三坂峠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
三坂峠(みさかとうげ)は、愛媛県松山市と上浮穴郡久万高原町の市町境にある峠。標高720m。分水嶺にもなっていて、北側の三坂川(重信川水系)は瀬戸内海に、南側の久万川(仁淀川水系)は太平洋に流れる。
[編集] 道路
古くから交通の難所とされてきた土佐街道を改修し、自動車が通行出来るよう整備された。急峻な地形に作られた道路であり、ヘアピンカーブの連続した坂道が続くことなどから、ローリング族が出没する。
また、冬季には積雪・凍結もみられる。
交通を円滑化するため、松山高知自動車道の先行事業として三坂道路事業としてトンネル掘削中である。
[編集] 通行に当たっての注意事項
- カーブで見通しの悪い所や、車線が狭い所あり。
- 異常気象時に通行制限がある。
- 四国と言えど冬季は-10度以下になることもあって、チェーン規制がある。降雪もみられる。
- よくガスが発生して滑りやすい。冬は凍結する。
- 大雨や地震で崩れやすい。
- ローリング族の車やバイクがセンターラインをはみ出して来ることあり。
[編集] 観光地として
松山市側から見ると、坂を一気に上り詰める形になるので、峠からの松山平野(道後平野)が見渡せる。峠を南に下ると久万高原に入る。
地元のバス会社、伊予鉄道により三坂峠ドライブインが設けられていたが、高知自動車道の開通などもあって、車の流れが高知自動車道に移転したこともあり、不振となり閉鎖された。