木村玉光
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
木村玉光(きむらたまみつ)は大相撲の行司の名跡の一つである。もともとは大坂相撲の名跡で、東西合同後は二所ノ関一門の部屋の行司が代々襲名する由緒ある名跡である。現在、木村庄之助、式守伊之助以外の名跡中、最多の歴代を数える。
中村部屋所属だった13代木村玉之助が名乗った後は彼の弟弟子が襲名している。
14代はストライキを起こした直後の場所での差し違いが決定打となって停年を迎えず退職した25代木村庄之助、そして15代(幕内格、最終所属・放駒部屋、本名・多田登喜男)は1988年に現役中に死去するなど不運が続いているせいもあり、系統的に本来襲名するはずの木村光彦(のち立行司・34代式守伊之助、最終所属・貴乃花部屋)は三役格昇進時に玉光を名乗らず「光之助」を名乗った。
1988年以降長らく襲名されていなかったが、2006年5月場所より18年ぶりに復活。やはり放駒部屋所属で現在三役格の木村信孝(本名:上田延秀、京都府出身)が改名して16代玉光を襲名した。