全国中学校軟式野球大会
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全国中学校軟式野球大会(ぜんこくちゅうがっこうなんしきやきゅうたいかい)は、毎年8月に開催される、中学生を対象とした軟式野球の全国大会。財団法人日本中学校体育連盟および財団法人全日本軟式野球連盟主催。全中(ぜんちゅう)と略される。全国中学校体育大会の一部。
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[編集] 大会の概要
1979年に、それまで禁止されていた中学生スポーツの全国大会開催が緩和されたのを受け、同年に第1回大会が横浜スタジアムで開催された。以降第5回まで横浜で開催されたが、第6回以降は全国中学校体育大会と統合され、全国持ち回り開催となった。本大会は中学校の部活動チームに限定した大会だが、地域クラブチームも含めた全国大会として全日本少年軟式野球大会がある。
[編集] 参加校数
第30回大会(2008年度)までは参加校数は北海道、北信越、中国、四国、九州、開催地→1・東北、東海、近畿→2・関東→3の計16校であったが、第31回大会より北海道と開催地を除く全てのブロックの代表枠が1つ増え、計24校となる。
[編集] 主催者
- 財団法人日本中学校体育連盟(中体連)
- 財団法人全日本軟式野球連盟(全軟連)
- (開催地地元の教育委員会)など
[編集] 開催日程
- 毎年8月中下旬(全日本少年軟式野球大会の翌週)
[編集] その他
主催者には全軟連も名を連ねているが、用具や使用球に関して独自の規定を持つ。また、全軟連は自ら主催する中学生年齢クラブチームの全国大会である全日本少年軟式野球大会を「中学生の甲子園」と称しているが、本大会も地方大会からの参加校数は9000に上り、全日本に劣らない規模と出場の難しさで中学球児の憧れの大会となっている。
[編集] 出場経験のある主な野球選手
- 野中徹博:美濃加茂市立東中学校のエースとして第2回大会で準優勝。
- 武田一浩:明治大学付属中野中学校のエースとして第2回大会に出場(初戦敗退)。
- 長谷川滋利:高砂市立宝殿中学校のエースとして第5回大会で優勝。
- 平井正史:宇和島市立城南中学校のエースとして第12回大会でベスト8。
- 山本省吾:星稜中学校のエースとして第14回・第15回大会に連続出場し、第15回大会で優勝。
- 鈴衛佑規:伊丹市立天王寺川中学校で田中総司とバッテリーを組み第14回大会でベスト4。
- 高木康成:吉田市立吉田中学校のエースとして第18回大会で優勝。
- 寺原隼人:宮崎市立赤江東中学校のエースとして第20回大会に出場(初戦敗退)。
- 北野良栄:星稜中学校の主将として第20回大会で優勝。
- 成瀬善久:小山市立桑中学校のエースとして第22回大会でベスト4。1試合16奪三振の大会記録を樹立。
- 鈴木将光:星稜中学校で1年生ながら第22回大会で準優勝。3年次に出場した第19回全日本少年軟式野球大会で3位。
- 裕次郎:明徳義塾中学校で第22回・第23回大会を2年連続制覇。3年次は第18回全日本軟式野球大会でも準優勝。
- 田中大二郎:明徳義塾中学校で第25回大会で優勝。
- 高濱卓也:佐賀市立城南中学校のエースとしてベスト第26回大会でベスト8。同年の第21回全日本少年軟式野球大会で3位。
- 藤井翼:黒部市立桜井中学校で第26回大会準優勝。
[編集] 歴代開催地及び優勝校
- 1979年度(横浜スタジアム)→東海地区(静岡県)代表・浜松市立三ケ日中学校
- 1980年度(横浜スタジアム)→開催地(横浜市)代表・横浜市立潮田中学校
- 1981年度(横浜スタジアム)→九州地区(熊本県)代表・熊本市立帯山中学校
- 1982年度(横浜スタジアム)→東北地区(秋田県)代表・秋田市立城東中学校
- 1983年度(横浜スタジアム)→近畿地区(兵庫県)代表・高砂市立宝殿中学校
- 1984年度(奈良市鴻ノ池球場)→九州地区(大分県)代表・大分市立城南中学校
- 1985年度(札幌市円山球場)→近畿地区(兵庫県)代表・淡路市立一宮中学校
- 1986年度(成田市営大谷津球場)→九州地区(長崎県)代表・佐世保市立相浦中学校
- 1987年度(静岡県営草薙庭球場他)→九州地区(鹿児島県)代表・姶良町立帖佐中学校
- 1988年度(岩手県営野球場)→九州地区(熊本県)代表・玉東町立玉東中学校
- 1989年度(岡山県営野球場)→関東地区(東京都)・練馬区立開進第四中学校
- 1990年度(徳島県営鳴門球場)→近畿地区(和歌山県)代表・美浜町立松洋中学校
- 1991年度(北九州市民球場)→北海道代表・岩見沢市立東光中学校
- 1992年度(金沢市民球場他)→近畿地区(兵庫県)代表・高砂市立鹿島中学校
- 1993年度(奈良市鴻ノ池球場)→北信越地区(石川県)代表・星稜中学校
- 1994年度(札幌市円山球場)→東海地区(静岡県)代表・東海大学第一中学校
- 1995年度(宇都宮清原球場)→九州地区(熊本県)代表・八代市立第六中学校
- 1996年度(霞ヶ浦第1野球場)→東海地区(静岡県)代表・吉田市立吉田中学校
- 1997年度(松山市・会場不明)→四国地区(愛媛県)今治市立美須賀中学校
- 1998年度(県営宮城球場(現:クリネックススタジアム宮城)他)→北信越地区(石川県)代表・星稜中学校
- 1999年度(富山市民球場他)→九州地区(福岡県)代表・福岡市立原中学校
- 2000年度(新大分球場)→四国地区(高知県)代表・明徳義塾中学校
- 2001年度(岡山県倉敷スポーツ公園野球場他)→四国地区(高知県)代表・明徳義塾中学校
- 2002年度(奈良市鴻ノ池球場)→中国地区(岡山県)代表・玉野市立宇野中学校
- 2003年度(岩見沢市営球場他)→四国地区(高知県)代表・明徳義塾中学校
- 2004年度(水戸市民球場)→関東地区(千葉県)代表・習志野市立第二中学校
- 2005年度(静岡県営草薙庭球場)→四国地区(高知県)代表・明徳義塾中学校
- 2006年度(松山中央公園球場他)→東北地区(岩手県)代表・二戸市立福岡中学校
- 2007年度(秋田県立野球場他)→九州地区(沖縄県)代表・嘉手納町立嘉手納中学校
- 2008年度(諏訪市諏訪湖スタジアム)→2008年8月19日~8月22日開催予定
- 2009年度→沖縄県にて開催