ヴァルナ
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ヴァルナ、バルナ
- インド神話における神の名前。下記に詳説。
- カイパーベルト天体。ヴァルナ (小惑星)
- インドにおける四姓(varna)および四姓制度。原義は「色」。カースト参照。
- ブルガリア東部ヴァルナ州の都市 Варна(Varna)。 ヴァルナ (ブルガリア)参照。
- イタリア北部ののコムーネ Varna. ヴァルナ (イタリア)参照。
- システムサコムが発売したゲームソフト。ヴァルナ (ゲーム)参照。
[編集] ヴァルナ神とは
ヒンドゥー教 |
基本教義 |
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輪廻、解脱、業、梵我一如 |
神々 |
ブラフマー |
シヴァ(パールヴァティー) |
ヴィシュヌ(クリシュナ) |
アスラ、ヴァルナ、 |
ヴィローチャナ、ヴリトラ |
ラーヴァナ、インドラ |
ナーガ、ナーガラージャ |
聖典 |
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法典・律法経 |
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修行法 |
ヨーガ |
地域 |
インド、ネパール スリランカ、バリ島 |
社会・生活 |
カースト、ジャーティ サティー、アーシュラマ |
文化・芸術 |
寺院一覧、遺跡一覧 |
ヴァルナ(サンスクリット: वरुण, Varuṇa)は、古代のイラン・インドの神話共有時代における始源神。友愛と契約の神ミトラとならぶ最高神でもある。ミトラとともに太古のアスラ族、アーディティヤ神群を代表した。
イランでは、宇宙の秩序と人類の倫理を支配する神とされ、ゾロアスター教が成立してからはアフラ・マズダーとされた。これは秩序と正義の神であることからひいて契約の神にもなり、ミタンニ・ヒッタイト条約文にもヴァルナ神の名があげられている(条約=国家間の契約ということから)。
インドでは、『リグ・ヴェーダ』などの諸ヴェーダにおいて、雷神インドラ、火神アグニとともに、重要な位置に置かれ、天空神・司法神(=契約と正義の神)・水神などの属性をもたされた。この段階ですでにブラフマン(梵天)に始源神としての地位を奪われており、さらに後には死者を裁くヤマ神に司法神としての地位を奪われるにつれ、水との関係から、やがては水の神、海上の神という位置になった。
[編集] 仏教・神道への影響
仏教に取り入れられた頃は、水神としての属性のみが残り、仏教における十二天の一つ、西方を守護する「水天」となった。
日本では各地の「水天宮」はこの「水天」(=ヴァルナ)を祀ったものだったが、現在の各地の水天宮の祭神は天之御中主神とされている。これはヴァルナ神のもともとの神格が最高神・始源神であることによる。