ムーラン・ルージュ (映画)
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ムーラン・ルージュ Moulin Rouge! |
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監督 | バズ・ラーマン |
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製作 | フレッド・バロン マーティン・ブラウン バズ・ラーマン |
脚本 | クレイグ・ピアース バズ・ラーマン |
出演者 | ユアン・マクレガー ニコール・キッドマン |
音楽 | クレイグ・アームストロング マリウス・デ・ヴリーズ スティーヴ・ヒッチコック |
撮影 | ドナルド・M・マカルパイン |
編集 | ジル・ビルコック |
配給 | FOX |
公開 | 2001年5月24日 2001年11月23日 |
上映時間 | 127分 |
製作国 | オーストラリア・アメリカ |
言語 | 英語 |
制作費 | $52,500,000 |
allcinema | |
IMDb | |
『ムーラン・ルージュ』(Moulin Rouge!) は2001年製作のアメリカ映画である。バズ・ラーマン監督。ラブ・ストーリーであり、ミュージカル映画。
パリにあるキャバレー「ムーラン・ルージュ」を舞台に、踊り子と若き作家のラブストーリーが、ビートルズやエルトン・ジョン、マドンナなどの曲に乗せてつづられる。
目まぐるしい映像と、有名な楽曲の使い方に関して好き嫌いが分かれるが、主演二人(ニコール・キッドマン、ユアン・マクレガー)の吹き替えなしの歌と、豪華なセット・衣装が話題になった。
キャッチコピーは「ふたりの愛、ひとつの運命。」「パリ、1899年この街で、最も愛された一人の女… 彼女の名はサティーン」
目次 |
[編集] ストーリー
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
イギリスの上流階級出身の作家志望クリスチャン(ユアン・マグレガー)は、父親に反対されながらもボヘミアンな世界に憧れて華の都パリのモンマルトルに出てきた。モンマルトル一角の安宿に部屋を取り、自由と愛についての物語を書こうと試みるが、いざ書こうとすると物語に出来るような恋愛経験が無い事に気付き、クリスチャンは途方に暮れた。
その時、天井を突き破って意識を失ったアルゼンチン人が落ちてくる。驚愕して穴の開いた天井を見上げると、キャバレー・ムーラン・ルージュに雇われている作家のオードリーや新進気鋭の画家アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック達がクリスチャンの部屋を覗き込んでいた。オードリー達はアルゼンチン人の様子はどうだ、明日までの原稿は完成するのかと大騒ぎ。トゥールーズ=ロートレック達は、オーナーのジドラーが電飾に凝りすぎたせいで経営が傾いた「ムーラン・ルージュ」の新たなパトロンを見つけるために新しい舞台を考えていたが、披露する歌の歌詞が決まらず、喧々諤々の状態だった。セットの上で彼らのやり取りを見守っていたクリスチャンは、思わず知らずのうちに、彼らが披露するつもりであるショーに完全にマッチした歌を披露した。トゥールーズ=ロートレックらはこれほど完璧な歌を書ける人間はいないと絶賛し、オードリーに彼と一緒に歌を書いてくれないかと頼んだが、オードリーは見ず知らずの新人と一緒に書くことを拒否し出て行ってしまう。
これでクリスチャンを仲間に入れる障害がなくなったと見たトゥールーズ=ロートレック達は、クリスチャンにアルゼンチン人が持っている最高のスーツを着せて、ムーラン・ルージュの花形スターであるサティーンに取り込んで、オーナーのジドラーにクリスチャンを認めさせる計画を立てる。かくしてクリスチャンはトゥールーズ=ロートレック達と共に歌を書く事になった。クリスチャンは生まれて初めてアブサンを飲み、完全な酩酊状態でムーラン・ルージュのショーにもぐりこむことになった。
ムーラン・ルージュでは多くの着飾ったカンカンダンサーがショーを盛り上げ、そしてトリは勿論、花形スターのサティーン(ニコール・キッドマン)だった。サティーンは自分を本当の女優にしてくれると約束している公爵と二人きりで会うことを心待ちにしていたが、ちょっとした手違いから、クリスチャンを公爵だと勘違いしてしまう。クリスチャンはサティーンの目の前で自作の詩を朗読し、二人は恋に落ちてしまう。
[編集] キャスト
- ニコール・キッドマン:サティーン
- ユアン・マクレガー:クリスチャン
- ジョン・レグイザモ:アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
- ジム・ブロードベント:ハロルド・ジドラー
- リチャード・ロクスバーグ:公爵
- キャロライン・オコナー:ニニ
- デビッド・ウェナム:オードリー
- カイリー・ミノーグ:アブサンの妖精
[編集] メモ
劇中の主人公2人とその恋物語は『椿姫』や『ラ・ボエーム』などを元に創作されたが、ハロルド・ジドラーやアンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック、エリック・サティ、キャバレー唯一の黒人男性ル・ショコラ、空中足のニニなどは実在した人物である。キャラクタの他にも、舞台や衣装は当時の写真や絵画を元に制作された。
[編集] 字幕
日本での劇場公開版の字幕では、伏線に関する台詞で明確な誤訳があった。そのため、映画を見ずに翻訳する事が多い字幕制作側の態勢を批判する際に、この作品が引き合いに出される場合がある。
[編集] 音楽
ロマンティックで緩急に富んだ音楽はフィギュアスケートなどで使用されることが多い。またファットボーイ・スリムの『Because We Can』はM-1グランプリの出囃子や、阪神タイガースの赤星憲広選手の入場テーマで使用されている。
[編集] 外部リンク
- 公式サイト(国内)