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特殊潜航艇 - Wikipedia

特殊潜航艇

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

特殊潜航艇(とくしゅせんこうてい)とは、

  1. 敵海軍の泊地襲撃や、工作員潜入などに使われる潜水艇。潜水深度もあまり深くなく可潜艇と呼ぶ方が適切かもしれない。
  2. 第二次世界大戦において日本が製造した小型潜水艇。

泊地襲撃に潜水艦を使用するというアイデアは、アメリカ独立戦争時に使用された世界最初の潜水艇である「タートル」や、南北戦争時に世界最初の艦艇を撃沈した「H.ハンリー」、第一次・第二次世界大戦時にも各国は使用しており、潜水艦運用初期には極基本的な戦法であった。


目次

[編集] 日本の特殊潜航艇

靖国神社の軍事博物館の遊就館の回天一型
靖国神社の軍事博物館の遊就館回天一型

ワシントン・ロンドン条約や、アメリカなどの列強との経済力、生産力の格差による海軍戦力の制限を補い、有事の際に有利に事を進めるため、海軍独特の着想と技術により生まれた秘密兵器が、特殊潜航艇であった。厳重な機密保持の元で1934年、呉にて試作第一号が完成。1937年には、これの改良型が完成した。若干の手直し、改造を加えつつ、秘密裏に搭乗員の訓練を開始。1940年からは特殊潜航艇の量産を開始した。最も代表的な特殊潜航艇は、機密保持のため甲標的と言う呼称を持つ。A標的、H金物とも呼ばれた。この名称のため航空隊から航空機攻撃用の標的として提供を依頼されるという一幕があった。

武装は、先端部に魚雷を2本装備している。本来は艦隊決戦に際し、敵艦隊の通る海域に潜伏させ、決戦前に魚雷をもって奇襲攻撃、敵戦力を漸減させて後の味方の戦いを有利に導くという構想で、洋上にて使用することを想定して設計されたがその機会はなく、実際には敵泊地への潜入攻撃に使用された。航続距離が短いため、作戦地点までは伊号潜水艦の前部甲板に載せて輸送され、作戦終了後は搭乗員の救出後、船底に装備されていた爆薬を用いる等して自沈処分されることになっていた。

甲標的の欠点には小回りが利かない等の点があるが、最大の欠点として、雷撃(魚雷発射)直後に反動で艇首が持ち上がる(発射した魚雷の分だけ艇首が軽くなり浮き上がってしまう)点がある。このため敵艦に発見されやすく、襲撃に失敗し未帰還となるものが多かった。実戦投入された有名な例としては真珠湾攻撃オーストラリアシドニー港攻撃や、マダガスカル島のディエゴワレス港の攻撃に用いられた例がある。いずれも敵に発見されているが、真珠湾攻撃では最近の研究により甲標的による雷撃成功の可能性が指摘されているほか、マダガスカル島の攻撃では戦艦ラミリーズ一隻を大破、タンカー一隻を撃沈した。またシドニー襲撃を行った甲標的は大胆不敵な作戦行動による勇敢さが相手に讃えられた。(特殊潜航艇によるシドニー港攻撃

こうした甲標的の欠陥とそれにともなう作戦成功の難しさは現場の搭乗員たちも理解しており、その不満が人間魚雷回天」の開発につながることとなる。

[編集] 各型

甲型
昭和15年より量産艇1号機が完成、全52隻。開戦時にはおよそ20隻が完成していた。シドニー襲撃艇はハワイの戦訓から艦首に防材乗り越え用のソリを装着するなどの改良が加えられている。
乙型
第53号1隻。昭和17年完成。40馬力の発電機を搭載し離島など充電設備のない地域でも充電可能とした。全長は1m、排水量は4トン増え、乗員3名となった。速力は18.5ノットとなっている。ちなみに水上速力は6.5ノットだった。
丙型
乙型の量産型、85隻建造。
丁型
蛟龍を参照のこと。

[編集] 諸元

[編集] 甲型

  • 全没排水量:46トン
  • 全長:23.9m
  • 全幅:1.85m
  • 主機:600馬力電動機
  • 最大速度:水中 19kt
  • 水中航続距離:80/6kt
  • 乗員:2名
  • 兵装:45cm魚雷発射菅×2、魚雷×2
  • 安全潜航深度:100m

[編集] 乙型、丙型

  • 全没排水量:50トン
  • 全長:24.9m
  • 全幅:1.88m
  • 主機:600馬力電動機
  • 最大速度:水中 18.5kt
  • 乗員:3名
  • 兵装:45cm魚雷発射菅×2、魚雷×2
  • 安全潜航深度:100m
  • その他:40馬力発電機1基(充電用)

[編集] ドイツの特殊潜航艇

ドイツはイギリスの特殊潜航艇 (Midget submarine) によってティルピッツが攻撃されたことを機に開発が始まり、ネガーモルヒヘヒトデルフィンといった特殊潜航艇を開発した。ドイツの特殊潜航艇は日本のよりも小型で一人乗りのものが多かった。魚雷を改造しただけというものもあり、1000隻以上の大量の特殊潜航艇が開発されたものの、どれもこれといった活躍を見せることはなかった。戦果といえるものは駆逐艦1隻と輸送船数隻程度であるとされている。

[編集] 関連項目

[編集] 参考文献

  • J・グリーン/T・ウォルドロン(著)、永来重明(訳)、『必殺!人間魚雷;日英独伊・恐怖の特殊潜航艇』、サンケイ出版、1977年
  • 雑誌「丸」編集部『写真 日本の軍艦 第12巻 潜水艦』(光人社、1990年) ISBN 4-7698-0462-8


[編集] 外部リンク




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