印旛車両基地
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印旛車両基地(いんばしゃりょうきち)は、千葉県印旛村にある車両基地である。北総車両区と称されることもある。
印西牧の原駅の東側に位置し、北総鉄道および千葉ニュータウン鉄道の所属車両、計12本96両を管理・保守する。
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[編集] 概要
西白井駅に併設してあった検修施設に代わる車両基地として、2000年7月の印旛日本医大駅開業と同時に供用を開始。施設の所有は千葉ニュータウン鉄道だが、管理は北総鉄道が行っている。
また検修設備しか持たないため、所属車両の全般検査は京成電鉄宗吾車両基地(9000形の一部は新京成電鉄くぬぎ山車両基地)で行われる。そのため同車両基地所属車が検査入場する際は、京成本線を回送する姿が見られる。
なお現在の収容能力は約100両であるが、2010年開業予定の成田新高速鉄道をはじめ、今後の輸送力増強に対応した構造となっている。
[編集] 所属車両
- 7300形 8両3本が在籍。1本は京成電鉄からのリース車。
- 7500形 8両3本が在籍。
- 7250形 8両1本が在籍。京成電鉄からのリース車。
- 9000形 8両2本が在籍。千葉ニュータウン鉄道所有。
- 9100形 8両3本が在籍。千葉ニュータウン鉄道所有。
同車両基地所属車以外に、東京都交通局や京浜急行電鉄の車両も入庫する。
[編集] 過去の所属車両
- 7000形 8両3本が在籍していた。
- 2006年に2本が廃車。2007年3月をもって最後の1編成も運用離脱し形式消滅となった。現在7001号車が静態保存されている。
- 7050形
- 京成からのリース車で、7300形7808Fおよび7250形の転入により廃車。
[編集] 歴史
- 2000年7月 供用開始。当初は「都市基盤整備公団車両基地」という名称であった。
- 2003年12月 さよなら7050形イベント実施。なお同イベントは当日のNHKのニュース番組(首都圏版)において、「最古の地下鉄直通車両が引退」として報道された。
- 2004年7月 都市基盤整備公団の独立行政法人移行に伴い、施設が千葉ニュータウン鉄道へ移管される(北総開発鉄道→北総鉄道へ名称変更)。
- 2005年4月 新京成電鉄N800形の搬入が行われる。
- 2006年5月 7000形の解体が敷地内で行われる。
[編集] その他
毎年夏休みに小学生を対象に「ほくそう電車教室」を開催している。