ポルシェ・917

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917K

ポルシェ917はFIAメイクスチャンピオンシップのスポーツカークラスに合わせて1969年デビューしたレーシングカーである。ホモロゲーションを取るため25台が生産された。後Can-Am用にポルシェ917/10、ポルシェ917/30がデビューし圧倒的な強さを誇った。

[編集] 概要

[編集] エンジン

ポルシェ908のエンジンをベースにした4494cc水平対向12気筒で当初から520HP以上を発揮し、1970年途中から5Ｌ590HPに拡大されている。

917/10は12気筒DOHC4.5リットルターボ、917/30は1100馬力を発揮する12気筒DOHC5.4リットルターボを搭載していた。

[編集] シャーシ

917/10

917/30

[編集] レース戦績

当初はエンジンパワーにシャーシが追いつかずハンドリングに問題があり、1969年シーズンは最終戦オーストリアの1勝に終わった。1970年レース活動がジョン・ワイヤー率いるJWオートモーティブとポルシェ・コンストルクチオネン・ザルツブルグに委託され、ジョン・ワイヤーによりショートテールのポルシェ917Kに改良されたのが功を奏し、1970年のチャンピオンシップ獲得、ル・マン24時間レースで総合優勝。1971年もチャンピオンシップ獲得、ル・マン24時間レースで総合優勝した。1971年からはCan-Am用のポルシェ917/10をロジャー・ペンスキー・レーシングに委託してCam-Amにも参戦。1972年にメイクスチャンピオンシップが排気量3リットルに制限され以後チャンピオンシップへの出場の機会を断たれたが、Cam-Amではジョージ・フォルマーのドライブで5勝しシリーズチャンピオンを獲得した。1973年にはポルシェ917/30を追加、マーク・ドナヒューのドライブで6勝/8戦しシリーズチャンピオンを獲得した。この時残りの2勝はポルシェ917/10が挙げている。なお、1971年のル・マン24時間レースで達成した走行距離5335.313Kmは今日に至るまで最長であり、未だに塗り替えられていない。

[編集] 関連項目

ポルシェ

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表・話・編・歴ポルシェ A.G. ロードカータイムライン 1960-
タイプ	1960年代										1970年代										1980年代										1990年代										2000年代
タイプ	0	1	2	3	4	5	6	7	8	9	0	1	2	3	4	5	6	7	8	9	0	1	2	3	4	5	6	7	8	9	0	1	2	3	4	5	6	7	8	9	0	1	2	3	4	5	6	7	8	9
エントリーモデル						912											924															968														ケイマン
エントリーモデル	356									914												944															986									987
911シリーズ					911										930															964					993				996							997
GT																			928
SUV																																											カイエン
スーパーカー																											959																		カレラGT
コンセプトカー: 356/1 ・ 114 ・ 695 ・ 901 ・ 989 ・パナメリカーナ・パナメーラ
モータースポーツ: 64 ・ 360 ・ 550 ・ 718 ・ 787 ・ 804 ・ 904 ・ 906 ・ 907 ・ 908 ・ 909 ・ 910 ・ 914-6 GT ・ 917 ・ 934 ・ 935 ・ 936 ・ 953 ・ 956 ・ 961 ・ 962 ・ GT1 ・ WSC95 ・ RS Spyder
人物: フェルディナント・ポルシェ・フェリー・ポルシェ・フェルディナンド・アレクサンダー・ポルシェ・フェルディナント・ピエヒ
トラクター: ユニオール・スーパー
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