大原康男
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大原 康男(おおはら やすお、1942年 - )は、國學院大學神道文化学部教授。専門は宗教行政・政教問題。博士(神道学)。滋賀県大津市出身。保守系言論人として皇室問題・歴史問題などで積極的に発言している。
2007年7月13日に米大使館に手渡された日本文化チャンネル桜主導の慰安婦問題に関する米下院決議案の全面撤回を求める要望書にも賛同者として名を連ねた。[1] また映画南京の真実にも賛同している。
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[編集] 略歴
- 1942年(昭和17年)滋賀県大津市生まれ
- 洛星中学校・高等学校卒業
- 1965年(昭和40年)京都大学法学部卒業、日清紡績勤務
- 1972年(昭和47年)國學院大學神道学専攻科修了
- 1978年(昭和53年)國學院大學大学院博士課程(神道学専攻)修了
- 國學院大學日本文化研究所入所
- 國學院大學日本文化研究所教授
- 1994年(平成6年)博士(神道学)(國學院大學、学位論文「神道指令の研究」)
- 2002年(平成14年)國學院大學神道文化学部教授
[編集] 著書
[編集] 単著
- 『現御神考試論 現代天皇制への視座』 (マルコ-シュ・パブリケ-ション、1978年)
- 『帝国陸海軍の光と影 一つの日本文化論として』 (日本教文社、1982年)
- 『忠魂碑の研究』 (マルコ-シュ・パブリケ-ション、1984年)
- 『天皇―その論の変遷と皇室制度』 (展転社、1988年)
- 『象徴天皇考―政治と宗教をめぐって』 (展転社、1989年)
- 『神道指令の研究』 (原書房、1993年)
- 『平成の天皇論―象徴における聖と俗と』 (展転社、1994年)
[編集] 共著
- (百地章・阪本是丸)『国家と宗教の間―政教分離の思想と現実』 (日本教文社、1989年)ISBN 4-531-01512-6
- (杉原誠四郎)『昭和から平成への天皇論』 ([至文堂]、1990年)ISBN 9784784352807
- (竹本忠雄)『再審「南京大虐殺」 世界に訴える日本の冤罪』 ([明成社]、2000年)ISBN 4-944219-05-9
- (百地章他)『新憲法のすすめ―日本再生のために』 ([明成社]、2001年)ISBN 4-944219-08-3
- (小林よしのり・小堀桂一郎・高森明勅・中西輝政・西尾幹二・長谷川三千子・百地章)『日本人なら知っておきたい靖國問題』([青林堂], 2007年)ISBN 978-4-7926-0402-8
[編集] 編著
- 『詳録・皇室をめぐる国会論議』 (展転社、1997年)
- 『「靖国神社への呪縛」を解く』 (小学館、2003年)