川尻善昭
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川尻 善昭（かわじり よしあき、1950年11月18日 - ）は、神奈川県横浜市出身の日本のアニメーター、アニメーション監督。横浜高校卒業。
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[編集] 略歴
幼少時より漫画家を志望し、母親の知人であった漫画家の北野英明が手塚治虫の虫プロダクションに所属していたことから、そのつてで高校を卒業すると虫プロへ入社。虫プロ時代にはテレビアニメ『あしたのジョー』などの作画を担当した。1971年に虫プロ出身者によって結成されたアニメ制作会社マッドハウスへ。当初はアニメーターとして同社作品を高い作画力で支えたが、やがて画面を構成するレイアウトを通じて演出にも進出。1984年のアニメ映画『SF新世紀レンズマン』で初監督を務める。しかし本領を発揮したのは、3年後の1987年に発表されたオリジナルビデオアニメ『妖獣都市』だった。ハードボイルドタッチ志向の川尻の作風と菊地秀行の原作が合致して高い評価を受け、これが演出家としての川尻の出世作となった。『SF新世紀レンズマン』が当初は絵コンテのみで参加の予定だったはずが諸事情から共同監督に就いたという経緯があり、川尻の持ち味が出せなかったため、事実上の初監督作品とされることも多い。『妖獣都市』は香港でヒットして香港製作で実写映画化、『獣兵衛忍風帖』はアメリカで累計80万本以上を売り上げたと伝えられた。日米合作となった『バンパイアハンターD』ではアメリカで先行上映され、DVDが好セールスを記録するなど、アダルトでクオリティの高い川尻の作品は日本以上に海外で高い評価を受けている。以後も、マッドハウスを拠点として活動を続けている。次回作はマッドハウス制作の劇場アニメーション最新作『Highlander: Vengeance』（2008年公開予定）がある。
[編集] 作品歴
[編集] 演出・監督作品
- SF新世紀レンズマン （監督・キャラクターデザイン・絵コンテ・原画）
- 妖獣都市 （監督・作画監督・キャラクターデザイン）
- 魔界都市新宿 （監督・作画監督）
- 迷宮物語 走る男 （監督・脚本・キャラクターデザイン・作画監督）
- 火の鳥・宇宙編 （監督）
- MIDNIGHT EYE ゴクウ （監督・キャラクターデザイン・作画監督）
- ザ・コクピット （監督・脚本・キャラクターデザイン・作画監督）
- 鉄腕バーディー （監督・脚本・絵コンテ）
- 電脳都市OEDO808 （監督・キャラクターデザイン）
- 獣兵衛忍風帖 （監督・原作・脚本・キャラクター原案）
- X -エックス- （監督）
- バンパイアハンターD （監督・脚本・絵コンテ）
- アニマトリックス （監督）
- ストップ!! ひばりくん! （演出）
- Highlander: Vengeance （監督）
[編集] キャラクターデザイン
[編集] 脚本のみ
- バイオハンター （脚本）
- MASTERキートン （脚本）
- あずみ2 Death or Love （脚本）
[編集] その他
- 夏への扉 （画面設定）
- 浮浪雲 （画面構成・絵コンテ）
- ユニコ 魔法の島へ （画面構成）
- ユニコ （設定協力・原画）
- 風の名はアムネジア （監修・脚本）
- MEMORIES （監修）
- 獣兵衛忍風帖 龍宝玉篇 （監修）
- Petshop of Horrors （絵コンテ）
- レディジョージィ （オープニング・アニメーション）
- 柔道讃歌 （作画監督）
- まんが世界昔ばなし （作画監督）
- 森の伝説 （原画）
- カムイの剣 （原画）
- 幻魔大戦 （原画）
- まんが日本昔ばなし （演出・作画・美術）
- はだしのゲン （原画）
- はだしのゲン2 （原画）
- アンネの日記 （原画）
- エースをねらえ! （作画）
- 未来少年コナン （原画）
- ど根性ガエル （原画）
- ガンバの冒険 （原画）
- アニメーション紀行 マルコポーロの冒険 （原画）
- 侍ジャイアンツ （原画）
- 未来少年コナン （原画）
- 劇場版カードキャプターさくら 封印されたカード （絵コンテ・原画）
- メトロポリス （レイアウト協力、原画）
- ごくせん （アバン絵コンテ）
- シグルイ（2007年）（最終回、絵コンテ）
