牛乳石鹸共進社
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場
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本社所在地 | 〒536-8686 大阪府大阪市城東区今福西2丁目4番7号 |
電話番号 | 06-6939-1451 |
設立 | 1931年 |
業種 | 化学製品 |
事業内容 | 化粧石鹸、化粧品、グリセリン等製造販売 |
代表者 | 代表取締役社長 宮崎仁之 |
資本金 | 5億円 |
従業員数 | 340名 |
決算期 | 3月末日 |
主要子会社 | 株式会社バイソン |
外部リンク | 牛乳石鹸ホームページ |
牛乳石鹸共進社株式会社(ぎゅうにゅうせっけんきょうしんしゃ)は大阪府大阪市城東区今福西に本社を置く、化粧石鹸、シャンプー、化粧品などの製造・販売をおこなう会社である。1909年創業。
同じ大阪に本社を置くサンスター、サラヤと並ぶ在阪トイレタリーメーカーの一つとして、その名を広く知られている。
目次 |
[編集] 概要
通称「牛乳石鹸」・「カウブランド」の石鹸でその名を知られる。その他にもシャンプー、リンス、入浴剤なども販売している。
CMソングの「♪牛乳石鹸 良い石鹸」で知られる「牛乳石鹸」は、もともとライオン(当時の「小林富次郎商店」)の商品であった(ライオンのホームページに掲載)。その後、問屋の1つである佐藤貞次郎商店からの委託で生産・発売されることになり、1928年、現在の本社に工場を建設、佐藤貞次郎商店から商標を譲り受けて自社ブランドとして生産・発売されることになった。なお、当時の大阪は、日本の石鹸産業の中心地でもあり、数々のメーカーの工場が存在している。
主力商品の化粧石鹸「赤箱(あかばこ)」は、昔ながらの「釜炊き製法」(釜に原料を入れて加熱し上層部に集まった成分で製造)による。職人の目と技に依存する所が大きく手間がかかるため、一時期は他の製造方法も模索したものの、結果的に変更はせず現在まで「釜だき製法」を維持し続けている。なお「赤箱」の英名は最初は「トイレット・ソープ」だったが、現在は「ビューティ・ソープ」と名前が変わっている。
ちなみに、旧社名と現社名にある「共進社」とは、「社員と共に進む」という意味である。現在「牛乳石鹸」は赤箱・青箱が発売されているが、かつては全国向けの白箱と、九州地方限定で緑箱も発売されていた。
全国の銭湯に暖簾を配布していることでも知られる。しかし、浴室がある家が多くなった昨今、銭湯の廃業も相次いでいるため、最近では見られなくなってきてもいる。
[編集] 沿革
- 1909年(明治42年) 宮崎奈良次郎が大阪府大阪市天王寺区で共進舎石鹸製造所として創業。
- 1931年(昭和6年) 個人経営から法人組織(共進社油脂工業株式会社)に改め、化粧石鹸の製造・販売を開始。
- 1967年(昭和42年) 牛乳石鹸共進社株式会社に社名変更。
- 1994年(平成6年) 創業85周年を機に、シンボルマークとロゴを変更(ちなみに、先代のロゴはかなりごついロゴだったため、怖いイメージを持っていた人々が多かったらしい)。また、初代コーポレートメッセージ「こだわり心に、こたえたい。」を採用。
- 2008年(平成20年) 翌年(2009年)の創業100周年に向けて、シンボルマークとロゴをマイナーチェンジ。また、2代目コーポレートメッセージ「ずっと変わらぬ やさしさを。」を採用。
[編集] 事業所・工場
- 工場所在地(安田工場)は大阪府大阪市鶴見区中茶屋2丁目1番14号。
- 営業所は以下の4か所にある。
※中国・四国エリアは、本社が中四国営業所という名目で管轄している。
[編集] 主な商品
すでに生産終了した製品も含む。
- 固型化粧石鹸
- ボディソープ
- ミルキィ ※山田まりやがCM出演
- キューピーペビーボディソープ
- 無添加ボディソープ
- アロエボディソープ
- ソピー
- シャンプー&リンス
- 洗顔料
- スキンライフ
- セレブシリーズ
- 無添加洗顔フォーム
- ワンデイ
- 入浴剤
- お湯物語
- シェービング
- 牛乳ブランドシェービングクリーム
- 牛乳ブランドシェービングフォーム
ほか多数
[編集] スポンサー番組(全て過去)
[編集] 一社提供番組
- シャボン玉ホリデー(日本テレビ)
- シャボン玉サタデー(日本テレビ)
- シャボン玉寄席(朝日放送)
- シャボン玉プレゼント(朝日放送、末期は同社メインの複数社提供)
- シャボン玉こんにちは(TBS)
- シャボン玉ミュージックジョイ(フジテレビ)
- シャボン玉アワー(関西テレビ)
- 歌まね振りまねスターに挑戦!!(日本テレビ、開始当初6ヶ月は同社以外の複数社、中期以降は同社メインの複数社提供)
[編集] 複数社提供番組
- 必殺シリーズ(朝日放送)
- 三枝の国盗りゲーム(朝日放送)
- 三枝の愛ラブ!爆笑クリニック(関西テレビ、1994年9月頃まで提供)
- わくわく動物ランド(TBS)
- 生生生生ダウンタウン(TBS)
- スペースJ(TBS)
- はばたけ!ペンギン(TBS)
- 人気者でいこう!(朝日放送)
- 発明将軍ダウンタウン(日本テレビ)
- ぐるぐるナインティナイン(日本テレビ)
その他にも30秒・60秒の提供番組が多くあったが、1999年12月末の『朝だ!生です旅サラダ』(朝日放送制作・テレビ朝日系列)をもって全国ネットのスポンサーを撤退、CM放送自体も撤退した。
その後、2005年頃からラジオを中心にCMを再開、現在北海道地区ではSTVラジオで不定期に、東北地方では東北放送で主に平日の昼間に 、関東地区では文化放送で朝・昼を中心に、東海地区では東海ラジオ放送で、関西地区では朝日放送(ABCラジオ)で、九州北部圏は九州朝日放送(KBC)で、フリースポットを中心に放送されている。
また宝塚歌劇団の出版部門、宝塚クリエイティブアーツから刊行されている雑誌「宝塚GRAPH」の表紙裏にも広告が掲載されていたことがある(現在は掲載されていない)。その他にも、2006年の12月から新大阪駅に広告を出稿している(出典:広告のおしらせ)。