海軍 (ONE PIECE)
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海軍(かいぐん)は、尾田栄一郎の漫画『ONE PIECE』及び、それをもとにしたテレビアニメに登場する架空の軍隊である。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
目次 |
[編集] 概要
世界政府直属の海上治安維持組織で、中でも海軍本部は偉大なる航路(グランドライン)三大勢力の一つである。表面上の目的は全世界の海上の治安の維持であり、「絶対的正義」を掲げ、大量の重火器を搭載したフリゲート・戦列艦・ガレオン船を保有する。しかし、利益(金銭)目当てで動く正義のかけらもない者や己の正義に徹するあまり非情な者も多く、決して一枚岩ではない。
階級は上から、元帥、大将、中将、少将、准将、大佐、中佐、少佐、大尉、中尉、少尉、准尉、曹長、軍曹、伍長、一等兵、二等兵、三等兵、雑用。
少尉以上が「海軍将校」と呼ばれ、背面に「正義」と書かれたコートを支給される(着用は任意)。
世界各地の支部は大佐以上の将校に治められる。昇進の順序は同じだが本部に比べて平均的なレベルは低いらしく、実質的に階級が3つ下がる。例えば、支部中将は本部では大佐の地位に相当する。
なお本部での元帥の数は1名、大将の数は3名という規定が存在する。但し、初期の単行本のSBSでは、本部での中将の数は16名とされていたが、『イエロー』ではこの事には触れられていない。
作中で「海軍」と呼ばれる存在は、必ず「世界政府の海軍」である(「海兵」も同じく)。各国にもそれぞれの軍隊が存在するが、「~国の海軍」という概念は描かれない。単一国家の傘下ではない都合上、軍でありながらも、戦争行為より民間の海賊相手の警察行為を優先している(現実の世界における海上警察に近い)。各種戦争にどの程度関われるのか不明(アラバスタ王国内の戦争に、たしぎを始めとする海軍本部が介入したのは、海賊である麦わらの一味を追う過程で、バロックワークスによる砲撃の阻止をアラバスタ王から要請された為であり、公式指令を受けて一国の内戦に関与した訳ではない)。
陸軍等の他部署の存在は明らかでなく、大海賊時代という背景もあって、この海軍が世界政府の戦力の中心に位置する。
[編集] 人物
- 人物名の横の()内はテレビアニメでの声優名である。
[編集] 海軍本部
- センゴク(仏のセンゴク)
- 声 - 石森達幸
- 海軍本部元帥。海軍のトップで、一言で王下七武海を威圧するほどの人物。
- 世界政府のやり方に従いつくし、今の地位に居る。一見柔和な態度で接しているが、海賊のことは「海のクズ共」と呼び、ペットのヤギを連れている(そのヤギが重要な書類を食べてしまうことがある)。
- 20年前は海軍本部大将の地位にあり、ハグワール・D・サウロにバスターコールに加わるよう命じていた。
- つる(大参謀つる)
- 海軍本部中将。知識豊富な老婆で、知識豊富であると同時に老齢であるためか、センゴク元帥とドフラミンゴには「おつるさん」と呼ばれている。
- 王下七武海のドンキホーテ・ドフラミンゴを一言で威圧するほどの人物でありラフィットの事を知っていた。しかし、アニメ版では未だに彼女の発言は無い(原作で彼女が言った台詞は別のキャラがやっていた)。
- ジョン・ジャイアント
- 声 - 佐藤正治
- 海軍本部中将。声の響きが広場全域に轟くほど大きい。コートには表彰されたときに与えられたものと思われる勲章が大量についている。
- ハグワール・D・サウロ
- 声 - 草尾毅
- Dの一族の一人で、元海軍本部中将。巨人族の男だがエルバフではなく、笑い方は「デレシシシ」で、語尾は「だで」。
- かつて偉大なる航路にいた事があり、20年前、ニコ・オルビアが理不尽な理由で投獄された後でオハラのバスターコールに加われと言うセンゴクからの命令に強く反発した。しかし受け入れてもらえれず、海軍に戻れない覚悟でオルビアを逃がしたため、オルビアと共に海軍に追われていた。オルビアの娘である幼少のロビンに出会い、孤独な彼女と対等に接し、笑い方を教えた。オハラにバスターコールが発動された際に海軍の軍艦6隻を怪力で破壊してロビンを守ろうとしたが、親友だったクザン(青キジ)に捕縛されて凍結させられた。その後の生死は不明(ただし第398話でサウロがロビンを逃がしたことについて述べてる台詞の中に死に際という言葉があるので死亡している可能性が高い)。
- モモンガ
- エニエス・ロビーでのバスターコールに参加した5人の海軍本部中将の1人で、エニエス・ロビー襲撃における、ルフィ達が逃亡に使用しようとした護送船を破壊した。
- オニグモ
- エニエス・ロビーでのバスターコールに参加した5人の海軍本部中将の1人。二頭の龍の模様が入った兜を被っている長髪の男で、ルフィがいる第4号艦を味方諸共砲撃した。未来を守る為には一瞬の気の迷いも許されないという、大将赤イヌに近い考えを持つ。
- ドーベルマン
- 声 - 竹本英史
- エニエス・ロビーでのバスターコールに参加した5人の海軍本部中将の1人で、体中に十字の傷が多数ある。正義コートは黒色でキャップは模様がオリジナル。ルッチの過去を知っている。
- ヤマカジ
- エニエス・ロビーでのバスターコールに参加した5人の海軍本部中将の1人で、葉巻をくわえている。
- ストロベリー
- エニエス・ロビーでのバスターコールに参加した5人の海軍本部中将の1人で、丈の長い帽子を被っている。エニエス・ロビーの全海兵と役人を収容した後、正門に逃げたパウリーらに砲撃して滝に落とした。
- Tボーン(船斬りTボーン)
- 声 - 西村知道
- 元王国騎士の海軍本部大佐で、海賊船をステーキの様に斬りオロしてしまう事からその異名をとる。
- 顔に似合わず曲がったことが大嫌いで、趣味は人助け。太刀筋も円弧のように曲がっているのが嫌いで、彼の振るう剣は直角の軌跡を残す。
- 部下思いで、一日百善をモットーとし、民衆の幸せを第一に願う善人。怪我をした部下には自らのマントを躊躇無く破って血止めに使うなど、部下を思い部下からも尊敬されているが、顔が怖いため会話などでは相手に一歩引かれてしまう。司法の島に向かうロケットマンを止めるべく立ち向かうが、ゾロに敗れる。名前の由来は「Tボーンステーキ」。
- 直角閃光 ボーン空割( - ソワール)
- 四角型に相手を切る。
- 直角飛鳥 ボーン大鳥( - オオドリー)
- 直角に曲がって螺旋を描く斬撃を飛ばす。
- ベリーグッド
- 海軍本部大佐。超人系悪魔の実「ベリベリの実」の能力者で、体の各部を実の様に自由自在にとることが出来る。髪型はアフロで顎に「MARINE」と書いてある。
- エニエス・ロビーでのバスターコールに参加した大佐及び中佐のみの精鋭200名の1人。ためらいの橋でフランキーと戦う。名前の由来は「Very Good(ベリーグッド)」。アニメでは、バラバラになってフランキーを苦しめるがゾロに体の各部をふきとばされ、フランキーに頭を船体に撃ち飛ばされて倒されるという描写が追加されている。
- シュウ
- 海軍本部大佐。超人系悪魔の実「サビサビの実」の能力者で、触れた物をサビで腐食させることが出来る。ぶかぶかの帽子を被り、スカーフで口を隠している。
- エニエス・ロビーでのバスターコールに参加した大佐及び中佐のみの精鋭200名の1人。ためらいの橋でゾロと戦い、雪走を修復不可能になる程ボロボロに(溶かすように)腐食させ、完全に破壊した。アニメではゾロの関節を腐食させようとしたが、そげキング(ウソップ)の「火の鳥星」で倒されるという描写が追加されている。
- シャリングル
- 海軍本部大佐。超人系悪魔の実「シャリシャリの実」の能力者で、体中をギュルギュルと音を立てて回転させて相手を斬る。作者曰く能力の攻撃力は高いらしい。
- エニエス・ロビーでのバスターコールに参加した大佐及び中佐のみの精鋭200名の1人。サングラスをかけており、砲撃で滝に落としたガレーラらの生存確認は後回しにしろという中将の命令で、ためらいの橋でフランキーを襲う。アニメでは、能力者ではなくなぜか剣士になっている。
- ブランニュー(山田伸一)
- 海軍本部少佐。会議でルフィの危険性を説き、「東の海(イーストブルー)」で当時の初頭金として最高額の30,000,000(3000万)ベリーの懸賞金をかけた。サングラスをかけている。
[編集] 三大将
世界政府最高戦力とされる3人の海兵。それぞれ信号の3色(赤、黄、青)+桃太郎の3匹のお供(犬、猿、雉)のコードネームで呼ばれる。
- 赤イヌ(サカズキ)
- 声 - 中尾みち雄
- 海軍本部大将。「海軍=正義」という理念を盲目的なまでに信じており、「悪は根本から完全に絶やすべきである」という考えの持ち主。
- 20年前、海軍本部中将だった際には避難船に対して「犯罪者が密航している可能性がある」として砲撃を指示し、乗っていたオハラの市民を大量虐殺しており、そのあまりにも偏った正義感は同僚のクザン(青キジ)すら戦慄させたほどである。今のところロビンの20年前の回想シーンで一部のみしか登場していない。主な部下はジョナサン(アニメオリジナル)。
- 黄ザル
- 海軍本部大将。未だに登場していない為、詳細は不明。
- 青キジ(クザン)
- 声 - 子安武人
- 海軍本部大将。自然系悪魔の実「ヒエヒエの実」の能力者で、その攻撃の前にはあらゆる生物、物質がその活動を停止する。「ダラけきった正義」をモットーとした掴み所の無いマイペースで自由な性格の持ち主だが、戦闘面での実力は圧倒的で、作中最強クラスである。ルフィと戦った際には一瞬の内に彼を凍結して敗北させている(この時はサー・クロコダイルの野望を阻止したルフィに対して、借りを返す意味でわざと見逃している)。
- 普段はアイマスクをして寝ているが睡眠は浅く、くだらない事で睡眠を妨害されるのを嫌う。移動手段は自転車(青チャリ。海水を能力で凍らし、その上を進む)。
- 20年前は海軍本部中将の地位にあり、ニコ・オルビアを脱走させた罪で指名手配されていたかつての親友サウロをオハラで捕縛した。その後、サウロが己の命を賭してまで救ったロビンが世界にとって吉と出るか凶と出るかを見極めるため敢えて逃がし、本人曰く「義務」として逮捕せずに見続けていたが、スパンダムにバスターコールの権限を与え、エニエスロビーの件ではロビンを始末しようとした。しかし、ロビンとルフィ一味との絆を見てロビンを始末する必要は無いと考えるようになった。
- ウォーターセブンでの宴の時にロビンと密かに接触し、「オハラはまだ滅びてはいない」と言い去って行く。赤イヌに比べて義理堅いなど、ある意味で(現実にいる)海兵らしい正義感を持った人物である。昔ガープに世話になった事があるらしく、ガープからは「青二才」と呼ばれる。スモーカーとは知り合いの模様。
- 氷河時代(アイスエイジ)
- 触れたものを一瞬にして凍らせる。見渡す限りの海面を全て凍らせるほど範囲は広く、1週間は効果が続くらしい。
- アイスサーベル
- 芯となるもの(作中ではちぎった草を使用)に息を吹きかけて凍らせ、剣型の武器を作り出す。
- アイスタイム
- 相手に体を密着させ、全身から冷気を放つことで相手を凍らせる。
- アイスタイムカプセル
- 離れた距離から冷気の弾丸を放ち、相手を徐々に凍らせる。
- アイス塊 両棘矛( - ブロック パルチザン)
- 矛型の氷塊を無数に飛ばす。
[編集] ガープの部隊
- モンキー・D・ガープ(ゲンコツのガープ)
- 声 - 中博史
- 犬の被り物を身に着けている暢気な海軍本部中将で、老齢だが筋骨隆々の肉体を保っている。笑い方は「ぶわっはっはっは」。過去にセンゴクと共に「海賊王」を何度も追い込んだ事のある伝説の海兵で、「英雄」とも呼ばれる。
- ルフィとエースの祖父で、革命家ドラゴンの父。ルフィから「じいちゃん」と呼ばれている。ゴム人間のルフィも彼の「愛ある拳」によるダメージは避けられない。凄まじい腕力(拳骨)を持ち、素手で砲弾を大砲より速く投げたり、巨大な鉄球を投げつけることができる。ルフィ曰く過去にガープに千尋の谷に突き落とされたり、夜のジャングルへ放り込こまされたり、風船にくくりつけられどこかの空へ飛ばされたりしていて、ルフィは「昔じいちゃんに何度も殺されかけた」と言っている。しかしガープ本人は、ルフィを強い海兵にするために鍛えていただけらしく、決して殺す気はなかったという。
- 叱責中に突然寝るなど、頭の中はルフィと同じであり、気まぐれな性格で海賊になる事を強く反対している模様から、ルフィの身勝手な性格はガープ譲りかと思われる。本人曰く「孫に愛されたい」らしい。モーガンの引き渡しの中、モーガンの思わぬ反撃に遭うも(大きな傷を負ったにも関わらず)全くの無事で、実は居眠りをしていて気が付いていなかった。
- 人情派らしく、部下がヘルメッポごとモーガンに砲撃しようとした際には大砲をチョップで真っ二つにして砲撃を阻止した。コビーとヘルメッポを本部へ引き取り、鍛えている。
- 拳・骨・隕石(ゲン・コツ・メテオ)
- 砲弾を投げつける。本物の大砲よりもはるかに速く飛ばせる。
- 拳骨流星群(ゲンコツ - )
- 拳・骨・隕石の連続版。砲弾1000発(艦に砲弾は1000発しか載せられず、本当はそれ以上の数を投げられるらしい)を対象物に向け両手でひたすら投げつける。
- ボガード
- 声 - 黒田崇矢
- ガープの部下の海軍本部将校(階級不明)で、天然なガープをしっかりとサポートしている。剣士であり、銃を一瞬で粉々に切る程の実力を持つ。コビメッポの修行の相手も務めた(『コビメッポ奮闘日記』で登場)。原作では名前不明で、海軍剣士と呼ばれている。
- コビー
- 声 - 土井美加
- アルビダ海賊団航海士兼雑用→海軍153支部雑用→海軍本部雑用→海軍本部曹長。
- ヘルメッポ
- 声 - 永野広一
- 海軍153支部雑用→海軍本部雑用→海軍本部軍曹。ガープの部下で、元153支部大佐モーガンの息子。笑い声は「ひぇっひぇっひぇっ」。
- かつては親の七光りで威張っていた情けない小悪党だった(実際にはモーガンからも見放されていた)が、現在はコビーと共にガープの下で特訓している。表紙連載『コビメッポ奮闘日記』では、父モーガンの身を案じ、モーガンの人質となってしまうが、必死のコビーとそれを見たガープにより無事帰還することができた。その際に、父親を超える決心をし、一皮むけた。現在では肉体は勿論のこと(コビー同様に頭身が変わった)、自分のことを「七光りの馬鹿息子」だったと自認するなど、精神的にも成長している。
- 再登場した際は、ククリ刀を駆使する二刀流の使い手となっており、軍曹に昇格していた。だが、一度ルフィとゾロによって没落したことについては未だに恨み(名前はおろか存在すら忘れ去られていたことも含めて)、嫌っている(ただ、心底から嫌ってはいない様である)。ゾロはコビー共々これから成長すると思い、「強敵が増えた」と言っている。コビーとは違い、ルフィを「麦わら」と呼ぶ。7月16日(親の七(7)光(1)り(6))生まれ。
[編集] スモーカーの部隊
- スモーカー(白猟のスモーカー)
- 声 - 松尾銀三→大場真人
- 海軍本部大佐→海軍本部准将。自然系悪魔の実「モクモクの実」の能力者。
- たしぎ
- 声 - 野田順子
- 海軍本部曹長→海軍本部少尉。スモーカーの部下で、ローグタウン派出所に勤務している。
- ゾロの幼馴染のくいなに外見も性格も瓜二つで、偶然にもくいなが生きていれば同い年の女剣士。これにより、ゾロにとっては最も苦手な存在。初対面でのゾロの態度から、本人はバカにされたと思って腹を立てており、それ以降はゾロを追うためにスモーカーらと共に、偉大なる航路へ入っている。武器は業物時雨(Mr.11所持の良業物花州も彼女の手に渡る)。
- 剣の腕は確かだが、とにかくトロくおっちょこちょいが玉に瑕で、副官であるマシカク軍曹に自身のミスを上司であるスモーカーに密告されては怒鳴られている。軽い近視で眼鏡をかけている。世界中の悪党の手に渡った名刀を全て集めるという夢を持っており、名刀に関するメモをいつも所持している。その刀剣マニアぶりは相当なもので、スモーカーに「刀ばか」呼ばわりされる事もしばしば。だがグランドバトルでチョッパーと対戦した時は、彼を「可愛い」「大きくならないで」と言ったりなど女性らしい一面もある。
- 『アラバスタ編』では、自分の「正義」と「現実」の狭間にゆれてしまい、麦わらの一味を捕らえられる状況でありながらワザと見逃す形となり、力量不足から自分たちではアラバスタを救う事もクロコダイルを倒す事も敵わなかった悔しさに涙を流す。再登場した時は「少尉」と呼ばれ、アラバスタ後より更に一階級も昇格しており、海軍将校になっていたが、トロさは変わっていないようである。
- ルフィ達とビビの接触を間近で見た人物の一人。10月6日(10月6日=とろい)生まれの21歳。身長は171cm。
- マシカク
- スモーカーの部下の海軍本部軍曹で、ローグタウン派出所に勤務している。常にたしぎと共に行動しサポートしているが、たしぎのミスを常にスモーカーに報告する。仕事に対してはとても直向で、主に情報の管理や報告を行っている。名前の由来は顔の形「真四角」から。
[編集] 黒檻部隊
- ヒナ(黒檻のヒナ)
- 声 - 中友子
- アラバスタ周辺海域担当の海軍本部大佐で、超人系悪魔の実「オリオリの実」の能力者。スモーカーと同期入隊で、問題児のスモーカーとは対象的に、上官の言う事をしっかり聞く優等生だった。
- スモーカーが海軍をクビになる危機を、ヒナの弁明により救われた事があるなど、スモーカーとは長い付き合いではあるが「己の正義」で動くスモーカーに対し「海軍の正義」で動くヒナ本人はよく小言を言う。口癖は「ヒナ○○」で、○○の中は、感情を表す二文字熟語が入る(ヒナ反省、ヒナ心外など)が、あえて言い直すときも多く、口癖かどうかは不明。
- タイマン勝負よりも海戦戦法「黒槍の陣」の様な集団相手に戦う方が得意。しかし、ボン・クレーに勝つなど、タイマン勝負でも実力を見せる。赤系のスーツがとても似合う美女で、フルボディとジャンゴなどに惚れられている。3月3日(ひな祭り)生まれの32歳。
- マッコー
- ヒナの部下の海軍本部少尉で、アラバスタで麦わら海賊団に挑んだが逃げられる。坊主頭で顔には戦闘で負ったと思われる傷がある。『アラバスタ編』で登場。
- シャイン
- 声 - 田中大文
- ヒナの部下の海軍本部軍曹で、アラバスタの港からフルボディとジャンゴが敵船を落として来た事を確認した。サンドラ河でゴーイング・メリー号を見失ってしまい、探し出すようにヒナに指令を受ける。『アラバスタ編』で登場。
- フルボディ(鉄拳のフルボディ→両鉄拳のフルボディ)
- 声 - 石川英郎
- 海軍本部大尉→海軍本部三等兵。現在はヒナの部下。元海軍本部大尉。大尉時代にムーディという彼女を連れてバラティエに食事に来たが、サンジといさかいを起こし、悶着の末に惨敗した。そのため今も麦わら海賊団(特にサンジ)を恨んでいるが、サンジたちはフルボディの事を完全に忘れ去っている(アニメではその一件で海軍の名を汚したとして大尉の座を降ろされ、ローグタウン近くの海のボロ部隊に配属になった。部下にも元大尉と呼ばれる。)。
- ダンスの名人で、ジャンゴとミラーボール島の大会決勝戦で戦い、準優勝。それがきっかけで、ジャンゴを海賊とは知らずに意気投合し、現在は互いに「兄弟(ブラザー)」と呼び合っている。ジャンゴの正体を知った彼は、彼の処刑に異議申し立てを行い、ノリで判決を覆した代償に三等兵に降格させられ、ヒナの部下となり、ジャンゴと共にヒナに仕えている。
- 初期は右手にのみ武器を付けていた(鉄拳)が、後に左手にも武器を装着(両鉄拳)した。名の由来は濃いワインを指すフルボディ。
- ジャンゴ(寝返りのジャンゴ)
- 声 - 矢尾一樹
- 海軍本部三等兵。
[編集] ラパ・ヌイの部隊(アニメオリジナル)
- ラパ・ヌイ(パスクア)
- 声 - 園部啓一
- 『虹の霧編』で登場した海軍本部少佐で、ルルカの島に住む老科学者ヘンゾの幼馴染。
- 元パンプキン海賊団船長で、指の力が非常に強く、その力を駆使し、デコピンでコインを飛ばし何隻もの海賊船を沈めた。父親は海軍将校で、彼が幼いときに虹の霧の調査に向かったが、行方不明になる。
- 長い年月を経て時空・空間を捻じ曲げる虹の霧から無事に脱出。その後、海軍にイソカ達と雑用として入隊した。現在は幼馴染で部下のイソカ達と共に海軍で艦隊を指揮している。ルルカ島から出航するルフィ達に敬礼した。主な部下はイソカ。
- イソカ
- 声 - 広橋涼
- ラパ・ヌイの部下の海軍本部将校で、ラパ・ヌイやヘンゾ達の幼馴染でもある。
[編集] ムーアの部隊(アニメオリジナル)
- ムーア
- 声 - 田中亮一
- 『ヤギの島編』で登場した海軍本部大佐で、知らない間に部下のミンチーに部隊を金儲けに利用されてしまう。更に麦わら海賊団を捕らえて手柄を取ろうとしたが岩礁地帯に艦隊を誘導されて敗北した。主な部下はミンチー、伍長。
- ミンチー
- 声 - 鈴木琢磨
- ムーアの部下の海軍本部軍曹。ムーアを利用して金儲けを図るが、ルフィ達の活躍で失敗して軍曹の地位を剥奪された。部下の伍長を上手く使って扇動していた。
[編集] ランドルフの元部隊(アニメオリジナル)
- ランドルフ
- 声 - 園部啓一
- 『守れ!最後の大舞台編』で登場。島々を転々と移動するランドルフ一座の座長で、元海軍本部少佐。
- 元々家族で芝居をしていたが、運悪く海賊に襲われて家族を殺されたことを切っ掛けに海軍に入隊し、家族を殺した海賊を逮捕した。除隊後、自身同様に家族を海賊に殺された人々を元気付ける為ランドルフ一座を興す。
- その生い立ちから、海賊には激しい憎悪を抱いており、常に「クズ」呼ばわりしている。アルバイト目的でやってきたルフィ達が海賊だと知った瞬間、唐突にルフィを殴り飛ばした。だが、ルフィに騙まし討ちを仕掛けるセコい一面もある。
- 古傷が原因で声が年々出なくなっており、そのためルフィ達が来た日は引退芝居の日だったが、ガヴァナに海賊への武器密売の冤罪を着せられ逮捕される。だがルフィ達の活躍により、脱出し引退芝居を無事成し遂げ、自身が海賊に偏見をしていたことに気付き、ルフィといつかの決闘を約束した。
- ガヴァナ
- 元ランドルフの部下の海軍本部中佐で、カメレオンを飼っている。
- 野心家で「金で買えぬ物は無い」と言う考えを持ち、賄賂を贈る資金として海賊に武器を売り続けた。ランドルフに気付かれて軍法会議に掛けられるも証拠が無かった為に無罪となった。しかし、これが原因で昇格が難しくなり、30年かけて中佐にまで昇格する。だが、ここまで上り詰めたのは部下の手柄を横取りしたり、上官へ賄賂を贈ったためで、かなりの無能者である。賄賂を贈ることなどに神経を集中していて手配書をまるで見ておらず、部下に知らされるまでルフィ(懸賞金1億ベリー)のことを知らなかった。
- ランドルフへの復讐の為にわざと引退芝居の日に彼を捕えるもルフィ達に阻止され、挙げ句の果てには部下に見放され、最後はルフィに吹き飛ばされた。
[編集] 海軍支部
通常の支部の番号は出来た順で数字が付けられるが、グランドラインの場合は数字の前にグランドラインを表す「G」が付く。
[編集] 海軍G-2支部
正式名称は海軍本部第2支部。
- コーミル
- 海軍G-2支部中将。知略家。支部の苦いコーヒーが苦手。
- エースが渡した手紙で美味しいミルクが手に入り、G-2支部の名物と化していた苦いコーヒーは格段に美味しくなった。掲げる正義は「ゆとりある正義」。『エースの黒ひげ大捜査線編』で登場。
[編集] 海軍G-8支部(アニメオリジナル)
正式名称は海軍本部第8支部。
- ジョナサン
- 声 - 田中信夫
- 『要塞G-8ナバロン編』で登場した海軍G-8支部の中将。大将赤イヌの部下で、要塞G-8「ナバロン」の司令官。妻はG-8支部の美人料理長ジェシカ。
- 普段は呑気者に見えるが、熟練をかけてきた策士である。ルフィに「要塞のおっさん」と呼ばれる。戦闘シーンが無いため戦闘力は不明で、自慢の頭脳で相手を追い詰める知将タイプだが、肝心な所でシェパードが作戦を台無しにしており、麦わら海賊団を逃すことになる。しかし、ジョナサン自身は彼らの今後の活躍に期待している。
- 趣味は釣りとチェス。ピーマンとニンジンとブロッコリーが苦手で、主な部下はドレイクと軍曹(名前不明)。
- ドレイク
- 声 - 竹本英史
- G-8支部の少佐で、ジョナサンの副官。
- タコバルーンで逃げた麦わら海賊団の追討命令をジョナサンに頼んだが、許可が出ずに終わった。
- 映画『デッドエンドの冒険』や『呪われた聖剣』にも登場し、麦わら海賊団を度々捕まえようと奮闘するが、いずれも失敗している。
- 名前のモデルはイギリス艦隊提督フランシス・ドレーク。
- 軍曹
- 声 - 稲田徹
- G-8支部の軍曹で、ジョナサンの部下。本名は不明でドレイクの副官でもある。
- ルフィ達のタコバルーンを砲撃で破壊しようとしたが、シェパードに邪魔されて出来なかった。
- トマトとニンジンが苦手で、映画『デッドエンドの冒険』や『呪われた聖剣』にも登場している。
- ジェシカ
- 声 - 伊倉一恵
- G-8支部の美人料理長で、ジョナサンの妻。男勝りで誇り高い性格で、他のコックからの信頼も厚い。サンジが置いていったレシピを使うことを初めは拒否していたが、自身の誇りよりも海兵達を元気づける事を優先し、レシピの使用を許可した。普段から、ジョナサンの食事には敢えてニンジンやブロッコリーを入れている。
- コバト
- 声 - 平松晶子
- 天然な性格をしたG-8支部の女医。
- 血を見ただけで気絶してしまうほどの臆病者だったが、潜入していたチョッパーに勇気付けられ、負傷した海兵達の手術を行った。そのお礼としてルフィ達の要塞脱出を手助けした。チョッパーを「タヌキさん」と呼ぶ。
- 名前の由来は鳩と思われる。
- メカオ
- 声 - 園部啓一
- コバトの父で、G-8支部の誇り高い熟練の整備士。処罰される覚悟でルフィ達の要塞脱出を手助けした。
- シェパード
- 声 - 難波圭一
- 海軍本部中佐で、地位に鼻を掲げてイヤミを言いまくる人物。
- ナバロンを潰す口実を探しに特別監査官としてナバロンを訪れるが、ロビンが先に侵入していたため不審人物として捕まってしまう。また、ウソップから「コンドリアーノ」という偽名を付けられる。麦わら海賊団の捕獲を提案するが、ジョナサンには全く相手にされず、ジョナサンとは別に部下を率いてルフィ達を捕まえようとするが、ジョナサンの作戦を妨害してばかりで役に立たなかった。
- 武器は軍艦の大砲と同等の威力を誇る巨大バズーカ(イーグル・ランチャー)。
[編集] 海軍第8支部(アニメオリジナル)
- ネルソン・ロイヤル
- 声 - 滝口順平
- 『千年竜伝説編』で登場した海軍第8支部少将(提督)で、「~おじゃる」と平安時代の貴族を思い浮かべる口調で話す。
- 巨体でかなりの肥満体。横暴かつ下劣な性格で、竜骨を手に入れようとするが失敗し、喚いたところをエリックに殺される。名前のモデルはイギリス艦隊提督ホレーショ・ネルソン。
[編集] 海軍第16支部
- ネズミ
- 声 - 西脇保
- 『アーロンパーク編』で登場した海軍第16支部大佐で、顔がネズミに酷似している。笑い声は「チチチチチ…(ニヤニヤと笑いながら)」。
- ノコギリのアーロンから賄賂を受けていて、ナミが盗んで貯めた金をアーロンとつるんで奪おうとした、海兵の誇りをカケラも持っていない卑劣漢。更に海賊アーロン一味を麦わら海賊団が倒した際には、ルフィ達を捕縛して手柄を自分のものにしようとしたが、ちょうど目覚めたゾロやナミに痛めつけられる破目となる。
- ルフィ手配のきっかけを作った男で、事件後、報復の一環でルフィに賞金をかけるように本部に連絡した。マリンコードは00733。
[編集] 海軍第77支部
- プリンプリン
- 声 - 稲田徹
- 『アーロンパーク編』で登場した多少名の知れた海軍第77支部准将兼司令官で、政府の指令でゴサの町民の救出を目的に現れた。
- 自分の正義にかけて海賊は放っておけないとアーロンパークに攻撃を仕掛けるが、アーロン一味の幹部達から返り討ちに遭い、船ごと渦巻きに飲まれた。人形劇『プリンプリン物語』がモデル。
[編集] 海軍第153支部
- モーガン(斧手のモーガン)
- 声 - 銀河万丈
- 元海軍第153支部大佐。
- コビー
- 声 - 土井美加
- アルビダ海賊団航海士兼雑用→海軍153支部雑用→海軍本部雑用→海軍本部曹長。
- リッパー
- 声 - 幸野善之
- 海軍第153支部中佐で、モーガンの元部下。モーガンが更迭されたため、その後は彼が第153支部を率いていると思われるが、昇格したかどうかは不明。部下の反対にあうがコビーの入隊を許可した人物。
- ロッカク
- 声 - 村上陽
- 海軍第153支部中尉で、モーガンの元部下。「少女を殺害せよ」というモーガンの命令を拒んで自分の信念を貫くが、斧で斬られてしまう。
- ウッカリー
- 海軍第153支部三等兵で、モーガンの元部下。うっかりしていてモーガンの像を建物に当てて傷を付けてしまう。見せしめに切られそうになったが、ルフィの侵入により免れる。
[編集] 海軍関係者
- アタッチ(炎のアタッちゃん)
- 声 - 増谷康紀
- 「ファイア!」と叫びながら大変素早くシャッターを切るカメラマンで、海軍写真部部長。海軍が発行している手配書を全て撮ってきており、ルフィ達の手配書写真を撮影したが、サンジの顔写真を撮った時だけカメラのキャップを外し忘れて失敗している。
- Dr.ベガパンク
- 海軍の科学者で、本部の軍艦の船底に海楼石を敷き詰めて、海王類に船の存在を気付かせないようにする技術を開発した。これにより、海王類の巣のカームベルトを100%ではないが抜けられる。近年の大仕事は悪魔の実の能力の伝達条件の解明や、物に悪魔の実を食べさせる新技術の開発。バーソロミュー・くまの体を「パシフィスタ」と呼ばれる高度な人間兵器に改造した張本人で、バーソロミュー・くま曰く「その頭脳は人類が500年かかってようやくたどり着くところに到達している」らしい。
[編集] アニメオリジナル
- エリック(旋風(つむじかぜ)のエリック)
- 声 - 中尾隆聖
- 『千年竜伝説編』で登場した超人系悪魔の実「カマカマの実」の能力者で、鋭い爪先からかまいたちを発生させて敵を切り裂く。ネルソン提督に雇われた傭兵で、ゾロを追い詰める程の実力者。飲めば不老不死になるという竜骨を手に入れるべくネルソンと手を組むが失敗し、その後ルフィの首を狙ってリヴァースマウンテンまで追いかけてくるが、ナミの単純な策で海に落とされた。
- タジオ
- 声 - 雪乃五月
- オールブルーを目指している海軍の見習い少年コックで、サンジの手伝いを受けて海軍カレーを作った。
[編集] 映画オリジナル
『ONE PIECE 呪われた聖剣』『ONE PIECE THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵』を参照。
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作品内容 | アニメ - 倒せ!海賊ギャンザック - 麦わら劇場 - ワンピース時代劇 - チョッパーマン - CROSS EPOCH - ROMANCE DAWN |
アニメ映画 | 第1作 - 第2作 - 第3作 - 第4作 - 第5作 - 第6作 - 第7作 - 第8作 - 第9作 |
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