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東武6050系電車 - Wikipedia

東武6050系電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

6050系電車(6050けいでんしゃ)は、1985年昭和60年)に車体更新によって登場した、東武鉄道電車

東武伊勢崎線日光線快速・区間快速と一部の区間急行普通列車で運用される。

本稿では6050系の改造種車となった6000系電車野岩鉄道会津鉄道が所有する同型車(野岩鉄道6050系100番台・会津鉄道6050系200番台)についても記述する。

東武6050系電車(2008年2月撮影)
東武6050系電車(2008年2月撮影)

目次

[編集] 6050系

[編集] 概要

1985年6000系の車体更新によって2両編成(モハ6150形(Mc)+ クハ6250形(Tc))22本が登場した。この車体更新中の運用車両が不足することから1編成(61101F)が新造され、後に野岩鉄道に譲渡された。その後1988年には完全新造車が7編成増備され、2006年現在は合計29編成が在籍する。

当初は6000系に不燃化等の改造を行い、長大トンネルが多い会津鬼怒川線で使用する予定だったとされる。しかし、6000系は非冷房車であり車両設備も陳腐化していたことから、大規模改造よりも車体新造による更新を行う方が得策と判断された。

1996年平成8年)には、増解結時の省力化を図る目的で、自動連結器から電気連結器付き密着連結器に交換が行われた。その後、2001年3月28日ダイヤ改正より日光線普通列車でも運用されることとなり、一部の編成に取り用パンタグラフが搭載された。

[編集] 外観

  • 塗色はジャスミンホワイトを基調に赤(パープルルビーレッド)とオレンジ(サニーコーラルオレンジ)のラインを配している。
後にこの車両塗色は、塗り分けこそ異なるが、100系「スペーシア」300・350系にも採用され、日光方面優等系車両のイメージカラーとなる。
  • 前面は大型ガラスを使用した三面折妻構造である。
  • 客室側窓は一枚下降式を採用している。
  • 両開き式ドアを前後2ヶ所に備える。

[編集] 車内設備

6050系の車内。春の日差しが差し込む。(2002年4月7日撮影)
6050系の車内。春の日差しが差し込む。(2002年4月7日撮影)
車内の上部には誤乗防止策として行先表示器が装備される。2005年3月撮影
車内の上部には誤乗防止策として行先表示器が装備される。2005年3月撮影
  • 座席配置はドア間固定クロスシート、車端・戸袋部ロングシートのセミクロスシートとした。
  • ボックスシートは座席間隔(シートピッチ)が6000系の1480mmから1525mmに拡大された。また、折り畳み式テーブルを設置している。
  • 分割運転時の誤乗防止のため、車内妻面に行先表示器を設置している。
  • 長距離運用が前提のため、クハ6250形にトイレを設置している。
  • 冷房の冷気吹き出し口はラインフロー式で、扉部分にはラインデリアも設置してある。
  • 車内保温の為のドアカット機能はあるが、西武鉄道4000系のような開閉ボタン機能は装備していない。

[編集] 仕様

[編集] 完全新造車の製造

6050系の完全新造車は、前述したが1985年に6050系100番台1編成(61101F)が製造された事に始まる。1986年には61102Fが新造され、野岩鉄道開業にあわせて2編成とも譲渡された。

新造車と更新車の大きな相違点は、台車がS形ミンデン台車(台車型式TRS-882M/TRS-882T(住友金属工業型式FS529/029))に変更されたことである。

1988年には、8000系使用の臨時快速列車を置き換えるため、また会津鉄道会津田島電化開業に備えるため、完全新造車が7本(および野岩鉄道車1本)製造された。会津鬼怒川線開業直後の利用者が予想以上に多かったため、6050系の追加投入となった。

その後、1990年には同年10月12日の会津田島電化開業用として会津鉄道車6050系200番台1編成(61201F)が製造された。これは会津鉄道が所有する唯一の電車である。

野岩鉄道・会津鉄道所属の6050系列は、書類上は東武鉄道からの譲受とされている。これは各鉄道会社毎の新造車の扱いにすると、たとえ同一図面で設計されたものであっても各社毎に形式取得や設計図面などの許認可や手続きが必要となり煩雑となりこれの費用も発生する為、形式的にまず東武車として籍を入れた後にあらためて譲受する事で、手続きの簡略化やコストダウンを図ったものである。

製造年度
  • 61101F=1985年
  • 61102F=1986年
  • 6173~6179F、61103F=1988年
  • 61201F=1990年

[編集] 運用

野岩鉄道・会津鉄道の所有車両も運用上の区別はされておらず、3社の車両が南栗橋車両管理区新栃木出張所に配置され、完全共通運用されている。

2007年現在は、東武伊勢崎線日光線鬼怒川線野岩鉄道会津鬼怒川線会津鉄道会津線を直通する快速・区間快速を中心に充当されており、下今市東武日光/会津田島方面列車の連結・切り離し作業が頻繁に見られる。その他に、早朝・深夜の区間急行や、日光線(栃木~東武日光間)・鬼怒川線の普通列車の一部、下今市で特急に連絡する特急連絡列車にも使用される。

  • 1991年7月21日のダイヤ改正までは、座席指定制の優等列車である快速急行「だいや」・「おじか」・「しもつけ」にも使用されていたが、300・350系に置き換えられた。また2001年までは尾瀬夜行等の夜行列車に使用されたが、現在は300系での運用となり、6050系の定期の有料列車運用はない。
  • 2001年3月28日のダイヤ改正で、旧型車置き換えと運用合理化のため、それまで6050系が主体であった団体列車に300系・350系が充当されることになった。代わりに、日光線栃木~東武日光間普通列車に投入され、3070系を置き換えている。
  • 2005年3月のダイヤ改正までは新藤原-会津田島間の区間列車も存在したが、ダイヤ改正後は早朝を除くほとんどの列車が浅草~会津田島間の直通快速列車となった。
青に変わった「快速」の表示
青に変わった「快速」の表示
  • 2006年3月18日のダイヤ改正からは、区間快速(浅草~東武動物公園間快速運転、東武動物公園以北各駅停車)が新設された。これに伴い、種別表示器の「快速」表記は白地に赤から白地に青に変更され、「区間快速」の表記はは青地に白抜きとされた。また、ダイヤ改正による伊勢崎・日光線の種別名称変更に伴い、送り込み輸送の種別が準急から区間急行へ変更された。
  • 2007年10月31日宇都宮線普通列車ワンマン運転開始に伴い、同線での運行が終了した。

[編集] 6000系

[編集] 概要

1964年東武日光線系統快速列車に用いられていた5310系・5450系・5800系・3210形(後に3000系に更新)の置き換えのために製造された。

当時、競合する日本国有鉄道(国鉄)日光線準急形電車国鉄80系または国鉄153系)を使用した料金不要の快速列車の運転が計画されており、これに対して戦前製の3210系が主力の準快速列車は大きく見劣りしたため、国鉄準急形に匹敵する居住性をもった車両が投入されることとなった。

基本性能は、1963年に製造を開始した8000系ベースの車体・台車に、1961年に製造を開始した2000系の制御装置に抑速ブレーキを追加したタイプを組み合わせた形となっている。そのため、性能的には1720系「DRC」の制御装置を載せた8000系といったところで、同期のやはり勾配線区用で2扉ボックスシートの国鉄165系電車に近い。前頭形状は8000系と比べて丸みを帯び、行先表示窓が運転台窓の上に移り、前照灯・尾灯が少し中心に寄っていた。外部塗色は5700系と同様のツートンで、比較的地味な印象の外観であった。

車内設備は片開き2つドアとし、座席配置はドア間固定クロスシート、車端・戸袋部ロングシートのセミクロスシートとした。クロスシートについては、背部分は腰より上部に座布団がなくデコラ板張りとなっていた。また、長距離運転に配慮してトイレが設けられた他、日光・鬼怒川方面への分割・併合を行うことから誤乗防止として車体側面に行先表示器が設置されており、車内の貫通路上には『日光線』『鬼怒川線』と表記され、かつ色分けもされていた札を差し込める枠も設けられていた。冷房装置は製造当時の鉄道車両の趨勢から設けていない。

1960年に先行して登場した1720系「DRC」は6両固定編成としたが、快速列車については日光・鬼怒川方面へ分割・併合を行うため、モハ6100(Mc)+クハ6200(Tc)の2両編成とし、これを組み合わせ最大6両編成で運行される事となった。

6000系は快速列車の他に、5700系が使用されていた日光線急行列車(後の快速急行)でも運用され、この体制は6050系化された以降も続いた。

変わったところでは新造直後に秩父鉄道経由で東上線に乗り入れ、池袋駅まで入線したことがあった。これは、池袋-東武日光間で定員制のイベント列車として運転されたものである。

[編集] 廃車後の保管・保存

6050系への更新に伴い、不要となった旧6000系の車体は杉戸工場に隣接する倉庫で解体された。

また、浅草寄り先頭車2両が保存を前提に保管され、うち1両は倉庫の片隅(東武動物公園駅北側踏切付近)に7800系と共々雨ざらし状態で置かれていたが、結局、解体されてしまった。

他には、クハ6222が群馬県邑楽郡大泉町の割烹「停車場」でワラ1形貨車と共に店舗として使われていた。その後閉店したが、車両はそのまま残る。

杉戸倉庫で解体中の旧6000系と保存前提に留置された6000系(仮台車に載せ替えている)


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