四條畷市コミュニティバス
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四條畷市コミュニティバス(しじょうなわてしコミュニティバス)は、大阪府四條畷市で運行しているコミュニティバス。京阪バスに運行を委託している。
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[編集] 概要
四條畷市は、市中心部に生駒山系の清滝峠があり、これが市域を事実上分断している。このため、清滝峠の西側に市の公共施設が充実しており市街地もそれに準じていた。
しかしながら、清滝峠の東側の田原地区が関西文化学術研究都市の開発に伴った『田原台』の住宅開発が進み、この地域から市の公共施設へのアクセスの整備が市の緊急案件となっていた。このため、四条畷市では2000年より無料の公共施設巡回バス「くすのき号」(近鉄バス担当)、「さつき号」(京阪バス担当)を運行していた。
この時の運行ルートは次の通りであった。
- 『くすのき号』 緑風台~田原台八丁目~地区センター~グリーンホール田原~田原台1丁目~逢坂~楠風荘~市民総合センター~楠公(四条畷駅近隣の交番)~市役所~総合体育館
- 『さつき号』 緑風台~田原台八丁目~地区センター~グリーンホール田原~田原台1丁目~逢坂~楠風荘~(市民総合センター→忍ヶ丘駅/忍ヶ丘駅←市民総合センター)~市役所~総合体育館
ただ、この無料バスが当時並走していたバス路線の乗客を奪う結果となり、運行の見直しの一環として2004年4月1日から有料化したコミュニティバスを運行することになったのが現在の形態である。
なお、この際に近鉄バスは田原台住宅地の路線バスの運行から撤退した。
[編集] 路線
清滝トンネル経由は「快速」と称す(方向幕のみに表記)。
- 田原1ルート
- 田原2ルート
- 四条畷駅~清滝~逢阪~飯盛霊園(東行のみ)~田原台一丁目~緑風台
- 田原3ルート
- さつきヶ丘公園~田原台一丁目~(清滝トンネル)~東中野~市民総合センター~四条畷駅
- 田原4ルート
- 市民総合体育館~四條畷市役所~四條畷神社伊勢屋前~四条畷駅~(清滝トンネル)~グリーンホール田原~さつきヶ丘公園
- 田原5ルート
- 市民総合体育館~四條畷市役所~四条畷駅~忍ヶ丘駅~(清滝トンネル)~グリーンホール田原~さつきヶ丘公園
- 西部循環ルート
- 忍ヶ丘駅~蔀屋公民館~市民総合体育館(左回りのみ)~四条畷駅西口~四條畷市役所~市民総合センター~丘の上~忍ヶ丘駅
全路線、門真営業所が管轄する。 田原1ルート、田原2ルートは通年運行。田原3ルートは土・休日及び年末年始(12月30日~1月3日)運休。あとの3ルートは年末年始(12月30日~1月3日)に運休する。
[編集] 車両
門真営業所に配備されている小型車と中型車を使用する。中型車は特に限定されていない(なお、ほぼエアロミディが充当されており、2007年6月頃までは運用される車両が限定されていた)が、小型車は2台の専属車両がある(E-3128/3129)。
なお小型車については平日は2台がフル稼働するため、検査などの際は同じ営業所に配備されているくるっとBUSの車両が優先的に充当される。これはくるっとBUSの車両は3台配置の2台使用で1台は共通予備であるためである。この車両はくるっとBUSカラーである「ジグソーパズル」をイメージしたデザインである。さらに、予備車も車検などの場合には予備車両が不足するため、他営業所から同型車を借り入れこれを補う。この際は京阪バス標準カラー車両での運行が見られる。外部サイト「N市民写真集」掲載のE-3108による代走写真(寝屋川所属)。
なお運用車両全車に磁石式(取り外し式)のヘッドマークが掲出される。またヘッドマークの様式は現在使用している黄色ベースのものは2代目で、初代は背景色が緑色であった。
[編集] 運賃
- 運賃は大人・200円、小児・100円。但し、障がい者手帳などを呈示した場合や四条畷市で発行する高齢者割引証・妊産婦割引証・障がい者割引証を呈示した場合は100円。
- 支払いには京阪グループ共通バスカード及びスルッとKANSAIが使える(京阪バス1dayチケットの利用は不可能)。ただし、高齢者割引証・妊産婦割引証・障がい者割引証を呈示して割引を受ける場合は、支払いは現金のみ取り扱う。定期券は現在のところ発売されていない。
- 田原ルートと西部循環ルートの相互間の乗り継ぎについては、乗継券の発行により当日1回に限り無料となる。
[編集] 特記事項
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 四條畷市ホームページ(四條畷市の概要→市の概要→コミュニティバス運行)