- 2004年、『文芸にあらわれた日本の近代――社会科学と文学のあいだ』で桑原武夫学芸賞
その他にも大平正芳記念賞・石橋湛山賞なども受賞。