小池和男
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小池 和男(こいけ かずお、1932年 - )は、日本の経済学者。法政大学名誉教授。労働経済学専攻。経済学博士号(東京大学、1963年)(学位論文「日本の賃金交渉 -産業別レベルにおける賃金決定機構-」)。新潟県出身。
聞き取りや国際比較を実地に行う研究スタイルや、日本の労働形態を肯定的に強調する立場を取った研究で著名。1996年に紫綬褒章受章。
[編集] 経歴
- 1955年 東京大学教養学部卒業
- 1957年 東京大学大学院経済学研究科修士課程修了
- 1960年 東京大学社会科学研究所助手
- 1963年 法政大学経営学部専任講師、のちに助教授
- 1970年 名古屋大学経済学部助教授、のちに教授
- 1981年10月 京都大学経済研究所教授(比較産業研究部門 1986年4月より比較経済研究部門)
- 1986年10月 京都大学経済研究所長事務取扱(12月まで)
- 1987年1月 京都大学経済研究所長(1988年3月まで)
- 1988年 法政大学経営学部教授
- 2001年 東海学園大学経営学部教授
- 2004年 法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科教授
[編集] 著書・論文
- 『アメリカのホワイトカラー』(東洋経済新報社、1993年)
- 『日本の雇用システム』(東洋経済新報社、1994年)
- 『仕事の経済学』(第3版、東洋経済新報社、2005年)
- 『日本企業の人材育成』(中公新書、1997年)
- 『聞きとりの作法』(東洋経済新報社、2000年)
他、多数