くるっとBUS
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くるっとBUS(くるっとバス)は、大阪府守口市を走る京阪バスのコミュニティバスである。
キャッチコピーは「まちと駅をくるっと結ぶ」
本項ではくるっとBUSの間合い運用形態で運行の関連運行経路である運行経路番号門真29号経路に付いても記述する。尚門真29号経路は一般路線である。
路線名は『守口南部線(もりぐちなんぶせん)』である。
ぐるっとBUSについては、系統名は特に定められている様子はない。なお、29号経路については『南寺方東通循環線』である。
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[編集] 概要
守口市南部地区の路線は利用者の減少が相当激しく、京阪バスは門真営業所管内のバス路線の再編成を2004年に実施した。路線再編成実施に当たっては守口市や沿線住民からの提案や意見交換等を重ねて検討した結果、コミュニティバスを設定する事となった。
検討や意見交換を重ねた結果、くるっとBUSでは従来の京阪バスの一般路線やコミュニティバスで実施していなかった工夫や試みを採用し、実施した。
新たな試みの主な内容は、
- くるっとBUS専用停留所に限り(他路線との兼用停留所を除く)停留所の標識を専用のものとし、合わせて専用停留所に掲出する時刻表の表記をシンプルのものとした(公式サイトの市民保健センター停留所の標識の時刻表示記述例みぎ回り/ひだり回り)。
- 乗客の解り易さの観点から、経路表記を漢字の「右回り」/「左回り」とせず、「みぎ回り」/「ひだり回り」とした。
- 京阪バスの定期路線としては初めてヘッドマークを採用し、くるっとBUSで運行する際は側面と前面の1ヶ所に貼り付ける(磁石式である)。ヘッドマークの色彩もみぎ回りは緑、ひだり回りは橙を使用して誤乗防止を図った(但しヘッドマークは間合いで運用される門真29号経路(後述)及び門真11号経路、門真19号経路運用時や回送時には掲出しない)。尚、ひだり回りの場合は方向幕のLED表示も反転表示となる。
等である。
[編集] ダイヤ
- 京阪守口市駅発9時台から16時台まで1時間に1本運行され、ひだり回りが5分発、みぎ回りが30分発の完全1時間ヘッドである。1周の運行時間はみぎ回り/ひだり回り共に42分である。
- 朝夕ラッシュ時間帯はくるっとBUSに代わり一般路線である門真29号経路での運行となる(この運行経路は間合い運用である為くるっとBUSと同一車両で運行)。
- くるっとBUS/門真29号経路共に門真営業所の管轄である。
[編集] 運行経路
[編集] くるっとBUS
- みぎ回り 京阪守口市駅→橋波公園→錦通住宅6号棟→錦中学校→南寺方東通四丁目→南小学校→清水四丁目東→寺方元町→市民球場前→京阪守口市駅
- ひだり回り 京阪守口市駅→市民球場前→寺方元町→南寺方西公園→鶴見緑地病院→南寺方東通四丁目→寺方錦通二丁目→わかすぎ園→橋波公園→京阪守口市駅
[編集] 間合い運行の路線
門真29号経路のみ掲載する。
- 門真29号経路 京阪守口市駅→大枝北町→寺方小学校→南寺方東通四丁目→錦通住宅→東郷通→寺方生野病院→差須那神社前→寺方小学校→大枝北町→京阪守口市駅
[編集] 運賃
くるっとBUS/門真29号経路共に一乗車大人220円、小児110円(京阪バス大阪地区1区の料金)となっている。スルッとKANSAI/京阪グループ共通バスカード/京阪バス1dayチケットの利用が可能である。
[編集] 車両
くるっとBUS専用の日野・リエッセを3台配置(社番E-3127/3130/3131)し、2台使用で1台予備となっている(予備は四條畷市コミュニティバスとの共通予備車)。尚3台共ジグソーパズルをデザインしたものになっている。尚車検や運用上のやり繰りの関係上、過去に土曜/休日に四條畷市コミュニティバス専属車両を代走で使用した事もある。
[編集] 特記事項
- 京阪守口市駅案内所に於いて月末から月初めに掛けてくるっとBUS専用定期券の「くるっとマンスリーパス」を発売している。1ヶ月3,000円である。環境定期券制度も適用され、土曜/休日ダイヤ設定日は京阪バス全ての営業所の路線(一部を除く)で一乗車大人100円/小児50円で乗車できる。
- くるっとBUSの車両は平日ダイヤでは門真団地6:29発の門真11号経路(門真団地~西郷通~京阪守口市駅)で、及び全日夜間時間帯の門真19号経路(京阪守口市駅~焼野~鶴見緑地)でも数本運用されている。