歌まね振りまねスターに挑戦!!
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
歌まね振りまねスターに挑戦!!（うたまねふりまねスターにちょうせん）は1973年4月から1986年3月まで、日本テレビで金曜日19:00～19:30に放送されていたものまね歌謡バラエティー番組。通称『スターに挑戦!!シリーズ』
番組の前身・後身タイトルについても本項で詳しく述べる。
目次 |
[編集] 番組内容など
司会は、横山やすし・西川きよしで、アシスタント・ガール（西川が言う「カワイコちゃん」）が、まず、一般の観客審査員を選び、選ばれた観客審査員と、プロフェッショナル審査員（徳久広司、中山大三郎、堺すすむ、山口あかり、横森良造）5人の合計得点を、「スター」と「挑戦者」審査員は、スターと挑戦者どちらか勝っていると思う方に、持ち点の全てを与える方式。
勝利者にはやすきよが手で紙吹雪を降らせていたが、勝利者賞にはトロフィー、賞金3万円、副賞には18金ダイヤモンド・ペンダント、残念賞にはカップ、賞金1万円（後にはトロフィー・カップに代わって日光彫こけしになる）、さらに出場者全員には参加賞として、スポンサーからの賞品が贈られた。また、勝利者賞に堺すすむが独断と偏見で海外旅行（タイ・パタヤビーチ）の賞品を決めるという制度もあった（該当者がいないときは「今週はなーい!」と叫んでいた）。また、宿泊券がもらえる特別賞や、ラジカセがもらえる「熱演賞」もあった。
また、勝利者の中から「今週のチャンピオン」を一人決定して、グランドチャンピオン大会にも進出できた。
なお、番組収録は、首都圏近郊が多かった。
ものまねの種類に関しては、主に演歌歌手系統がほとんどだが、まれにアイドル歌手系やニューミュージック歌手系も取り上げていた。
ちなみに、この「歌まね振りまねスターに挑戦!!」は公式な番組タイトルであり、1993年12月31日に日本テレビが開局40周年記念特別番組の最終枠として放送した「スーパー電波バザール 年越しジャンボ同窓会」の新聞（朝刊）全面広告の"日テレ・当時の番組タイトル列挙スペース枠"にもこのタイトルが掲載されていた（本項目を「歌まね合戦スターに挑戦!!」あるいは「スターに挑戦!!シリーズ」としなかったのはそのため）。 でものまねで奪い合う形式になっている。
[編集] 審査方法（ルール）
- 初期は、一般の観客審査員が9名で各自持ち点1点の計9点、プロフェッショナル審査員5人が各自持ち点2点で計10点の合計19点。
- 後期は、一般の観客審査員が25名で各自持ち点2点の計50点、プロフェッショナル審査員5人が各自持ち点10点で計50点の合計100点。なお、50-50の引き分けになった場合は、最初のケース（この制度での初回の最初の対戦で発生）ではジャンケン、後に観客審査員の点数が多い方が勝ちとなった。
[編集] シリーズの終焉
番組の衰退は1981年10月にかつて日本テレビで放送された「ドラえもん」（テレビ朝日）が月曜～土曜の10分間の帯番組から金曜夜7時枠に移行された頃と言われており、ターゲットとなった子供が「ドラえもん」を見るようになったことから視聴率が低迷。1985年10月に「全日本歌まね選手権」へタイトルを変更されたものの、改善が見られなかったこと、同時期に西川が参議院議員選挙に出馬することになっていたことから、1986年3月に「歌まね合戦スターに挑戦!!」から続いた『スターに挑戦!!シリーズ』は13年の歴史に幕を下ろした。
[編集] スターに挑戦!!シリーズの変遷
- 「歌まね合戦スターに挑戦!!（うたまねがっせんスターにちょうせん）」（1973年4月～1979年3月）
- 「歌まね振りまね 新・スターに挑戦!!（うたまねふりまね しん・スターにちょうせん）」（1979年4月～1981年9月）
- 「歌まね振りまねスターに挑戦!!（公式な番組のタイトル）」（1981年10月～1985年9月）
- 「全日本歌まね選手権（ぜんにほんうたまねせんしゅけん）」（1985年10月～最終回）
[編集] 曲紹介ナレーションと提供ナレーション
番組開始から終了まで、一貫して福留功男が努めた。
やす・きよと福留とは「ワールドクイズ ザ・びっくり地球人!」シリーズ（やす・きよ「ザ・びっくり地球人!」、福留「クイズ・地球NOW」）の出演者でもある。
[編集] 歴代エンディング・テーマ
※一貫して若手女性演歌歌手が務めた。
- 「スタ挑小唄」（歌:松本結香（まつもと ゆか））
- 「少女演歌節」（歌:松本結香）
- 「初恋」（歌:松本結香）
- 「モダンおじいちゃんと孫娘」（歌:松本結香）
- 「お月さん小唄」（歌：坂口純子（さかぐち じゅんこ））
- 「かわいそう小唄」（歌：坂口純子）
- 「カツ丼・天丼・親子丼」（歌：石山秀子（いしやま ひでこ））
- 「プロ野球小唄」（歌：石山秀子）
- 「新プロ野球小唄」（歌：鈴木ゆかり（すずき ゆかり ））
- 「募集の唄」（歌：岡花江（おか はなえ））
※番組初期（「歌まね合戦～」時代）はオープニング・テーマ曲も存在しており、童謡「桃太郎」の替え歌が使用された。
[編集] ネット局
- 日本テレビ
- 札幌テレビ
- 青森放送
- 秋田放送
- テレビ岩手
- 山形放送→山形テレビ（1984年4月～最終回、尚YTSに移行後の同枠YBCの裏番組は同じく牛乳石鹸ほかの提供で「三枝の国盗りゲーム」〔朝日放送制作〕が放映された）
- ミヤギテレビ
- 福島中央テレビ
- 新潟総合テレビ→テレビ新潟（1981年4月の開局から）
- 信越放送→テレビ信州
- 山梨放送
- 北日本放送
- 北陸放送→石川テレビ
- 福井放送
- 静岡放送→静岡けんみんテレビ→静岡第一テレビ
- 中京テレビ
- よみうりテレビ
- 日本海テレビ
- 広島テレビ
- 山口放送
- 四国放送
- 西日本放送
- 南海放送
- 高知放送
- 福岡放送
- 長崎放送→テレビ長崎
- テレビ大分
- 宮崎放送→テレビ宮崎
- テレビ熊本→くまもと県民テレビ（1982年4月の開局から）
- 南日本放送→鹿児島テレビ
- 沖縄テレビ
[編集] 関連項目
故・岡田眞澄が司会を務めた、この番組のスタッフ制作による歌謡番組。曜日・時間もこの番組と同じ。
[編集] 前後番組の移り変わり
| 日本テレビ系 金曜よる7時台前半 | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
|
スターボウリング
|
【スターに挑戦!!シリーズ】
歌まね合戦スターに挑戦!! ↓ 歌まね振りまね 新・スターに挑戦!! ↓ 歌まね振りまねスターに挑戦!! ↓ 全日本歌まね選手権 |
|
 |
この「歌まね振りまねスターに挑戦!!」はテレビ番組に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆、訂正などして下さる協力者 を求めています（ポータル テレビ/ウィキプロジェクト 放送番組）。 |
