沈黙の戦艦
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沈黙の戦艦 Under Siege |
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監督 | アンドリュー・デイヴィス |
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製作総指揮 | J・F・ロートン ゲイリー・ゴールドスタイン |
製作 | アーノン・ミルチャン スティーヴン・セガール スティーヴン・ルーサー |
脚本 | J・F・ロートン |
出演者 | スティーヴン・セガール トミー・リー・ジョーンズ |
音楽 | ゲイリー・チャン |
撮影 | フランク・タイディ |
配給 | ワーナー・ブラザーズ |
公開 | 1992年10月9日 1993年5月 |
上映時間 | 103分 |
製作国 | アメリカ |
言語 | 英語 |
制作費 | $35,000,000 |
興行収入 | $83,363,000 |
次作 | 暴走特急 |
allcinema | |
IMDb | |
沈黙の戦艦(Under Siege)は、1992年製作のアメリカ映画。
目次 |
[編集] 概要
スティーブン・セガールとトミー・リー・ジョーンズが競演したアクション映画。セガールの出世作。監督は後に『逃亡者』で人気監督となるアンドリュー・デイヴィス。
内容は一口で言って海洋版『ダイ・ハード』であるが(実際『ダイ・ハード3』は当初海洋ネタで企画されていたが、本作に先を越されて企画変更したと言われている)、『ダイ・ハード』の主人公マクレーンは普通の刑事であり満身創痍でテロリストと戦っているのに対し、本作でセガールが演じた主人公ライバックは対テロリスト戦闘のプロであり、常に優位に立って戦っている点が大きく異なる。
邦題は当時の人気漫画『沈黙の艦隊』にちなんだと思われるが、本作のヒット以降セガールの主演作の多くに『沈黙の~』の邦題が付く事となった。なお日本で本作の続編と謳われた『沈黙の要塞』は全く無関係の作品で、本作と一部のキャストが共通する正式な続編は『暴走特急(Under Siege2)』である。
[編集] キャスト
- ケイシー・ライバック兵曹:スティーブン・セガール(玄田哲章/大塚明夫)
- ウィリアム・ストラニクス:トミー・リー・ジョーンズ(菅生隆之/池田勝)
- クリル中佐:ゲイリー・ビジー(樋浦勉/金尾哲夫)
- ジョーダン・テイト:エリカ・エレニアック(伊藤美紀/松本梨香)
- ドーマー:コルム・ミーニイ(小関一/納谷六朗)
- アダムス艦長:パトリック・オニール
- ベイツ提督:アンディ・ロマーノ(田中信夫/阪脩)
- トム・ブレイカー:ニック・マンクーソ(-/若本規夫)
- ガーザ大佐:デイル・ダイ
初回放送 1995年10月1日(日)日曜洋画劇場 翻訳:平田勝茂
[編集] あらすじ
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
退役を迎え、ハワイから米本土に最後の航海に出た米海軍の戦艦ミズーリ。しかし艦長の誕生日パーティに呼ばれたロック・バンドは実はストラニクス(ジョーンズ)率いるテロリスト一味で、副長クリル中佐の手引きで艦長を殺害、他の乗員を船倉に監禁してしまう。彼らの目的は艦に搭載されている核弾頭搭載トマホーク巡航ミサイルのブラックマーケットへの転売だった。ただひとり難を逃れたのは冷蔵庫に監禁されたコック長のライバック兵曹(セガール)のみ。しかし彼の正体は、元海軍特殊部隊SEALの対テロ部隊の指揮官だった。しかし、ある作戦で部下が多数死傷し、当時の情報将校を殴打し降格処分になっていたのだ。それをアダムス艦長が不憫に思い彼を自分の手元に置きコック長として新しい任務に就かせていたのである。救出した同僚やケーキの中にいた女性ダンサーのジョーダン・テイト(エレニアック)と共に、ライバックの反撃が始まる。
[編集] 関連項目
- 沈黙の要塞 - 1994年の映画
- 暴走特急 - 1995年の映画。本作品の続編。
- 沈黙の断崖 - 1997年の映画
- 沈黙の陰謀 - 1998年の映画
- 沈黙のテロリスト - 2001年の映画
- 沈黙の標的 - 2003年の映画
- 沈黙の聖戦 - 2003年の映画
- 沈黙の追撃 - 2005年の映画
- 沈黙の脱獄 - 2005年の映画
- 沈黙の傭兵 - 2006年の映画
- 沈黙の奪還 - 2006年の映画
- ミズーリ (戦艦) - 本作に関する記述あり。