マリオカートDS
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ジャンル | アクションレース |
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対応機種 | ニンテンドーDS |
開発元 | 任天堂 |
発売元 | 任天堂 |
人数 | 1~8人 |
メディア | DSカード |
発売日 | 2005年11月14日 2005年11月15日 2005年11月17日 2005年11月25日 2005年12月8日 2007年4月5日 |
価格 | 4,800円(税込) |
対象年齢 | CERO: A(全年齢対象) ESRB: E(Everyone) PEGI: 3+ OFLC: G(General) |
売上本数 | 約307万本 |
その他 | ニンテンドーWi-Fiコネクション対応 |
『マリオカートDS』(マリオカートディーエス、Mario Kart DS)は、任天堂開発・発売のニンテンドーDS専用のゲームソフト。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
目次 |
[編集] 概要
ニンテンドーWi-Fiコネクションの実装によりインターネット接続を用いて世界中のプレイヤーと対戦が行えるようになっている。
GC版同様、隠しキャラクターやカートを内蔵。コースは新作から過去シリーズのものまでが登場し、数は全コースの左右反転を含む64とGBA版に次いで多い。
様々なミッションをこなすミッションランモード、バトルモードではCOMも参加するため一人でも遊べる他、64版などでおなじみの「ふうせんバトル」に加えて「あつめてシャイン」の新ゲーム、レース中に敵車の背後に接近すると発生するスリップストリームなどの新要素が追加された(64版にも実装されてはいたが、あらかじめ長時間敵車の真後ろにいる必要があったため攻撃の対象にされ易く、効果は薄かった)。
マップ表示は、従来のコース全体を大まかに写すものではなく、DSの下画面全体を使ったより詳細なものに変わった(コース全体表示に切り替えることもできる)。その為、自分の後ろの対戦相手にこうらやバナナをぶつけやすくなっている。マリオGPモードではランク別評価が復活した。敵の攻撃頻度も増えている。
これまで、プレーヤー同士しか遊べなかったVSモードとバトルモードが1人でもプレイ可能となり、対戦人数もこれまでの4人からGPと同様の8人へと増加した。
日本国内で300万本以上を売り上げ、スーパーファミコン版『スーパーマリオカート』(約381万本)に次ぐシリーズで2番目の販売数となっている。
[編集] ゲームモード
- グランプリ
- 8 つの大会がある。
- タイムアタック
- 選んだコースでタイムを競うモード。
- コースごとに決められたタイム以上でゴールすると、スタッフのゴーストが出現する。
- VS
- 8 台のカートで戦うモード。シングルプレイでは COM と対戦する。赤チームと青チームに分かれてチーム戦も可能。
- バトル
- “ふうせんバトル”と“あつめてシャイン”の 2 つのバトルをプレイできる。一人でプレイする場合は COM が 7 人参戦し、8 人で行なう。通信対戦が可能。VS と同じく、チーム戦が可能。
- ミッションラン
- 時間内に、与えられた課題をクリアするモード。クリアできればランクが表示される。レベルは 1~7 までで、それぞれ 8 ステージずつある。8 ステージをクリアすると、ボスキャラとの戦いとなる。クリアすると次のレベルへ行ける。なおレベル 7 はある条件をクリアすると出現する。レベル 1~6 までの全てのミッションで総合ランクを☆ 1 つ以上獲得するとレベル7が出現する。なおレベル7のボスはハナチャンでマリオで挑戦する。
[編集] ステージ紹介
新作ステージが“ニトログランプリ”、旧作ステージが“レトログランプリ”となっている。隠しモードとして、ミラーコース(裏面)も出現する。最初は、ニトログランプリのキノコカップ、フラワーカップ、レトログランプリのコウラカップ、バナナカップのみがプレイ可能。また、DS ダウンロードプレイで使えるコースは、キノコカップとこうらカップの 8 コース、「ゆうやみハウス」「ブロックとりで」を除いた 4 つのバトルコースに限られる。
[編集] ニトログランプリ
[編集] キノコカップ
- エイトクロスサーキット (任天堂公式記録 1'30"571)
- 8 の字型に作られたコース。直線とゆるやかなカーブで構成されており、ドリフトやミニターボの練習に最適。背景にはマリオ&ルイージRPGを彷彿とさせるブロックが並んでいる。矢部浩之のゴーストデータが走ったコース。『大乱闘スマッシュブラザーズX』に登場したステージ『マリオサーキット』はここがモデルになっている。
- ヨッシーフォールズ (任天堂公式記録 0'55"460)
- コース全体は円形で、内側は大きな滝になっている。そのため近道しようと欲張ると場外に落下しやすい。ステージ中央には、巨大なヨッシーの卵がある。マリオカートWiiにも登場する。
- プクプクビーチ (任天堂公式記録 1'28"238)
- 海と砂浜で構成されたコース。当たるとスピンするプクプクやカニがいる。
- ルイージマンション (任天堂公式記録 1'53"931)
- 同名の作品に登場する屋敷の中を走る。動く大木や泥水など仕掛けが多い。スタート直後の建物に入る白い階段の真ん中でスピンターンをするとフリーズするバグがある。
[編集] フラワーカップ
- サンサンさばく (任天堂公式記録 1'26"585)
- マリオ3 のワールド2を彷彿とさせるコース。砂地のためグリップが非常に悪い。当たるとクラッシュするサンボが邪魔をする。さらに 2 周目以降、太陽がファイアスネークを落としてくる。
- モンテタウン (任天堂公式記録 1'34"752)
- スーパーマリオサンシャインを彷彿とさせるコース。小さい街中を走る。海や跳ね橋、ショートカットコースなど仕掛けは多彩。途中にある木箱は壊すとキノコかバナナが飛び出してくることがある。モンテ族が観客として応援している。マリオカートWiiにも登場する。
- ワルイージピンボール (任天堂公式記録 2'18"337)
- コース全体がピンボールのようになっており、アイテムリールの音やダッシュゾーン通過時、スタートゴール地点通過時(3周目は普通)の音がこのコースのみ特殊である。コースには鉄球が転がっている。バウンドにぶつかると跳ね返る。また、フリッパーに当たるとスピンし、跳ね返されてしまう。
- キノコリッジウェイ (任天堂公式記録 2'00"934)
- 2 車線の山道を走る。カーブの見通しが非常に悪い上に、左側を順走、右側を逆走する一般車が走っている。
[編集] スターカップ(隠しカップ)
- DKスノーマウンテン(任天堂公式記録 2'09"458)
- 雪山のコース。前半は狭いアイスバーンを崖に沿って登り、後半は広い雪道を下る。あたると後ろに転倒する雪だるまがいるほか、雪玉が背後から転がってくる。
- チクタクロック (任天堂公式記録 1'50"539)
- スーパーマリオ64に登場するステージがモチーフ。柱時計の仕掛けを走っているようなコースで、歯車が多い。歯車の回り方は一定時間がたつと逆転する。
- マリオサーキット (任天堂公式記録 1'33"302)
- 複雑な構造でヘアピンカーブの多いステージ。コース中にいるクリボーに甲羅をぶつけると、キノコを落とす。
- キラーシップ (任天堂公式記録 2'02"679)
- マリオ3の飛行船を思わせるようなコース。こちらへ向かってくるキラーや、マンホールから飛び出すプー、モンテタウンと同様の木箱、勢いよく飛び出す大砲が途中にある。大砲から飛んでいる間は一種の無敵状態で、サンダーの被害を受けない。
[編集] スペシャルカップ(隠しカップ)
- ワリオスタジアム (任天堂公式記録 1'58"495)
- モトクロスのようなコース。凸凹の激しい複雑な構成で、ファイアバーや泥が多い。
- ピーチガーデン (任天堂公式記録 1'47"029)
- ピーチ城とその庭をモチーフとしたコース。至る所にワンワンが放し飼いにされており、チョロプーが飛び出す部分もある。
- クッパキャッスル (任天堂公式記録 2'14"191)
- クッパ城がモチーフ。ドッスンや炎、クルクル回る鉄の丸太橋、左右に動く床など、仕掛けが非常に多い。ショートカットコースもある。
- レインボーロード (任天堂公式記録 2'11"823)
- 途中、宙返りコースターを思わせるような部分があり、宙返りの時にクラッシュかフェンスに激突してしまうと、そのままコースアウトになってしまう。宙返りの途中でRボタンを連打すると、途中でフリーズするバグが発見されている。
[編集] レトログランプリ
過去4作品のコースがDS版へリニューアルして登場。
[編集] こうらカップ
- SFC・マリオサーキット1
- 簡単なコースなので、ドリフトやミニターボの練習には最適。岡村隆史のゴーストが走ったコース。
- 64・モーモーファーム
- のどかな雰囲気の農園を走るコース。路面がでこぼこしていて見通しが悪い。地面から飛び出してくるチョロプーに触れるとクラッシュする。
- GBA・ピーチサーキット
- ピーチ城を背景に走るサーキットコース。
- GC・ルイージサーキット
- 2つの大きなコーナーと長い直線だけの、単純なレイアウトのコース。直線では行きと帰りに同じコースを走るため、対向車とすれ違うことになる。ワンワンが1匹鎖に繋がれており、レースの邪魔をする。GC版にあった脇道はなくなっている。
[編集] バナナカップ
- SFC・ドーナツへいや1
- 砂利が敷かれている箇所があり、SFC版ではグリップ力が落ちるだけだったが、ここでは減速する。
- 64・フラッペスノーランド
- 常時雪がちらつく雪原のコース。DK スノーマウンテンにもある雪だるまがたくさんある。濃くなった地面に出るとコースアウトになる。
- GBA・クッパキャッスル2
- スペシャルカップのクッパキャッスルの第2弾である。ドッスンとバブルがいる。ダッシュボードがたくさんある。
- GC・ベビィパーク
- 0の字にぐるぐる回るだけのコース。1周の長さが非常に短いため、このコースだけ5周になる。
[編集] このはカップ(隠しカップ)
- SFC・ノコノコビーチ2
- 小さな島の外周を回るコース。障害物であるプクプクにぶつかるとスピンする。SFC版と異なり深みの部分に入ると即コースアウト。浅瀬の進める部分が少ないので、落ちてコースアウトになりやすい。
- 64・チョコマウンテン
- 壁や道がすべてチョコレートで出来ている。ぶつかるとクラッシュする岩が転がり落ちてくる所がある。64版では50cc でプレイすると落石地帯に柵があったが、DS版ではどの排気量でプレイしてもはじめから柵が存在しない。落石注意の標識が2ヶ所あるが、1ヶ所は落ちてこない。
- GBA・ルイージサーキット
- 常に雨が降っており、ヘアピンカーブが多く、触れるとスピンする水溜りなどの障害物も見られる。2週目から背景の飛行船が動き出す。
- GC・キノコブリッジ
- 橋やトンネルなどがあり、カーブも多い。キノコを使ってショートカットできる場所がある。一般道なので、車と平行して走らなければならない。本家と違い、キノコでショートカットできる場所に柵が付けられたり、スタート近くの土管への道や大きな橋のダッシュボードがあった端へは行けなくなっている。
[編集] サンダーカップ(隠しカップ)
- SFC・チョコレーとう 2
- グリップが悪く急なカーブが多い上に、SFC版の時はギャップ(凹み)だった部分が出っ張りになっており、難易度が上がっている。
- 64・ヒュードロいけ
- 池の上に作られた不気味なコース。ヘアピンカーブや両側に柵の無い S字カーブがあり、難易度は高め。コウモリ屋敷には、バサバサがいる。
- GBA・スカイガーデン
- 空に浮かぶ雲のコース。ショートカットできる場所が多数ある。
- GC・ヨッシーサーキット
- 外観を上空から見るとヨッシーの姿になっている。カーブが非常に多く、高度なハンドルさばきが要求される。アイテムボックスの置かれている場所も非常に多い。本家とは違い、キノコでショートカットできる2つの道は削除された。
[編集] バトル用ステージ
- ニンテンドー DS
- ニンテンドーDS本体を土台としたステージ (ボタンの凹凸はない)。特にこれといった仕掛けはないが、壁が全くない為、ミドリこうらやキノコの使い勝手は悪い。狭いので落ちやすい。
- ゆうやみハウス
- 一つの屋敷が、幾つかの部屋に分けられている。端にはフェンスがないため、落ちると風船を一つ失う。マリオカートWiiにも登場する。
GBA* サザンリーフ
- 浜辺が舞台のステージ。一定時間ごとに潮が満ち引きする。
GBA* スイートタルト
- 甘いケーキの上のステージ。クリームに激突すると視界が悪くなる。クリームの扱いはゲッソーのイカスミと同じ。
64* ブロックとりで
- N64 から登場。2つの階層に分かれた4色のブロックがあり、それらは橋で繋がっていて自由に行き来できる。ブロックの下は普通の床であり、ステージの総面積もかなり広め。
GC* どかんひろば
- GC から登場。どかんの中に入ると別のどかんから出る。ちなみに甲羅はどかんに入るが出てこない。また、バックでどかんにはいると強制的に前向きに戻される。
[編集] キャラクター
今作では各キャラに3台ずつ性能の異なるカートが用意されている。
カートは全シリーズ中最多の36台(ヘイホーを入れると37台)。選択するときはGC版のようにカート選択する時の制約がないので、自分だけの組み合わせができる。更に今回から性能に「アイテム」が登場した。これの性能が高ければ高いほど、いいアイテムが出現しやすくなる他、タイムアタック開始時に持っているキノコの数が増えるが、カートが重くなり、基本性能が低くなる。逆に低ければ低いほどいいアイテムの出現しにくくなる他、タイムアタック開始時に持っているキノコの数が減るが、カートが軽くなり、基本性能があがる。また、この2つの性能の中間もある。この性能を持つカートは、全キャラのスタンダードモデルに限る。ある条件をクリアすれば一部のほかのカート(1キャラ7台)や、全カートが使用可能となる。但し、ヘイホーの白カートはマルチプレイのシンプルモードで、かつ「マリオカートDS」のソフトを持ってない状態に限り、選択できる。「重さ」はキャラの体重+カートの自重で決まる為、同じカートでも組み合わせによって性能が微妙に変わり、同じ階級でも若干の差が存在する。
なお、キャラはバランス型・ドリフト型・グリップ型の何れかに属している。
[編集] バランス型(すべての性能が安定しているカート)
- マリオ 中量級 (Bダッシュ、スタンダードMR、シューティング・スター)
- 全ての性能が安定し、バランスタイプの代表とも言える。ただ、ドリフトとハンドリングが若干高いので、直線よりもカーブの多いコースの方で活躍が期待できる。
- 重さはBダッシュ→スタンダードMR→シューティング・スターの順である。
- ワリオ 重量級 (ブルータル、スタンダードWR、ドラゴンフライ)
- 加速性能が若干低いうえ、ミニターボの持続時間も短め。しかしクッパやドンキーほど悪くない。しかし、他の重量級よりも扱いやすく、スピードが早い割にはハンドリングが平均より高い。
- 重さはドラゴンフライ→スタンダードWR→ブルータルの順である。
- キノピオ 軽量級 (マッシュ、スタンダードKO、フォー・ホイール・グレイドル)
- 全体的な性能は高めで、珍しくドリフトとハンドリングが両立している。特に加速に優れ、障害物の多いコースでは大活躍だが、スピードの遅さが最大の欠点。とても軽いので、体当たりに弱い事も挙げられる。
- 重さはフォー・ホイール・クレイドル→スタンダードKO→マッシュの順である。
- ワルイージ 中量級 〔隠しキャラ〕(ゴールド・マンティス、スタンダードWL、ドリッパー)
- マリオ並のバランスの良さだが、彼とは違いスピードに優れているので、急カーブよりも直線の方が得意。その変わり、ドリフトは微妙。
- 重さはトリッパー→スタンダードWL→ゴールド・マンティスの順である。
[編集] ドリフト型(ドリフトに慣れた、上級者向き)
- ピーチ 軽量級 (ピアレス、スタンダードPC、ライトステップPC)
- ミニターボの持続時間が平均的ながらも、スピードが遅いのが難点。加速は高めで、ドリフトはトップクラス。実は、ドリフトタイプながらも、ハンドリングは平均的。
- 重さはピアレス→スタンダードPC→ライトステップPCの順である。
- ドンキーコング 重量級 (ジャングルカーゴ、スタンダードDK、ワイルドライフ)
- ミニターボの持続時間を犠牲にしているが、比例してハンドル性能が鈍い。ただ、ドリフト以外にもスピードが速いので、直線でもカーブでも活躍できる事が利点。
- 重さはジャングルカーゴ→スタンダードDK→ワイルドライフの順である。
- クッパ 重量級 (タイラント、スタンダードKP、ハリケーン)
- 最高速に特化したカートだからか、加速がかなり鈍い。性能的にはドンキーコングに近いが、彼よりスピードが早くハンドリングは低い。その他はドンキーのカートとほぼ同等。また、最高速に比例して重量もすごいので、悪路で減速しがち。逆に「体当たりに強い」とも言える。
- 重さはタイラント→スタンダードKP→ハリケーンの順である。
- デイジー 中量級 〔隠しキャラ〕(フラウリィ、スタンダードDS、ライトステップDS)
- ドリフトが全キャラクター中2位。ハンドリングの悪さは気になる程ではないので、ミニターボの持続時間の短さが最大の欠点。最高速・加速共に平均以上。軽量級と間違えられることも。
- 重さはフラウリィ→スタンダードDS→ライトステップDSの順である。
[編集] グリップ型(ドリフトが苦手な、初心者向き)
- ルイージ 中量級 (オバキューム、スタンダードLG、ストリームライン)
- スピード関係に特化した影響か、ドリフト性能はかなり低い。さらに、スピードが重量級並で、加速が軽量級並と言った、スピードに関してはかなり高性能。ミニターボの性能も高い。
- 重さはストリームライン→スタンダードLG→オバキュームの順である。
- ヨッシー 軽量級 (エッグ・ワン、スタンダードYS、キューカンバー)
- グリップ型ではバランスが良く、ドリフトもそこまで悪くない。特に加速とハンドリングに優れるほか、ミニターボの持続時間が長いので、初心者向けだが上級者が使うとより力を発揮できる。スピードはカロンやキノピオよりも性能が高いので扱い易い。
- 重さはキューカンバー→スタンダードYS→エッグ・ワンの順である。
- カロン 軽量級 〔隠しキャラ〕(バニッシュ、スタンダード、カロン・カノン)
- 加速とハンドリングにおいては優秀だが、スピードはかなり遅い。加速・ハンドリングが全キャラ中最高で、ドリフトも普通なので、直線ドリフトからのミニターボも期待できる。ただし、スピードの低さはワーストクラス。
- 重さはバニッシュ→スタンダードKA→カロン・カノンの順である。
- HVC-012 重量級 〔隠しキャラ〕(HVC-BLS、スタンダードRB、HVC-LGS)
- スピードはクッパとならんで最速で、加速も平均以上だが、ドリフトがルイージ以上に低い。ちなみに、彼が乗っているカートは以前登場したものであり、海外のキャラが使うカートは違いが数ヶ所ある。
- 重さはHVC-LGS→スタンダードRB→HVC-BLSの順である。
- ヘイホー 軽量級 〔DSダウンロードプレイ対戦のソフトを持っていない人のみ使用可能〕(スタンダードHH)
- ヨッシーと全く同じ性能である。
- 基本的にはヨッシーの「スタンダードYS」と全く同じ性能で、カートは1種類しかない。色は白。
[編集] キャラクター分類
- 軽量級
- 中量級
- 重量級
[編集] アイテム
アイテムは、コース上にあるアイテムボックスを通過すると入手できる。バナナ、こうら系統(トゲゾーこうらを除く)は後ろに装備(ストック)することで敵カートの攻撃を防ぐこともできる。
一般に、上位のカートは障害物(甲羅、バナナ)系、下位のカートは攻撃(サンダー、キラー)系のアイテムを引き易くなっている。
☆印は装備できるアイテム。 ★印は投げ分けができるアイテム。
- バナナ ☆★
- 当たるとスピンする。
- バナナセット ☆★
- バナナの3個セット。コーナーにて3つ並べて置くと効果的である。
- ミドリこうら ☆★
- 投げると直進し、当たったカートは転倒する。壁に当たると跳ね返るが、数回壁に当たるか深い水溜まり及び谷に入ると消える。後ろにも投げることができる。
- アカこうら ☆★
- 投げると前方のカートをサーチして進み、当たったカートは転倒する。バトルの場合は近い相手を追う。後ろにも投げることもできるが、カートをサーチしない。壁にあたると消える。
- トリプルミドリこうら ☆★
- ミドリこうらの3個セット。LまたはXボタンを押すとカートの周囲をくるくると回転しもう一度LまたはXボタンを押すと発射。
- トリプルアカこうら ☆★
- アカこうらの3個セット。LまたはXボタンを押すとカートの周囲をくるくると回転しもう一度LまたはXボタンを押すと発射。
- トゲゾーこうら
- トゲゾーの甲羅。ファイナルラップに出現する事が多い。発射すると1位のカートを追跡し、先頭まで来ると大爆発し、周囲のカートも巻き込む。この攻撃を受けると、持っていたアイテムが消滅してしまうほか、タイムロスにもつながってしまう。ごく稀に1位でもこれが出ることがあり、発射すると自分に当たる(いわゆる自爆)。先頭が接戦状態にあると誰が1位のカートなのかの判断があやふやになり、2位や3位のカートに襲い掛かる事もある。ワルイージピンボールやキラーシップの発射台から飛んでいる間など回避できる場合もあるが、爆発するまでトゲゾー甲羅はコースを1周してでも1位のカートを執拗に追いかける。自力での回避は爆発の直前にミニターボ+ジャンプで可能だがタイミングは非常にシビア。来た瞬間ににせアイテムボックスや一般車・雪だるまなどに当たると被害なしあるいはスピンのみで助かる。コースによっては爆発の際、カートが天井にぶつかる。
- にせアイテムボックス ☆★
- アイテムボックスにそっくりなアイテム。当たったカートは転倒する。後ろに装備することもできるが、敵カートの攻撃を通してしまうためにバリアとしては使えない。このアイテムは、コーナーに置くか、本物のアイテムボックスの所に置くと効果的である。
- ボムへい ☆★
- 強力な爆発力を持つ爆弾。投げると一定時間後か投げたカート以外のカートが近づいたときに広い範囲を巻き込んで爆発する。爆発に巻き込まれると大クラッシュまたはスピンする。後ろに装備することもできるが、後ろから体当たりされると自分が爆発に巻き込まれてしまう(敵を道連れに自爆しているのと同じ)。投げるときに十字ボタンの上を押しながら投げるとより遠くに飛ぶ。トゲゾーこうらとの違いは、爆発したときの閃光の色。
- キノコ
- 一定時間だけカートがダッシュする。体当たりで自分より重い相手でもはじき飛ばすことができる(がけに近ければ当然相手を落とすこともできる)。ふうせんバトルでは体当たりで風船を1つだけ奪うことができる。自分の風船がすでに3個の場合は、相手の風船が一個へる。アイテムは奪えない。
- トリプルキノコ
- キノコの3個セット。
- パワフルキノコ
- 一定時間キノコを何回でも使うことができる。最下位からの一発逆転に有効。XもしくはLボタンを連打するようにすると、スピードが最大限に達せる。
- テレサ
- 一定時間自分のカートが透明になり、妨害アイテムや悪路の影響を全く受けなくなる。それだけでなく自分以外のカートからランダムに1つアイテムを奪い取ることもできる。奪い取る対象のカートは順位に関係なくランダムである。チーム戦では相手チームのカートを優先して狙う。
- ゲッソー
- 自分より上位のカートに、スミを吐いて視界を悪くする。コンピュータが操作しているカートがスミをかけられると、たとえ「つよい」にしていてもスピードが落ちてフラフラした運転になる。1位と2位が接戦のときは1位でもこれが出ることがあり、使用すると自分だけがスミをかけられる(いわゆる自滅)。また、2位のときに使用して、使用中に1位のカートを追い抜くと、1位だったカートと自分がスミをかけられる。スミをかけられた時にダッシュボードに乗るかキノコを使用するとスミが落ちる。
- キラー
- 1位になるか、一定時間たつまでキラーに変身して低空飛行しながら進む。当たったカートは転倒する。最下位かそれに近いときしか出にくい。
- スター
- 一定時間無敵状態になる。少しだけ速度が上がり悪路の影響を受けなくなる。敵のカートや一部の障害物をはね飛ばすこともできる。下画面ではスター使用者の周りを星が回る。
- サンダー
- 使用すると敵全員のカートがスピンして小さくなり、速度が落ちる上アイテムも落とす。数秒で下位(サンダーが当たった時の順位)のカートから順番に回復する。
[編集] 敵キャラクター
- プクプク
- プクプクビーチ、SFC・ノコノコビーチ2に登場。スターで撃退可。
- かに
- プクプクビーチに登場。当たるとスピンしてしまう。これもスターで撃退可。
- サンボ
- サンサンさばくに登場。当たると転倒してしまう。倒してもしばらくすると復活する。
- 太陽
- スーパーマリオブラザーズ3にも登場したキャラクター。サンサンさばくで直接攻撃はせず、上から火の玉を投げてくる。
- 雪だるま
- DKスノーマウンテン、64・フラッペスノーランドに登場。当たると転倒してしまう。当たったあとはしばらくの間地面にうもれる。その時は当たり判定がない。
- クリボー
- お馴染みの敵キャラ。マリオサーキットに登場。こうらで当てると、キノコを1つ出す。
- パックンフラワー
- マリオサーキットに登場。土管の中にいて、プレイヤーが近づくと炎を吐いてくる。その他に、動かないで口を開閉しているタイプも存在する
- キラー
- キラーシップに登場。アイテムのキラーとは別に、進行方向とは逆方向に突進してくる。
- プー
- スーパーマリオブラザーズ3にも登場したモグラのキャラクター。キラーシップのマンホールから出現する。
- ドッスン
- クッパキャッスル、GBA・クッパキャッスル2に登場。プレイヤーを押しつぶそうとする。
- チョロプー
- ピーチガーデン.64・モーモーファームに登場。
- ワンワン
- ピーチガーデン、GC・ルイージサーキットに登場。
- バブル
- GBA・クッパキャッスル2に登場。
- バサバサ
- 64・ヒュードロいけに登場する。ダメージは受けないが、当たるとスピードダウンする。
[編集] その他のキャラクター
- ジュゲム
- 審判役でコースアウトした時に助けてくれる。何周目かを教えてくれる。また、逆走している時に警告する。
- モンテ族
- モンテタウンでギャラリーをしている。
[編集] ミッションラン
[編集] 概要
ミッションランには、色々な出題パターンがある。壁や仕掛けなどに衝突したり、落下したりすると評価が下がる。ある特定の仕掛けに衝突することでミッション失敗になることもある。代表的なミッションは以下の通り
- 番号の順番通りに○つのゲートをくぐり抜けろ!(例1-1、1-5)
- ○枚のコインをすべて集めろ!(例1-2、1-7)
- コースを○周する間にミニターボを◇回成功させろ!(例1-8、2-8)
- ○個のアイテムボックスを全部壊せ!(例2-4、3-1)
- ○○よりも速くゴールしろ!(例3-4、4-1)
- △△を使って○を◇匹倒せ!(例1-4、3-6)
- バックで・・・!(例1-6、3-2)
[編集] ボスキャラ
- レベル1
- キノコダッシュで体当たりしてボスどんけつをステージの外に落とせ!(使用カート……ヨッシー)
- レベル2
- イワンテの目玉に3回こうらをぶつけろ!(使用カート……マリオ)
- レベル3
- クリキングよりも速くゴールしろ!(使用カート……キノピオ)
- レベル4
- キングテレサに気をつけながら50枚のコインを全部集めろ!(使用カート……ピーチ)
- レベル5
- ボムキングにボム兵を3回ぶつけろ!(使用カート……ワリオ)
- レベル6
- キノコダッシュで体当たりしてキングアイスどんけつをステージの外に3回落とせ!(使用カート……ルイージ)
- レベル7
- ハナチャンよりも速くゴールしろ!(使用カート……マリオ)
[編集] 小ネタ
- グランプリを全クラス全部1位で優勝すると、エンディングのBGM及びアニメーションが変わる。また、エンディング後のタイトル画面も変わる。(ミッションランは変わらず)
- 爆発の威力はトゲゾーこうらもボム兵も殆ど変わらない。ただ、トゲゾーこうらの爆発は青い閃光、ボム兵の爆発は赤い閃光が発生する。また、トゲゾーこうらの爆発ではトップのカートは大クラッシュを大抵避けられないが、爆発寸前に他の妨害アイテムに当たってクラッシュすると、トゲゾーこうらが爆発してもスピンだけですむことがある。
- COMはカートの性能(スピード、加速など)や出現するアイテムがプレイヤーと異なる。例えば、クッパのカートはカーブを直角に近い角度で曲がることができる。
- 1位の状態でもアイテム「キラー」を使えるが、下位ほどの効果は上げられない。
- 以前まではサンダーを喰らっても、元の大きさに戻る時間はどの順位でも変わらなかったが、本作では順位によって小さくなる時間が異なる(順位が高いほど、戻るのに時間がかかる)。
- ニトログランプリのニトロとはニンテンドーDSの開発時のコードネームである。
- 開発中の映像では画面右下に速度計がつけられていた。
- グランプリとタイムアタックでは周回する毎にラップタイムが2秒間、ゴールした後もゴールタイムが表示されるが、VSではラップタイムが表示されず、ゴールした後もゴールタイムの表示がない(2人以上のプレイを除く)。
- バトルモードの「ふうせんバトル」でもタイムが計測されている。
- アメリカではマリオの声優を担当したことのあるチャールズ・マーティネーと勝負する買促イベントが開かれた。
- イメージキャラクターを務めたナインティナインの2人が実際にプレイしたタイムアタックゴーストがニンテンドーWi-Fiコネクションで配信された。またマリオカートDSスタッフが本気でプレイしたゴーストデータも店頭で配信された。
[編集] 攻略本
- Nintendo DREAM 任天堂ゲーム攻略本 マリオカートDS ISBN 4839919836 - 毎日コミュニケーションズ(発売日:2006年1月12日)
- マリオカートDS カンペキ爆走ガイドブック ISBN 475772618X - エンターブレイン(発売日:2006年1月12日)
- 任天堂公式ガイドブック マリオカートDS ISBN 4091062814 - 小学館(発売日:2006年1月14日)
- マリオカートDS ザ・コンプリートガイド ISBN 4840233357 - 角川グループパブリッシング(発売日:2006年1月12日)
[編集] 関連項目
- マリオカートシリーズ
- ナインティナイン - テレビCMのイメージキャラクター。矢部浩之がルイージ役で、岡村隆史がマリオ役。
[編集] 外部リンク
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家庭用ゲーム | スーパーマリオカート - マリオカート64 - マリオカートアドバンス - マリオカート ダブルダッシュ!! - マリオカートDS - マリオカートWii |
アーケードゲーム | アーケードグランプリ - アーケードグランプリ2 |