最上の命医
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| 最上の命医 | |
|---|---|
| ジャンル | 医療 |
| 漫画 | |
| 原作・原案など | 入江謙三 |
| 作画 | 橋口たかし |
| 出版社 | 小学館 |
| 掲載誌 | 週刊少年サンデー |
| 発表期間 | 2007年12月5日 - 連載中 |
| 巻数 | 1巻（以下続刊） |
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『最上の命医』（さいじょうのめいい）は週刊少年サンデー2008年1号から連載中の橋口たかしによる医療漫画。取材・原作は入江謙三、医療監修は岩中督。
目次 |
[編集] あらすじ
0歳の時、心臓の大手術を受けた少年西條命は自分を治した神道護のような“最上の名医”を目指していた。ある日友人と釣りに出かけた時にその友人が怪我で倒れてしまう。船の上、電話の指示でなんとか手術を成功させた命は医者は目の前の患者だけではなくその家族や子孫の繋がりである「無限の樹形図」を救うことなのだと教わる。それから十数年後、平聖中央病院を舞台に命の奮闘が始まる。
注意：以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。 →［記述をスキップ］
[編集] 登場人物
[編集] 平聖中央病院
- 西條 命（さいじょう みこと）
- ジョン・ボブキンス病院出身の小児外科医。現在は平聖中央病院救急部で小児を専門に診ており、小児外科復活に向けて動いている。
- “次元変換能力”[1]の持ち主。アメリカMSA（最優秀若手医師賞）の受賞者であり、天才中の天才。
- 0歳の時に神道による心臓大血管転位症の手術を受けたことをきっかけに、彼を超える小児外科の「最上の名医」を目指す。
- 「見殺しよりは人殺しがいい」と語るように、失敗をすることよりも何もしないことを嫌っている。
- 怪虫王子・ムシオトコというキャラクターのファンで、子供っぽい性格。
- インターネットサイトを開設しており、難病の子供の保護者に無料で相談に乗っている。
- 父は世界的に有名な彫刻家。
- 瀬名 マリア（せな - ）
- 平聖中央病院の研修医。
- 小児外科が無くなる原因となった「とある事件」によって小児外科を諦めかけていたが、命の言葉に勇気をもらい協力するようになった。
- 血管を剥がすのが得意。
- お惚けぶりを発揮することが多いが、研修医(医学部卒)ということもあり、一度聞いた外人の名前を覚えている程の高い記憶力を持つ。
- 命に好意を寄せており、高島を女性と勘違いして対抗心を燃やしかけた事もある。
- 桐生 危（きりゅう あやめ）
- 命と同い年の中性的な顔をした心臓血管外科医。ムシオトコにも詳しく命と話が合う。
- 命同様海外で医師免許を取得した。以前海外の病院に勤めていた時、病院に無断で挑戦的な手術を行い患者を死なせてしまった。
- 前例の無い挑戦的な手術を躊躇う病院の雰囲気を変えるため、副院長の兄を病院から追い出そうとしている。
- 高島 雅（こうしま みやび）
- 女性と見間違えられるほどの眉目秀麗の敏腕麻酔科医。平聖中央病院にスカウトされてきた。
- その腕前ゆえ敵も多いが、本人は周囲の目を気にしておらず、そう心がけるのが最も望ましいと考えている。
- 自身同様に敵視される事の多い命とは、すぐに親しくなり、 「見ず知らずの人に嫌われたら、それはアナタが素晴らしい人であるコトを示している」という名言を教える一方、彼の優しさが時にトラブルを起こす可能性もあると忠告するなど、柔和な物腰の中に強かな一面も持ち合わせている。
- 余談だが、名前の由来は本作の担当編集を務める小学館の高島雅本人。
- 桐生 奠（きりゅう さだめ）
- 危の兄。平聖中央病院副院長。麻酔科医。
- 小児外科の復活に反対しており、様々な方法で小児外科の復活を妨害するも、命の高い技術や機転によってことごとく失敗しており、現段階では半ば驚き役と化している。
- 上記の理由から命のことを快く思っていないが、医療技術自体は高く評価している様子。
- 野口 英敏（のぐち ひでとし）
- 野口英世似の平聖中央病院院長。
- 善人だが話が長い。
[編集] 最浜医大附属病院
- 神道 護（しんどう まもる）
- 最浜医大付属病院教授。命の師。
- 命が0歳の時に心臓の手術を受け持ったことから幼い頃から交流を結んでいる。幼少の命が見せた類稀な才能に目を掛けていた。
- 目良 正好（めら まさよし）
- 神道の友人の眼科医。眼鏡フェチ。
[編集] ジョン・ボブキンス（John Bobkins）病院
- ロックモンド・ダンバー（Rockmond Dunber）
- ジョン・ボブキンス病院の若手外科医。
- マーク・ウォルバーグ（Mark Wahlberg）
- ジョン・ボブキンス病院外科部長。
- アシュトン・ケネビィ（Ashton Kenneby）
- ジョン・ボブキンス病院外科医。命をライバル視していた。
- ケネビィ大統領からつながる名門一族出身で負けず嫌い。
- 自我は強いものの、患者を救いたいという情熱は本物であり努力も積み重ねている。
- 命がその努力を評価し、自分を本物の“医者”だと認めていたことを知り、最後は和解。
- 口癖は「絶対」。
[編集] 用語解説
- 平聖中央病院
- 別名「救急車が渋滞する病院」
- 2008年3,4号の次回の予告では平成病院となっていたが、同年5号では平聖中央病院と名前が変更されていた。
[編集] 書籍情報
サンデーコミックス
- 第1巻 初版 2008年4月18日 ISBN 978-4-09-121385-3
[編集] 注解
- ^ 機械などを用いずにステレオグラムを作ったり、絵や図形・文字情報（二次元）から三次元の物体の形を立体的にイメージすることのできる能力。これにより目に見えない血管の位置などを表面を見ただけでイメージできる。
以上で物語・作品に関する核心部分の記述は終わりです。
[編集] 逸話
- ジョン・ボブキンス病院はジョンズ・ホプキンス大学病院がモデル。
- 元々、作者の前作『焼きたて!!ジャぱん』と同時期に上がった企画だったが、医療モノはネタの綿密な取材や確認が必要な事や、医療に詳しい原作者・監修を努める人物が必要だとして『ジャぱん』が先に開始となった（単行本1巻より）。
[編集] 外部リンク
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