クリボー

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この項目ではマリオシリーズに登場するキャラクターについて記述しています。その他の用法についてはクリボー (曖昧さ回避)をご覧ください。

クリボーは、任天堂株式会社のゲームソフト、「スーパーマリオ」シリーズに必ずと言っていいほど登場するキャラクター。架空の菌類。亀のノコノコと並んで有名なザコキャラである。英語名は"Goomba"。

注意：以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。

[編集] キャラクター詳細

『スーパーマリオブラザーズ』で初登場。冒険で最初に出会う敵である。ジャンプの操作を知らなかったり、暴走させたりした多くの初体験プレイヤーがこの最初の敵キャラクターに突撃し、倒れていった。

名前や色から栗だと思われがちだが、実はキノコである。ただし、スーパーマリオシリーズ4作目である『スーパーマリオワールド』では、クリボーの代わりに、名前通り栗の姿形をした栗版クリボーともいえるクリボンという敵キャラクターが登場する。笠に当たる部分に目や口が付いており、手は無い。元々はキノコ王国の民だったが、クッパがキノコ王国を侵略した時、大勢が寝返った。『スーパーマリオブラザーズ』の説明書には「キノコ王国を裏切ったわるいきのこ」と記されている。

初期の作品では2Dゲームの性質上横にカニ歩きしていたが、表現力が向上した最近では正面を向いて歩くようになった。基本的に一度踏み付けると消滅し、踏みつけ以外の攻撃手段でも必ず倒れる、非常に弱いキャラクターである。しかし、『ヨッシーアイランド』ではゲーム中ほとんど出てこない上に、踏んづけても消滅しないため、存在感はヘイホーの前に霞んでいる。その後、作品を重ねるごとに色々な派生型も登場している。

『マリオストーリー』以降はマリオ達の味方になる者や、一般庶民として普通に生活しているクリボーも見られ、「クリボー=敵」という印象は序々に崩れ始めている。最も、元々キノコ王国の民である事を考えるとクッパ軍に寝返っていないクリボーがいてもおかしくないと言える。

マリオファミリーで唯一、手が無いキャラでもあり、使い勝手が悪いためか、多くのマリオのスポーツゲームや『マリオカート』にプレイヤーキャラクターとして出演することは無く、『マリオストーリー』のクイズの際にも、「手の無いキャラ」として扱われてしまった（クリボー、ノコノコ、ヘイホーが登場し、三匹の手の本数の合計を問う問題で「4本」と答えないとハズレとなる）。手のないクリボーだが、物を「持つ」ことは可能。

一人称は「オイラ」であることが多く、『マリオストーリー』で仲間になるクリオもそうである。『マリオパーティ4』ではギャンブル好きというキャラクターが追加されている。

『マリオパーティ3』ではひょうきん者同士ということでルイージの仲間になっている。また、『大乱闘スマッシュブラザーズDX』では、イベント戦でクリボーの模型をしたステージが登場する。この課題を達成するとフィギュアとしてクリボーを入手することができる。また、同ゲームのアドベンチャー（一人用ゲーム）で一番最初に登場するステージ「キノコ王国道中」でも敵キャラクターとして登場する。マリオシリーズ同様に踏みつけるだけで簡単に倒せるが、キャラクターの通常攻撃でも対処が可能である。

クリボーは弱いというイメージからか、『役満DS』では、卓を囲めるメンバーの中では「まだ麻雀のルールをよく理解していない最弱キャラクター」として、入門用の対戦相手として設定されている。ちなみによく引き合いに出されるヘイホーは、全キャラクター中でクリボーに次いで2番目に弱い。

『ゼルダの伝説夢をみる島』でも敵としてゲスト出演している。こちらも踏み付けて倒せることから、公式攻略本に超弱小キャラとして扱われている。剣や爆弾などでも倒せるが、踏み付けると消滅した時に必ずハートを出す。

[編集] 登場作品

[編集] 派生種

パタクリボー: 羽の生えたクリボー。通称「パタクリ」。地上で跳ねている者と空中に飛び上がる者の2タイプがいる。一度踏むと羽が取れ、普通のクリボーになる。
マメクリボー: クリボーの子供。パタクリボーから落とされ、マリオの動きを封じる。『スーパーマリオRPG』では、宝箱型の中ボス「ナンダロナ」から吐き出される。『スーパーマリオギャラクシー』ではクリボーより一回り小さいモンスターとして登場、同作最弱の敵でもある。
ブロックマメクリボー: ブロックの中に隠れ、体当りしてくる。
クツクリボー: 巨大な靴に入ったクリボー。小刻みに跳ねながら移動する。ブロックの下から叩いて倒すと靴を奪う事が出来る。
アクアクリボー: 潜水服を着たクリボー。それ以外は通常の者と全く変わりがない。
テレクリボー: 『スーパーマリオランド2 6つの金貨』に登場するマリオに倒されたクリボーの幽霊。ステージをゆっくりジグザグに浮遊している。倒せない。
デカクリボー: 『スーパーマリオ64』と『スーパーマリオ64DS』に登場する巨大化したクリボー。パンチなどの横からの攻撃が効かず、踏みつけて倒すと普通の黄色のコインを出すが、ヒップドロップで倒すと青コインを出す。『Newスーパーマリオブラザーズ』のWorld4のボスキャラとして登場するものはデカクリボーとは異なる。『スーパーマリオブラザーズ3』の巨大の国にも巨大なクリボーが登場するが、こちらは大きさ以外は普通のクリボーと差はない。
チビクリボー: 同じく『スーパーマリオ64』と『スーパーマリオ64DS』に登場するキャラクター。とても小さく、ぶつかっただけで倒せるもののマリオが弾き飛ばされてしまう。こちらから攻撃を当てて倒すと普通の黄色のコインが出る。
トゲクリボー: 『マリオストーリー・ペーパーマリオRPG・スーパーペーパーマリオ』に登場する頭にトゲの付いた冠をかぶるクリボー。攻撃力が普通のクリボーより1多い。またトゲがついているため、まちがってジャンプ攻撃をするとこちらがダメージを受けてしまう。
ハイパークリボー: 『マリオストーリー・ペーパーマリオRPG』に登場する緑色のクリボー。クリボーの上位モンスターで、前作『スーパーマリオRPG』のミラクリボーとは共通点が多い。普通のクリボーよりステータスが向上しており、時折使う「チャージ」の後の一撃は脅威。ハイパークリボー系は雑魚敵としてのクリボーの中では最強の部類に入る。
ハイパーパタクリボー: パタクリボーのハイパークリボー版。
ハイパートゲクリボー: トゲクリボーのハイパークリボー版。
ヤミクリボー: 『マリオストーリー・ペーパーマリオRPG』に登場する闇の中に住む青いクリボー。ハイパークリボーより基本攻撃力は少し高いが、耐久力は劣り、またチャージもしない。スーパーマリオブラザーズの地下面でハード性能が原因で色かわりしたクリボーが元ネタと思われる。
ヤミパタクリ: パタクリボーのヤミクリボー版。（『ペーパーマリオRPG』では名前に「ボー」が付いている。）
ヤミトゲクリ: トゲクリボーのヤミクリボー版。（『ペーパーマリオRPG』では名前に「ボー」が付いている。）
ミラクリボー: 『スーパーマリオRPG』に登場するクリボーの上位モンスター。『マリオストーリー』のハイパークリボーとは共通点が多い。緑色をしていて通常よりも強いが、クッパを連れていると逃げ出してしまう。
クリボー（怒）: 『スーパープリンセスピーチ』に登場。地震を起こしてプレイヤーを動けなくする。
クリボー（哀）: 『スーパープリンセスピーチ』に登場。泣いているクリボー。泣きながらかなり高速で走ってる為、倒すのが難しい。
ズツキクリボー: 『スーパーペーパーマリオ』に登場する灰色のクリボー。ステータス的には通常のクリボーに毛がはえた程度だが、RPGシリーズで見せたジャンプ攻撃を使用する。動きがトリッキーで大量に（同時に30匹）出現するため、少々厄介。
カゲクリボー: 『スーパーペーパーマリオ』に登場するカゲの力を有するクリボー。クリボーの強化版であるが、ステータス的には微妙な所で、強さ的にはなんともいえない。
カゲパタクリボー: 『スーパーペーパーマリオ』に登場するカゲの力を有するパタクリボー。カゲクリボーと同じく、強さ的には微妙な所。
カゲトゲクリボー: 『スーパーペーパーマリオ』に登場するカゲの力を有するトゲクリボー。こちらは棘がついてる事も有り、強さ的にもやや強め。
カゲズツキクリボー: 『スーパーペーパーマリオ』に登場するカゲの力を有するズツキクリボー。前述のズツキクリボーに更に厄介さが増しており（ただし出現数は26匹に減っている）、強敵と呼んでもおかしく無い存在である。

[編集] 個別

クリキング: クリボーの王様。そこまで強くは無い。『スーパーマリオ64DS』では普通のクリボーを作り出す能力も加わった。『マリオカートDS』では、ミッションランの3面のボスキャラとしても登場する。
クリレッド: クリキングの手下。その名の通り体は赤色。HPが普通のクリボーよりも少し多いだけで、ザコと呼んで差しつかえない。
クリブルー: クリキングの手下。その名の通り体は青色。HPが普通のクリボーよりも少し多いだけで、ザコと呼んで差しつかえない。

[編集] 味方

クリジェンヌ: 『スーパーマリオRPG』に登場した、クッパ軍団の一員だったクリボー。3つ子ちゃんの親。
クリタ: カルディのパズルゲームに登場するクリボー。
クリオ: 物知りの少年クリボー。詳細はマリオストーリー#仲間を参照。
クリコ: クリオの妹。
クリパパ: クリオの父。
クリママ: クリオの母。
クリばあ: クリオの祖母。
クリじい: クリオの祖父。
クリスチーヌ: クリフォルニア大学の3年生の女子大生。詳細はペーパーマリオRPG#マリオの仲間を参照。
フランクリ: クリスチーヌの先生。
クリノ: ボロドーのピルローにカードでイカサマされた不幸なクリボー。ピルローを「ボコボコにする」、「ギタギタにする」等危なっかしい台詞をよく口にする。
マークリー: ワケありで逃げ隠れしているクリボー。
グリード: 汚い物を集めているクリボー。裏の世界ではそれなりに名が知れ渡っており、「ブツ」を運んだりとあやしいこともいろいろやっている。引き受けた仕事はきっちり片付けることでも有名である。
クリゴロー: 『スーパーペーパーマリオ』に登場したクッパの手下。ルイージとともにピーチ姫救出に向かうが、敵の幹部「ナスタシア」のチョーさいみんじゅつを受け、洗脳されてしまう。

[編集] 近種

チビボー: 『スーパーマリオランド』に登場するクリボーの同種。クリボーと同じで、踏むだけで、倒されるザコキャラ。
クリン: 『スーパーマリオサンシャイン』に登場。クリボーとどんな関係にあるのかは正式に発表されていないが、行動面で共通点がいくつかある。当然、このゲーム1,2を争う弱さの敵である。
クリンズ: 大きなクリンの上にたくさんの小さなクリンがトーテムポールのように乗っている形態のクリン。大小あわせて10匹いるだけで、別に強くはない。
モエクリン: 頭に火が付いているクリン。勿論、踏みつけは不可。
ハネクリン: 羽が付いたクリン。青と緑がいて青はアスレチックコースにいる踏み台的存在。緑は急降下してきて、マリオの帽子を奪っていく。
マメボー: マメリーア地方に住む生物。『マリオ&ルイージRPG』に登場。栗ではなく豆に似た姿をしている。また、毬栗やウニに擬態している者もいる。
パタマメボー: 羽の生えたマメボー。パタクリボーのマメボー版である。
すなぞく: 砂漠に住む民族。姿形からして明らかにクリボーなのだが、包帯とサングラスで覆面しているため、実際のところは分からない。頭には槍を差しているため、踏みつけは出来ない。
たぬボー: 狸の様な姿をしたキャラ。マリオ達に変身したり、しっぽをぶつけてきたりする。頭にのせている木の葉は、『スーパーマリオブラザーズ』の木の葉。
たぬボス: 『マリオ&ルイージRPG2』に登場する、たぬボーの上級種。

[編集] 関連項目

クリボン

表・話・編・歴マリオシリーズ登場キャラクター
人間	マリオ - ルイージ - ピーチ - デイジー - ワリオ - ワルイージ - オヤ・マー博士 - ブラッキー - スタンリー - ポリーン - ニセマリオ
キノコ族	キノピオ - クリボー
恐竜	ヨッシー - キャサリン - ウンババ
コングファミリー	初代ドンキーコング（クランキーコング） - ドンキーコングJr - 2代目ドンキーコング - ディディーコング - ディクシーコング
クッパファミリー	クッパ - ラリー - モートン - ウェンディ ‐ イギー - ロイ - レミー - ルドウィッグ - クッパJr.
カメ族	ノコノコ（パタパタ） - ジュゲム - トゲゾー - ハンマーブロス - ガボン - カロン - メット - カメック - ミニクッパ - メカクッパ
ヘイホー系	ヘイホー - ムーチョ - ヤリホー - ボロドー - カンテラくん - ミットさん - ヘイポー - トンダリヤ
陸上生物	チョロプー - ハナチャン - チョロボン - シンエモン - キングクルール - キューちゃん - アントット - スローマン - バサバサ
海洋生物	プクプク - ホネボーン - ゲッソー
その他の生物	テレサ（キングテレサ） - バケバケ - クモクモーン - タタンガ - 星の精 - ガサゴソ - アイクン
植物	パックンフラワー（ボスパックン） - サンボ - クリボン - ハートフルーツ - パンジーさん - フラワーさん
兵器・トラップ	バブル - ケセラン - ファイアバー - クッキー - ボム兵 - キラー - ワンワン - ドッスン - バッタン - ビリキュー - シュッポー

カテゴリ: マリオシリーズのキャラクター | 架空のキノコ

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