函館運輸所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
函館運輸所(はこだてうんゆしょ)は、北海道函館市函館駅構内にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館支社の車両基地及び車掌、運転士の所属する乗務員基地である。函館駅構内にある本所の他、五稜郭駅に隣接する青函派出所がある。
目次 |
[編集] 函館運輸所
[編集] 歴史
- 1902年(明治35年)12月 - 函館機関庫として発足する。
- 1968年(昭和43年)12月 - 函館機関区と函館客車区が統合され、函館運転所が発足。
- 2002年(平成14年) - 函館車掌所・函館運転所(気動車・客車部門、気動車運転士)・青函運転所(電気機関車部門・電車運転士)が統合され、函館運輸所が発足。同時に、青函運転所は当所の青函派出所となる
[編集] 乗務員乗務区間
[編集] 車掌
- 優等列車
※青森・蟹田~札幌間乗務列車は函館で交代せず、通し乗務となっている。
- 過去に乗務していた列車
[編集] 運転士
[編集] 車両
[編集] 所属車両の車体に記される略号
- 旅客車:「函ハコ」・・・函館支社を意味する「函」と、函館を意味する「ハコ」から構成される。
- 機関車:「函」・・・函館の「函」から構成される。
[編集] 所属車両
主に、函館本線(函館~長万部)、江差線で運用される気動車のほか、特急列車で運用される電車・気動車が配置される。
以下は、2007年(平成19年)4月1日現在の所属車両である。
- キハ40形気動車
- 700番台20両、1700番台10両、計30両が所属している。
- 函館本線(函館~長万部)・江差線で運用されている。1700番台のうち2両が「バーベキューカー」の動力車となっている。
- DE10形ディーゼル機関車
- 7両所属。車両基地での入れ替え作業などで運用されている。
- チ1000形貨車
- 1両が所属。入替用特殊車両。
[編集] 青函派出所
青函派出所(せいかんはしゅつじょ)は、北海道函館市の五稜郭駅に隣接するJR北海道函館運輸所の派出所(車両基地)である。1988年の津軽海峡線開業にともなって青函運転区として発足したが、2002年に函館運輸所に統合され、同所の青函派出所となった。日本貨物鉄道(JR貨物)五稜郭機関区に所属するED79形電気機関車の仕業検査を受託している。
[編集] 歴史
- 1988年(昭和63年)3月13日 - 青函運転区として発足(機関車とEL・EC運転士)。
- 1990年(平成2年)4月1日 - 青函運転所に改称。
- 2002年(平成14年) - 函館車掌所・函館運転所・青函運転所が合併し函館運輸所が発足。同所の青函派出所となる(運転士は函館運輸所に統合)。
[編集] 所属車両の車体に記される略号
- 機関車:「函」・・・函館の「函」から構成される。
- ※統合前は青函派出所を意味する「青函」であった。