国道33号
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一般国道 | |
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国道33号 | |
総距離 | 122.9 km |
制定年 | 1952年 |
起点 | 高知県高知市 県庁前交差点 |
主な 経由都市 |
高知県高知市 愛媛県松山市 |
終点 | 愛媛県松山市 市役所前交差点 |
接続する 主な道路 (記法) |
国道11号 国道32号 国道55号 国道56号 |
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国道33号(こくどう33ごう)は、高知県高知市から愛媛県松山市へ至る一般国道である。別名、土佐街道。 現道は高知市と松山市を結ぶ大動脈であるにも関わらず、山間部を縫うように進むため線形不良箇所が多く、冬季の積雪や凍結による危険や、異常気象時の通行制限区間も存在している。そのため現道に沿う形で地域高規格道路の高知松山自動車道が現在整備されている。
目次 |
[編集] 概要
- 陸上距離:122.9km
- 起点:高知県高知市(県庁前交差点=国道32号、国道55号終点、国道56号、国道194号、国道195号、国道197号、国道493号起点)
- 終点:愛媛県松山市(市役所前交差点=国道11号、国道56号終点、国道317号、国道379号、国道440号、国道494号起点)
- 主な経由地:高岡郡佐川町、吾川郡仁淀川町、上浮穴郡久万高原町、伊予郡砥部町
- 指定区間:全線
[編集] 歴史
高知と松山を結ぶ道は、662年に久万官道として開かれた。この道は後に松山街道・土佐街道と呼ばれた。
- 1886年(明治19年)、丸龜 - 高知 - 松山間約270kmの改修工事(四国新道)が開始された。この工事は、香川県議会議員の大久保諶之丞が私財を投じて進められたものである。改修工事は1894年(明治27年)に終了し、1920年(大正9年)4月1日、松山 - 高知間が県道松山高知線に認定された。
- 1945年(昭和20年)1月18日内務省告示第1号により、高知までの国道23号「東京市より高知県庁所在地に達する路線」を延伸する形で高知 - 松山間が国道に認定され、国道23号「東京都ヨリ愛媛県庁所在地ニ達スル路線(乙)」となった。
[編集] 事前規制区間
- 高知県高岡郡越知町横倉 - 吾川郡仁淀川町森山字オオヂミ 20.3km
- 高知県吾川郡仁淀川町森山字オオヂミ - 愛媛県上浮穴郡久万高原町柳井川 12.9km
- 愛媛県上浮穴郡久万高原町柳井川 - 愛媛県上浮穴郡久万高原町中黒岩 7.6km
- 愛媛県松山市久谷町 - 愛媛県砥部町千足 12.8km
※すべての区間において、降水量が250ミリ以上になると規制が開始される。各区間の入口には積算雨量を示す電光掲示板が設けられているが、高知県側と愛媛県側では表示様式が異なっている。
[編集] 重複区間
- 高知県高知市(県庁前交点) - 高知県吾川郡いの町(仁淀川橋東詰):国道194号
- 高知県高岡郡佐川町甲 - 高知県吾川郡仁淀川町(川口交点):国道494号
- 高知県吾川郡仁淀川町川口(川口交点) - 高知県吾川郡仁淀川町峠ノ越(大渡交点):国道439号
- 愛媛県上浮穴郡久万高原町柳井川 - 愛媛県松山市(市役所前交点):国道440号
- 愛媛県伊予郡砥部町千足 - 愛媛県松山市(市役所前交点):国道379号
- 愛媛県松山市天山 - 愛媛県松山市小坂:松山環状線
- 愛媛県松山市小坂(小坂交点) - 愛媛県松山市二番町(市役所前交点):国道11号・国道494号
[編集] 通過市町村
[編集] 接続路線
- 高知県
- 愛媛県
[編集] バイパス
[編集] 別名
- 松山街道
- 土佐街道(久万街道)
[編集] 主な峠
- 三坂峠(標高720m):愛媛県上浮穴郡久万高原町 - 愛媛県松山市
[編集] 道の駅
[編集] 愛媛県
- みかわ(上浮穴郡久万高原町)