キャバレー
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キャバレーとは、本来はダンスやコメディショーなどパフォーマンスをする舞台のあるレストランやナイトクラブの事である。
パリのモンマルトル界隈ではかつて19世紀に伝説的な隆盛を見せたシャ・ノワール(黒猫)と呼ばれるキャバレーがあり、エリック・サティやパブロ・ピカソなど、モンマルトルに住む名だたる芸術家たちの若き日の溜まり場となった。現在もラパン・アジルをはじめ、ピアノやアコーディオンなどの伴奏によるレトロなシャンソンを聴かせる往時の雰囲気を残すいくつかの小さなキャバレー(シャンソニエ)がある。
同様にパリ郊外の川沿いにはギャンゲットと呼ばれるレストラン兼ダンスホールがあり、19世紀から続いている。現在も年輩者をはじめ多くのパリ市民に親しまれている休日午後の娯楽となっている。
パリにはまた一方でムーラン・ルージュやリド、クレイジーホースなどのいわゆる高級キャバレーもあり、こちらは大規模な店内でトップレスの女性が舞台上でスペクタクルを繰り広げる(ただし決して卑猥なストリップショーではない)のが特徴である。歴史的にはフレンチカンカンが展開されたことでも有名である。
[編集] カバレット
ドイツ語圏におけるカバレット (das Kabarett) はニュアンスがやや違ってくる。オーストリアではカバレーという。カバレットとは、ドイツ語圏において、文学的なバラエティー・ショーのことである。シャンソンを聞かせたり、寸劇・演芸を見せたりする場所であり、およびその作品のことでもある。
[編集] 主なカバレッティスト
- カール・ファルカシュ Karl Farkas
- ヴェルナー・フィンク Werner Fink
- エーリヒ・ケストナー Erich Kästner
- クラウス・マン Klaus Mann
- ユーラ・ゾイファー Jura Soyfer
- クルト・トゥホルスキー Kurt Tucholsky
- カール・ヴァレンティーン Karl Valentin
- クレーレ・ヴァルドルフ Cläre Waldorf
[編集] 外部リンク
- [1] - カバレットについて ridvan du gay