小田村四郎

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小田村四郎（おだむらしろう、1923年 10月17日 - ）は日本の元官僚、現在は日本会議副会長。

[編集] 経歴

学生時代は、日本学生協会の活動家として「情意の枯渇」した高校、大学の学問を刷新する運動に挺身した。その後日本学生協会は、南方作戦終了後も講和を先送りし、戦死者の遺族に一掬の涙さえゆるさぬ東條英機内閣を批判する闘いを展開、多くの活動家が東條から最前線に飛ばされ戦死した。しかし、戦後の小田村は、恩讐を越えて、東條らを裁いた極東国際軍事裁判を不法不当として批判している。

終戦後は東京帝国大学に復学卒業。1947年大蔵省に入省し、1976年に行政管理庁事務次官、その後日本銀行監事を務めた。1995年から2003年まで拓殖大学第16代総長。同大学の歴代総長には、桂太郎、中曽根康弘等総理経験者もいる。

兄は、かつての日本学生協会のメンバーらで結成された社団法人国民文化研究会の理事長で、亜細亜大学教授を務めた小田村寅二郎。同会出身のメンバーには、ほかにも名越二荒之助、東中野修道、占部賢志、八木秀次ら保守、愛国派の論客がいる。また、小田村の曾祖母の兄は吉田松陰である。

血縁には台湾教育の祖として現地で慕われる「六氏先生」の一人楫取道明もおり、台湾との交流にも熱心に取り組んでいる。中国国民党評議委員の許國雄とは特に親しく交わり、その著書に前文を寄せている。李登輝友の会の会長でもある。

保守派の大御所的存在であり、7月13日に在日米大使館に手渡されたアメリカ合衆国下院121号決議への抗議書にも賛同者として名を連ねた。靖国神社崇敬会総代。

“初めて日本の伝統文化を重視した”とされる高等学校日本史教科書『最新日本史』を発行した事で知られる明成社の現社長。

日本会議副会長石井公一郎（元ブリヂストンサイクル会長、明成社初代社長）とは、学徒出陣以来の盟友。